うどんの発祥地はどこ?うどんの歴史は?
日本でのうどんの発祥地とは福岡県の博多である!
日本でのうどんの発祥地とは福岡県の博多といわれています。うどんといえば香川県の讃岐うどんが有名なため発祥地も香川県と思う方も多いのではないでしょうか。福岡県福岡市博多区のお寺である承天寺は今でもうどんの発祥地としての碑があります。
また福岡県の博多といえば明太子やラーメン、もつ鍋のイメージが強いですが、うどんの発祥地でもあるため、博多には美味しい博多うどんのお店がたくさんあります。今回は美味しい福岡の名店うどん屋さんもご紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね!
うどんの歴史①うどんのルーツについては中国の混飩が奈良時代日本に伝わる
うどんの歴史1つ目は、もともと中国の「混飩(こんとん)」がうどんのルーツだといわれています。中国で食べられていた混飩は、奈良時代に日本にもたらされました。同じように混飩は、ヨーロッパにも渡り、これが日本ではうどんのルーツ、ヨーロッパではパスタのルーツとして形を変えました。
ヨーロッパではトマトを食べられていたこともあり、トマトとパスタの相性の良さから急速にパスタは広がりをみせたそうです。日本では、お祝い事のある日にご飯の代わりとしてうどんが食べられるようになりました。またうどんは作り方も簡単なため庶民を中心に急速に広がっていったのです。
うどんの歴史②うどんの起源である中国では文化の違いから麺状ではなかった
うどんの歴史2つ目は、うどんの起源である中国の混飩(こんとん)は、文化の違いからうどんのような麺状ではなく、小麦粉でできた皮の中に餡を入れて食べるワンタンのように食べられていたそうです。うどんと同じスープのような食べ方ですが、混飩(こんとん)はうどんとは違い啜る事がないため全く違う食べ物です。
この中国での混飩(こんとん)が日本にうどんとして広まる際に発音が訛って「饂飩(うどん)」になりました。そのため現在もうどんは日本独自の食べ物であり、中国が起源でも日本の食べ物としてうどんが食べられています。うどんの麺だけでなく、カツオや昆布を使った出汁文化も日本のうどんの特徴の1つです。
また日本では、小麦の栽培が縄文時代から弥生時代にかけてすでに始まっていましたが、その時は重湯や粉を平にして焼くだけの食べ方だったそうです。こんなにも美味しいうどんの食べ方が広まったことに感謝ですね!
うどんの歴史③鎌倉時代の僧である弁円により日本全国に広まる
うどんの歴史3つ目は、うどんは鎌倉時代に臨済宗の僧である弁円(円爾)が中国の宗からうどんを持ち帰ることにより日本に広まっていったそうです。また弁円はうどんだけでなくうどんを水車の力によって粉にする製粉技術も学んだため、それらも同時に日本に持ち込み、うどんとして承天寺から庶民の方々へ振る舞いました。
日本では博多がうどんの発祥地ですが、うどんが日本に広まるにつれそれぞれ地域により違った特徴をもつうどんが沢山生まれました。うどんの発祥地である博多うどんは、コシのない柔らかいうどんを特徴とするのに対し、香川県の讃岐うどんはしっかりと噛みごたえあるコシが特徴です。
秋田の稲葉うどん、長崎の五島うどん、富山の氷見うどんなど日本全国でうどんの特徴は違います。また次項では、冷凍うどんを美味しく食べる人気のアレンジレシピをご紹介しているため地域の特産品などと合わせていろんなアレンジ方法でうどんを食べてみてくださいね!
