水引の結び方の種類3選
結び方の種類①のしにも関連する「あわじ(鮑)結び」
水引の結び方の種類1つめは、「あわじ結び」になります。このあわじ結びは、最高位の水引の結び方になり、神事・佛事の吉凶全てで使える基本的な結び方です。そんなあわじ結びは、中央の結び目が鮑(あわび)に似ていることから「鮑結び」とも呼ばれています。またあわじ結びにも関係あ鮑ですが、慶事で一緒に使わ「のし」
またあわじ結びにも関係あ鮑ですが、慶事で一緒に使わ「のし」も本来は鮑が使われているなど共通している部分もあります。そんなあわじ結びは、結び方が複雑のように見えますが、ポイントさえ押えることで誰でも結ぶことができます。
また一度結ぶと「簡単に外せない」ことから一度のみがいいとされる吉凶事である「結婚式」や「葬式」などのシーンで使える結び方です。
結び方の種類②1番ポピュラーな「結び切り」
水引の結び方の種類2つめは「結び切り」にないり、この結び方が水切りの結び方の中でも1番ポピュラーな結び方になっています。またこの結び切りは、あわじ結びと同じように「固く結ばれた解くのが難しい結び方」になります。
そのため、繰り返しおこなうことがよしとされていない、「婚礼・お見舞い・弔い」などのシーンで使うことのできる水切りの結び方になります。この結び方には、「一度で終わる」などの意味があります。
結び方の種類③簡単に結べる「蝶結び」
水引の結び方の種類3つめは、「蝶結び(ちょうむすび)」になります。この蝶結びは、ほどいて「何度も結ぶ」ことができるため、何度繰り返して良い慶事である「入学・出産・お歳暮・お中元・内祝い・長寿祝い」などの、お祝いをするときに使うことができる水切りの結び方です。
しかし「何度も重ねる」という意味があるため、弔事や病気見舞いなどには使えません。そんな蝶結びは、一般的によく結ばれている「蝶々結び」と同じです。そのため水切りのヒモに慣れれば、誰でも簡単に結ぶことができる結び方になるため、水切りを結ぶ練習を始めるのには向いています。
慶事に適した水引の本数3選
慶事に適した水引の本数①1番基本の「5本」
慶事に適した水引の本数1つめは、「5本」になります。この水切りを「5本」使うのは1番ポピュラーで基本の本数になります。まず慶事に適している水切りの本数は、絶対に「奇数」になります。その中でも5本が水切りの基本の本数になっています。
この慶事で使う水切りの基本が5本である理由には、手の指の本数を表している説や、中国の学説でも五行説の「万物は全て5つの事柄からできており、色の基本も5色な説」など複数の説が存在しています。
慶事に適した水引の本数②丁寧なときの「7本」
慶事に適した水引の本数2つめは、本数が「7本」になります。この7本という数字は、基本の5本を使うときよりも、丁寧にお祝いをしたいときに使う本数になります。しかし一般的に5本か7本かを選ぶ基準は、中身の「金額」によって決めることが多いです。
慶事に適した水引の本数③結婚式は特別な「10本」!
慶事に適した水引の本数3つめは、「10本」になります。初めで紹介したように慶事では、「奇数」の本数使うのが条件になりますが、結婚式で使う本数は別です。では、なぜ結婚式の水切りの本数だけ10本なのでしょか。その答えは、水切りの基本の本数である5本を二重に結んだときの本数だからです。
なぜ二重になるかと言うと、結婚をすることで2組の家族が手を取り合って縁を結ぶことから、指の本数(5本)も2倍になるため、水切りの本数も5の2倍である10本になります。
弔事に適した水引の本数3選
弔事に適した水引の本数①基本よりも簡易的な場合は「2本」
弔事に適した水引の本数1つめは、「2本」になります。慶事の基本的な水切りの本数が「奇数」だったのに対して弔事の数は、反対の「偶数」になります。そんな弔事の基本的な本数は、「4本」になりますが、それよりも簡易的にしたい場合などには2本の水切りを使うことをおすすめします。
弔事に適した水引の本数②弔事の基本水切りの本数は「4本」
弔事に適した水引の本数2つめは、「4本」になります。この4本が弔事で使う水引の基本になるため、どの香典袋にしたらいいのか迷ってしまった場合には、基本の本数である4本の水切りを使いましょう。
弔事に適した水引の本数③6本
弔事に適した水引の本数3つめは、丁寧な「6本」の水切りになります。この水切りは、4本の水切りを使う場合以外で、丁寧なことを表現したいときに使う水切りの本数になっています。そんな水切りは、2・4・6本の本数が使われていますが、最近では5本の水切りもあります。
水引の結び方に込められた意味3選
結び方に込められた意味①亀の子結び
