デニムヤーンとは?
「デニムヤーン」とは綿素材のデニム風糸のこと
「デニムヤーン」というのは、綿素材のデニム風糸のことです。きしめんのように細く紐状に割いてあり、綿100パーセントのやわらかい素材でできています。近頃ニッターさんたちの間で定番になっているダイソーのデニムヤーンは長さが約10メートルで、インディゴ・ライトインディゴ・ブラック・ブリーチなどがあります。
10メートル巻きと少々短めではありますが、ダイソーであれば1玉108円です。まとめ買いしてもお財布に優しいのが嬉しいですね。今回記事内でご紹介するバッグはかぎ針を使用しますので、初心者の方はデニムヤーンと一緒に編み物グッズも一通り揃えてみてはいかがでしょうか?
デニムヤーンの利点
デニムヤーンの利点は「季節を問わず使えること」と「なんにでも合わせやすい」ことです。編み物といえばやっぱり秋冬のイメージですが、デニムヤーンは一年中通して使用できます。もちろん年代も問いませんし、流行ものの素材ではないので長く愛用できますよ。
ボトムスとしての「デニム」と同じく、なんにでも合わせられることもデニムヤーンの魅力的なところでしょう。Tシャツヤーンやその他の糸と好きなように引き揃えても、たいてい違和感なく仕上がります!アレンジの幅が広がって、非常に創作意欲をかきたててくれる糸です。
デニムヤーンの欠点
デニムヤーンの欠点は「糸くずが出やすいこと」と「色移りしやすいこと」です。デニムヤーンはTシャツヤーンと似ていますが、同じ感覚で扱うと糸くずの多さに戸惑うかもしれません。あまり何度もほどいたりしていると、糸がどんどんほつれてしまうこともあるようです。
また、ラベルにも分かりやすく記載してありますが、編んでいるうちから指に色がつく場合もあります。特にインディゴやブラックあたりの濃い色のものをバッグとして使用する際は、衣類への色移りにも注意が必要です。
デニムヤーンのバッグの作り方は?
デニムヤーンのバッグ作りに用意するもの
デニムヤーンのバッグ作りをするために用意するものは、かぎ針・はさみです。道具はこれだけあれば、すぐに可愛いデニムヤーンのバッグを編むことができます。ダイソーのデニムヤーンですと「10ミリ・12ミリ」あたりのジャンボかぎ針が最適サイズとなっています。
デニムヤーンの必要数はバッグのサイズや編み方のクセで変わってきますが、ラベルには35×26センチのバッグで9~11玉必要と表記されています。足りるかどうか不安な方は、少し余裕をもって購入しておくといいかもしれません。余ってしまってもタッセル・アクセサリー・インテリアなどに利用できます。
デニムヤーンバッグの作り方①フリンジバッグ
デニムヤーンバッグの作り方1つ目は、定番のフリンジバッグです。Tシャツヤーンで編まれることが多いフリンジバッグですが、デニムヤーンで編んでもとっても可愛いです!こま編み・くさり編みができれば作れますので、ぜひチャレンジしてみてください。アレンジで肩紐をつければポシェットにもなりますよ。
- デニムヤーン(10玉前後)
- ジャンボかぎ針12ミリ
- はさみ
用意するもの
- 1くさり編み10目で作り目を編みます。きつく編みすぎないように注意してください。
- 2くさり編み1目で立ち上がり、作り目の裏山を拾ってこま編みを編みます。(最初の糸端は適当なところで編みくるんで糸始末をしてください)
- 3端までこま編みを繰り返したら、最後のこま編みと同じ目にあと2回こま編みを編み入れてください。
- 4再び次の目からは、作り目1目に対してこま編み1目ずつ編み入れていきます。
- 5最後の目まできたら、こま編みをもう1目同じ目に入れます。
- 6最初のこま編みの頭に引き抜き編みをしてつないだら、1段目の完成です。全部で22目になります。
- 72段目はくさり編み1目で立ち上がり、根本にある目にこま編みを2目編みます。
- 8そこから8目こま編みを1つずつ編んでいき、端の増し目に入ります。こま編み1目に対して2目ずつ入れていく工程を3目ぶん繰り返してください。
- 9増し目が済んだら再びこま編みを1つずつ編んでいき、最後の2目は増し目(1目に対してこま編み2つ)をします。最初のこま編みに引き抜いたら、2段目が完成します。全部で28目となります。
- 103段目はくさり編み1目で立ち上がり、根本にこま編みを1つ編みます。次の目では増し目をしますので、こま編みを2目編み入れてください。
- 11そこから8目はこま編みを1つずつ編みます。
- 12反対側の増し目は「2・1・2・2・1・2」の数で増し目をします。動画または編み図も参照してください。
- 13増し目以降はこま編み1つずつを8目、最後4目は2目、1目、2目、2目で増し目をします。最初のこま編みに引き抜いて、3段目完成です。全部で36目になります。
- 14以降4段目から12段目まで増し目なしでこま編みをぐるぐると36目編んでいきます。
- 1513段目から持ち手部分に入ります。くさり編み1目で立ち上がり、こま編みを5目。そこまで編んだらくさり編みを10目編んで、5目めのこま編みから8目飛ばしたところ(9目め)にこま編みでつなぎます。
- 16こま編みを10目編んだら反対側の持ち手部分も同じように編み、最後の5目を編んで引き抜き編みで最初のこま編みにつなぎます。
- 17最後は1目に対してこま編み1つを編んでいきます。持ち手部分のくさり編みは、裏山を拾ってください。最後を引き抜き編みでつないだら、糸始末をして本体完成です!
