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万年筆の使い方|準備の仕方

①万年筆の種類を確認する

キャップの開いた万年筆

万年筆を使い始めるときは、まず、どのような種類なのかを確認しましょう。万年筆は、油性ボールペンと違い、使い始める前にインクを吸い込ませて補充する必要があります。種類よってインクの吸入方法が異なり、使い方も変わってくることがあるため、知っておくことは大切です。

    万年筆の種類

  • カートリッジ式:インクが入ったカートリッジを嵌め込んで使います。
  • コンバーター式:インク瓶にペン先をつけて吸い上げます。

POINT

両用式もある

万年筆の種類にカートリッジ式とコンバーター式があることについて述べましたが、現代の万年筆は、両方に対応している両用式も多いです。両用式の場合は、カートリッジまたはコンバーターを万年筆に装着し換えることで使い分けることができます。

初心者にもおすすめの万年筆を選びたい場合は、こちらの記事で自分に合ったものを探してみましょう。勉強にぴったりな書き心地の重視のものや、趣味で集めるのも楽しいデザイン重視のものなどがまとめられています。初心者向きの選び方も紹介しているので、勉強になりますよ。

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②インクを準備する

インクと文字と万年筆

万年筆を使い始めるときは、インクを準備することが最初のステップとなります。真新しい万年筆を買っても、中はインクが空っぽの状態でやってくるためですね。使い始めは、インクも合わせてゲットしておかなければ使えないので、忘れないようにしてくださいね。

万年筆のための専用のインクは、メーカーによって染料の種類、発色、粘性などが異なってきます。上手に使い分けることで、書き上げる文字にも、独特の魅力が生まれます。趣味や勉強、仕事など、使い方に応じて幅広いバリエーションの中から選んでいきましょう。

万年筆の使い方|インクの入れ方

①カートリッジ式の入れ方

万年筆のペン先

選んだ万年筆がカートリッジ式であれば、軸の部分を回して、ペン先がついている部分と胴軸の部分とに分けることから始めましょう。ペン先がついている部分に、カートリッジを嵌め込むための空洞があります。ペン先を上にして、真っ直ぐ嵌め込むようにしてください。奥のほうでカチッと嵌まる感触が伝わってくればOKです。

カートリッジがきちんと嵌ったら、インクがペン先に行き渡るまで待ちます。問題なく行き渡ったかは、試し書きをしてインクの流れ具合をチェックします。綺麗に流れ出なければ、カートリッジの中央部分を軽く押して、ペン先にインクを送り出してみてください。綺麗に出ないからと、強く振るのはNGですよ。

POINT

カートリッジは回さない

万年筆にインクカートリッジを嵌め込むときは、くるくる回さないように注意しましょう。回したほうが嵌め込みやすいように思えるかもしれませんが、軸の内側を傷つけてしまう可能性があります。焦らずに真っ直ぐ嵌め込むことがポイントです。

②コンバーター式の入れ方

羽ペンとインク

万年筆がコンバーター式のときも、軸の部分を回して、ペン先と胴軸の部分に分けましょう。ペン先にコンバーターが嵌め込まれていることを確認したら、インクを吸入していきます。嵌め込まれていない場合は、カートリッジのように取り付けていきます。

ただし、コンバーターの扱いは、メーカーによって微妙に異なる場合があります。回転式やプッシュ式など、種類にも違いがあるので、細かい使い方は説明書を見ながらチェックすると良いでしょう。

基本的な使い方は、下記の通りです。ペン先に付着したインクは、乾燥する前にティッシュで拭って綺麗にしてくださいね。詳しい使い方を目で見ながら勉強したい方は、動画も併せてご覧ください。

    回転式

  1. 1コンバーターのつまみを左に回してピストンを下げます。
  2. 2万年筆を垂直にインク瓶に入れます。
  3. 3瓶底にぶつけないようペン先を完全にインクに浸します。
  4. 4つまみをゆっくり右に回してインクを吸入させます。
  5. 5満タンにしたら、つまみを左に回しインクを2~3滴戻します。

    プッシュ式

  1. 1胴軸をはずして万年筆を垂直にインク瓶に入れます。
  2. 2瓶底にぶつけないようペン先を完全にインクに浸します。
  3. 3ノックを5~6回ほど押してインクを吸入させます。

POINT

両用式は使い分けよう

カートリッジとコンバーターの両用式の万年筆の場合、シチュエーションに応じて使い分けましょう。カートリッジは外出先にインクの予備を持ち運びたいときに便利です。コンバーターは、家や仕事場などで落ち着いて使うときに向いています。インクのコスパが抑えられますし、色も豊富なので選ぶ楽しみが生まれます。

万年筆の使い方|持ち方と書き方

①持ち方

万年筆を持つ

万年筆の持ち方は、基本的にはボールペンや鉛筆などと同じですが、細かい注意点がいくつかあります。まず注意したいのは、キャップですね。万年筆のキャップは胴軸の後ろに嵌めて使うのが基本です。好みで外しても良いのですが、重さやバランスを考えて設計されているので、装着したほうがスムーズな書き方ができます。

また、ペン先に刻まれている模様の向きにも注意が必要です。趣味で集める場合の重要なポイントなる模様ですが、万年筆を持つときの目印にもなります。必ず模様がある方を表にしてくださいね。また胴軸は、45~60度ほどの角度に傾けて持つと扱いやすいです。斜めに寝かせるようにして持ってみましょう。

