結婚式の友人代表スピーチでのマナーの重要性は?
結婚式は人の門出を祝う大事な場面
友人というのは家柄や会社などステータスとはまた違った人生の財産です。結婚式まで呼ばれるような仲の友人であれば尚の事、その代表になった時にするスピーチは出来るだけいい雰囲気を作れるものにしたいと思うものです。様々な人間の混在する結婚式という場で雰囲気を守るためには最低限のマナーというものがあります。
結婚式で最初から最後まで気にしておかなければならないのが食事のマナーです。様々な年代や立場の初対面の人達の目がある中で普段とは食事の形式になんとなくで行動してしまってはとんでもない間違いをしてしまうかもしれません。こちらの記事を参考に最低限の知識を備えておきましょう。
スピーチをする人は友人全員の基本
友人代表のスピーチを頼まれる人は、大きく分けて2種類います。依頼した新郎新婦にとって誰よりも仲のいい友人か、古い友人の中でも一番肩書がしっかりしているなどマナーが守れると思われる人です。つまり、スピーチをする人が礼節を守るかどうかで新郎新婦だけでなく友人たちの立場にも関わってくるということです。
【基本編】知っておくべき正しい友人代表スピーチのマナー3選!
正しい友人代表スピーチの基本マナー①各所で一礼を欠かさない
正しい友人代表スピーチ基本マナー1つ目は、各所で一礼を欠かさないことです。結婚式でのスピーチは意外と礼をするタイミングが多いのです。司会者に呼ばれたらまずテーブルで一礼、その場で立ち上がり全員に一礼、マイクの前で一礼、祝辞の後に一礼、終了後各所に一礼、そして机に座る前にテーブルのメンバーに一礼です。
正しい友人代表スピーチの基本マナー②エピソードは1つか2つ
友人代表スピーチの基本マナー2つ目は、スピーチ内でのエピソードの数を1つか2つにすることです。友人代表のスピーチに求められるものは端的な「いいお話」です。主役である新郎新婦の人となりを的確かつ短く全員に伝える必要があります。そのためにはスピーチ内に入れるエピソードの数は1つか2つまでにしましょう。
正しい友人代表スピーチの基本マナー③事前にエピソード使用許可をとる
正しい友人代表スピーチの基本マナー3つ目は、スピーチで話す内容について主役である新郎新婦に目を通してもらうことです。そこまで出来ないとしても、「こんな話をする」と一言言っておきましょう。色んな人に聞かれても構わないことや嫌なことは人によって違います。主役が気持ちよくいられるように努めましょう。
【応用編】知ってるとかっこいい正しい友人代表スピーチのマナー3選!
知ってるとかっこいい友人代表スピーチのマナー①スピーチ前に着席いただく
知ってるとかっこいい友人代表スピーチのマナー1つ目は、主役である新郎新婦や新郎新婦両親など起立している人がいる場合にスピーチ前に「皆様、どうぞご着席ください」と気遣いを見せるというものです。スピーチ前にこういった気遣いを見せることで、その後その場にいる人達が気持ちよく耳を傾ける気持ちになります。
知ってるとかっこいい友人代表スピーチのマナー②自己紹介の後に謙遜する
知ってるとかっこいい友人代表スピーチのマナー2つ目は、スピーチ中自己紹介をした後に一言「僭越ながら」などの言葉を使い大役に対して謙遜の気持ちを見せることです。謙遜は日本人の美徳であり、年長者などはその心遣いに心を打たれるでしょう。若者の目から見ても一味違った落ち着きのある正しい大人に見えます。
知ってるとかっこいい友人代表スピーチのマナー③笑顔で目線は前を心がける
知ってるとかっこいい友人代表スピーチのマナー3つ目は、スピーチ中に常に笑顔で全体を見渡しながらスピーチをすることです。結婚式での友人代表スピーチをする際、内容のメモ書きを持ち込むことは構いませんが語りかける相手と目を合わせながら読むのが一番心を打ちます。前を向いて全体を見渡しながら読みましょう。
意外とやりがち!悪い友人代表スピーチのマナー例3選!
