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年収が800万円台の割合は?

年収800万円台は全体の約2.8%

年収800万円台は全体の約2.8%

年収800万円と聞くと高収入なイメージがありますね。実際にビジネスパーソン全体の中での割合を見てみると年収800万円台の人は約2.8%しかいないという結果が出ています。100人いるうちの約3人しか年収800万円台の人はいないということになります。国税庁の調査によると給与所得者の平均年収は422万円。

つまり年収800万円台というのは給与所得者の平均年収の倍近い金額になりますから、「年収が高い」といっても間違いはないでしょう。また、男性のみの割合でみると年収800万円台は約13.7%、女性のみの割合でみると年収800万円台は約2.0%となっています。

「男女平等」とはいわれている今の世の中ですが、まだまだ男女間の収入格差はなくなっていないように感じます。「働き方改革法案」が可決され、今後の雇用や賃金制度が少しでも改善されて、女性がもっと働きやすくなることを期待したいですね。

年収800万円以上の割合は全体の約8.9%

年収800万円以上の割合は全体の約8.9%

年収800万円台の人の割合は約2.8%でしたが、年収800万円以上の人の割合はどうでしょうか。年収800万円以上の人の割合は全体の約8.9%という結果が出ています。年収800万円台の人は、全体の上位9%の中に入るとても高収入な人たちなのです。

年収900万円台の人の割合は約1.9%、年収1000万円以上の人の割合は約4.2%と、年収上位9%のうち約半数が年収1000万円以上の人であることがわかります。年収800万円でも高収入ですが、年収1000万円以上の人は年収800万円台の人よりも多い割合を占めているのですね。

つまり、年収800万円台の人は全体の上位約9%のなかの約3%というごくわずかな割合ということになります。100人いたらその中に年収800万円以上の人は9人いて、そのうちの3人が年収800万円台の人、となるわけですね。そう考えるとなんだかすごい人たちのように思えてきます。

年収800万円の手取り年収と手取り月収は?

年収800万円の手取り年収

年収800万円の手取り年収

まずは年収800万円台の人の手取り年収から見ていきましょう。年収800万円台の人の手取り年収は約600万円から650万円ほどになります。手取りの額というのは住宅ローンや家族構成によっても変化します。独身で住宅ローンがない場合の手取り年収は約600万円、扶養家族が1人いると約630万円になります。

平成30年から配偶者控除の制度が変わったので、扶養家族(配偶者)の収入に応じての節税額も変更になっています。それが「106万円の壁」と言われるものです。配偶者の年収が106万円を超えてしまう場合、105万円までは雇用保険の加入のみでしたが106万円になると厚生年金への加入が義務になってしまいます。

そうなってくると健康保険や厚生年金などの社会保険料を配偶者も支払わなくてはならなくなるため、配偶者控除の金額が大きく減ってしまします。配偶者控除を最大に受けたいのであれば配偶者の年収は105万円以下に収めておくことをおすすめします。


年収800万円の手取り月収

年収800万円の手取り月収

次に年収800万円台の人の手取り月収を見ていきましょう。年収800万円台の人の手取り月収は約46万円から54万円ほどになります。月に約50万円もらえている計算になりますね。しかし、こちらは年収を12ヶ月で割った金額ですから、ボーナスの支給がある場合は一般的には手取り月収はもう少し低くなるでしょう。

手取りで月収50万円前後あるのであれば、一人暮らしであれば家賃を抑えればかなりゆとりのある生活ができそうな気がします。家族が2~3人であれば、そこまでゆとりはなくてもお金に不便はしないでしょう。ボーナスがある場合は手取りの月収が減ってしまいますから、普段の生活にはある程度の節約や我慢が必要です。

しかし、今年収800万円以上ある人は、きっと年収900万円、1000万円台を目指すこともできるはずです。さらに生活水準を上げるためには、年収アップのために自分のスキルを磨いたり、自己資産を増やすための取り組みをしてみるのもいいでしょう。

年収800万円の人が払う各税金の金額と計算方法は?

手取り年収800万円の税金!計算方法

手取り年収800万円の税金!計算方法

給与所得にかかる税金は所得税と住民税となります。給与所得から各控除額を引いたものを「課税所得」といいます。まずは所得税の計算方法から見ていきましょう。所得税は「課税所得額×20%-控除額」となり、年収800万円の場合の所得税額は年間で466100円ということになります。

次に住民税の計算方法を見ていきましょう。住民税は所得税が累進税率なのに対して所得割と均等割に分けられています。均等割は5000円前後です。住民税は「住民税課税所得×10%+均等割5000円-調整控除2500円」で計算され、年収800万円の住民税は920400円となります。

年収の約11%が税金として引かれてしまうのには驚きますね。これに加えて社会保険料も給与から差し引かれます。この社会保険料というのが1番金額も大きく負担が大きいものになっています。年収が800万円あっても実際に手元に入ってくる手取り額は600万円前後に落ちてしまうのです。

