お酌でのマナーの重要性は?
お酌でのマナーはお酒の場での礼儀作法
お酌でのマナーは、お酒の場での礼儀作法です。「お酌」とは、お酒を注ぐことのことで、新年会や忘年会、飲み会などのお酒の場では必ずといっていいほどお酌が行われます。そこでお酌の正しい仕方を知らないと、礼儀作法を知らないことにつながってしまうのです。
お酌はコミュニケーションツールになる
お酌はコミュニケーションツールになります。お酒の場でのマナーを知っていることで、その場にいる上司や先輩、お客様などをおもてなしすることができ、相手との距離を縮めることができます。
相手との親睦を深めることができるので、お酌はまさにコミュニケーションツールの一つです。しかもお酌を上手にすることができれば、相手に好印象を与えられること、間違いなしなのでぜひ覚えておきましょう!次のパートから詳しくご紹介していきます。
【基本編】知っておくべき正しいお酌のマナー7選!
知っておくべき正しいお酌のマナー①お酌の仕方は上席から回るのが基本
知っておくべき正しいお酌のマナーの1つ目は、「お酌の仕方は上席から回るのが基本」です。お酌の基本は、目下の人から目上の人に行います。まずは、上司や主賓の方から回るようにしましょう。1対複数の方へお酌をするときには、上座にいる人から順番に回ればOKです。
中には目上の方がお酒を注いでくださる方もいるので、そのようなことがないように先回りして動くようにしましょう。年長者の方、目上の方をおもてなしするような気持ちでお酌をしていきます。
知っておくべき正しいお酌のマナー②タイミングよくお酒をつぐ
知っておくべき正しいお酌のマナーの2つ目は、「タイミングよくお酒をつぐ」ことです。グラスが空きそうになったら「お注ぎしましょうか?」「いかがですか?」と声をかけてからお酒をつぐようにしましょう。中には別のお酒に変えたいという方や、ぬるいビールに冷たいビールを注ぎ足すのは嫌な方もいます。
お好みに合わせて気持ちよく飲んでもらえるように、配慮することを忘れないようにしましょう。ワインを飲んでいるときは、ワインの種類や銘柄を変える場合には、グラスも新しくするのが正しいマナーです。細かいところにも心を配れるといいですね。
知っておくべき正しいお酌のマナー③ビールはラベルを上にしてつぐ
知っておくべき正しいお酌のマナーの3つ目は、「ビールはラベルを上にしてつぐ」ことです。ビールは飲み会や接待、新年会などの乾杯の時に必ずといっていいほど飲まれますので、ぜひ基本のマナーとして覚えておきましょう。ビールをつぐときには、右手でラベルが上になるようにビンを持ちます。
瓶が温まるのが嫌な方もいるので、左手を軽く添えておきます。ビールはコップに残っているときにつぐのは悪いマナーになりますので、「いかがですか?」と声をかけて飲んでもらい、空になったところに注ぎ足すようにしましょう。
知っておくべき正しいお酌のマナー④ビールの泡は上手に作るのが基本
知っておくべき正しいお酌のマナーの4つ目は、「ビールの泡は上手に作るのが基本」です。ビールの泡を楽しみにしている人もいますので、ビールの泡は上手に作るように意識しましょう。理想はビールと泡が、7対3になる割合です。最初は勢いよくついでも大丈夫ですが、徐々にゆっくりついでいくと上手に泡が作れます。
勢い任せで入れてしまうとビールが泡だらけになったり、最悪の場合にはあふれてしまいます。慣れるまではゆっくり行った方が安心です。こぼれないように注意しましょう。
知っておくべき正しいお酌のマナー⑤日本酒のお酌は八分目までつぐ
知っておくべき正しいお酌のマナーの5つ目は、「日本酒のお酌は八分目までつぐ」ことです。ビールのようになみなみと注ぐと悪いマナーとなってしまうので気をつけましょう。お酌をするときには、徳利の中央を右手でしっかりと持ったら、左手は下側に添えます。
熱燗の場合には右手で徳利の首を持ち、左手にタオルなどを当てて、火傷をしないように気をつけましょう。日本酒を注ぐときには盃を持ってもらわないと「置き注ぎ」という悪いマナーになりますので、必ず持ってもらいましょう。八分目ほどまでついだら、滴が垂れないように最後は徳利を回すようにして持ち上げます。
知っておくべき正しいお酌のマナー⑥ワインやシャンパンはラベルを上につぐ
知っておくべき正しいお酌のマナーの6つ目は、「ワインやシャンパンはラベルを上につぐ」ことです。ビールと同じように、ボトルのラベルが上になるようにつぐようにしましょう。右手でボトルの下の方をもち、ラベルが見えるようにしたら、左手は下から軽く添えるようにしながら注いでいきます。
ワインやシャンパンは、グラスの3分の1ほどまで注ぐのが正しい基本マナーです。ワインの香りを楽しむためにグラスを回したり、色を確かめるためにグラスを傾ける方もいるので、それ以上注いでしまうと悪いマナーになるので気をつけましょう。
知っておくべき正しいお酌のマナー⑦レストランではワインはお酌しない
知っておくべき正しいお酌のマナーの7つ目は、「レストランではワインはお酌しない」ことです。レストランではスタッフの方やソムリエが注いでくれますので、自分でお酌をしないようにしましょう。目の前にボトルがあったとしても、スタッフの方にお願いをするのが基本マナーになります。
【応用編】知ってるとかっこいい正しいお酌のマナー5選!