やりがちなマナーの悪い友人代表スピーチ①忌み言葉と重ね言葉を使う
やりがちなマナーの悪い友人代表スピーチ1つ目の例は、忌み言葉と重ね言葉を使うことです。不吉を連想させる言葉は「忌み言葉」、言葉を繰り返し使う言葉を「重ね言葉」といい、結婚式においては人生で一度きりの晴れの日には良くない言葉と言われています。普段遣いする言葉多いので正しい言葉をしっかり調べましょう。
やりがちなマナーの悪い友人代表スピーチ②過去の恋愛話を入れる
やりがちなマナーの悪い友人代表スピーチ2つ目は、スピーチの中に過去の恋愛話を入れてしまうことです。特に学生時代をよく知る友人関係であれば、仲良くなったきっかけや笑い話の中に過去の恋愛話が関係してくるというのはよくある話です。しかし、そこは結婚式という場で年代も立場も様々な人が聞いている場です。
やりがちなマナーの悪い友人代表スピーチ③自分主体の話をする
やりがちなマナーの悪い友人代表スピーチ3つ目は、スピーチの際に話題を自分の話に持っていってしまうことです。友人代表というだけあって主役と関係が長く深い人が選ばれやすい友人代表スピーチでは主役の話をしているはずが自分との繋がりなどから自分主体で主役を食った話題になってしまっていることがあります。
友人代表スピーチに入れたほうがいいマナーのある話題
主役だけでなく新郎新婦両親にも挨拶と祝辞にお礼をプラス
友人代表スピーチはまず主役であり友人である新郎新婦への挨拶から始まることが大半ですが、この時に忘れてはいけないのが立ち会わせてもらってありがとうという感謝の気持ちです。そして、結婚式というのは個人ではなく家同士のものという考え方が根強いですから、新郎新婦両親にも同じように述べましょう。
自己紹介は的確に短く
友人代表スピーチをするにあたって、忘れてはならないのは聞いているのが新郎新婦だけではないということです。突然スピーチを始めてもみんな頭の中では「誰だ」と思っています。まずは自己紹介をしましょう。ここでのポイントは、あくまでもお祝いを述べるために立っているということです。短く済ませましょう。
エピソードはとにかく主役を褒める話にする
友人代表スピーチで一番重要な部分が、新郎新婦のエピソードです。この時大切なのが、「面白い」にこだわらないということです。自分だからこそ話せる特別なエピソードがあると尚いいですが、「面白い」よりも主役である新郎新婦を褒めて立てる話題であることのほうが大切です。間違っても主役の失敗談などはやめましょう。
来賓へ聞いてくれたお礼を述べて締める
最後は友人代表スピーチの締めに当たる部分のマナーです。多くの人が「お幸せに」と新郎新婦の門出を祝い応援するメッセージで締めようとします。しかし、ここではもう一つ、自分のスピーチに耳を傾けてくれた全員に対して感謝の気持ちを一言述べましょう。この一言があるとないでは印象が全く違います。
友人代表スピーチで喜ばれるエピソードの選び方
素直な気持ち
エピソードに正しいものはないですが基本的に綺麗にまとまった他人行儀なものよりも、素直な気持ちが一番喜ばれます。友人代表スピーチを頼まれるということは新郎新婦にも特別に思える友人ということです。喜んでほしいと思うのならば、まず友人をどう思っておりどれくらい大切に感じているかという気持ちが重要です。
この結婚式をどれだけ喜ばしく思っているか
結婚式における話題の中心はもちろん新郎新婦ふたりの結婚です。エピソードの中でふたりの馴れ初めなど事実を述べることもあって問題はないのですが、話の焦点は結婚であり、結婚式への出席ひいてはその結婚をどれだけ喜ばしく思っているかを心をこめて伝えましょう。結婚式は周囲から祝福されたくて開くものです。