- 18フリンジは30センチ・28センチを各15本(すべてお好みで増減OK)用意し、動画を参照しながら指定位置に取り付けてください。
フリンジバッグの作り方
デニムヤーンバッグの作り方②クラッチバッグ
デニムヤーンバッグの作り方2つ目は、ミニクラッチバッグです。こちらも肩紐をつければポシェットにすることができますし、サイズ変更も簡単です。秋冬向けにファーヤーンを編み込んだり、デニムヤーンの色を混ぜたりしても可愛いですよ。
- デニムヤーン100グラム(5玉程度)
- かぎ針10ミリ
- 飾りボタン
用意するもの
- 1偶数でくさり編みの作り目を作り、ねじれないように輪にして引き抜きます。
- 2くさり編み1目で立ち上がり、作り目を拾って増し目なしでぐるっとこま編みをします。端まできたら最初のこま編みに引き抜いてください。これをもう1段繰り返します。
- 33段目はこま編み・くさり編みを交互に編みます。くさり編みの部分は前段を1目あけます。
- 44段目ではさきほどと反対、こま編みの部分にくさり編み、くさり編みの部分にこま編みで一周します。
- 5この3・4段目の工程を好きな大きさになるまで繰り返し、最後の段で編地を裏返して、合わせながら引き抜き編みで底をとじます。(詳しくはリンク先参照)
- 6編地をもとに戻し、お好みでボタンなどの飾りをつければ完成です!
ミニクラッチバッグの作り方
デニムヤーンのタッセルピアスの作り方は?
デニムヤーンのタッセルピアス作りに用意するもの
デニムヤーンのタッセルピアス作りに用意するものは、丸カン・ピアスパーツなどのパーツ類と、ペンチ・接着剤などの道具です。糸をぐるぐると巻きつけるダンボールの切れ端(厚紙)もあると、不器用な方でも揃えやすくて便利です。
その他お好みでビーズ・引き揃え糸なども準備するとより素敵になりますよ!手芸店はもちろん、ダイソーなど100均各社でも可愛らしいパーツがいろいろ購入可能です。お店へ行く前に、よろしければこちらの関連記事もチェックしてみてはいかがでしょうか。
デニムヤーン「基本のタッセルピアス」の作り方
今回はデニムヤーンを使った「基本のタッセルピアス」の作り方をご紹介します。材料さえあれば、あとは誰でも簡単に作ることができますよ!1玉あればたくさん作れますので、お友達とお揃いにしたり、プレゼントしてみてもいいかと思います。
- デニムヤーン1玉
- お好きな糸を少量(まとめるときに巻き付けて使います)
- ピアス用フックパーツ
- 丸カン
- はさみ
- ペンチ
- 巻くための厚紙やダンボール(12×3センチ程度)
用意するもの
- 1厚紙にデニムヤーン(他の糸を引き揃えたい場合はここで一緒に)をぐるぐると必要量巻き付け、カットします。このとき20センチほどのデニムヤーンを余計に1本とっておきます。
- 2巻いたデニムヤーンを崩さないようにそっと外し、余分にとっておいた糸で真ん中をきつく固結びで結びます。
- 3糸端を目立たないように始末したら、本体の両側をはさみで切って糸先をばらばらにします。
- 4真ん中から半分に折り曲げ、上部が出っ張るようにを少し残して糸をぐるぐる巻いていきます。目立たないところでほどけないようにきつく結んで始末しましょう。
- 5タッセルの長さと形を整えます。
- 6タッセルてっぺんの糸(真ん中で結んだデニムヤーン)に丸カンをつけてください。
- 7取り付けた丸カンにピアスパーツをつけて、完成です!
「基本のタッセルピアス」の作り方
【番外編】デニムヤーン以外でダイソーで人気の手芸用の紐は?
ダイソーで人気の手芸用の紐①タペストリーにもオススメ「Tシャツヤーン」
デニムヤーン以外でダイソーで人気の手芸用の紐1つ目は、Tシャツヤーンです。カラーバリエーションがとっても豊富で、無地から柄ものまで幅広く取り揃えられています。編み物・アクセサリー用としてだけでなく、木などを軸にして結ぶだけのタペストリーにするのもオススメです!デニムヤーンとの相性も抜群ですよ。
ダイソーで人気の手芸用の紐②タッセルピアスにも大活躍な「革紐」
デニムヤーン以外でダイソーで人気の手芸用の紐2つ目は、革紐です。ダイソーといえど意外と作りはしっかりしていますし、1パックに複数のカラー革紐を詰め合わせたものがあったりしてお手軽です。タッセルピアスや、ブレスレットにする方が多いようです。
ダイソーで人気の手芸用の紐③アクセントになる「引き揃え糸」
デニムヤーン以外でダイソーで人気の手芸用の紐3つ目は、引き揃え糸です。和風なネーミングが可愛いダイソーの引き揃え糸は、布・毛糸作品のアクセントにぴったり。店頭でどれにしようか迷ってしまうこと間違いなしです!
デニムヤーンで可愛いオリジナル作品を作ろう!
気軽に手に入るデニムヤーンは、幅広い用途に使えてとても便利です。ほんの少しのあまり糸まで無駄なく使い切れるのも嬉しいですよね!Instagramにもたくさんの作品例がありますし、ぜひあなたもオリジナルの作品を作ってみてはいかがでしょうか。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。
KEYWORD
関連のキーワード
NEW
新着記事
RANKING
人気の記事