茶道のお茶会とは?
茶道のお茶会の意味とはお客様へのおもてなしの場
茶道のお茶会の意味とは、お客様へのおもてなしの場のことです。お茶会の主である亭主が主催となって、日頃お世話になっている方や仲よくしている友人などを招いて開きます。七夕など季節のイベントごとに開かれるお茶会では、季節感を感じさせるラインナップが並びますので「おもてなしの腕の見せ所」となります。
茶道のお茶会の意味とはお茶やお茶菓子を楽しむ場
茶道のお茶会の意味とは、お茶やお茶菓子を楽しむ場です。厳しいルールや作法などのイメージがありますが、まずは用意していただいたお茶とお茶菓子を楽しむということが大事です。亭主により選び抜かれたお茶とそれと相性の良いお菓子をいただくことで、心遣いを感じると共に会話にも花が咲きます。
茶道のお茶会の意味とは茶を通して歴史を楽しむ場
茶道のお茶会の意味とは、茶を通して歴史を楽しむ場です。お茶会や茶道には深い歴史があり、今自分達がその歴史に触れることで、過去の文化や人々とのフィックスを感じて楽しみます。またお茶碗や内装のインテリアなどにもこだわることで、お茶会の空間全体に一貫性のあるコンセプトが生まれ、味わいが出ます。
結局はお茶会は「人とのコミュニケーションや会話や共有」を楽しむ場という意味なのです。美味しいお茶やお茶菓子も、趣深い歴史のある小物も、そして正しいマナーの見識も、全ては「一緒にいる人とお茶会を楽しむため」であることに変わりありません。マナーを知ればそれらがもっと楽しく感じるでしょう。
POINT
お茶だけではなく会話や歴史を楽しむ会!
お茶会はまずはお茶とお茶菓子を楽しむ場ではありますが、それを媒介としてお茶の歴史そのものを楽しむ場でもあり、その場にいる人々と楽しい時間を過ごすためのものです。そのためのマナーや作法なのです!
お茶会での基本的な作法・マナーとは?
お茶会での茶道の基本的な作法やマナー①正しい服装を守る
お茶会での茶道の基本的な作法やマナーの1つ目は、正しい服装を守ることです。女性がお茶会に行くための正しい服装は、スカートかワンピースです。ただし、正座をしていただくことになるので短めはいけません。立った時に膝が隠れる程度の長さかそれ以上にしておくと、正座をした時に丁度良い見た目になります。
またお茶会において、金属製のアクセサリーはご法度とされています。お茶碗や畳などを傷めてしまう可能性があるからです。お茶会はお抹茶だけではなく、お茶碗などの小物や内装も楽しむ会です。周りも不安になりますので、外しておくか金属製ではない小振りなものにしておきましょう。迷ったら外すのが安心です!
お茶会での茶道の基本的な作法やマナー②髪の毛と爪について
お茶会での茶道の基本的な作法やマナーの2つ目は、髪の毛と爪についてです。お茶をいただく度に髪の毛に触るのは好ましくありませんので、長い髪の人はアップヘアーにしていきましょう。また爪も派手なネイルはいけません。マニキュアは落とすか、ベージュなどの目立たない色に塗り替えていきましょう。
お茶会での茶道の基本的な作法やマナー③白い足袋を履く
お茶会での茶道の基本的な作法やマナーの3つ目は、白い足袋を履くことです。お茶会では靴を脱いだら「白いソックスに履きかえる」のがマナーです。なので、白い靴下や足袋を持参して持っていくことが大事な作法となります。最初から履いていくのではなく、すぐに取り出せるように鞄に入れておきましょう。
最初から履いて行ってしまうと、他のお客様が履き替えをしている時に自分だけが立ちっぱなしになってしまい、浮いて恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。また予めストッキングを履いている場合はそれを脱ぐ必要はありませんので、ストッキングの上から白い靴下を履くようにしましょう。
お茶会での茶道の基本的な作法やマナー④お茶菓子の食べ方
お茶会での茶道の基本的な作法やマナーの4つ目は、お茶菓子の食べ方です。お茶菓子には大きく2種類あります。1つはお饅頭などの生菓子、もう1つはお煎餅などの干菓子です。そのどちらも、お抹茶が来る前に食べ切っておくのがマナーとされています。また生菓子の場合は濃茶、干菓子の場合は薄茶をいただきます。
