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お線香でのマナーの重要性は?

お線香でのマナーはご遺族への配慮になる

お線香でのマナーはご遺族への配慮になります。亡くなった仏様にお供えするものがお線香ですので、マナーを守ってお線香をあげることができると、故人へも残されたご遺族へもお悔やみの気持ちを伝えることができます。逆に悪いマナーを行ってしまうと、失礼にあたりますので注意しましょう。

お線香でのマナーはいろいろな場で活かすことができる

お線香でのマナーは、いろいろな場で活かすことができます。たとえばお線香をあげる機会は、故人がなくなったときの葬儀や、ご遺族のおうちを訪ねてお悔やみの言葉をお伝えする弔問、お墓まいりなどさまざまです。

しかしお線香のあげ方の基本は変わりませんので、一度マナーを覚えてしまうといろいろな場で活かすことができるでしょう。次のパートからお線香の正しい基本マナーや、弔問の流れや、お線香のあげ方や立て方について詳しくみていきましょう。

【基本編】知っておくべき正しいお線香のマナー8選!

知っておくべき正しいお線香のマナー①弔問に行くときは事前連絡する

電話

知っておくべき正しいお線香のマナーの1つ目は、「弔問に行くときは事前連絡する」ことです。お通夜などに参列できなかった場合には、直接ご遺族のお宅へ伺う弔問をさせてもらうことがあります。その場合には、事前に連絡をしてご迷惑をかからないようにするのが正しいマナーです。

知っておくべき正しいお線香のマナー②弔問の流れは基本通り行う

知っておくべき正しいお線香のマナーの2つ目は、「弔問の流れは基本通り行う」ことです。弔問に訪れたらご遺族に「この度はご愁傷様です」とご挨拶し、弔問に来たことを伝えましょう。遺族の前で一礼し、膝を使って仏壇の前に進み、正座をします。遺影に一礼をしたら、お線香をあげ、合掌しお祈りをします。

最後に遺影に一礼し、膝行で後ろに下がったら、ご遺族に一礼をします。弔問の流れはこのような流れで行います。お線香のあげ方についてはこの後詳しく解説していきます。

知っておくべき正しいお線香のマナー③お線香のあげ方は基本通り行う


知っておくべき正しいお線香のマナーの3つ目は、「お線香のあげ方は基本通り行う」ことです。お線香はロウソクの火からお線香に火を移します。もしもロウソクに火がつけられていない場合には、ロウソクに火をつけてから行います。ライターやマッチから直接火をつけないように気をつけましょう。

お線香を手に持ったら、反対の手であおぎ火を消します。口で吹き消すことは悪いマナーとなりますので、絶対にやらないように気をつけましょう。お線香を香炉に1本ずつ立てていき、合掌し祈ります。

知っておくべき正しいお線香のマナー④宗派でお線香の本数と立て方が異なる

知っておくべき正しいお線香のマナーの4つ目は、「宗派でお線香の本数と立て方が異なる」ことです。ご自身のお墓のあるお寺の宗派が、ご自身の宗派になりますので、この機会に確認しておくとよいと思います。親戚に聞くとわかる場合もありますので、わからない場合は聞いてみましょう。

お線香の本数も1〜3本の違いがありますし、立て方も真ん中に並べたり、逆三角形にしたり、横におって並べるようにするなどさまざまな方法に分かれます。宗派を知ることでお線香の立て方やあげ方もわかりますので、まずは宗派を知ることから始めましょう。

知っておくべき正しいお線香のマナー⑤禅宗・日蓮宗・臨済宗のお線香は1本

知っておくべき正しいお線香のマナーの5つ目は、「禅宗・日蓮宗・臨済宗のお線香は1本」ということです。禅宗(曹洞宗)では1〜3本立てることもありますが、日蓮宗・臨済宗のお線香は1本立てるのが基本の正しいマナーです。香炉の真ん中にまとめて立てます。

知っておくべき正しいお線香のマナー⑥浄土宗のお線香は1から3本

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お線香、京都の加茂の #京都 #お香 #kyoto #

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知っておくべき正しいお線香のマナーの6つ目は、「浄土宗のお線香は1から3本」立てることです。浄土宗ではこれらのお線香をまとめて、香炉の真ん中に立てるのが正しい基本マナーです。1本のお線香を半分に折り、2本まとめて香炉の真ん中に立てることもあります。

知っておくべき正しいお線香のマナー⑦浄土真宗は立て方に注意する

知っておくべき正しいお線香のマナーの7つ目は、「浄土真宗は立て方に注意する」ことです。浄土真宗の場合にはお線香は1本ですが、その1本を2〜3本に折ってから、2〜3にロウソクの火をつけ、立てるのではなく横に寝かせるようにして香炉におきます。


半分にしても香炉が小さくて入らない場合には、3分の1の大きさに折ることもあります。逆に最初から短いお線香を使っている場合もありますので、折らずに香炉に入りそうなときには折らずに、横に寝かせてお供えしましょう。

知っておくべき正しいお線香のマナー⑧天台宗・真言宗の立て方は逆三角形

知っておくべき正しいお線香のマナーの8つ目は、「天台宗・真言宗の立て方は逆三角形」だということです。天台宗と真言宗では、3本のお線香を使うのが正しい基本マナーです。このときの立て方がポイントで、まとめて香炉に立てるのではなく、1本ずつ逆三角形になるように立てていきます。

手前の祈る人の方に1本、奥の仏様の方に2本並ぶようにさします。この3本は「仏」「法」「僧」をお線香で表していると言われています。

【応用編】知ってるとかっこいい正しいお線香のマナー5選!