年収800万円の税金各控除額

年収800万円の税金各控除額

年収800万円の税金の計算式が分かったところで、給与から控除されるものの種類と金額を見ていきましょう。まずは会社員だけでなく誰でも控除を受けられる「基礎控除」です。基礎控除は収入にかかわらず一定で、所得税は38万円、住民税は33万円の基礎控除を受けられます。

次に会社員が受けられる「給与所得控除」です。こちらはパートやアルバイトにも適用され、収入に応じて控除が買うも増えていきます。年収800万円の場合、「収入金額×10%+120万円」となるので控除額は200万円となります。最後に社会保険料の支払額です。社会保険料の場合は支払った金額の全額が控除されます。

社会保険料の本人負担の保険料率の目安は厚生年金が9.15%、健康保険が4.95%、雇用保険が0.30%、合計14.4%となります。社会保険料率は地域や会社によっても違いますのであくまで目安と考えてください。社会保険料控除額の目安は800万円×14.4%=115.2万円となります。


年収800万円の人は貯金・貯蓄はどれくらいある?

【独身の場合】年収800万円の世帯の平均貯金・貯蓄額は年間約240万円

独身の場合は年間240万円

年収が800万円の人は手取り月収が約50万円ありますので、無駄な出費がなければ1ヶ月に約20万円貯金できるとされています。家賃やローンなどにもよりますが、月に20万円貯金ができれば年間で240万円貯金できる計算になりますね。

実家で暮らしている場合は年間240万円貯金できますが、一人暮らしの場合は家賃や食費が実家よりもかかることが予想されますので、年間約150万円程度の貯金額となるでしょう。いくつで年収800万円に到達できるかによって貯金額も変わってくるので貯金額は詳しくは分かりませんが、かなりの額を貯金できるでしょう。

しかし実際には独身の場合、交際費などにもお金がかかりますから年間で240万円も貯金するのが難しいという人もいると思います。無理をしない程度に付き合いにお金を使って残ったお金は貯金に回せるといいでしょう。

【既婚の場合】年収800万円の世帯の平均貯金・貯蓄額は年間約180万円

既婚の場合は年間約180万円

独身と違い家族がいる場合は貯金額も変わってきます。家賃や生活費を除いて計算しても独身よりは少ない約18万円が最大の貯金額となりそうです。しかし実際は子供にお金がかかったり、レジャーや急な出費などもありますので月々の貯金額は約10万円、ボーナス支給時に多めに貯金をしておくのがいいでしょう。

そうやって地道にコツコツ貯金を続けていくと1500万円ほどの貯蓄額になるようです。貯金が1500万円あるだけでも十分すごいと思いますが、これが平均の貯蓄額ということはもっと金額が上の人もいるでしょうし、もっと下の人もいるわけです。自分の貯蓄額はどのくらいで、どうしたら貯金ができるのか見直しましょう。

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年収800万円はどんな生活ができる?

年収800万円の人が住める家

年収800万円の人が住める家

独身であれば家賃10万円~15万円の賃貸物件が借りられるでしょう。都内であれば1K~1LDK、郊外であれば4LDKの新築物件でも借りることができます。将来を考えて貯金を増やしたいということであれば、家賃を10万円以下に抑えておくことをおすすめします。

都心の1等地には住めないかもしれませんが、都内の1LDKのマンションや郊外でも4LDKの新築一戸建てが借りられるのであれば十分ではないでしょうか。家族がいる場合は都心から離れた方が子育てもしやすいでしょうし、やはり家賃は抑えて、その分貯蓄や生活費に回した方が賢明でしょう。


住宅ローンを組む場合も同様、頭金だけでなく、ローンが始まった後の月々の支払額を抑えることが重要です。そのためには頭金をなるべく入れたり、土地を安く購入したり、持っている土地に家を建てるなど、家を建てるのにかかる費用を少しでも抑えて月々の負担額を減らしておきましょう。

年収800万円の人は少しの節約で安定感のある生活ができる

年収800万円の人は節約しながら生活している

独身の場合は、車をエコカーにし、車にかかる維持費を抑えることで交際費等を作り毎月10~15万円貯金することができます。それでも食費と家賃で20~25万円出すことができますから30代前半までは優雅な生活ができることでしょう。

家族がいる場合でも家賃を抑えたり、生活費を少し節約すると老後にゆとりを持つことができそうです。30代半ばで奥さんが共働きに出て、旦那さんの年収が900万円になると、子供を大学まで考えられて住宅ローンも組むことができます。個人年金などで老後は安心して過ごせそうですね。

また、賢い人はふるさと納税などで節税対策をしているかもしれません。税金をなるべく少なく抑えることも、自分でできる節約方法の一つではないでしょうか。自分にできる節約方法にはどんなものがあるのか、自分の生活を見直してみるのもおすすめですよ。

年収800万円の人はどんな仕事・職業の人がいる?

