穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方①編み目を縦にかがり縫い
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方の1つ目は、編み目の縦方向に沿ってかがり縫いをする方法です。編み目の流れに沿って縫うため、靴下と同系色の糸で縫えば、補修した跡が目立たないのがメリットです。玉留めのゴロゴロした感触が苦手な人は、返し縫いという、同じ縫い目に何回か糸を通す方法で縫ってみましょう。
- 1靴下の編み目の方向を確かめる
- 2編み目の縦方向に沿って穴の上下を縫う
- 3きつく引っ張らないようにして穴を塞ぐ
かがり縫いの手順
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方②穴の周りを一周する
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方の2つ目は、穴の周りを一周する方法です。縫い目に沿う方法とは、やり方が異なりますが、こちらも補修した跡が目立たないのでオススメです。どちらかというと、小さめの穴を塞ぐのに適しているかもしれません。動画の縫い方と併せて、手順をチェックしてくださいね。
- 1穴の周りを縫って一周する
- 2①の縫い目に合わせて糸を橋渡しする
- 3表に糸目が出ないように縫う
- 4少しずつ角度を変えて橋渡しする
- 5穴が塞がったら完成
一周する縫い方の手順
靴下の穴は、小さいうちに直しておくのが一番です。放置しておくと、穴がどんどん広がり、それだけ補修も面倒くさくなってしまいます。気がついたときに、穴をかがっておきましょう。
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方③ダーニングで塞ぐ
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方の3つ目は、ダーニングで塞ぐ方法です。ダーニングは、ヨーロッパの伝統的な衣類の穴あき補修法のことです。どちらかと言うと、補修した跡を逆に目立たせるように縫うことで、違う「綺麗」を追求することができます。靴下の色とは異なる色糸で、オシャレに直していきましょう。
- 1穴の横の糸を少しすくう
- 2針を上にもっていき上側をすくう
- 3縦に穴が埋まるようにすくっていく
- 4縦糸を1本とばしで横にすくっていく
- 5反対側から同じ手順ですくっていく
- 6上まで埋めていけば完成
ダーニングの手順
手順を動画で確認したい方は、こちらが参考になります。ダーニングマッシュルームという道具を使用していますが、ボールのように丸いものをおいて、代用することも可能です。
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方④あて布で塞ぐ
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方の4つ目は、あて布で塞ぐ方法です。こちらは、穴の裏側から布をあてて、周囲をかがっていきます。ダーニング同様、あてる布の種類を工夫すると、パッチワークのような綺麗さが出てきます。ただし、足の裏部分の補修には、向いていません。あて布や縫い目が擦れてタコになってしまいます。
- 1穴より大きめに布を切る
- 2穴の裏側から布をあてる
- 3穴の周りをかがり縫いする
あて布の手順
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方⑤羊毛フェルトでアップリケ
穴あき靴下を綺麗に補修する縫い方の5つ目は、羊毛フェルトでアップリケをほどこし、模様をつけることです。靴下の穴に、羊毛フェルトをあてて、ひたすら模様を作っていきます。補修した!という印象がなく、もともとそんな柄の靴下だったと言われても、納得してしまう仕上がりになります。
- 1羊毛フェルト用のニードルを準備する
- 2フェルティングマットを準備する
- 3好きな模様をデザインする
- 4靴下にフェルトをあててニードルでさす
- 5形を整えて完成
羊毛フェルトのアップリケの手順
他の方法と比べると手間はかかりますが、必要な道具は、100均で揃えられます。さりげない仕上がりの補修がしたい方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。フェルトで形を整える、具体的な方法は、こちらの動画が参考になります。
フェルトのワッペンやアップリケの使い方に興味がわいてきた方は、こちらの記事も併せてご覧ください。大人から子どもにまで使える、オシャレな方法がたくさん紹介されています。靴下の補修をきっかけにフェルトマスターになってみるのはいかがでしょうか。
靴下に穴が開かないようにする方法は?
