ワイ将って言葉の由来は?
一人称の一つで読み方は「わいしょう」

ワイ将とは、ネット上で見かける一人称の一つで、「わいしょう」と読まれています。主に2ちゃんねるやTwitterといった場所で、ネットに慣れている人たちが使用している単語です。言葉の響きが良いことから使われている傾向にあります。
- ワイ将、お茶をこぼして火傷するwww
- ワイ将、ビニール袋を猫と勘違いして恥をかくww
- ワイ将、初めてネット喫茶を利用。快適すぎて延長料金を支払う
「ワイ将」の一例
こちらの記事では、ネットなどでアンチ活動をする人の心理についてまとめられています。ネットスラングを使ってTwitterなどで活動している人の中には、気に入らないアーティストやゲーム実況者を批判して優越感に浸る人が存在します。こちらの記事を読んで、アンチ活動をしてしまう人の考えを把握してみましょう。

元ネタは「将軍」以外のものである

ネットスラングの一つ、ワイ将には「将」という文字が入っているので、将軍が元ネタと考えられがちですが、将軍は一切関係ありません。
元々存在する一人称「ワイ」に、監督を表す「将」を組み合わせた単語で、発祥はなんJと呼ばれるインターネット上の掲示板とされています。そのため、ワイ将軍は誤用であり、将軍は元ネタではありません。
2ちゃんねるのなんでも実況とは?
2ちゃんねるとは

1999年に西村博之が作成した、日本最大規模の匿名掲示板サイトです。「ハッキングから夜のおかずまでを手広くカバーする巨大掲示板群」というキャッチコピー通り、様々な内容を話題とするスレッドが豊富に存在しています。現在でも意見交換や情報共有の他に、2ちゃんねるを発祥とする文化などが続出しています。
2ちゃんねるの存在が世間にも広まると、当時のマスコミは「日本のネット社会における最大の影響力を持つサイト」として評価しており、実際にこの掲示板から誕生したコミュニティが豊富に存在します。
匿名で書き込めるため、社交辞令や建前無しで本音を吐き出せられます。また、最低限のお約束として「他人に迷惑をかけるのはやめよう」と提唱していますが、利用者の中にはこれを知らない人の方が多いのと、誰でも利用できるため必ず守られる訳ではないということが問題になっています。
なんでも実況(なんJ)は2ちゃんねるの中にある掲示板の一つ

なんJと呼ばれている、なんでも実況の正式名称は「なんでも実況J(ジュピター)」で、2ちゃんねるの中にある板の一つです。設立当初は同時期に存在していた、なんでも実況S(サターン)、なんでも実況U(ウラヌス)と同様に様々な実況を取り扱っていました。
2009年に野球板の住民による侵略が始まり、占領されたために野球民からは「第7野球ch」と呼ばれるようになりました。その後、独自の文化を築き上げ、それらは2ちゃんねるにある他の板だけでなく、Twitterやニコニコ動画といった2ちゃんねる外のコミュニティにも浸透されるようになりました。
元ネタが2ちゃんねる・なんJのネットスラングがたくさんある

2ちゃんねるやなんJの中に、独自の文化が存在しているため、それらを元ネタとするネットスラングも豊富に作られています。ワイ将などのネットスラングを使用している人の中には、なんJを知らずに使っている人が多いとされています。
これらが使われている原因としては、なんJなどを利用している人がTwitterやニコニコ動画といった外部サイトに広めたり、2ちゃんねるに書き込まれた内容をまとめたサイトから広まったのではと推測されています。
実際にまとめサイトにワイ将という単語が含まれた記事が掲載されたり、Twitterで話題になっているつぶやきの中になんJや2ちゃんねる発祥のネットスラングが含まれたりしています。
ワイ将以外のネットスラングの一人称は?
ワイ将以外のネットスラングの一人称①ワイ将を省略した言葉「ワイ」

ワイ将以外のネットスラングの一人称その1は、ワイ将を省略した言葉「ワイ」です。使い方としては、ワイ将と同じで、なんJやTwitterなどで使用されています。
また、ネット以外でも自分のことを「ワイ」と指す人がいますが、昔からワイという一人称が存在しています。もし身近な人でワイといっている人がいたとしても、その人はネットに毒されていると考えないようにしましょう。
- 道端の星を拾ったワイ、無敵になるw
- ワイ、自転車で走行中にガキの小石に当たって川に落ちる。
- 宝くじに当たったワイ、こっそりとへそくりを作る決意をする。
「ワイ」の一例
こちらの記事では、一人称が「自分」の人の心理が男女別にまとめられています。「私」や「俺」といった一人称が存在しますが、中には「自分」と呼ぶ人もいます。その人はなぜ、一人称が自分にしているのか気になる人は、こちらの記事を読んで、自身を自分と指す人の心理を学んでみましょう。

ワイ将以外のネットスラングの一人称②2ちゃんねるなどで見られる「漏れ」

ワイ将以外のネットスラングの一人称その2は、2ちゃんねるなどで見られる「漏れ」です。「俺」のタイプミスで生まれたもので、発祥は2ちゃんねるや、あやしいわーるどといったネット上の掲示板とされています。
誕生したきっかけは、画像やファイルのやりとりの際に「俺も俺も」と第三者による書き込みをした時、タイプミスで「俺漏れも」となってしまい、これをみた利用者達は注目し、話題になったという経緯を持ちます。また、漏れは女性が男性のふりして使用する傾向が多くありました。
この一人称は、1990年から2000年に広まり、定着していましたが、2005年には気持ち悪いという意見が強まり、陳腐化もしたため、当時の個人情報を発信するメインとなっていたmixiやブログだけでなく、発祥の地である2ちゃんねる内でも見かける機会がなくなりました。
- その画像を投稿したのは漏れだ。
- 漏れも頑張ったんだからおまいらも頑張れよ。
- 漏れが厨房だった頃はよく河原で遊んでたなぁ。
「漏れ」の一例
ワイ将以外のネットスラングの一人称③2ちゃんねるなどで使われる「俺氏」

