朝の一言の構成は？
スピーチの構成①伝えたい事を明確にする
スピーチの構成1つ目は伝えたい事を明確にする事です。そもそも、多くの人を悩ませているにも関わらず、多くの会社で朝の一言がなぜ行われているかというと、会社で働く上で重要な、「相手に伝える」ための技術を実践を通して身に付ける事を目的としていることが多いです。
伝えたいことを明確にしておかないと、話がごちゃごちゃしがちで、結局何を言いたいのか自分にも相手にも分からなくなってしまいます。その場で考えて話すのはハードルが高いですが、事前に考える時間のある朝の一言スピーチでは、伝える事を明確にして、その内容をしっかり伝えるための構成を考えましょう。
スピーチの構成②簡単に起承転結を作る
スピーチの構成2つ目は起承転結を作ることです。話の基礎とも言われる起承転結ですが、朝の一言スピーチとなると忘れてしまいがちです。しかし聞いている側からすると、やはり起承転結があったほうが分かりやすく伝えたいことがきちんと伝わりやすいのです。
起承転結といっても、簡単なもので構いません。起承転結と、それぞれの部分の分配を意識するだけで、まとまったスピーチになります。
スピーチの構成③共感できる無難な事例を取り入れる
スピーチの構成3つ目は、共感できる事例を使うことです。伝えたい事を相手にしっかり伝えるには、例えが重要な役割を果たします。この例えが抽象的すぎると、自分と相手が感じる事の間に違いが生まれて伝えたいことがうまく伝わらないことがあります。
具体的な例えであっても、相手にとって身近なものでなければ、実感を持って納得できる話にはならないので、つまらなく感じてしまいます。朝の一言スピーチでは、伝える相手が多数なので、多くの人が共感できるような無難な事例を取り上げながら話すように心がけましょう。
朝の一言のネタ・例文10選
今日の一言のネタ・例文①今日は〇〇の日
朝の一言のネタ1つ目は、今日がなんの日かという話題です。1年366日、毎日何かしらの日として制定されています。スピーチを話す日がなんの日になるのかを調べると、想像以上に記念日があることに驚くかもしれません。その中から、自分が話しやすいと思ったものを選んで、所感をつけるだけで簡単にスピーチになります。
例文としては、「今日、3月9日はサンキューの日です。数字のサンとキューでサンキューという語呂合わせから制定されたそうです。普段はなかなか感謝を口に出して言えませんが、サンキューと、もっと気軽に感謝を伝えても良いのではないかと感じました。」となります。
今日の一言のネタ・例文②体調管理
朝の一言のネタ2つ目は、体調管理についてのネタです。体調管理は、多くの人にとって関心があることなので、朝の一言としては無難な間違いのないネタであると言えます。体調管理の中でも、へぇと思えるような豆知識があると、聞き手も楽しめる朝の一言になるでしょう。
例文としては、「最近風邪が流行り始め、マスクが手放せなくなりました。マスクは、鼻に合わせて先に広げてからゴムを耳にかけると、隙間がなく効果が上がるそうです。今年はこのマスクの付け方で体調管理をしっかりして業務に取り組みたいと思います。」となります。
今日の一言のネタ・例文③今日の天気に関すること
朝の一言のネタ3つ目は、天気の話題です。天気も多くの人にとって関心のある話題なので、無難で簡単なネタです。体調管理や聞き手を気遣う内容などを入れると無難でも人と被りにくいのでより良いでしょう。
例文としては、「夏の厳しい日差しが落ち着いてきて、今日は随分と過ごしやすい1日になりそうです。昼間は暑いほどでも、朝晩は冷えることも多くなったきたので、1日出かけるときには温かい羽織ものなどで風邪などひかぬように気をつけましょう。」となります。
今日の一言のネタ・例文④無難な時事ネタ
朝の一言のネタ4つ目は、無難な時事ネタです。時事ネタは、簡単な話題の1つですが、マスコミに批判されている話題などは、ネガティブになってしまいがちなのでお勧めできません。無難なのは、スポーツやイベントなどのポジティブにできるものです。
例文としては、「来年、新元号になることが決定して色々なことに平成最後のという枕詞がつけられるようになりました。何気ないことでも、この枕詞がつくと感慨深いものがあります。子普段忘れがちですが、二度とない今日を大切に生きようと感じました。」となります。
今日の一言のネタ・例文⑤季節のイベント
朝の一言のネタ5つ目は、季節のイベントについてです。日本には四季があり、1年の中でも色々なイベントがあります。イベントごとは、身近な話題なので堅苦しくならず、話しやすい無難なネタのひとつです。
例文としては、「先日、節分の豆まきを行いました。節分とは、各季節の始まりの前の日を指し、実は1年に4回あります。その中でも立春の前日が重要視されるのは、旧暦では春の初めが新年だったからです。新年を迎えた時の気持ちを思い出し、今日も頑張りたいと思います。」となります。
今日の一言のネタ・例文⑥本の簡単な所感
朝の一言のネタ6つ目は、本の所感です。読書が好きなら、話しやすい話題のひとつです。最近読んだ本の大まかな内容と所感で簡単にスピーチができます。
例文としては、「最近、レインツリーの国を読みました。インターネットを通じて出会った男女の何気ない恋愛のお話ですが、心が暖かくなりました。大人になると、将来を気にして身動きが取りづらくなりますが、今ときめくことをもう少し大事にしたいと感じました。」