②書き方

万年筆で書く

万年筆の書き方で一番大切なのは、力を入れすぎないことです。万年筆のインクは、ペン先が優しく紙に触れただけでも綺麗に流れ出てくるようになっています。そのため、筆圧をかける必要がないのです。逆に、筆圧が強すぎる書き方だと、ペン先が開いてしまったり曲がってしまったりする可能性があります。

ペン先が変形してしまうと、どのような書き方や持ち方をしても綺麗な線を引くことができなくなります。勉強で使うにしても仕事で使うにしても、綺麗に書けない万年筆は集中力を妨げてしまいます。万年筆の書き方では、なによりも優しく扱うことが大切なのです。

また、万年筆で文字を書いた後は、うかつに文字に触れないように注意しましょう。インクが乾燥する前に触れてしまうと、線がかすれてしまいます。慣れてくると、乾燥前に文字に触れない書き方が自然にできるようになるので、それまでは意識していてくださいね。万年筆の文字は独特なので、趣味で追求するのも素敵ですよ。

万年筆の使い方|保管の仕方

①キャップは閉めて保管

メモ帳とペン

万年筆を使用しないときは、キャップは閉めて保管するようにしましょう。ペン先はデリケートなので、ふとした拍子の衝撃から守るためには大事なことです。また、開けたままにしていると、インクが乾燥して書けなくなる可能性があります。趣味で使うにしても、仕事や勉強で使うにしても、正しく保管するようにしましょう。

②ペン先は下にしない

銀色のペン先

万年筆を保管するときは、ペン先を下にしないように注意してください。「ペン立て」という言葉があるように、ペン先を立てて保管することがポイントになります。ペン先を下にしてしまうとインクが詰まって乾燥してしまう可能性があります。

万年筆を胸ポケットにさして移動するときも、ペン先が上になるようにしてくださいね。趣味やファッションで胸元を飾るのに素敵なアイテムになりますが、向きには配慮しましょう。キャップのクリップの通りにさしておけば間違いありませんよ。

また、勉強机や仕事机の上など、とくに揺れたり衝撃を受けたり心配する必要がない場合は、横に寝かせて保管しても構いません。しかし、かばんに入れて持ち運ぶ場合は、揺れや衝撃から守れるようにケースに入れて保管するようにしましょう。

③定期的に使う

万年筆と方眼紙

万年筆を収納して保管していても、入れっぱなしという状態にするのは避けましょう。とくに趣味でコレクションしている場合、保管したままということも良くあります。万年筆を使わずに放置しておくと、ペン先でインクが乾燥して書けなくなる可能性が高くなります。

せっかく趣味で気に入ったものを揃えたのに、使えなくなってしまうのは悲しいですね。勉強や仕事、趣味の時間でも良いので、2~3日ごとに定期的に使っていくのが理想です。使えば使うほど手に馴染んで、万年筆の魅力も増していきますよ。

定期的に万年筆を使うのであれば、字の練習をするのが一番ですね。こちらの記事では、ボールペン字が上手くなる練習方法を紹介していますが、万年筆にも通じるものがあります。コツや練習方法を参考にして、定期的に使いつつ、字の上達も目指してみませんか?

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万年筆の使い方|お手入れの仕方

①カートリッジ式のお手入れ

花と万年筆

万年筆のお手入れは、水での洗浄が基本になります。お手入れするのがカートリッジ式なら、ペン先が付いている軸だけを取り外し、水を入れた容器に1~2時間ほど浸けるようにしましょう。容器に入れた直後にインクで水がひどく汚れる場合は、数回ほど水を交換して洗浄します。

水の汚れをそのままにして洗浄してしまうと、錆や金属のくもりの原因になってしまいます。せっかくお手入れをするのであれば、完全な状態で維持できるよう洗浄していきたいですね。

長いあいだ使用せず、放置してしまっていた万年筆を手入れするときは、一晩ほど浸けて洗浄すると良いでしょう。汚れが落ちてペン先が綺麗になったら、流水ですすいで、ティッシュペーパーで水気を拭き取り乾燥させます。お手入れのときは、決して自然乾燥はさせないよう気をつけてください。

②コンバーター式のお手入れ

ろうそくと万年筆

万年筆のコンバーター式のお手入れは、内部に残っているインクを抜くことから始めます。残っているインクが古いものであれば、インク瓶に戻さないようにしてくださいね。内部のインクが抜けたら、容器に入れた水の中にペン先を沈めて、水を出し入れして洗浄します。インクの色が出なくなるまで洗浄を繰り返してください。

完全に色が出なくなったら、コンバーターを取り外して、ペン先がついている軸の部分だけにします。取り外したペン先の軸は、カートリッジ式と同じ洗浄方法で進めていけばOKです。流水ですすいで洗浄が完了したら、ティッシュで拭って乾燥させれば完了ですね。

使い方を知って万年筆を華麗に使いこなそう

万年筆は使いにくいと敬遠されることあるかもしれませんが、使い方のポイントを押さえておけば、非常に優れた文房具になってくれます。デザインがおしゃれなものも多いので、勉強や仕事などで使いこなすことができると素敵ですよね。

万年筆を使った文字の書き方を趣味にする人も多いので、この機会にぜひ使いこなしてみてください。ボールペンでは実現できない、独特の美しさを堪能しましょう。

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