「星が綺麗ですね」の意味・元ネタと返しは？「月が綺麗ですね」との違いも

「星が綺麗ですね」の意味と元ネタは？

「星が綺麗ですね」の意味

「星が綺麗ですね」は「あなたは私の思いを知らないでしょうね」「あなたに憧れています」の意味となることをご存知ですか？「I love you.」をかつて夏目漱石が「月が綺麗ですね」と訳した話は今や有名となっており、ドラマやアニメ等のロマンスにも頻繁に登場しますよね。

今回は、「月が綺麗ですね」とよく似た言葉「星が綺麗ですね」の意味をより深く知りましょう。是非あなたのロマンスにも登場させてくださいね。またその他にもロマンチックな言葉をたくさん紹介していきたいと思います。ストレートな愛の告白ももちろん素敵ですが、奥ゆかしく愛を伝える参考にしてみてくださいね！

「星が綺麗ですね」の元ネタ

「星が綺麗ですね」には明確な元ネタはないとされています。星というのは目に見えていても、手が届かないほど遠くにある美しいものだということから、これを恋愛感情に置き換えて「わたしの思いを知らない」「憧れ」とされたのではないかという説が多く語られる理由のひとつです。

また、タロットカードの「THE STAR.」は「憧れ」を意味するカードであることからも、「星が綺麗ですね」が「あなたに憧れています」という意味だとする説もあります。どちらも、恋人同士になる前の切ない気持ちを表現していますよね。「月が綺麗ですね」の意味もおさらいして、是非告白に活かしてみてください。

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「星が綺麗ですね」と「月が綺麗ですね」の意味の違いは？

「月が綺麗ですね」元ネタは夏目漱石の美学

特に広く意味を知られるようになった「月が綺麗ですね」と言う言葉は、やはりストレートに相手に気持ちを伝える言葉になりつつあります。恋人や好きな相手と一緒に月を見ている時にさりげなく愛を乗せて言うのも良いですし、時には曇り空で月が見えないような時に敢えて言ってみても良いのではないでしょうか。

愛を伝えたいけれどいつもとは違う表現で伝えたい、そんな時にもピッタリの告白の言葉です。夏目漱石も、日本人は「愛している」を奥ゆかしく表現する意味で「月が綺麗ですね」と訳したという俗説もあります。この言葉を送られた相手は、あなたの気持ちを察してくれることでしょう。

「星が綺麗ですね」は関係を深めていく途中で

「星が綺麗ですね」はまだまだ「月が綺麗ですね」ほど大きな広がりのない表現です。また「憧れ」というワードからも、まだ相手との距離感を詰めている過程で気持ちをやんわりと伝えることに向いている言葉であると言えるでしょう。

恋人同士にはなっていないけれど星が一緒に見えるほど仲の良い関係性であれば、相手の気持ちが気になってきますよね。「星が綺麗ですね」と伝えることにより、相手もこの言葉を知っている場合は関係性がステップアップする可能性もあります。押さえきれない思いをやんわり伝え、相手の反応を伺ってみても良いですね。

「星が綺麗ですね」と言われた時の返し・返事の仕方は？

「星が綺麗ですね」に嬉しいお返事

「星が綺麗ですね」というのは、控えめな愛の告白の意味であることをお伝えしました。「星が綺麗ですね」といわれた場合にどのように返せばいいのかを知っておけば、さりげない告白を流すこともなくなり、また粋な返事を返すことで関係はより深くなること間違いなし！

相手に好意がある場合、相手に良い返事を返したい場合には、「星が綺麗ですね」と言われたら元ネタも有名な「月も綺麗ですよ」とお伝えすることをおすすめします。「あなたに憧れています」に対して「わたしも貴方を愛していますよ」と返すことで、気持ちが通じ合こととなりますよ。

「星が綺麗ですね」に良いお返事が難しい場合

「星が綺麗ですね」の意味がわかっていても、良いお返事が出来ない場合もあると思います。そんな時はハッキリとお断りをするのではなく、こちらも「綺麗ですね」とすることにより、相手の告白に気づいていないようお返事をするのが良いと言われています。相手を傷つけず気持ちを受け取ることにもならない為です。

