全国に年収1000万円稼いでいる人の割合は?
全国で年収1000万円を稼いでいる人は4.2%
年収1000万円を稼いでいる人は日本に2,082,000人いて、割合で表すと4.2%です。国税庁が平成29年9月に発表した、平成28年分民間給与実態統計調査結果を元に調べた数字となりますが、1年を通して収入を得ている方の中で意外にも多くの人が年収1000万円以上稼いでいることが分かりました。
ここ数年で計算された国内の平均月収は、平成25年度414万円・平成26年度415万円・平成27年度420万円・平成28年度422万円となっており、年々平均年収が上がっている傾向にあります。ただ、日本全体の平均年収が年々上がっている中、年収1000万円以上稼いでいる人は減少しています。
アベノミクスの経済対策により若干の増加が見込まれましたが、高度な知識や技術が必要になる資格試験の難易度が年々上がっていることや、様々なサービスを提供する企業がとても増えてきたことで競争社会の中、勝ち抜いていくことが難しい現状があるなど様々な理由から年収1000万円以上稼ぐことが難しくなっています。
男性だけの割合は6.6%
先程は1年を通して年収1000万円を稼いでいる、男女合計の割合を計算しましたが男性だけを限定して割合を出してみるとどうなるでしょうか?1000万円以上稼いでいる男女合計の人数に対して、男性の割合は6.6%となりました。1000万円以上1500万円以下だけでも1,378,000人が男性です。
日本国内の平成28年度平均月収422万円に対して、年収1000万円以上稼いでいる男性は人並み以上の努力を重ねてのぼりつめたのでしょう。人よりも専門的な勉強をしたり、誰もが考え付かないようなアイディアで地道に努力をしたり、必死に人よりも仕事をこなしたりと様々なドラマがあったことでしょう。
女性だけの割合は0.9%
先程は、男性だけの割合を計算して皆さまにお伝えしましたが、もちろん女性でも年収1000万円以上稼いでいる方がいます。2082人いる年収1000万円以上稼いでいる男女合計に対して、女性のみの割合は0.9%です。男性と比べて少ない印象ですが、人数で表すと192,000人も稼いでいる人がいます。
女性で年収1000万円を稼いでいる人は本当にごくわずかですが、たくさんの命を救うために女医になった方やIT企業で経験と知識を積んで会社役員として勤めていたり、海外で事業を始めたりとバリバリと働くキャリアウーマンです。女だから自分の年収1000万円なんて夢のまた夢、などとあきらめることではないのです。
実際に使える手取りの年収や月収はいくら?
年収1000万円稼いでいる人の手取り年収はいくらか
年収1000万円を稼いでいたとしても、1年に1000万円全額貰えるわけではありません。「年収」とは会社から源泉徴収される社会保険料や所得税や住民税などといった税金が差し引かれる前の総支給額です。1000万円以上年収があればお金に困ることなく生活できそうですが、実際のところはどうなんでしょうか?
家族構成などで手取りの給料は変わりますので、まずは独身だった場合の手取り金額をご紹介します。夏・冬にボーナスが発生するとして、給料から所得税や住民税、雇用保険、厚生年金などを除いて手取り金額は733.9万円となりました。差し引かれる金額だけでも266.1万円という大金が引かれています。
続いて、年収1000万円を稼いでいる人を中心として配偶者や子供が2人いた場合の手取り年収です。同じ条件で計算をすると、手取り年収で757万円となりました。独身男性よりも家族を支えている人の方が手取り年収として金額が大きいのは、配偶者や子供がいることで手当てを貰うことができるためです。
月々の手取りとしてはいくら?
年収1000万円を稼いでいる人は実際に月々使えるお金としてはいくらぐらい支給されるのでしょうか。こちらも独身男性の場合と家族をもつ男性を例として計算をしてみます。年収では181,000円の差額が出ましたが、月々で考えるとあまり差額が出ないかもしれないですね。
こちらもまずは独身男性から計算をしていきます。毎月差し引かれる税金や年金などを差し引いて、手取り月収は459,000円でした。独身で手取り約460,000円も支給されれば、生活費の他に都心のタワーマンションを賃貸できたり、趣味に精を出したり、貯金できる金額も大きくなりますね。
対して配偶者有、子供が2人いる場合の手取り月収は473,000万円です。月々に換算すると、独身男性とさほど変わらない月収となりました。配偶者や子供が2人いる分、食費や通信費などといった生活費の他にも子供たちの教育費、家族が住む為の家のローンや家族の生命保険料などの費用が出費として出そうですね。
一年を通して払う税金の金額と計算方法は?