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナー①ローソクが2本あれば右を使う

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナーの1つ目は、「ローソクが2本あれば右を使う」ことです。お仏壇では、ローソクが左右に用意されていることがあります。その場合は右側のローソクを使うのが正しいマナーとなりますので、覚えておきましょう。諸説ありますが、左側のローソクは一切使われません。

ローソクが1本の場合にも、必ず右側に置かれています。お線香に火をつけるときには、右側のローソクから火をつけるということを覚えておきましょう。

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナー②四十九日まで枕元の線香は1本

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナーの2つ目は、「四十九日まで枕元の線香は1本」だということです。四十九日までは個人の枕元に立てられるお線香は1本のみだという決まりがあります。先ほど1本ではなく、3本お線香を使う宗派もあるということをご紹介しましたが、天台宗や真言宗の方でも1本のみを立てます。

これは、四十九日までは故人の魂がこの世にあり、道に迷わないための道しるべがお線香の灯りになると考えられているからです。枕元にお線香を1本立てることで、その目印になっているのです。

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナー③お仏壇では3本立ててもOK


知ってるとかっこいい正しいお線香のマナーの3つ目は、「お仏壇では3本立ててもOK」だということです。四十九日までは枕元に立てるお線香は、どの宗派でも1本と決められていましたが、お位牌とは別に作られているお仏壇では、お線香を3本立てても問題ないと言われています。

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナー④葬儀や法事では喪主に従う

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナーの4つ目は、「葬儀や法事では喪主に従う」ことです。お線香のあげ方は、葬儀や法事では喪主や導師などに合わせて行うのが良いでしょう。普段とは違うお線香のあげ方だったとしても、指示がある場合には指示通り、指示されなかった場合には周りの人に合わせて行うのがマナーです。

たとえば普段はお線香を折って寝かせている場合にも、お線香を立てる香炉が使われている場合には、その場に合わせて立ててお祈りするようにしましょう。

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナー⑤声がけは簡潔にする

知ってるとかっこいい正しいお線香のマナーの5つ目は、「声がけは簡潔にする」ことです。ご遺族へのお声がけは、葬儀などに参加していることで哀悼の意を示すことになりますので、無理にしなくても構いません。ただしどうしても声かけをしたい場合には、「この度はご愁傷さまです」といった簡潔な声かけにしましょう。

故人の方と親しかったとしても、ご遺族にたくさん話しかけてしまうことは、ご遺族にとって負担となりますので、声がけは最小限に、簡潔にするのがマナーです。

意外とやりがち!悪いお線香のマナー例4選!

意外とやりがちな悪いお線香のマナー例①お鐘を鳴らす

意外とやりがちな悪いお線香のマナー例の1つ目は、「お鐘(りん)を鳴らす」ことです。仏壇に置いてあるお鐘ですが、これは読経などのお勤めの際に使う道具です。神社で神様に自分が来たことを知らすために鳴らすのとは用途が異なりますので、ご注意くださいね。

お鐘はあえて鳴らさなくても良いものになりますので、お線香をあげるときには、お鐘には触れずにそのままにしておいて大丈夫です。

意外とやりがちな悪いお線香のマナー例②お線香の火を口で吹き消す

続いてご紹介する、意外とやりがちな悪いお線香のマナー例の2つ目は、「お線香の火を口で吹き消す」ことです。人間の口は悪口を言ったりと悪行を積みやすく、生き物を殺して口から食べるので汚れやすいので、仏教では穢らわしいものとされています。

そのため仏様に備えるお線香の火を消すことは、タブーとされていて、悪いマナーになるのです。お線香だけでなく、ロウソクの火を消すのも口で吹き消してはいけません。必ず手であおいで消すようにしましょう。

意外とやりがちな悪いお線香のマナー例③お線香にマッチから直接火をつける

意外とやりがちな悪いお線香のマナー例の3つ目は、「お線香にマッチから直接火をつける」ことです。お線香の火は、ローソクから火をつけるということが正しい基本マナーとして決められています。宗派に限らず、どの宗派にも当てはまりますので覚えておきましょう。

ローソクに火をつける一手間はありますが、マッチやライターから直接火をつけるのは、悪いマナーになりますので、必ずローソクに火をつけてからお線香に火をつけるようにします。

意外とやりがちな悪いお線香のマナー例④ご遺族に宗派を聞く

聞く

続いてご紹介する、意外とやりがちな悪いお線香のマナー例の4つ目は、「ご遺族に宗派を聞く」ことです。お線香をあげるときは、弔問で伺う先の宗派に合わせてお線香をあげたい気持ちもわかりますが、ご遺族に宗派を聞くのはマナー違反です。

ご遺族に聞くのは失礼にあたりますので、どうしても聞きたい場合には、葬儀場や葬儀業者の方にこっそり聞くのがいいでしょう。わからない場合には、ご自身の普段のお線香のあげ方で問題ありません。

お線香の正しいマナーを身に着けた大人になろう!

お線香の正しい基本マナーをご紹介しました。弔問に伺ったときに、正しいマナーができると気持ちを込めてお線香をあげることができるでしょう。お線香の立て方やあげ方などの流れを知っておくと、どんな場でも安心してお線香をあげることができますね。

お線香が必要になるのは、お通夜お葬式や告別式などの場です。ご遺族に失礼がないように、喪服のマナーや告別式でのマナーをおさえておくと安心です。こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

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