また、相手と仲のいい有人である場合、「星が綺麗ですね」の意味をお互い既に知っていること前提で告白を受ける場合もあるでしょう。そのような場合には、「綺麗ですね」と返すのではなく星座の話や星の話題に切り替えるなどすれば、友人としての時間を楽しむことに繋がりますよ。下記で星座のことも知ってみてくださいね。

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「星が綺麗ですね」その他「空が綺麗ですね」「夜空が綺麗ですね」の意味

「空が綺麗ですね」「夜空が綺麗ですね」は「あなたは私の気持ちを知らないのでしょうね」とのこと。「星が綺麗ですね」とほぼ同じ意味の類語であるようですが、こちらはあまり知られていませんね。恐らく、同じ空の繋がりで派生した表現なのではないかと思われます。

まだまだ遠い距離を感じる相手に、押さえきれない気持ちを伝える言葉です。恋しい相手との距離を近づける過程で、是非使ってみてください。

明日は晴れますか？

「明日は晴れますか？」は「明日わたしの思いは晴れますか？」の意味。意味を知っていないと、上手に返答することは難しいかもしれませんね。交際に発展する一歩手前なら、それとなく普段の雑談などで相手に意味を伝えておいた方が良いかもしれません。

虹が綺麗ですね

「虹が綺麗ですね」は「貴方と繋がりたい」という意味であるといわれます。虹は広い空をつなぐ美しい橋のようですよね。遠距離恋愛中の恋人や、もっと心の距離を近づけたい片思い中の相手に伝えてみてはいかがでしょうか。

メールや電話などで投げかければ、「同じ場所にいるわけじゃないから虹は見えない」という状態になります。すると、投げかけられた時には意味が伝わらなくとも、「なぜ虹が綺麗だと言ったのか？」が疑問として残り、意味を調べる可能性もありますよね。時間差で伝わる告白はとてもロマンチックだと思います。

夕日が綺麗ですね

「夕日が綺麗ですね」は「貴方の気持ちが知りたいです」という意味です。元ネタがあるというよりも、状況から推測した意味の変化によって意味付けられたのだと思われます。夕日の時間帯はデートを切り上げてさよならすべきか、この後の時間も一緒にいられるのか気になってしまいますよね。

「夕日が綺麗ですね」には「夕日が綺麗ですね（もう帰る時間ですか？この後はどうする予定か決まっていますか？）」 という（）内のような気持ちが隠されているのです。「星が綺麗ですね」と伝えらる時間まで共に過ごし、是非告白につなげてほしいと思います。

海が綺麗ですね

「海が綺麗ですね」は「わたしは貴方に溺れています」の意味です。海はとても広く、深い愛情を思い起こさせます。そして溺れる、というのも海のイメージにはありますよね。「海が綺麗ですね」と伝えることで、ちょっと大人の愛情表現になりますよ。

雨音が響いていますね

「雨音が響いていますね」は「あなたを愛していました」ということです。過ぎ去ってしまった過去の思い出になってしまった気持ちを雨音という淋しい表現で伝えています。直接別れ話をするよりも粋な表現かもしれませんね。

雨やみませんね

「雨やみませんね」は「もう少し傍にいたいです」の意味です。同じ傘の下で大好きな人と過ごす時間はとても幸せなものです。「雨やみませんね」と言うことで、もう少しの間同じ傘の中にいたい、濡れないようにもっと傍にいたい。と伝えることが出来ます。

寒いですね

「寒いですね」は「抱きしめてください」の意味。これは元ネタが何かというよりは、「寒いですね」から連想される相手の気持ちかと思います。こういわれることによって相手の気持ちを察し、恋人同士であったり相手に好意があれば抱きしめるという行動になりますよね。

こちらは意味を知らなくても日常で言ってしまっている言葉でもあると思います。お互いに会話の中で、「抱きしめてください」という意味だと言えているカップルにおすすめの表現です。

今日は少し肌寒いですね

「今日は少し肌寒いですね」は「手をつないでください」の意味です。恋人とのデートの時、なかなか手をつなぐ勇気が出ないということもあるのではないでしょうか。「今日は少し肌寒いですね」という言い方ならハードルが下がります。ただし、こちらも事前に意味を相手に伝えておく必要がありますね。

