他人を否定する人の心理5選
他人を否定する人の心理①不安
他人を否定する人の心理の1つ目は、不安な心理です。何事に対しても不安なため、否定的な考え方になってしまうからということです。逆に身の回りの物事に対して、安心している人は、もっと肯定的な発言になるはずです。
不安なので自分を守るために他人に対し否定的になります。不安ゆえに相手の行動を否定的とらえるので、相手が自分を批判しているのではないかと思い込み、悪い方に考え、相手に応戦するように否定します。
他人を否定する人の心理②注目されたい
他人を否定する人の心理の2つ目は、注目されたいという心理です。他人を否定、他人の言っていることと逆のことを主張しすることで、自分は違う考えであり、特別他とは違う存在であるということを主張したくて、否定してくるのです。
天邪鬼な性質のある否定の仕方をしてきます。なんでも全てひねくれた反応をして、「それはちがう」と否定し、反対のことを言うことで、目立ちたいのです。
他人を否定する人の心理③上に立ちたい・威張りたい
他人を否定する人の心理の3つ目は、上に立って威張りたいという心理です。人に対しても、世の中に対しても、何事においても、上から目線で威張りたい為、なんでも突っかかっていき、何事も否定していくのです。
相手は間違っている、正しいのは自分であるという否定の仕方をしてきます。相手の間違えを指摘することに生きがいを感じていて、相手を否定をすることで相手を批判し、打ち負かして、勝ちたいと思っているのです。相手よりも優れているといった優越感がほしくて否定してくるのです。
他人を否定する人の心理④体裁を気にしている
他人を否定する人の心理の4つ目は、体裁を気にする心理です。体裁を気にして神経質な人は、何かにつけて、「これでいいのか」という基準を厳しく設けています。そのためその基準に少しでも合わないと、「それは違うのではないか」という否定の思考が回ります。
過度に体裁を気にしていると、自分の思う常識や世間の大多数の意見がスタンダードになってしまい、そこから外れてしまうことを気にしてしまい、他人の自由な発言や行動をも否定しがちになるというものです。
他人を否定する人の心理⑤うらやましい気持ちの裏返し
他人を否定する人の心理の5つ目は、本当は羨ましいという心理です。本当は羨ましいけれどその羨ましさの裏返しに、そんなのちっともよくない、もっとべつのものがよい、といった反することを対抗させ、否定してくるのです。
羨ましくて、相手を妬むあまり、その羨ましい状況を認めたくなくて、必死で否定したいのです。本当は羨ましいからじゃないかと指摘しても、自分の羨ましいという感情をもムキになって否定してきます。
他人を否定する人の特徴5選
他人を否定する人の特徴①まじめすぎる
他人を否定する人の特徴の1つ目は、まじめという特徴です。真面目すぎるあまり、物事を認める基準がとても厳しくて、なんでも否定せざるを得ないのです。真面目な人は自分の中に、「こうでなければならない」という確固なルールができていて、そのルールからはみ出ないような生き方をしているところがあります。
しかし、その真面目すぎる息が詰まるようなルールを守っている人は相当限られます。このような否定する人のうちには、真面目さゆえに相手を否定するという流れも多く存在しています。
他人を否定する人の特徴②損得勘定が強い
他人を否定する人の特徴の2つ目は、損得勘定の強さです。損得勘定が強い人は、常に自分が得をする方向に進めるように、気を付けています。すべての物事が交渉語とのような生き方をしているといってもいいでしょう。そうすると、すんなり相手の言うことを聞いて、相手のペースに巻き込まれることを嫌う傾向があります。
相手との関係において、話や物事の流れを全て自分に有利な、自分の流れに持っていこうとするために、否定してくるのです。否定的な人は自分のペースで物事を進めたいあまり、周りを否定するのです。
他人を否定する人の特徴③おせっかいで一言多い
他人を否定する人の特徴の3つ目は、おせっかいという特徴です。おせっかいで一言多いタイプの人は、なんでも口を挟まずにいれない性格の人です。何を言っても、何をやっても、「そんなのだめ」とついつい口を挟んで、否定しきます。
おせっかいな人の中には、説教魔なタイプも多くいます。口をすっぱくして説教してきます。結果的に相手のことをなんでも否定から入る人になってしまうのです。
他人を否定する人の特徴④癖が強い
個性的で癖の強いタイプには、マイワールドがあって独創的です。否定的というよりも、自分の美学と一般常識がかみ合っていないこともあって、世の中に反発するかのような生き方をしています。そのため、一般的な人と意見が合わず、周りから見ていると何かにつけて、否定をして生きているように見えます。
他人を否定する人の特徴⑤頑固
頑固な人は、人の意見を聞き入れたくない気持ちが強く、何を言っても否定的に返してきます。物事に対しても否定から入る癖があります。頑固な人は変化に弱い一面もあるので、自己防衛のために否定するという言い方もできます。
なんでも否定から入る・何を言っても否定する人の対処法5選
なんでも否定から入る・何を言っても否定する人の対処法①すぐに反発しない
まず、否定する人に否定された時に真っ先にしなければならない対処法は、すぐに反発しないことです。否定する人に対して否定で応戦しても、同じ穴の狢です。出口が見えない口論が始まるだけで解決せず不毛な時間を費やしてしまいます。
何を言っても否定する人と話していて、こちらの話に否定してこられると、カチンときてすぐに言い返したくなります。しかし、否定的な人に対して、自分もその人の写し鏡のようになって、同じように否定的に反発しても意味がありません。否定的な人と同じになってしまいます。
なんでも否定から入る・何を言っても否定する人の対処法②反対のことを言う
否定する人に対する逆手に取った対処法として、反対のことを言ってみるという方法もあります。何を言っても否定して、真逆のことを主張してきたり、反対意見を言ってくる天邪鬼な否定してくる人に対して、相手が否定してくるだろうと言う前提で、先を見越して、本来言いたいことと反対のことをいいます。