結び方込められた意味1つめが、亀の子結びに込められているのは「長命」や「再生」の気持ちになります。亀の子結びは、結び目が亀の甲羅に似ているためこの名前が付いています。そんな亀は、大地の力や海底世界の使者とも言われているため縁起が良いとされており、亀は世界的にも「長寿」の象徴にもされています。
またこの結び方に限らず、水引の結び方は「交差」がとても重要で、交差させて結ぶことで結び目が「美しく、強く結ぶこと」ができます。この交差して結ぶことが、人との「縁」にもつうじることになり、そのため「水引」が「縁起もの」としての好まれて使われてきた理由です。
結び方に込められた意味②梅結び
水切りに込められた意味2つめは、「梅結び」です。この梅むすびは「あわじ結び」が変化した結び方なため、結んだら簡単には解けないことを意味します。梅には、寒い冬に耐えた後に、春になると初めに開花することから、「忍耐強く実を結ぶ」という願いが込められます。
また梅結びは、梅に「魔除け」の意味もあるため、出産祝いや新築いわいなどの魔除けの意味を込めたい慶事にも好まれて使われています。また最近では、梅結びなど可愛らしい水引のモチーフをアクセサリーにしている女性が多くいます。
そんな、簡単に作れるハンドメイドアクセサリーの作り方を紹介している関連記事を、下記に付属しておくのでぜひ参考にして作ってみてください。
結び方に込められた意味③松結び
結び方に込められた意味3つめは、「松結び」になります。この松結びは、見た目は複雑なため結ぶのが大変そうなイメージがある結び方です。しかし松の枝には、契りを結び幸福を願うための印として使われていたことから、松結びには相手の幸福を願うための結び方になります。
また松は常緑針葉樹なことから、「長寿・健康・繁栄」を司っており、実り多い人生が栄えるようにとの願い(思い)を込められます。また見た目が豪華なため、プレゼントのラッピングにも使われています。
水引の紐の色と結び方の組み合わせ8選
紐の色と結び方の組み合わせ①「蝶結び」×「赤白」
紐の色と結び方の組み合わせ1つめは、「蝶結び」×「赤白」の組み合わせになります。蝶結びは、ほどくことができる何度もお祝いしたい慶事のときに使え、紅白はお祝いごとには外せない色組になっています。そのためこの組み合わせは、婚礼以外の出産、入学などのお祝いに使うことができる有名な組み合わせです。
紐の色と結び方の組み合わせ②「結び切り」×「赤白」
紐の色と結び方の組み合わせ2つめは、「結び切り」×「赤白」の組み合わせです。この組み合わせは、快気祝い、全快祝いなどのお見舞いのときに使える組み合わせになります。しかし同じお見舞いでも、傷病で入院中などや災害に遭ったばかりの時には、この組み合わせはNGなため気をつけましょう。
紐の色と結び方の組み合わせ③「蝶結び」×「金銀」
紐の色と結び方の組み合わせ3つめは、「蝶結び」×「金銀」の組み合わせなります。紅白の色の水切りよりも、豪華な組み合わせです。この組み合わせは、同じ繰り返す慶事におすすめの水引の結び方になっています。そのため開店祝い・上棟式・神事での祈祷に使える組み合わせです。
紐の色と結び方の組み合わせ④「結び切り」×「金赤」
紐の色と結び方の組み合わせ4つめは、「結び切り」×「金赤」の組み合わせになります。「結び切りは」一度だけある慶事や、長寿祝いなどで使用されています。しかし地域によっては、一般的なお祝いにも使う場合もあります。
紐の色と結び方の組み合わせ⑤「赤金」×「梅結び」
紐の色と結び方の組み合わせ5つめは、「赤金」×「梅結び」になります。梅結びは、あわじ結びが変化しています。また見た目も可愛いため、若い女性などに人気があります。婚礼関連でもよく使われていますが、梅には魔除けの意味もあるため、出産祝いにも使えます。
紐の色と結び方の組み合わせ⑥「銀×結び切り」
紐の色と結び方の組み合わせ6つめは、銀×結び切りになります。同系色のひもを結びきりに結ぶと「神式」の弔事で使える組み合わせです。今回は銀一色で紹介しましたが、同じように白無地の袋に「双白」の水切りも神式の弔事で使用できます。
紐の色と結び方の組み合わせ⑦「色黒×結び切り」
紐の色と結び方の組み合わせ7つめは、「白黒×結び切り」になります。この色と結び方の組み合わせは、弔事・仏事全般で使えその中でもよく見る形です。この組み合わせを使う場合には、のしを付ける必要はありません。
紐の色と結び方の組み合わせ⑧「黄白+結び切り」
紐の色と結び方の組み合わせ8つめは、「黄白+結び切り」になります。この黄白と結び切りの組み合わせは、一般的には初七日以降の法事で使う組み合わせです。しかし関西や、北陸などの地域の中には、弔い事や仏事全てで使えるなど地域性があります。
慶事の水引の選び方マナーは?