ワイ将以外のネットスラングの一人称その3は、2ちゃんねるなどで使われる「俺氏」です。主に2ちゃんねるで使われており、この一人称を使っているのは主にスレッドを建てた人で、様々な業界や分野で見かけられます。
俺氏を使っているスレッド主のタイトルには「速報」や「悲報」といった、ニュースのテロップを連想させる単語を入れる傾向がありますが、世間を揺るがすことはなく、日常の些細な出来事を報告しています。
- 俺氏、エプロン姿で出かけたら職質される。
- 俺氏、行列に並ぶも新作買えず。
- 俺氏、腹筋したら骨折する。
「俺氏」の一例
ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語5つ
ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語①w・草・大草原

ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語その1は、w・草・大草原です。これら全て笑いを表しており、単品で使用するほか、言葉の最後に表記して使われています。「w」は主にTwitterで、草や大草原はニコニコ動画で使われていることが多く見られています。
- w:個数によって笑いの度合いを示します。
- 草:wが草に見えることから、笑った時に使用されています。
- 大草原:草をより壮大に表現する時に使用されます。
w・草・大草原の解説
草や大草原の元ネタである「w」は(笑)を省略した言葉ですが、流行ったきっかけは2002年に2ちゃんねるのネトゲ実況板にて「うはwwwwおkwwwww」という革命的な書き込みが現れ、2ちゃんねる全体に広まりました。当時は煽りの意味合いが強くありましたが、現在は純粋に笑いを表現するほどに一般化しました。
当時の2ちゃんねる内では、「w」が10個以上並んだ状態を「芝」や「雑草」のように見えることから「芝生やすな」といった書き込みが見られ、芝刈りをするアスキーアートが登場するきっかけにもなりました。また、「w」を乱用すると不快感を与えるきっかけとなるので、数を控える必要があります。
ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語②乙

ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語その2は、乙です。読み方はそのまま「おつ」で、インターネット上で使われている挨拶の一つとして使われており、「お疲れ様です」という意味を持ちます。
元々は2ちゃんねるで書き込めなくなったスレッドの代わりに、新しいスレッドを建てた際に「>>1乙」という風に使われていましたが、現在ではLINEで仕事などで頑張った親しい人に対して「乙」とリプライを送るといった使われ方も存在します。
乙は文章のやり取りにとどまらず、他の文化にも浸透されており、ニコニコ動画のような動画投稿・生放送配信サイトでも見られます。前者は「うぽつ」、後者は「わこつ」というように、「おつ」を変換せずにそのままコメントとして書き込まれてます。
ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語③オワコン

ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語その3は、オワコンです。正式名称は「終わったコンテンツ」で、ブームが去ったゲームやアニメといったコンテンツを否定・煽るために使われています。しかし、完全に過去の存在となった作品に使われておらず、人気のある現存作品・活躍している芸人などに使われています。
はっきりと終了と断定し比喩する言葉ですが、使用者の中には客観的に見ずに使用する人が多く存在するため、自身に知識がないことを露呈したり、視野が狭いことを表しているのと等しいとされています。そのため、実際に使っている人はファンに相手にされないことが大半です。
ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語④ステマ

ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語その4は、ステマです。正式名称は「ステルスマーケティング」で、消費者に広告だとバレないように広告することを指します。
ネットでは、まとめブログなどで賞賛する言葉のみをまとめて、これは素晴らしいものだと錯覚させる行為として使われています。このような行為は、卑劣な宣伝手段と捕らえられているため嫌われる傾向にあります。
ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語⑤意識高い系

ワイ将以外で一般的に流行ったネットスラングの用語その5は、意識高い系です。実力に見合わないのに、意識高い言動をする人を指した言葉で、その人に対してあざ笑うために使うという使い方もあります。
この言葉が生まれたきっかけは、学生の就職活動で、自分をすごい人だと思わせるために専門用語を使ったり、ボランティア活動をアピールしたりしている様子を、他の学生が名付けたのが始まりです。語る様子から見れば意識高い人ですが、実際にはそうでないから「系」とつけられました。
- 無駄に外来語や専門用語を使う
- 自身の努力や忙しさを周囲にアピールする
- 自己啓発にのめり込む
- 仕事ができる人を演出している
意識高い系の特徴
こちらの記事では、意識高い系のあるあるについてまとめられています。上記に挙げた特徴の他にも、様々な特徴を持っている彼らは、周囲を呆れさせる傾向にあります。こちらの記事を読んで、意識高い系はどんな活動をしているのか調べてみましょう。

ワイ将のようなネットスラングは日々浸透されている!
ワイ将は将軍の「将」という単語が入っていますが、元ネタは将軍ではないのと同じように、ネットスラングはどこから来るのかわからないものです。ある日突然周囲の人が知らない単語を使い始めたとしても、慌てずに元ネタを知り、使い方を学んで使いこなしていけば、ネットをうまく使いこなせるでしょう。
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