年収1000万円だった場合の税金を計算してみよう
年収1000万円の税金の計算をするには、給料が発生する全員に受けられる控除額を調べます。支払う税金を計算するには、総支給額から控除額を引いた金額を使って計算をするため、先に計算をしておきます。全ての会社員に適用される控除額は基礎控除・給与所得控除・社会保険料支払い額に分類され、解説をしていきます。
基礎控除は会社員だけでなく、所得がある全員が受けれる控除で収入は関係なく住民税33万・所得税38万と一定金額です。2つ目の給与所得控除の金額は、給与の金額によって計算方法が異なりますが、1000万円を超える収入の方は上限220万円と決まっているため、計算はしなくても大丈夫です。
社会保険料は年収×料率です。勤めている会社にも料率が代わりますが厚生年金や雇用保険、健康保険を合わせて、目安として14.4%となるので、計算すると144万円です。所得税・住民税控除額の合計はそれぞれの基礎控除に給与所得控除・社会健康保険料足して、所得税合計598万円、住民税合計603万円となります。
収入の分差し引かれる金額が大きいのに
年収1000万円稼いでいる人は、収入の金額がとても大きいため多くの税金を支払っていることがわかりました。また、年収が1000万円を超えている世帯に子供がいた場合、各家庭に補助される「児童扶養手当」や「高校授業料無償化」などといった制度を受けることが出来ません。
収入の分、差し引かれる税金を多く支払っているのにもかかわらず、所得制限により国内で行われている補助や制度が受けられないものもあるため、生活がカツカツになってしまいそうな世帯もあります。所得制限による詳しい内容は下記サイトに詳しく記載されているので参考にしてみてください。
年収1000万円稼いでいる人の貯金額
気になる貯金額はどのくらい?
年収1000万円のだいたいの手取り金額や税金の支払額等がわかったところで、毎月どれくらいの貯金ができているのか気になりませんか?政府統計の家計調査を元に調べたところ、貯金額20万円くらいと決めて生活費の残りを上乗せして貯金をしている方が多いという結果になりました。
平均的な貯金額は2000万円から2500万円くらいの貯金をし、マイホームの購入や旅行資金を貯めているなど様々です。1000万円以上の年収がなくても工夫次第で、マイホームの購入資金や海外旅行、車の購入資金を貯めることが可能です。国内の平均年収に近い関連記事があるので、よかったら参考にしてみて下さい。
実は貯金をしていない人もいる!
先程2000万円から2500万円を貯めている方が平均的に多いとお伝えをしましたが、年収1000万円を稼いでいたとしても貯金をまったくしていない人がいるようです。2016年に行われている家計の金融行動に関する世論調査で年収1000万円以上の世帯で約2割の世帯が貯金をしていないという結果となりました。
年収がちょうど1000万円の家計だと、約50万円は手取りで貰える事になります。国内の平均月収よりも多く貰っているのにも関わらず、なぜ貯金ができないのでしょうか?貯金ができない理由としては様々ありますが、一番多い理由は食費と子供たちの教育費で悩まれている世帯が多いようです。
世帯の人数にもよりますが、質の良い食材や洗剤やティッシュ、ボディーソープ、化粧品などの日用品を購入してしまい、他の世帯よりも食費や日用品の出費が多くなってしまったり、お金をたくさんかけても無駄にはならないピアノやバレエ、英会話や学習塾などといった子供たちの教育費で貯金が出来ないといった声があります。
年収1000万円はどんな生活ができる?
私たちが想像する様な生活ができる!
年収1000万円あれば、あんなことやこんなことが…と想像するのは楽しいですよね!では実際に1000万円以上稼いでいる人たちの贅沢をご紹介させて頂きます。まずお寿司や高級レストランなどといった食事を頻繁に食べることができる点です。たまの贅沢ではなく、しょっちゅう食べられるなんて羨ましいですね。
食事の次に多かった意見としては、海外旅行へ行く機会が増えるという贅沢でした。年に1回家族でヨーロッパやハワイ、アメリカなどに2週間から1カ月など長めの旅行へ行き、ホテルのスイートルームで過ごすとのこと。中には旅行先でエステやマッサージなどを取り入れて、日ごろの疲れを徹底的に癒しにいく方もいます。
旅行疲れ合わせてマッサージなどで癒してしまうなんて、とても贅沢ですね!年収が1000万円超えていなくても日ごろの疲れやストレスを癒したいものです。旅行や食事の他には、高級外車やブランドのバッグや財布、時計などを購入することができるという意見もありました。どれも誰もが憧れる夢の様なことばかりです。
中には贅沢をしない・できない人も
先程ご紹介した税金の金額や貯金ができないという内容に関連してきます。収入が多い半面、税金の金額も大きくて生活費と少しの貯金をするのに精一杯の方や、子供がいる場合の教育費用が大きくかかっている場合など様々な理由があります。さほど贅沢はしていないが、普段生活をする上で困るような状況ではないようです。
また、不動産経営用に家族が建てたアパートやマンションなどのローンがたくさん残っていて、贅沢をするどころではないといった意見や、共働きだった家庭の奥さんが専業主婦になってしまい、年収1000万円でもギリギリの生活をしているとの意見も。年収が1000万円を超えても、必ず贅沢できるわけではないようですね。
年収1000万円の人はどんな仕事・職業の人がいる?
