結婚式招待状でのマナーの重要性は?
結婚式招待状でのマナーは大切
結婚式招待状でのマナーはどれくらい重要なのでしょうか。人によって考え方はそれぞれですが、新郎新婦にとって結婚式は今までの人生の中でも大きなイベントのひとつになります。その新郎新婦がお金をかけてゲストと自分たちのために開くのが結婚式ですから、思い入れも強いことでしょう。
しかし、ちょっとした不注意やミスで、もらった招待状の返信が遅れてしまったり、マナーに沿わないことをしてしまうと、新郎新婦を傷つけることにもなりかねません。招待状のマナーの重要性は、最高に高いというわけではないものの、大人として相手を尊重するためには大切なことです。
これからも信頼関係を築いていくために
結婚式で、これまでの人間関係が変わってしまうということも少なくないようです。特に、近頃親交がないが招待したい旧友や、昔の同僚などの場合には、招待したのに音信不通だったり連絡しても返信がもらえないということも起こらないとは限りません。
結婚式はお祝いの気持ちがあることが大前提です。新郎新婦は自分たちのためだけではなく、これまでお世話になった人たちへの感謝の気持ちを表現するために、たくさんのおもてなしを用意しています。これからも新郎新婦との信頼関係を築き続けていきたいのであれば、結婚式招待状でのマナーは最低限守るようにしましょう。
【基本編】知っておくべき正しい結婚式招待状のマナー3選!
【基本編】知っておくべき正しい結婚式招待状のマナー①返信は一週間以内に
知っておくべき正しい結婚式招待状のマナー基本編の1つ目は、招待状が届いてから返信を一週間以内にはするということです。結婚式の招待状の返信期日は、発送日からおよそ3週間から一か月の間で設定されています。基本的にはその返信状況を元に、新郎新婦は席決めやお料理や引出物の数を決めていくことになります。
返信期日がまだまだ先だからと言って、結婚式招待状の返信ハガキをぎりぎりまで出さないというようなことをしてしまったことはありませんか。必ず出席できることが決まっているのであれば、結婚式招待状が届いたらすぐに返信ハガキを出してあげるようにしましょう。新郎新婦を無駄に待たせるのは、いいこととは言えません。
【基本編】知っておくべき正しい招待状のマナー②「様」を付け「御」は消す
知っておくべき正しい招待状のマナー基本編の2つ目は、返信ハガキを送るときに、「様」という文字を加え、反対に「御」という文字は消すということです。結婚式招待状の返信ハガキに記載されている項目は以下です。
- (宛名面)新郎新婦の名前
- (裏面)御出席・御欠席
- (裏面)御住所
- (裏面)御芳名
招待状の返信ハガキの一般的な項目
宛名面にはあらかじめ新郎新婦いずれか、もしくは連名での名前が記載されています。その名前の下には一般的には「宛」や「行」という文字が添えられています。これは、しっかりと二重線を引いて、「様」という漢字に書きなおしましょう。また連名の場合には、新郎新婦双方の名前の下に「様」を付けましょう。
また、裏面にはゲストの出欠可否を問う項目が並んでいます。この「御出席」「御欠席」「御住所」「御芳名」の「御」の字には、すべて二重線をひくのが一般的なマナーです。
【基本編】知っておくべき結婚式招待状のマナー③新郎新婦にメッセージを
知っておくべき正しい結婚式招待状のマナー基本編の3つ目は、返信ハガキの裏面に新郎新婦に宛てたメッセージを書くということです。返信ハガキによっては、デフォルトでメッセージ欄が作られていますから、そこに新郎新婦へのお祝いのメッセージを書いてあげましょう。
万が一メッセージ欄が設定されていない場合でも、新郎新婦に対して一言気持ちを伝える心遣いをしてあげましょう。特に男性はこのメッセージを書かないことが多いですから、注意してください。また、最近では食物アレルギーなどを問う項目が設けられることもあります。
お料理にこだわりのあるレストランなどでの結婚式の場合には、アレルギーの有無を聞かれることが多いです。ここは遠慮せず、しっかりとアレルギー内容を申告するようにしましょう。結婚式のメニューにはすべてのアレルギー物質が明記されているわけではありません。ここで申告することで未然に事故を防ぐことができます。
【応用編】知ってるとかっこいい正しい結婚式招待状のマナー3選!
【応用編】知ってるとかっこいい正しい招待状のマナー①二重線代わり「寿」
知ってるとかっこいい正しい結婚式招待状のマナー応用編の1つ目は、二重線代わりに「寿」という文字を使うということです。前項で返信ハガキの「御」という文字を二重線で消すことと、宛名面の「宛」や「行」に二重線をひいて「様」を書くということをご紹介しました。
この二重線の代わりに「寿」という文字を上から書いて修正代わりにするというのが、結婚式招待状の返信マナーの応用編です。返信ハガキの二重線代わりに「寿」を使うケースはあまり広く知られていませんから、使ってみると一目置かれるかもしれませんね。
POINT
宛名面の新郎新婦の名前に「寿」が入っている場合
宛名面の「宛」「行」を消して「様」と書き直す場合にも、「寿」という代わりの文字は使えますが、新郎新婦の名前の中に「寿」という文字が入っている場合には、修正には「寿」は使わず二重線で対応するようにしましょう!