年収800万円を実現している職業・職種と企業

年収800万円を実現している職種・企業

では、年収を800万円以上もらっている人はどんな職業の人たちなのでしょうか?調べてみると「医者」「弁護士」「パイロット」「スポーツ選手」「コンサルタント」「国会議員」など一線で活躍している、一見華やかな職業のようにも見えます。しかしこれらの職業はなりたくてなれるものではなく、大変な努力が必要です。

次に年収800万円稼げる企業とはどのような企業なのか見ていきましょう。年収800万円以上稼げる企業には「建設業」「情報・通信業」「銀行業」「保険業」などが並んでいますが、中には「農林水産業」「電気・ガス業」などもあります。インフラ業はこれから東京オリンピックに向けて受注が増えることが予想されます。

受注件数が増えて企業としての売り上げが良くなれば年収も上がっていくでしょう。年収800万円を目指して転職する場合は、転職サイトや転職エージェントをうまく活用し、確実に年収800万円以上もらえる職種や企業を探してみましょう。

年収800万円に必要なスキル

年収800万円に必要なスキル

年収800万円を目指すために必要なスキルとはどんなものでしょうか。自分の市場価値を上げるためにはまず「専門性を磨く」ことです。専門的な技術スキルを磨きその分野のスペシャリストになることが市場価値を上げることになります。次に「マネジメント能力を磨く」ことです。

求人ではマネジメント経験を求めているものが多く、部下の実績や目標の管理などの経験値を上げていくことは重要です。次は「人脈構築能力を磨く」ことです。コミュニケーション能力は幅広い視点を持つためにも必要で、社外での人脈構築や異業種交流会への参加などで人脈構築能力を磨くことが自分の価値を高めてくれます。

こういったスキルが「業務遂行性」や「専門知識」、「仕事以外にも関心を持つ」ということにつながっていき、年収アップへとつながる足がかりになっていきます。すべてを一気にやろうとしなくても、1つでもできそうなところから始めてみましょう。取り組んでいるうちに自分の得意なスキルが見つかるかもしれません。

年収800万円を目指すために取り組むことは?

手取り年収800万円を目指すためにおすすめの副業

手取り年収800万円を目指すためにおすすめの副業

では、手取り年収800万円を目指すためになにができるか?というところを見ていきましょう。手軽に始められて初期費用も抑えられるおすすめの副業は「駐車場経営」です。手持ちの使い道がない小さな土地や、安く売られている土地を購入して簡単に始めることができます。

狭い土地や住宅地には向かない土地を有効活用することができ、リスクも少なく簡単に始められ、辞めようと思えばいつでも辞められるのでとてもおすすめです。初めて駐車場経営をする場合は、業者に整備や管理を一括で委託してしまえば毎月実収入にかかわらず賃料が入りますから安心ですね。

自分で整備や管理を行う場合は、コインパーキングですと機械を導入するために初期費用が大きくなってしまうのでまずは月極駐車場から始めてみることをおすすめします。最初から大きな土地で始めてしまうと管理が大変になりますから、最初は小さな規模の土地から始めてみるといいでしょう。

手取り年収800万円を目指すためにおすすめの投資

手取り年収800万円を目指すためにおすすめの投資

近頃、年収800万円前後のサラリーマンに人気なのが「不動産投資」です。アパート1棟やマンションの1室を購入し、それを賃貸することで得られる家賃収入で資産を増やすという投資です。最初の方に出てきたように、年収800万円の場合所得税や住民税でかなりの金額が引かれてしまいます。

しかし不動産投資をしている場合には初年度の税金の還付金も50万円ほどあり、節税効果も大きなものとなります。ただし、何もわからない状態で不動産投資を始めるのはあまりおすすめできません。セミナーや本などで十分な知識を得てから始めた方がいいでしょう。

また、周りに不動産投資をしている方がいたら、生の声を聞いたり、アドバイスをもらうのもいいでしょう。不動産投資は初期費用も大きく、失敗すると損失も大きいですから、始めるときは慎重に考えましょう。しかし、不動産投資はうまくいくと大きな資産形成につながりますので勉強してみるといいでしょう。

節約だけじゃない!副業や投資で目指せ年収800万円

目指せ年収800万円

いかがでしたか?年収がすでに800万円ある方はさらなる年収アップのために、年収800万円未満の方は年収800万円超えを目指すために参考になることがありましたか?実際に年収が800万円以上ある方は皆さん節約はもちろん、副業や投資などでさらに自己資産を増やそうと努力しています。

年収上位10%以上に入るためには努力とスキルが必要になってきます。自分の得意分野を専門的なレベルまで伸ばしたり、人脈やマネジメント能力を磨くなど、自分ができることをきちんとこなしていくことが大切です。自分の市場価値が上がると、年収も自然と上がってくるはずだからです。

ぜひ年収が800万円未満の方は自分を磨いて自分に合ったやり方で自己資産を増やしてみましょう。年収が800万円以上ある方は年収をさらにアップできる副業や投資を見つけてみましょう。自己資産が増えればそれだけゆとりのある生活ができるようになりますよ。

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