簡易的な自作温室の作り方
簡易的な自作温室の作り方①ポリカーボネートと木材で簡易的な自作木製温室
簡易的な自作温室の作り方の1つ目は、ポリカーボネートと木材で簡易的な自作木製温室を作る方法です。木枠は前面と後面、底面、側面(2つ)、天面の6つ分作ります。小柄なサイズであれば、ミニ観葉植物などを庭ではなくベランダで楽しむことができます。ポリカーボネートの代わりにアクリルを使うことも可能です。
- ポリカーボネート
- 枠に使う木材
ポリカーボネートを使った材料
- 1枠用の木材をカットします
- 2木材を繋げて木枠にします
- 3木枠にポリカーボネートをはりつけます
- 4天面以外をしっかりと取り付けます
- 5天面は蝶番で取り付けます
ポリカーボネートを使った温室の作り方
簡易的な自作温室の作り方②ガラスとワイヤーネットで作る方法
簡易的な自作温室の作り方の2つ目は、ガラスとワイヤーネットで作る方法です。部屋の中でもベランダなどの屋外でも活用できるコンパクトサイズなので、小さい観葉植物などを寒さから守るのに重宝します。
注意点としては、非常に倒れやすかったり、天井のガラス板が落ちやすいので、あくまでも手軽で簡易的な温室です。ワイヤーネットやガラス板をしっかりと固定するなどのアレンジをして使いやすくしましょう。ワイヤーネットに関しては以下の記事も参考にしてください。
- ワイヤーネット
- ビニール
- ガラス
ワイヤーネットを使った温室の材料
- 1観葉植物を入れる枠をワイヤーネットで組み立てます
- 2前後左右の周りをぐるりとワイヤーネットで囲んで固定したらビニールを巻いて寒さ除けをします
- 3ワイヤーネットが倒れないように固定したら、上部にはガラス板を乗せます
ガラスとワイヤーネットで作る方法
本格的な自作温室の作り方
本格的な自作温室の作り方①パイプとビニールで本格ビニールハウス
本格的な自作温室の作り方の1つ目は、パイプとビニールで本格的な温室を自作する場合です。広大な面積がある場合には思い切ってパイプとビニールを使った本格的な温室を作ってみましょう。まずは、温室を作る場所を確定したら、除草剤を撒いたりたい肥を混ぜたりしてしっかりと土作りをしておきます。
特に、ビニールを通すレールやビニールやパイプをつなげるジョイントなどはホームセンターで売っているので、使うパイプの大きさによってジョイントなどを間違えないように注意しましょう。
- パイプ
- ビニール
- ジョイント
- レール
- 出入口用扉
パイプとビニールで本格温室の材料
- パイプは温室の柱になるので、しっかりと地面に刺して建てます
- パイプにビニールを取り付けられるレールを付けます
- ビニールを表からと裏からの2重に張ります
- 出入口に扉を付けて、扉にもビニールを裏表で張ったら完成です
パイプとビニールで本格温室の手順
本格的な自作温室の作り方②ガラスを使った小規模の木製温室
本格的な自作温室の作り方の2つ目は、ガラスを使った小規模の木製温室です。大きい観葉植物や冬場でもしっかりと夏ものを育てたいのであれば、前述したようなパイプなどを使った大きい温室を使う必要がありますが、そこまで大きくない観葉植物などの場合には、小規模な木製温室がおすすめです。
木製の温室はパイプの温室に比べたら雨に弱いので支柱である木が腐らないように注意しましょう。また、天井部分にはガラスをはめ込むので天井にはビニールを使わないで大丈夫です。木製の温室に撥水スプレーをすることで耐久力を上げることができます。事故防止のためにも温室の大きさは身長程度を限度にしておきましょう。
- 角材
- ビニール
- ガラス
- 撥水スプレー
ガラスを使った小規模の木製温室の材料
- 1パイプの代わりに角材を地面に刺します
- 2天井部分も木材で枠のように作りますが、ガラスが落ちてこないように木枠は頑丈に小さめに作ります
- 3木で枠ができたらビニールを貼り付けていきます
- 4天井部分にガラスをはめ込んだら完成です
ガラスを使った小規模の木製温室の手順
DIYで作る自作温室の作り方
DIYで作る自作温室の作り方①ミニガラス温室
DIYで作る自作温室の作り方の1つ目は、ミニガラス温室です。ガラスの代わりにアクリルを利用することも可能です。使わなくなった写真立てやコルクボードなどの木枠だけを使います。アクリルやガラスにビニールを巻いて、木枠に取り付けるだけで作れるのでお手軽なのが最大の利点です。
小さな観葉植物や多肉植物を育てたり、種を発芽させるのに最適です。また、インテリアとしても活用できます。天井部分を窓のように開閉できるようにすることで夏場の熱気を天井部から逃がすことができます。以下の記事は小さな温室を作るアイディアが載っています。そちらも参考にしてみてください。
- 写真立てやコルクボードの木枠
- ガラス
- ビニール
ミニガラス温室の材料
- 1写真立てやコルクボードの木枠にガラスやアクリルをはめ込む
- 21つの木枠が1つの面になるので、底面を入れない場合でも天面、前面、後面、側面2枚の5枚作ります。
- 3それぞれの木枠で作った面を組み合わせたら完成です
ミニガラス温室の手順
DIYで作る自作温室の作り方②大きめのフォトフレームで自作温室
DIYで作る自作温室の作り方の2つ目は、大き目のフォトフレームで自作温室を作る方法です。フォトフレームはできるだけ大き目のサイズを買って透明のカバーはガラスではなくアクリルの方が使いやすいです。フォトフレームを最低でも5つ仕様します。(側面の壁の部分と天井に使います)
