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そろばんの数の表し方は?

そろばんの数の表し方①五玉は数字の「5」を表す

数字

そろばんは「はり」と呼ばれる横のさんを境に表す数が違います。はりの上にある玉は「5玉」と呼ばれ、数字の「5」を表します。5玉ははりの上にあるので「天の玉(珠)」と呼ばれることもあります。五玉は下げると「5」を意味します。

そろばんの数の表し方②1玉は数字の「1」を表す

寝転がる女性

そろばんのはりを境にして下にある4つの玉のことをそれぞれ「1玉」と呼びます。1玉は数字の「1」を意味します。1玉は4つあり、はりにむかって上がっている玉の数がその数字を意味します。全部上がっていると「4」を意味します。

子供へのそろばんの教え方|足し算のやり方は?

足し算の教え方・やり方①定位点を決めましょう!

先生

子供へのそろばんの教え方のうち、足し算のやり方の1つ目は「定位点を決めましょう!」です。定位点ははりにある小さな点のことで、そこを起点(一の位)にします。

足し算の教え方・やり方②1玉だけを使う足し算は数字の通りに玉を上げる

考える女性

子供へのそろばんの教え方のうち、足し算のやり方の2つ目は「1玉だけを使う足し算は数字の通りに玉を上げる」です。「1+2=」の場合、1を表すために定位点の下の1玉を1つ上げます。そして「+2」を表すためにさらに定位点の下の1玉を2つ上げます。1玉は全部で3つ上がっていますから答えは「3」となります。

足し算の教え方・やり方③答えが「5」以上の足し算は5玉を使いましょう!

計算する男の子

子供へのそろばんの教え方のうち、足し算のやり方の3つ目は「答えが「5」以上の足し算は5玉を使いましょう!」です。例えば「5+2=」という問題の場合、まず「5」を表すために定位点の上の5玉を下ろします。そして「+2」を表すために定位点の下の1玉を2つ上に上げます。これで答えが「7」とわかります。


足し算の教え方・やり方④2桁以上の足し算は定位点を基準にしましょう

黒板

子供へのそろばんの教え方のうち、足し算のやり方の4つ目は「2桁以上の足し算は定位点を基準にしましょう」です。定位点を一の位、その左隣を十の位、さらにその左隣を百の位として数字を玉で表していきます。

例えば「15+22=」という問題の場合、まず定位点の5玉を下げ十の位の1玉を1つ上げます。これで15が表せました。次に15を表した玉はそのままに定位点の一の位の1玉を2つ上に上げ十の位の1玉を2つ上げます。これで完成です。十の位は1玉が3つ、一の位は5玉と1玉が2つ動きました。答えは37となります。

足し算の教え方・やり方⑤繰り上がりがあったら大きい位から計算しましょう

ひらめく女性

子供へのそろばんの教え方のうち、足し算のやり方の5つ目は「繰り上がりがあったら大きい位から計算しましょう」です。例えば「35+82=」の場合、まず一の位の5玉を下げ十の位の1玉を3つ上げ35を表します。次に35の玉はそのままに82を足します。8は5玉と1玉3つで表しますが1玉が足りませんね。

ここで繰り上がりをします。8は「10+2」なので百の位の1玉を1つ上げ十の位の1玉を2つ下げます。これで繰り上がりができました。一の位は1玉を2つ上げるだけで繰り上がりはありません。これで完成です。百の位の1玉が1個、十の位の1玉が1個、一の位の5玉と1玉が2個動いていますね。答えは117です。

子供へのそろばんの教え方|引き算のやり方は?

足し算の教え方・やり方①1玉だけを使う引き算は数字の通りに玉を下げる

考える男性

子供へのそろばんの教え方のうち、引き算のやり方の1つ目は「1玉だけを使う引き算は数字の通りに玉を下げる」です。「2-1=」の場合、2を表すために定位点の下の1玉を2つ上げます。そして「-1」を表すために定位点の下の1玉を1つ下げます。1玉は全部で1つ残っていますから答えは「1」となります。

足し算の教え方・やり方②答えが「5」以上の引き算は5玉を使いましょう!