水引の選び方マナー①結び方は慶事の種類で決める
慶事のときの水引の選び方のマナー1つめは、水引の結び方は慶事の種類で選ぶことです。慶事には、結婚式や新築祝いなど豊富に種類があります。しかし慶事によって使える結び方が決まっています。また使える結び方を間違えるとマナー違反です。
水引の選び方マナー②アレンジされた水引は渡す相手を選ぼう!
慶事のときの水引の選び方のマナー2つめは、アレンジされた水引は、渡す相手を選ぶことになります。近年の水引の結び方は、古典的なものやアレンジもされたものなど豊富にあります。しかし全ての水引が、全ての人に使えるわけではありません。
例えるならば、友人などの出産祝いにはアレンジされた水引でも問題ありません。しかし同じ出産祝いでも、職場の同僚など格式が高いとそぐわない場合もあります。そのため水引の種類は、相手に合わせて使いましょう。
弔事の水引の選び方マナーは?
水引の選び方マナー①基本の色があるが地域の風習にあわせよう!
弔事の水引の選び方マナー1つめは、地域の風習に合わせて色を選びましょう。例えるならば、黄白の組み合わせは一般的に初七日以降で使います。しかし関西や、北陸の一部地域では葬儀全般に使える地域もあります。そのため使用する地域の風習に合わせて、水切りを選ぶのがマナーです。
水引の選び方マナー②「のし」が付いていない掛け紙をつかう
弔事の水引を選び方のマナー2つめは、「のし」が付いていない掛け紙を使うことです。水引を使うのは、香典袋だけではありません。この水引は、香典返しにも付けますが、信仰する宗派や土地柄でも使う種類が違います。しかしどんな場合でも、「のし」は慶事のときにのみ使用する決まりです。
そのため、弔辞のときには「のし」が付いていない、水引だけが印刷されている「掛け紙」を使うのが正しいマナーなため、間違わないようにしましょう。
金額によって変える?水引のついた祝儀袋の選び方は?
水引のついた祝儀袋の選び方とは「ご祝儀の額」で変える!
ご祝儀袋は、入れる「ご祝儀の金額」によって豪華さに違いがあり、豪華になれればなるほど、高額の金額用になります。そのためご祝儀袋と、入れる金額とが合わない場合には、ちぐはぐな印象になるだけではなくマナー違反です。
そのためご祝儀袋を選ぶ時には、ご祝儀袋が入っているパッケージの裏には、ご祝儀袋に合わせた金額の目安の記載があるので、その記載を参考にしながら購入することをおすすめします。
ご祝儀袋は用途や渡す相手によって変える
ご祝儀袋を選ぶコツは、渡す相手や出席する予定の「式の格」に合わせることが大切です。最近のご祝儀袋は、若い子向けにアレンジされた種類の物が多く販売されています。そのため、可愛いなどの理由で選びがちですが、格式のある披露宴だった場合にはアレンジされた水引では恥をかく場合があります。
そのため、アレンジされた水切りの物は友人のとき、スタンダードな水切りは職場などに使うなど、渡す相手や出席する予定の場所で水引などの種類を選ぶのがコツです。
水引は使う用途は違っても相手を思う気持ちが込められている!
今回は、水引とはどんなものかなどを紹介しています。そんな水引は、慶事や弔事などで色や結び方の種類が違います。また同じ慶事であっても、慶事の目的によっては使ってはいけない結び方の種類も存在しています。
そのため水引は、使用できるルールが決められているため覚えるのは大変です。しかしどんな結び方でも、贈る相手のことを思う気持ちがたくさん含まれています。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。
KEYWORD
関連のキーワード
NEW
新着記事
RANKING
人気の記事