新郎新婦の良い所を表す時には具体的な思い出と共に
よく結婚式の友人代表スピーチでは新郎新婦を褒める内容が聞かれます。しかし、その際に「とても優しい人で」などと長所を挙げる場合には、なぜそう思ったのかの思い出話を交えて詳しく人となりを表すようにしましょう。「優しい」「面白い」などと一言で済ませてしまうよりもずっと喜ばれます。
友人代表スピーチで失敗しないための下準備のコツ
カンペを用意する
失敗が怖い場合にカンペを用意するのは悪いことではありません。当日それにばかり気を取られてはいけませんが、あるだけでも気が楽になるものです。カンペ無しで完璧なスピーチをするというのはかっこいいですが、よほど慣れた人にしか出来ません。「カンペ」という響きに抵抗がある人は手紙という形を取りましょう。
原稿を複数人に見てもらう
友人代表スピーチの失敗が怖い場合は、原稿は事前に複数人に見てもらったほうがいいです。新郎新婦をよく知っている人とあまり知らない人という最低2種類の人に目を通してもらうことがおすすめです。できれば新郎新婦もですが、どちらにも分かりやすく端的な話ができており悪いところがないかの確認です。
練習で4分に収めよう
友人代表スピーチは基本的には、挨拶から締めまでを4分で収めて練習しましょう。基本的に人間はひとつの話題に70秒ほどしか好意的に聞き続けられないと言われており、長すぎると内容が何であれ悪感情を懐きだすと言われています。なので、工程が4つあるスピーチは4分以上はできるだけかけないようにしましょう。
結婚式でのスピーチは晴れやかな日だからこそ失敗してはいけない気持ちや初対面の大勢の前に立つ大舞台という場面など、緊張する人が多い場所です。そんな時にはこちらの記事を参考に緊張をごまかしてみましょう。効くと信じる気持ちと気休めというものがどれだけ大きい存在か実感するはずです。
結婚式でやってしまった!友人代表スピーチ失敗談
緊張しすぎて頭が真っ白に
20代の未婚女性Aさんは、大学時代の友人である新婦に友人代表スピーチを頼まれ快く引き受けたそうです。原稿もしっかり用意して迎えた当日でしたが、マイクの前に立った瞬間とてつもない緊張感に包まれたのです。お酒も入りほろ酔いのAさんはあろうことか新婦の元カレの名前で新郎に呼びかけてしまいました。
感極まって号泣
30代既婚女性Bさんは、中学生の時から双子のように過ごした友人の結婚式で友人代表スピーチを頼まれました。これまで新婦と様々な悩みなども共有してきたBさんは、スピーチの途中で感極まって号泣してしまい後半はほとんど言葉にならなかったようです。新郎側は白けた雰囲気だったと後から聞いて青ざめたそうです。
仲が良すぎて内輪話
新婦と生まれた時からの付き合いで、姉妹のように育ったCさんの話です。自宅も近くずっと一緒に過ごしてきたのもあり、友人代表スピーチは思わず会場にきた新婦や新婦両親以外の人たちにはマニアック過ぎる内容を詰め込んでしまいました。みんな大人で静かに聞いてくれましたが、後になりCさんは申し訳なくなりました。
友人代表スピーチの正しいマナーを身に着けた大人になろう!
年齢を重ねれば重ねるほどに結婚式へ出席する機会はどんどんと増えてきますし、近年は晩婚の人も増えています。いつ自分が友人代表スピーチを任されるか油断できません。人前でマナーの悪いところを見せつけるほど恥ずかしいことはありません。大人として落ち着きと正しいマナーを身に着けて万全の体制でいましょう。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。
KEYWORD
関連のキーワード
NEW
新着記事
RANKING
人気の記事