【応用編】知ってるとかっこいい招待状のマナー②欠席返信は連絡後+祝電を
知ってるとかっこいい正しい結婚式招待状のマナー応用編の2つ目は、結婚式にさまざまな理由で出席できないときの対応方法です。欠席の連絡は、事前に電話や対面、メールなどで新郎新婦に意思を伝えてから、返信ハガキを出すようにしましょう。来てくれると思っていた人が唐突に欠席ハガキを送ってくるのは残念な対応です。
さらに、結婚式の招待状をもらったにもかかわらず当日に出席できないという場合には、欠席の連絡をした上で、結婚式当日に祝電を贈ってあげるといいでしょう。贈られた祝電の文面や名前は、結婚式披露宴のお色直しの間や、結婚式の結びのシーンで、一部が司会者から読まれることになります。
結婚式の祝電にもさまざまな種類がありますが、会社関係の上司や目上の方であればオーソドックスなタイプのものを、友人などであればお花やバルーン電報もおすすめです。お花やバルーンの場合には、披露宴会場内に飾りとして飾られることが多いです。
【応用編】知ってるとかっこいい正しい招待状マナー③連名は出席者を明確に
知ってるとかっこいい正しい招待状のマナー応用編の3つ目は、招待状を連名で送られたときの対応についてです。親戚や友人家族など、一人ではなく家族みんなを招待したいというとき、結婚式の宛名には、家族全員の名前が書かれることもあれば、「ご家族様」と書かれることもあります。
いずれの場合であっても、返信ハガキには家族の誰が出席するのかを明確に書くようにしましょう。新郎新婦側が招待していたと思っていたのに、ゲスト側は呼ばれていないと思い込んでいた、というような確認ミスを防ぐことができます。特に、赤ちゃんや子どもの出席については、しっかりと伝えるようにしましょう。
意外とやりがち!悪い結婚式招待状のマナー例3選!
意外とやりがち!悪い招待状のマナー①返信ハガキを返さずにメールで済ます
意外とやりがちな悪い結婚式招待状のマナーの1つ目は、返信ハガキを返さずにメールで済ますということです。女性ゲストではほとんどありませんが、男性の友人ゲストではよく起こりがちな悪いマナーです。
ゲストには悪気はなく、結婚式招待状の返信ハガキの重要性を分かっていないというだけのことですが、これは特に新婦にとっては非常に印象が悪いものです。大切な友人の奥さんになる人に嫌われたくなければ、うっかり招待状の返信ハガキを出し忘れるというようなことは避けましょう!
意外とやりがち!悪い結婚式招待状のマナー②カラーペン&定規を使わない
意外とやりがちな悪い結婚式招待状のマナーの2つ目は、カラーペンを使って返信ハガキを書いたり、二重線を定規を使わないで書くということです。招待状の返信ハガキに記載するペンの色は「黒」です。灰色などもNGで、鉛筆や薄くなったボールペンなどはもってのほかです。
細やかな字を筆で書くのは難しいですから必ずしも筆で書く必要はありません。最低限、カラーを避けるということと、ゆがんだ線を書かないように定規を使うということは守るようにしましょう。
意外とやりがち!悪い結婚式招待状のマナー③文面に句読点を使う
意外とやりがちな悪い結婚式招待状のマナーの3つ目は、返信ハガキのメッセージなどの文面に句読点を使うということです。句読点には、「止める」ことを意味しますから、結婚式では忌み言葉とされており、悪いマナーのひとつです。
そのため、多くの結婚式では、結婚式招待状の文面をはじめ、メニューやプロフィールなどの印刷物に句読点は使われません。意外と知らない方も多いことでしょうが、新郎新婦へのメッセージを書く際には、注意をしておくといいでしょう。
新郎新婦に喜ばれるおすすめの結婚式招待状メッセージ実例3選!
新郎新婦に喜ばれるおすすめのメッセージ実例①基本返信メッセージの書き方
新郎新婦に喜ばれるおすすめのメッセージ実例をご紹介します。まずは、基本の返信メッセージの書き方です。親戚や職場の人などは、こういった文面を使うことが多いでしょう。
POINT
返信ハガキの基本のメッセージ
〇〇さん 〇〇さん ご結婚おめでとうございます 慶んで出席させていただきます 仕事も順調で人生の伴侶にも恵まれてうらやましい限りです 当日を心から楽しみにしています
POINT
返信ハガキの基本のメッセージ
ご結婚おめでとうございます!ご招待いただきありがとうございます 慶んで出席させていただきます これからの末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます
新郎新婦に喜ばれるおすすめのメッセージ実例②友人の場合の返事の書き方
続いては、新郎新婦への返信ハガキへのメッセージとして喜ばれる文章の実例をご紹介します。新婦の友人から届く返事は、どのようなものがいいのでしょうか。
POINT
返信ハガキの新婦友人からのメッセージ
〇〇さん 〇〇ちゃん ご結婚おめでとうございます 〇〇ちゃんの晴れ姿が今から楽しみです!まだ話にしか聞いていない〇〇ちゃんの旦那さんに合えるのも楽しみにしています
新郎新婦に喜ばれるおすすめのメッセージ実例③欠席の場合の書き方
最後に、結婚式には参列できないときの欠席のハガキのメッセージをご紹介しましょう。事前に出席できない旨を、直接か電話などで伝えてから、少し時間を置いて欠席ハガキを送るようにしましょう。
POINT
欠席の場合の返信ハガキのメッセージ
ご結婚おめでとうございます お二人の晴れの日のお祝いにせっかくご招待いただきましたが やむを得ない事情により 誠に残念ながら欠席させていただきます お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます
また、次の記事では出産祝いのマナーについてご紹介しています。結婚式が終わると夫婦の暮らしが始まり、そのうちにおめでたの報告を受けることも多いでしょう。出産祝いにはどのようなルールがあるのでしょうか。おすすめのギフトもあわせてご紹介しています。ぜひ参考になさってください。
招待状の正しいマナーを身に着けた大人になろう!
結婚式招待状の正しい返信マナーについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。基本のマナーは知っていても、応用のマナーについてはご存じないという方もいらっしゃったでしょう。ぜひ本記事を参考に、結婚式に招待されたときには失礼のない対応を心がけましょう。
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