今日の一言のネタ・例文⑦体調管理に役立つ料理
朝の一言のネタ7つ目は、体調管理に役立つ料理です。料理自体は好き嫌いが分かれますが、体調管理に役立つものならば、知っていて損はないので、朝の一言としても使いやすいネタになります。
例文としては、「花粉が飛ぶ季節になりました。花粉症予防には、善玉菌が良いそうで、毎朝善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖を含むバナナに善玉菌を多く含むヨーグルトにかけて食べています。続けて、花粉症の季節を乗り越えたいです。」となります。
今日の一言のネタ・例文⑧会社の業務に関連すること
朝の一言のネタ8つ目は、会社の業務に関することです。会社の朝礼でのスピーチなので、誰もが身近に感じ、仕事への意欲を高めることも期待できます。
例文としては、「最近、新商品のチョコレートをよく食べます。カロリーは気になりますが、美味しくてついつい食べ過ぎてしまうので、小さいパックや個包装での販売も考えたら良いかなぁと感じています。」となります。
今日の一言のネタ・例文⑨家族の話題
朝の一言のネタ9つ目は、家族の話題です。その人の日常が垣間見え、親しみやすく感じる話題です。特に子どものネタはほっこりするものが多いのでおすすめです。
例文としては、「つい最近まで、パパと結婚すると言っていた娘がついに同じクラスに好きなお男の子ができたようです。もう何もわからない小さかった娘ではないと、成長を嬉しく思うと同時に、寂しさも感じています。二度と戻らない今を大切にしようと感じた出来事でした。」となります。
今日の一言のネタ・例文⑩趣味
今日の一言のネタ10こ目は、趣味の話題です。仲の良い間柄でなければ、会社の人と趣味の話をすることは少ないと思いますが、自分の趣味なら簡単にスピーチになりますし、朝の一言で話すと、同じ趣味を持った人に出会えるかもしれません。
例文としては、「先週末に趣味である舞台の観劇に行きました。舞台という非日常的な空間が好きで、笑って泣いて元気をチャージしたので、今週も1週間頑張りたいと思います。」となります。
朝の一言でのNGな言葉・話題は？
朝の一言でNGなネタ①ネガティブな話題
朝の一言でNGなネタはネガティブな話題です。朝のスピーチですから、1日を気持ちよく始めるためにはネガティブな話題は向きません。前向きに1日頑張れるような話題を探しましょう。
朝の一言でNGなネタ②批判的な言葉
朝の一言でNGなネタ2つ目は批判的な言葉です。朝の一言は、多くの人が聞きます。自分には批判すべき内容だと感じても、そう思わないという人にとっては嫌な気分になってしまいます。色々な考えの人がいることを考慮してスピーチを構成しましょう。
朝の一言を上手に話すコツは？
朝の一言を話すコツ①自分の話すスピードを理解する
朝の一言を話すコツ1つ目は、自分の話すスピードを理解することです。話をするスピードというのは人それぞれですが、聞き手が聞きやすい話のスピードは、だいたい1分間に250文字から300文字と言われています。会社でスピーチをするときには、この文字数を目安に文章を構成していくと良いでしょう。
朝の一言スピーチをするときには事前に練習をして、聞き手が聞きやすく自分の話しやすいスピードに慣れておくと良いです。そうすることで、時間が余ってしまったり、内容が入りきらなくなったりして焦ることが少なくなるので、より良いスピーチになります。
朝の一言を話すコツ②緊張している自分を受け入れる
朝の一言を話すコツ2つ目は、緊張している自分を受け入れる事です。大勢の人前で話す事というのは限られた職種の人を除いてはあまりある事ではありません。ですから、どんなに準備を万端にしていても緊張するのは当然です。
緊張することは悪いことではありません。まずは緊張を受け入れて、「朝の一言で失敗しても死なない」という気持ちでリラックスして臨みましょう。
ある程度の緊張は良いのですが、どうしても緊張しすぎてしまう場合は、緊張を解くおまじないなどを試して見るのも良いでしょう。下の関連記事を参考にして、自分にあったものを探して見てください。
朝の一言を話すコツ③相手との会話のキャッチボールを意識する
朝の一言を話すコツ3つ目は、会話のキャッチボールを意識することです。どんなに良いスピーチ内容でも、覚えたものを暗唱するようにつらつらと話すのでは、相手に伝わらないことが多いです。スピーチの聞き手は、内容以外の声や表情といった要素からも多くの情報を得ているのです。
そのため、スピーチをするときには、相手の目を見て伝えることが必要です。相手の反応を見ながら、伝えようと意識して話すと、自然と表情が豊かになったり、話す内容によって声のトーンや抑揚が変わり、より伝わりやすいスピーチになります。
ネタを見つけて朝の一言を楽しもう！
朝の一言は、悩みの種にもなりますが、何を話そうかネタを探していると、思いがけず有意義な情報に出会ったり、朝の一言をきっかけに人の輪が繋がったりすることもあります。無難なネタでも、自分らしく楽しんでスピーチができると良いですね。
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