また応用の手段として、恋人が意図せず「今日は少し肌寒いですね」と言った時にサッと手をつないでしまうことをおすすめします。恋人が驚いていたら、「手をつないでくださいという意味があるんだよ」と伝えれば、照れ隠しと共にムードも良くなり、お互いに楽しい時間が過ごせるはずです。

暖かいですね

「暖かいですね」は「貴方が隣にいてくれて幸せです」の意味ですが、この言葉も元ネタは特にありません。大好きな人の隣にいることができればそれだけでポカポカ、体も心も暖かくなります。その気持ちを素直に口に出すことで、幸せという深い気持ちさえ伝わってしまうことなのではないでしょうか。

桜が綺麗ですね

「桜が綺麗ですね」は「私たちはまたここで逢おう」の意味です。出逢いと別れの季節にイメージされることの多い桜は、より多く人の出逢いと別れに関わってきた花であるともいうことが出来ます。桜の時期にお別れし、またいつか、同じ桜のもとで逢おうというのは、絆を感じる美しい約束です。

雪がやみませんね

「雪がやみませんね」は「あなたへの想いが止まらない」という意味です。どんどん積もっていく気持ちを雪と表現した言葉で、こちらも切ない恋心が伝わってきますよね。恋をしている時、自分自身では気持ちの制御が出来なくなってしまうことがあると思います。

音もなくしんしんと降り積もる雪は、そんな静かだけれど確実に降り積もっていく恋心を的確に表現しているといえると思います。勇気があれば、逆に雪の季節じゃない時に片思いの相手にこの言葉を伝えることで真剣かつオシャレな告白となりますよ。

永遠に続く青空

「永遠に続く青空」は「ずっと澄んだ気持ちで愛しています」の意味です。青空が永遠に続くというのは、天候としてありえることではありません。しかし、変わることのない愛を青空という言葉にのせれば、シャイな貴方も恋人に永遠の愛を伝えることが出来るのではないでしょうか。

また、日本人の基準では「永遠に愛している」と言う言葉はどうしてもクサいセリフだと感じてしまう方も多いと思います。表現を変えることによって、相手に素直に気持ちを伝える言葉として是非活用してみてくださいね。「星が綺麗ですね」のように、人の気持ちを空に移す表現、イメージに浮かぶ景色も美しいですよ。

月はずっと前から綺麗でしたよ

「月は、ずっと前から綺麗でしたよ」は「あなたが私のことを好きになる前から好きでしたよ」という意味で、「月が綺麗ですね」に対するお返事としてとてもロマンチックな表現となります。こう返答されたら、お互いの気持ちが通じ合っていると確信できるといっても間違いないでしょう。

「死んでもいいわ」の意味で「月が綺麗ですね」のお返事

こちらも「月が綺麗ですね」のお返事と言われる言葉です。こちらの元ネタは小説家、二葉亭四迷が「私はあなたのものよ」という言葉を「死んでもいい」と訳したところだと言われており、昨今では「月が綺麗ですね」の返答としてスタンダードとなりつつあります。どちらも日本人らしい奥ゆかしさが感じられる和訳です。

あまりに有名な表現となってしまった為、最早告白しているのと同義であると思われます。「月が綺麗ですね」と伝え、「死んでもいいわ」と返事がもらえたなら、相手の気持ちを確かな告白と受け取って問題ないでしょう。

「星が綺麗ですね」で好意を伝えよう

「月が綺麗ですね」の大ブームにより「星が綺麗ですね」をはじめとした類義語やほぼ同じ表現「空が綺麗ですね」、元ネタは違っていてもロマンチックな「虹が綺麗ですね」などの愛の言葉に注目が集まっていますよね。なんでもはっきりストレートに伝えるだけが愛の言葉ではありません。

今回紹介したのは一見遠まわしな愛の言葉ですが、自然に重ねた奥ゆかしい表現をすることによって深い愛情を表現することも出来ます。また、お別れの時や好意に対してお断りをする時、お互い傷を深めない為の表現ともなります。夏目漱石の俗説を起源とした素晴らしい文化をまだまだ大切にしていきましょう。

今回紹介した言葉には元ネタがあるもの、ないもの様々な言葉がありましたが、時には友人の距離感を近づける話題の一つとして、そして時には愛の告白として、これらの言葉をぜひ活用し気持ちを伝えてみてくださいね。