大き目の温室を作る場合には8枚を使用し、前と後ろに2枚ずつ使用し、横側は1枚使うようにしましょう。開閉できる部分を決めて、そこ以外はしっかりと固定して開閉できる部分は蝶番を使用しましょう。木枠を塗装すればおしゃれなインテリアとしても利用できるようになります。
- 大き目のフォトフレーム8枚
- ビス
大き目のフォトフレームで温室の材料
- 1それぞれのフォトフレームを、前面と後面、天面に2枚ずつ、側面に1枚をビスで止めます
- 2天面のみ蝶番を使って開閉できるようにするのもありです
大き目のフォトフレームで温室の手順
温室を作る時に必要な主なアイテム
温室を作る時のアイテム①ガラスやアクリル・ビニールなどの透明な物
温室を作る時のアイテムの1つ目は、ガラスやアクリル、ビニールなどの透明な物です。観葉植物や種を発芽させるために使うのが温室です。外からの冷気を遮って陽の光を温室に取り込むためにも、アクリルなどの透明な板が必要になります。
特に観葉植物は寒さに弱いので、冬場の外からの冷気を遮断するためにも、しっかりと隙間をなくすようにしましょう。また、アクリルにビニールをつけることで冷気を遮断して暖かい空気を外に出すのを防ぐことが可能です。
温室を作る時のアイテム②ヒーターと温度計
温室を作る時のアイテムの2つ目は、ヒーターと温度計です。冬場に温室を作って寒さに弱い植物を育てたり、種を発芽させるならば、冬場の太陽光の温度を保つだけでは足りません。そもそも、夜の温室の中の温度は外よりも寒くなります。
そのため、昼間は太陽光のパワーを借りて温室の中を温め、夜はヒーターで温める方法を取ります。この時に大事なのが温度を一定に保つことです。そこで、温度計を使って暑くなりすぎず寒くなりすぎないように温度を一定に保ちます。
昼間の温かい時にはヒーターは切っておき、昼間に水やりをしてあげましょう。夜中あたりからヒーターのスイッチを入れて温度が下がらないように明け方くらいまではヒーターをつけてあげましょう。
ビニールハウスや温室ハウスのメカニズムや作る時の注意点
小型自作温室の注意点
小型自作温室の注意点としては、風に極端に弱いということです。しっかりと地面にパイプなどを刺し込んで作る本格的な温室であれば、台風などが来ても問題ないことが多いのですが、小型の温室の場合、基本的にはインテリア耐久力しかありません。屋外に置いておくことで風で飛ばされてしまう可能性もあります。
また、本体を紐などで括り付けていたとしても強度自体がそこまで強くないので、飛ばされないかわりに壊れてしまう可能性があります。小型の温室を屋外に設置することを考えている場合には、風などによる被害をしっかりと考慮しておいた方がいいでしょう。
基本的には、屋内でインテリアとして活用しつつ寒さに弱い観葉植物などを育てていくのが一番のベストな使い道です。しかし、ペットなどの関係でどうしても屋外に設置せざるを得ない場合には、補強したりするなどの工夫をしてみましょう。
ビニールハウスのメカニズム①温室が暖かくなる仕組み
ビニールハウスのメカニズムの1つ目は、温室が暖かくなる仕組みです。天井や周りに使っている素材がビニールであったりアクリルやガラスなどの透明な素材であるため、太陽光が温室の中に入り込みます。この太陽光の温かい空気をビニールがバリアのように外に逃がさない効果を発揮しています。
つまり、昼間の内に取り込んだ暖かい空気をいかに夜まで保つかが大きなポイントとなるのです。温室に使われるビニールなどの効果はこの取り込んだ太陽光などの熱が反射などして拡散してしまうことを防ぐ効果があるのです。その場に留まらせることが可能なのです。
ビニールハウスのメカニズム②放射熱を防ぐ
ビニールハウスのメカニズムの2つ目は、放射熱を防ぐということです。実はビニールハウスに使われているビニールやガラスなどには、保温効果がありません。つまり、せっかく昼間に温室の中に集めて留まらせていた熱も夜になると徐々に外に放熱されていきます。これが放射熱です。
この放射熱を防ぐためにビニールを2重にします。空気の流れを作ることで熱を留まらせるという方法です。ビニールとビニールの隙間はおよそ2センチから20センチあけておくのがベストだと言われています。
ビニールハウスのメカニズム③設置する場所を考える
ビニールハウスのメカニズムの3つ目は、設置する場所を考えることです。ビニールハウスの中の温度を上げるために2つの熱を利用しています。その内の1つが太陽光です。これまで述べてきたのが太陽光の熱を利用する方法です。もう一つが地熱を利用した方法です。地下からの熱を利用するという方法です。
昼間に地中に溜められた熱が夜中に放出される熱源を利用する方法です。本来であれば、土に接する面を増やすことで熱源を確保するのですが、小型の温室の場合にはそこまでの面積を確保できません。そんな場合には、南側に設置するようにすることで効果を大きく得られます。
また、外気に触れる面を減らすことでも対策が可能です。例えば、ヒーターなどはどうしても使えな場合などは、夜になったら、黒い板などで覆ってしまって熱が逃げるのを避けるようにするだけでも効果が出ます。昼間に黒い板を取り除いて熱をたっぷり温室の中に確保しておきましょう。
自作温室をガラスやアクリルなどででDIYしよう!
いかがでしたか?自作の温室の作り方について紹介してきました。特に木製の温室や小型の温室の場合には、本格的な温室と比べて弱いのでそこだけ注意しながら自作の温室を楽しみましょう!
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