右といえば、左だ、と否定してくる人には、自分の意思と反対のことを言ってみてもよいです。たとえば、3つの選択肢があって、自分の意見が2以外で、1か3のどちらでもいいなと思っていたら、2がいいと提示してみる。するとなんでも否定する人が、2なんてダメだと否定してきたら、意見が通りやすくなるということです。
これはこちら側の本音を明かさない対処法とも言えます。否定してきてもこちらの本当の意志とは全く別なところに、批判攻撃をしてきているので、こちらも傷つかずにすみます。この人は何を言っても批判してくる人なんだな、ということを再確認できます。
なんでも否定から入る・何を言っても否定する人の対処法③自分の意志を持つ
大事な対処法の一つとして、相手の否定に流されず、巻き込まれないよう、自分の意志をしっかり持つということです。否定的な人といて一番よくないのは、その否定的な人の否定的な態度や意見に影響を受けてしまうことです。これが一番怖いことです。
それを避けるために、どんなに否定してこられても、自分の中に意見を取り入れないくらいの強い意志を持つことが、否定してくる人への対処法にはとても必要なことです。
なんでも否定から入る・何を言っても否定する人の対処法④取り合わない
一方的に否定する人に対する対処法は、否定してこられても、同じように相手を否定したりせず、「あなたはそういう考えなんですね」と否定する人の意見には取り合わず、さらっと流してしまいます。
これは表面上、否定する人の意見を取り入れているようにも見えますが、実際はとても突き放しています。否定に否定で返すことなく、一切自分の中にその否定な意見を取り合わないことも大事です。
なんでも否定から入る・何を言っても否定する人の対処法⑤距離を置く
最良の対処法は距離を置くことだと思います。否定してくる人のなんでも否定するといった行動は、全て本人の問題なので、こちら側に非があるわけでも、他人が何とかして直せるものでもありません。できるだけかかわらず距離を置くことも対処法です。
何を言っても否定する人と一緒にいるデメリットは?
否定する人と一緒にいるデメリット①一緒だと思われて損をする
一緒にいることで、自分も何でも否定する人と同じ考えで同調しているから一緒にいるのだと思われてしまうことが、デメリットの1つです。いつも否定的なことを言って人を否定する人は、それが原因で人からあまり評判はよくないものです。他人や出来事に対する悪口をずっと言っているみたいなものですから当然です。
そういう否定する人と一緒にいると、自分までも一緒になって否定的なことを言っている、なんでも否定する考えの持ち主であるように思われてしまいます。自信が何も否定していないにもかかわらずです。これは人間関係において、とても損をすることです。
否定する人と一緒にいるデメリット②否定的思考に洗脳される
一緒にいると多かれ少なかれ、影響を受けてしまうというのもデメリットです。一緒にいて同じものを見て、自分がこれはいいかもしれない、と思ったことについて、否定的な薀蓄でアラを探すように否定的に表現されると、そういう考え方に徐々に洗脳をうけてしまう恐れがあります。
否定する人と一緒にいるデメリット③純粋に楽しくない
一緒にいて楽しくない、というデメリットもあります。なんでも否定している人自体、すべてのことについて否定しているわけですから、純粋に周りのことを楽しむということができない人であるといえます。
そういう人と一緒にいても、何かにつけて、否定してきて、一緒にいる方も何も楽しめません。だんだん楽しくなくなってしまいます。
否定から入る癖をやめるには
物事をそのまま素直に受け入れてみる
否定的(ネガティブ)の反対は肯定的(ポジティブ)ですが、否定を止めたいからと言って、いきなり全てを肯定してポジティブにとらえるのは、とても無理があります。全く逆ベクトルを目指すのではなく、目の前にあることを、否定も肯定もせず、ありのまま素直に受け止める、中間をまずめざしてみることです。
また、それもありだ、とそのままを肯定してみるのも、否定的な人が普段行わない考え方です。そういう批判もせず、かといって褒めもせず、中庸な状態をできる限りキープしてみると、たとえ頭の中は否定的でいっぱいだとしても、態度にはならず、否定を止めたように見えます。
「でも」「だって」「どうせ」という口癖をやめてみる
否定的な人が使う言葉のトップ3に入る「でも」「だって」「どうせ」という言葉があります。この言葉を使うのをやめてみるだけで、ずいぶんと発言の否定的な印象がなくなります。これらの言葉がでかかったら、ぐっと飲み込んで、変わりに相手の言葉を復唱してみても良いです。
例えば「私は○○だ」という言葉に「でも○○だったよね」と言うと否定的ですが、代わりに、「あなたは○○なんですね」と一旦繰り返すだけで、相手は自分の意見を聞いてもらえたという印象を受けます。
口癖になっているとなかなか難しいかもしれませんが、習慣にしていけばずいぶん変わります。口癖と言えば次の記事も興味深い内容が書かれています。心理的要因から口癖になっているのです。逆を言えば、口癖を変えると気分も変わるかもしれません。
否定する人は否定癖がついているだけ
大半の否定的になる人は、その人の性格が意地悪なわけでなく、考えや発言を否定に向けてしまう癖がついているだけであるとおもいます。否定的になる人のほとんどが、否定的であることがいいことだとは思っていないものです。その証拠に自分が逆に否定されるととても嫌な気分がしているはずです。
ただ、相手の揚げ足を取ったり、相手を貶めたりするような行動が、エスカレートしてしまうと、周囲からモンスターやクレーマーと思われてしまいます。クレーマーの心理については次の記事を読んでみて、自分がそうなってしまわないよう、気をつけてコミュニケーションしましょう。
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