うどんの発祥地・福岡の名店3選
うどんの発祥地・福岡の名店①うどん平
うどんの発祥地・福岡の名店1つ目は、うどん平さんです。うどん平さんのうどんは、芸能人のタモリさんも大変お気に入りなお店としても評判の名店です。うどん平さんのうどんは、博多うどん独特のコシのない柔らかな食感が特徴であり、エビ天ぷらやごぼう天ぷらをのせて味わいます。
特にエビ天ぷらとごぼう天ぷらを二つとも入れるエビごぼううどんはお店の一番人気であり、サクサクと旨味のあるエビ天ぷらと体にも嬉しい食物繊維豊富なごぼうをたっぷりと摂取できます。
うどん平
住所 | 福岡県福岡市博多区博多駅前3-17-10 |
定休日 | 日曜・祝日 |
うどんの発祥地・福岡の名店②みやけうどん
うどんの発祥地・福岡の名店2つ目は、みやけうどんさんです。みやけうどんさんは昭和29年創業の博多でも歴史のあるうどん屋さんで、うどんの発祥地である承天寺から歩いていける距離にお店があります。かけうどんは一杯300円、トッピングはどれでも80円と大変お手頃な価格で美味しい博多うどんを楽しめます。
おすすめはやはり薄くスライスしたごぼう天をトッピングしたうどんです。ごぼう天にたっぷり出汁が染み込んで一度食べたらハマること間違いなしの美味しさです。博多に行った際にはぜひ承天寺と共にお立ち寄りください。
みやけうどん
住所 | 福岡県福岡市博多区上呉服町10-24 |
定休日 | 日曜・祝日 |
うどんの発祥地・福岡の名店③因幡うどん
うどんの発祥地・福岡の名店3つ目は、因幡うどんさんです。因幡うどんさんは福岡に5店舗展開している福岡でも有名なうどん屋さんです。因幡うどんさんのうどんや出汁は原材料にこだわり昔と変わらない製法で作られています。
特に北海道羅臼産天然昆布を一晩かけて水出しした旨味たっぷりの出汁はぜひ最後まで味わってみてください。おすすめは添加物を一切使わずに粉と水だけで作った衣のごぼう天うどんです!
因幡うどん
住所 | 福岡市内に5店舗(天神・博多駅・渡辺通・福岡空港) |
定休日 | 年中無休(店舗により異なる) |
【番外編】福岡流の美味しいうどんの作り方は?
福岡流の美味しいうどんの作り方|とにかく柔らかくなるまで茹でる!
福岡流の美味しいうどんの作り方1つ目は、茹で方についてです。福岡のうどんといえば噛まなくても良いほど柔らかいうどんが特徴です。そのためとにかく茹でましょう!いつもは10分茹でるものであれば20分、15分茹でるものであれば30分、または40分と倍以上の時間をかけて茹でるのが福岡流のポイントです。
またよく茹でてうどんを柔らかくすると消化にも良いため、風邪をひいて食欲がない時などは福岡流の柔らかいうどんがおすすめです。自宅で使っているいつものうどんを茹で時間を変えるだけで違った味わいを楽しめるためぜひ試してみてください。うどんは茹ですぎたからといって切れたりすることがないため心配いりませんよ!
福岡流の美味しいうどんの作り方|かけうどんにごぼう天を入れる
福岡流の美味しいうどんの作り方2つ目は、食べ方についてです。福岡では、かけうどんにごぼう天を入れて食べる食べ方が最も好まれており、お店のメニューもごぼう天うどんが当たり前のようにあります。福岡のごぼう消費量は全国1位でもあるため福岡流のうどんを食べる場合はぜひごぼう天を取り入れましょう!
ごぼうは食物繊維がとても多く、整腸作用があります。またごぼうに含まれるサポニンは抗酸化作用や血流改善、免疫力向上など様々な効果があるためとてもおすすめです。サポニンはごぼうの皮部分に多く含まれているため、ごぼう天うどんを作る場合はごぼうをよく洗い皮ごと食べましょう!
また次項ではうどんにのせるごぼう天の作り方をご紹介しています。自宅でごぼう天うどんを作る場合に、鍋に油を入れて揚げようとすると手間がかかりますが、フライパンで簡単に作れるためぜひ参考にしてみてください。
- 1ごぼうをよく洗いささがきに切る
- 2お湯にさっと茹でて火を通す
- 3小麦粉を水で溶き、2のごぼうをうどんにのせる分だけ入れる
- 4フライパンに多めに油を入れて焼くように揚げる
- 5火がしっかり通ったらかけうどんにのせてごぼう天うどんの出来上がり!
フライパンで作る!簡単ごぼう天の作り方
うどん発祥の地である博多うどんを食べてみよう!
うどんの起源や歴史、ルーツについてご紹介いたしましたがいかがでしたか。中国という離れた場所をうどんの起源とし、これほどまで国民に愛されるようになったうどんは、美味しいだけでなく消化に良かったり、すぐにエネルギーになったりと嬉しい効果もたくさんあります。
また今回ご紹介した福岡の博多うどんは、柔らかくスルスルと飲めてしまうような喉越しがとても美味しいので旅行に行った際にはぜひ食べてみてくださいね!
また次項では福岡に旅行の際におすすめのホテルや旅館をご紹介しています。美味しい朝食で人気の旅館・ホテルや駅から近いおすすめの旅館・ホテルなどたくさんご紹介していますのでぜひ参考にご覧ください!観光スポットも合わせてうどんと合わせて福岡を思いっきり楽しみましょう!
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