年収1000万円が実現できる職業や企業
実際に1000万円の年収を超えることができる職業や企業をあなたは答えることができますか?冒頭で問いかけたような職業はパッと思いつくかもしれないですが、大手企業でもどんな企業か、国家公務員でもどの役職から1000万円を超えられるのか、その他の職業ではどんなものが当てはまるのか、ご紹介させて頂きます。
大手企業として、年収1000万円を超えることができる職業の例としては、外資系金融会社や国内でも有名な総合商社、国内のテレビ局で働いている管理職の方です。外資系金融会社で勤めている方に関しては成し遂げた成果が大きく反映するため、1500万円から2000万円以上の給料を稼いでいる方もいます。
その他特殊な技術や専門的な知識がいる職業の中では、パイロットや医者、弁護士、会計士などがあげられます。年収1000万円を稼げるようになるにはどの職業も学歴や資格取得、日々の努力や長い経験などが必要となるため相当な時間や労力が必要となります。また、資格取得等も最難関とされるものが多くなっています。
身につける必要があるスキルとは?
年収1000万円を稼ぐために必要なスキルはどのようなものがあるのか?たとえ、難関試験である弁護士や会計士の資格を取ったからといって、必ずしも1000万円以上の稼ぎを出せるとは限りません。年収1000万円を稼げるようになるにはどんなスキルが必要か。求められているスキルのご紹介をさせていただきます。
「問題点に気づき、課題や目標を設定する能力」や「立場や価値観の違う社内外関係同社を調整し、まとめる力」などのスキルが多く求められるようです。職業の部分でご紹介したように自分の力意外に社員をマネジメントする力が必要とされます。下記リンクに参考にさせて頂いたサイトを掲載するので参考にしてみてください。
年収1000万円にするために取り組むことは?
合計で年収1000万円にするオススメ副業!
年収1000万を超えるための副業として、自宅や勤務先、よく行く出張先近くでテナントが入るような賃貸アパートや中古マンションを購入し、大家業を副業にするパターンです。なぜ自宅や勤務先、出張先近くで購入するのか?それは自分自身で購入した物件の掃除や設備点検などといった建物の手入れをしやすくするためです。
また、築年数が古いアパートやマンションを購入したとしても和室からフローリングへのリノベーションやハウスクリーニング、設備交換を行えば、新築の物件を購入するよりも安くすみます。芸能人の中でもブレイク中に貯めておいた貯金でアパートを購入し、生活収入を得ている方が多いため副業としてお勧めできる方法です。
その他オススメできる副業として、空いている時間を有効的に使うことができるクラウドソージングでの副業方法です。経理経験がある方はデータ入力等、サポート業務をしたことがある方なら自宅での電話やメールでのお客様サポート業務など様々なジャンルお仕事をすることができるので、自身の知識を空き時間に活用できます。
年収1000万円を目指すためのオススメの投資
副業の他に1000万円の年収を目指す方法としては投資という方法もあります。難しそうなイメージがある投資は失敗してしまったどうしようという不安がありますよね。現在は投資用のセミナーや勉強会が開かれたり、一般の方でも挑戦しやすくなっています。様々な種類がありますが、人気がある投資方法を2つご紹介します。
一つ目は、企業の発行する株券を購入し購入時よりも金額が高くなった際の利益を狙う株式投資という方法です。株券を購入すると購入した企業の株主という扱いになり、企業が成長するにつれて生まれた利益が配当金として受け取れるようになる他、株主優待として企業のサービス等を利用した際に、お得な割引を利用できます。
二つ目はFXです。よく聞く、FXとはなんの略かわかりますか?FXとは「Foreign Exchane」の略でドルやユーロなどの外貨を取引し、為替差利益やスワップ金利等で利益を得る投資方法です。FXのメリットは少額の資金からでもで大きな資金が運用できる点ですが、しっかり知識を学んでから挑戦しましょう。
年収1000万円稼げるようになるのも夢じゃない!
いかがでしたでしょうか?年収1000万円を稼げるようになるには、専門的な知識や技術だけが必要なのではなく、様々なスキルを身につけたり、人より何倍もの努力が必要となります。中には大家さん業など、今から準備をし始めても遅くない方法もあるので、年収が少なくて悩んでいる方もあきらめるのはまだ早いです。
もちろん年収1000万円にもなると税金も多くかかり、デメリットな部分もありますがその分収入も増えるので高級レストランでの食事やブランド時計を購入したり、旅行に行く機会も増えるかと思います。人生を思い切り楽しむための目標として収入を1000万円を目指してみてはいかがでしょうか?
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