計算する男性

子供へのそろばんの教え方のうち、引き算のやり方の2つ目は「5以上の数を使う引き算は5玉を使いましょう!」です。例えば「7-2=」という問題の場合、まず「7」を表すために定位点の上の5玉を下ろし1玉を2つ上げます。そして「-2」は1玉を2つ下げます。残っているのは5玉だけなので、答えは「5」です。

足し算の教え方・やり方③2桁以上の引き算は定位点を基準にしましょう


計算する人

子供へのそろばんの教え方のうち、引き算のやり方の3つ目は「2桁以上の引き算は定位点を基準にしましょう」です。例えば「14-3=」の場合、まず「14」を表すために定位点を一の位、その左隣を十の位としてそれぞれの1玉を上げます。次に一の位の1玉を3つ下げ「‐3」をします。残った「11」が答えです。

足し算の教え方・やり方⑤繰り下がりがあったら大きい位から計算しましょう

勉強する親子

子供へのそろばんの教え方のうち、引き算のやり方の5つ目は「繰り下がりがあったら大きい位から計算しましょう」です。「47-28=」の場合、まず47を置きます。そこからまず20を引きます。そして残りの8を引きますが、一の位には7しかなくそのままでは引けないので、繰り下がりをします。

まず十の位の1玉を1つ下げ、10を引きます。しかし8は「10‐2」なのでこのままでは引きすぎています。なので一の位の1玉を2つ上げて引きすぎた分を戻します。これで計算できました。十の位は1玉が1つ、一の位は5玉と1玉4つが残っているので、答えは「19」となります。

子供へのそろばんの教え方|掛け算のやり方は?

掛け算の教え方・やり方①2桁×1桁は大きい位から掛け算する

考える女性

子供へのそろばんの教え方のうち、掛け算のやり方の1つ目は「2桁×1桁は大きい桁から掛け算する」です。しかし足し算や引き算と違うのは、問題をそろばん上に表さないということです。例えば「95×4=」という問題の場合、最初に定位点を一の位にして「95」をそろばん上に表すということはしません。

まず「9×4=」を表します。答えは36ですが、十の位なので定位点より1つ左に答えをずらして玉を置きます。次に「5×4=20」を表します。こちらは一の位の計算なので2は十の位に、0は一の位に表します。十の位にはすでに6が置いてあるのでさらに2つ1玉を動かすことになり、答えは380となります。

掛け算の教え方・やり方②1桁×2桁も大きい位から計算する

本を抱えた女性

子供へのそろばんの教え方のうち、掛け算のやり方の1つ目は「1桁×2桁も大きい位から計算する」です。「3×82=」の場合、まず「3×8=24」を表しますが、十の位の計算なので定位点より1つ左に24を置きます。次に「3×2=6」を表しますが、一の位の計算なので定位点通りに置き答えは246とわかります。

掛け算の教え方・やり方③2桁×2桁は左手の人差し指を基準に置く

指

子供へのそろばんの教え方のうち、掛け算のやり方の3つ目は「2桁×2桁以上は左手の人差し指を基準に置く」です。数が大きくなればなるほどややこしく感じてしまうかもしれませんが、基準がずれないように人差し指を置いておけば間違えることはありません。

「43×28=」は「4×2=8」を置き、人差し指を置きます。次に「4×8=32」の一の位「2」を1つ右隣に表し人差し指も右隣(百の位)に動かします。次に「3×2=6」を表しますが十の位の計算なので人差し指の右隣の玉を動かします。最後に「3×8=24」を定位点を基準に置けば答えが1204とわかります。

子供へのそろばんの教え方|割り算のやり方は?

割り算の教え方・やり方①2桁÷1桁は大きい位から割り算する

勉強する女性

子供へのそろばんの教え方のうち、割り算のやり方の1つ目は「2桁÷1桁は大きい位から割り算する」です。「332÷4=」の場合、そろばん上に332を置いたら百の位の3の下に左の人差し指を置きます。ここが答えの一の位になります。百の位の3÷4はできないので「33÷4=8あまり1」を表します。

人差し指を置いた位の左隣に「8」を置き、33から32を引きます。すると1玉が1つ残るのでこれで表せました。次に残っているのが12なので「12÷4」をします。答えは「3」なので人差し指の右隣に3を置き12を引きます。これで計算はおしまいです。答えは「83」とわかりました。

割り算の教え方・やり方②3桁÷2桁は左人差し指の置き場所に注意!