お茶会のオーナーから勧められてからお茶菓子をいただき始めます。ここで注意をしたいのは、「大福や干菓子」の場合は手でいただくことです。そして生菓子や羊羹は、黒文字を使って食べます。後者は分かりやすいですが、大福は黒文字で切らないように気を付けましょう。
お茶会での茶道の基本的な作法やマナー⑤抹茶の飲み方
お茶会での茶道の基本的な作法やマナーの5つ目は、抹茶の飲み方です。お茶会においてこのマナーが最も代表的だと思っている人も多いと思いますが、抹茶の飲み方はあくまで数あるお茶会マナーの1つであることを念頭に置いて覚えていきましょう。まずは右手でお茶碗を取り、正面に置いて「お手前頂戴致します」と伝えます。
そして茶碗を取り、左手に乗せて2回時計回りに回してからいただきます。お抹茶は3回から4回に分けて飲みきるようにして、飲みきる時には「ズズッ」と音を立てるのが作法です。飲み終わったら軽く口元を指で拭ってから、懐紙で指の汚れをふき取ればOKです。最後に、お茶碗を2回反時計回りにまわして戻します。
お茶会での茶道の基本的な作法やマナー⑥茶碗の拝見について
お茶会での茶道の基本的な作法やマナーの6つ目は、茶碗の拝見についてです。お抹茶をいただいたら、そのお茶碗を右手で持ち、畳のへり外に置き、一礼をします。その両手をついたまま、お茶碗の全体を拝見して楽しみます。軽く持ち上げながら高台やお印を拝見して構いません。その際、膝より高くはならないようにします。
そしてお茶碗を元の場所に戻して、最後にまた一礼をしましょう。亭主(お茶会のオーナー)にお返しする時には、右手でお碗を持ち上げてから左に置いて、お茶碗を2回転させてお茶碗の正面が相手側を向くようにしておきます。最後に半東が取りにきて下さった時に一礼をすればOKです。
POINT
作法やマナーを覚えて茶道をもっと楽しもう!
茶道は歴史が長く文化的背景も深いので、流派によって様々な作法があります。もちろん「美味しく楽しく」が1番大事ではありますが、正しい作法やマナーを覚えておくことで茶道をもっと楽しく感じることができるのです。
茶道初心者の人におすすめの書籍は?
初めての茶道や初心者におすすめの書籍①お茶のすすめ
初めての茶道や初心者におすすめの書籍の1冊目は、「お茶のすすめ」です。茶道の難しいところや厳しいところを抜きにして、「楽しいところだけを魅力的に教えてくれる」という初心者にこそおすすめしたい本です。ほのぼのした親しみやすいイラストと一緒に、素敵で奥深いお茶の世界を覗いてみましょう。
初めての茶道や初心者におすすめの書籍②日日是好日
初めての茶道や初心者におすすめの書籍の2冊目は、「日日是好日」です。筆者の方がお茶を通じて感じたことを、体験記という形で描いています。毎日大変なことがあっても「お茶」という1つの癒しがあることで、心に余裕ができることを教えてくれます。人生に寄りそってくれる、お茶の大きな魅力を知ってみましょう!
初めての茶道や初心者におすすめの書籍③知って得する茶道のいろは
初めての茶道や初心者におすすめの書籍の3冊目は、「知って得する茶道のいろは」です。茶道やお茶会に秘められた深いルーツを探り、理解を深めてくれます。茶道を初めて行った人や場所、そして今も受け継がれているお茶会のルールがなぜあるのかなど、初心者だからこそ最初に知っておきたい知識が満載です。
POINT
茶道のマナーを本で楽しく覚えよう!
茶道だからと言って、堅苦しく身構える必要もありません。まずは初心者向けの茶道の本に触れて、基本的なマナーや魅力を感じてみましょう。知れば知るほど楽しくなってきますよ!
茶道の奥深さについてもっと知ろう!
いかがでしたか?茶道の作法やマナーなどをご紹介しました!お茶会は楽しく過ごすのが1番ですが、その背景には非常に長い歴史があることを忘れてはいけません。基本の作法を知っているからこそ、親しき仲でそれらを崩すことができるのです。まずは正しいルールを覚えておくことが、あなたの教養にも繋がるでしょう。
また、茶道やお茶会と共に歴史が培われてきたお抹茶にも、色々な種類のものがあります。その分、自宅で美味しく飲むための方法も様々だといえるでしょう。アレンジしても美味しいですよね!そんな抹茶の美味しい飲み方を纏めた記事もありますのでご紹介します。家でも美味しく楽しく抹茶をいただきましょう。
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