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナー①ビールは空にしてお酌してもらう
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナーの1つ目は、「ビールは空にしてお酌してもらう」ことです。お酌してもらうときには、ビールを飲み干してから注いでもらいましょう。グラスは強く握ると手の温度で温まってしまうので、気をつけながら中央を持ちます。
女性の場合はグラスの下に反対の手を添えると、美しい仕草に見えるのでおすすめです。最初はグラスを傾けて、半分を超えたあたりから徐々に起こしてくると、泡も上手に作れます。
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナー②日本酒は手に持ってお酌を受ける
続いてご紹介する、知ってるとかっこいい正しいお酌のマナーの2つ目は、「日本酒は手に持ってお酌を受ける」ことです。盃をテーブルに置いたままだと悪いマナーになりますので、必ず両手に持ってお酌してもらいましょう。持ち方は右手の中指と薬指で盃の底を支え、親指と人差し指で上手を持ちます。
盃は両手で持つのが基本になるので、左手は盃の下の方に添えると良いでしょう。お酒を注いでもらったら、一口飲んでからテーブルに置くのがマナーです。
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナー③お酌ではワイングラスに触らない
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナーの3つ目は、「お酌ではワイングラスに触らない」ことです。ワインの場合には、お酌してもらうときにはワイングラスを触らないのが正しいマナーです。グラスを持ってしまったり、手を添えたり、傾けたりすると、悪いマナーとなりますので気をつけましょう。
注いでもらうのが終わるまで、静かに待つのが基本です。お酌してくれる人に任せておけばいいので、日本酒とは違ったマナーを楽しむつもりで覚えておきましょう。
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナー④返杯は断らずにいただく
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナーの4つ目は、「返杯は断らずにいただく」ことです。お酒を注いだ場合には、相手から返杯を受けることもあるでしょう。これをお断りすることは悪いマナーとなり、失礼になりますので断らずにいただきましょう。
もう飲みたくなくても、飲むつもりがない場合でも、一口だけでも口をつけてからテーブルに置くのがマナーとなりますので、そのまま置かないように気をつけます。
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナー⑤飲めない時は上手にお断りする
知ってるとかっこいい正しいお酌のマナーの5つ目は、「飲めない時は上手にお断りする」ことです。もう飲めないときは無理して飲まなくても、お断りしても大丈夫です。グラスや盃の上に、手でフタをするようにして「もう結構です」という合図を送ります。
ジェスチャーだけでも、一言添えてもOKです。日本酒の場合には、盃を逆さまにして伏せることで「もう結構です」という意思表示ができます。無理して飲まずに、上手にお断りする方法も覚えておくのもお酌の大切なマナーですね。
意外とやりがち!悪いお酌のマナー例3選!
意外とやりがちな悪いお酌のマナー例①勝手にグラスにお酒を注ぐ
意外とやりがちな悪いお酌のマナー例の1つ目は、「勝手にグラスにお酒を注ぐ」ことです。飲んでいる最中や、まだ飲み途中のグラスなどに勝手にお酌をしてしまうのはワウ類マナーです。グラスの半分以下になった頃を見計らって「いかがですか?」「お注ぎします」「どうぞ」と声をかけます。
声をかけたら相手がグラスを空にしてくれますので、それからお酒を注ぐようにしましょう。温度が違うお酒を入れてしまうことや、違う銘柄の飲み物を継ぎ足してしまうのも悪いマナーとなりますのでご注意くださいね。
意外とやりがちな悪いお酌のマナー例②ビール瓶を持ってお酌に回る
意外とやりがちな悪いお酌のマナー例の2つ目は、「ビール瓶を持ってお酌に回る」ことです。お酒を持って席を移動することは悪いマナーとなりますので、お酌に回る時には手ぶらで移動して、その席にあるお酒をつぐようにしましょう。ビール、ワイン、日本酒など全てのお酒に当てはまりますので覚えておくと良いです。
また、立ち上がってあちらこちらの席へとお酌に回りたい気持ちもわかりますが、周りの人も落ち着かなくなってしまいますので、会場の雰囲気に合わせてお酌のするかどうかの判断をしていきましょう。まずは隣席の方にお酌をして楽しんでもらうことから意識するのが大切です。
意外とやりがちな悪いお酌のマナー例②「手酌でいい」方を放っておく
意外とやりがちな悪いお酌のマナー例の2つ目は、「手酌でいい」方を放っておくことです。中には「手酌て飲むから放っておいてくれていいよ」と言ってくれる方もいるでしょう。自分のペースで飲みたい人もいるので、その方に合わせて臨機応変にお酒の席を楽しむのもマナーの基本です。
しかし、あまりにも放置しておくのは逆に失礼に当たる場合があるので注意が必要です。グラスがあく何回かに1回は「いかがですか?」と声をかけるようにするのがいいでしょう。迷惑がる人はそうそういないはずですし、気配りをしていることの現れになります。
お酌の正しいマナーを身に着けた大人になろう!
お酌の正しいマナーについてご紹介しましたが、いかがでしたか?お酒をつぐだけですが、細かいマナーが存在しますのでぜひとも飲み会の前には覚えておきたい基本マナーです。お酌が上手にできると、場の空気も温まり、コミュニケーションが円滑になることでもっと楽しい時間が過ごせるようになるでしょう。
飲み会はなるべく楽しい時間を過ごすために、マナーや服装、座る位置も確認しておきたいですよね。こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
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