人差し指

子供へのそろばんの教え方のうち、割り算のやり方の2つ目は「3桁÷2桁は左人差し指の置き場所に注意」です。数字が大きくなれば計算回数も多くなるので、基準を忘れないようにするためです。「204÷68」は204をそろばんに置き人差し指は2つ左隣(千の位)に置きます。そしてまず「20÷6」をします。

千の位に答えの「3」を置いたら「20-18=2」を表します。次に先ほどの「3」に「68」の「8」をかけます。そして元の数から「24」を引きます。この時「68」の「8」は一の位の数なので、引く数は1桁右にずれます。これで「204」が「0」になったので、答えが「3」とわかりました。

割り算の教え方・やり方③あまりのある割り算は残った数に注目

勉強する女性

子供へのそろばんの教え方のうち、割り算のやり方の3つ目は「あまりのある割り算は残った数に注目」です。計算の仕方はこれまで説明した割り算の方法と同じですが、元の数が0にならなかった時あまりが発生したということになるのです。「190÷3=」の答えはあまりが出るのでこの問題を例に計算してみましょう。

まず「190」をそろばんに左手人差し指を百の位に置きます。そして「19÷3」をします。答えは「6」なので人差し指の隣に「6」を置き19から18を引きます。次に残っている「10」を3で割ると3なので先ほどの「6」の隣に3を置き10から9を引きます。残りは「1」なので答えは「63あまり1」となります。

おすすめのそろばんの練習問題集は?

子供におすすめのそろばん練習問題集①いちばんわかりやすい そろばん入門

おすすめのそろばんの練習問題集の1つ目は『いちばんわかりやすい そろばん入門(高柳 和之 監修・成美堂出版・1,026円)』です。足し算や引き算などのそろばんの導入部分を丁寧に説明しているので、初めてそろばんを始めるという人におすすめです。

子供におすすめのそろばん練習問題集②パッチートレーニング

おすすめのそろばんの練習問題集の2つ目は『パッチートレーニング(トモエ算盤・432円)』です。段階に応じて1巻から6巻まであり、実力に応じて選ぶことができます。かわいいイラストや図が豊富なので、小さな子でも楽しく取り組むことができます。

子供におすすめのそろばん練習問題集③新珠算検定試験練習問題集

おすすめのそろばんの練習問題集の3つ目は『新珠算検定試験練習問題集(暁出版・271円)』です。全国珠算教育連盟主催の珠算検定試験に準拠した問題集で、レベルに応じて10級から1級まで発行されています。見やすい大きさの文字なので、小さなお子さんから取り掛かることができます。

子供におすすめのそろばん練習問題集④しゅざん1 最新珠算能力検定問題集

おすすめのそろばんの練習問題集の4つ目は『しゅざん1 最新珠算能力検定問題集(暁出版・486円)』です。初めてそろばんをさわる子でもわかりやすく、問題の前にそろばんの名称や姿勢、指の使い方なども優しく教えてくれています。足し算や引き算をこの本で学んだら『しゅざん2』で掛け算割り算に挑戦しましょう。

子供におすすめのそろばん練習問題集⑤絵でわかるそろばん

おすすめのそろばんの練習問題集の5つ目は『絵でわかるそろばん(堀野 晃 著・日東書院本社・1,404円)』です。基礎から始まり四則演算まで幅広く説明しているので、初めてそろばんにさわるという人から昔そろばんをやっていたけれど忘れてしまったという人におすすめです。お子さんに教えたいという人必見です。

そろばんで親子のコミュニケーションを深めましょう!

いかがでしたか。そろばんは昔から伝わる計算道具ですがIT時代に入るにつれてその需要が薄れてきています。しかし、そろばんは子どもの右脳に働きかけ記憶力や直感力を育てる効果があるといわれていますから、親子のコミュニケーションツールとして、さらにお子さんの健やかな成長のためにそろばんを使ってみましょう。

お子さんの教育に興味があるという人はこちらの記事もおすすめです。勉強好きな頭のいい子を育てる方法や育て方について詳しくご紹介しています。そろばんもそのツールのひとつになれば幸いです。

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