靴下に穴が開かないようにする方法①靴下の素材を変える
靴下に穴が開かないようにする方法の1つ目は、靴下の素材を変えることです。靴下の穴は、摩擦によって生まれます。薄い素材であればあるほど穴があきやすいので、運動量が多い人やよく歩く人は、厚手の素材の靴下を使用すると、穴あきの可能性を下げることができます。
同じ靴下を頻繁に使い回すのではなく、適度な数を揃えて、使用する間隔をおくようにすると良いでしょう。大切に使い続けていくと、やはり穴はあいてしまいますが、頻度は下げることができます。
靴下の素材や種類をチェックしたいのなら、こちらの記事にも目を通してみませんか。秋冬の季節に使われる、厚手の素材などもまとめています。いろいろな靴下やタイツをゲットして、オシャレに使いまわしてみましょう。
靴下に穴が開かないようにする方法②爪のお手入れを忘れない
靴下に穴が開かないようにする方法の2つ目は、爪のお手入れを忘れないようにすることです。爪が長く伸びた状態だと、そのぶん靴下の生地にあたって擦れてしまいますね。また、爪の先が尖った状態だと、穴があいてしまうのも当然のことです。
お手入れの方法としては、定期的な爪切りを心がけるようにしてください。切ったままの状態だと、爪の先がザラザラしているので、やすりで磨いて丸くしておきましょう。擦れたときの負担を軽減することができますよ。
靴下に穴が開かないようにする方法③足を清潔に保つ
靴下に穴が開かないようにする方法の3つ目は、足を清潔に保つことです。意外と知られていないのですが、足で繁殖した雑菌が、生地を傷めてしまうことがあります。ずっと靴を履きっぱなしだと、汗で蒸れてしまい、雑菌の好みの環境になってしまいます。
入浴時に、指の隙間の一つひとつを丁寧に洗うようにして、足を清潔に保つようにしましょう。雑菌のエサとなる角質を、角質ケアで除去しておくのも有効なようです。
靴下に穴が開かないようにする方法④サイズの合った靴下や靴を履く
靴下に穴が開かないようにする方法の4つ目は、足のサイズに合った靴下や靴を履くことです。足のサイズよりも大きいものを使用すると、中で足が滑りやすくなり、余計な摩擦が増えてしまいます。足にピッタリのサイズを選ぶようにしてくださいね。
靴下に穴が開かないようにする方法⑤穴あきに強い靴下を買う
靴下に穴が開かないようにする方法の5つ目は、穴あきに強い靴下を買うことです。最近では、靴下の穴あきという弱点を覆す、「破れない靴下」が開発されてきています。いろいろなメーカーのものがあるので、探してみるのも良いですね。5本指靴下も、穴あきには強いと言われています。
穴あき靴下が破れる場所の意味と原因は?
靴下が破れる場所の意味と原因①歩き方で破れる親指
靴下が破れる場所の意味と原因の1つ目は、歩き方で破れる親指です。きちんとした姿勢で歩いていると、自然と親指を蹴り出すような形になると言われています。体幹がしっかりとしているので、親指に強い力がかかっていくのだと考えられます。
親指の場所が破れるということは、姿勢も歩き方も正しいのでしょう。穴を塞いでいくのは面倒ですが、歩き方が綺麗だと言われると、悪い気がしませんね。
正しい歩き方って、どんなことに気をつければいいの?と思った方は、こちらの記事の歩き方のコツをまとめた記事を参考にしてみましょう。ヒールやパンプスといった、女性がよく使う靴での歩き方を基本にしているので、いろいろと役に立ちますよ。綺麗で疲れない歩き方を始めてみましょう。
靴下が破れる場所の意味と原因②体重で破れるかかと
靴下が破れる場所の意味と原因の2つ目は、体重で破れるかかとです。歩くときに体幹が崩れていると、親指に力が入らず、かかと付近に体重がかかってしまうと言われています。傾向としては、引きずるような足運びで歩行する人に多いようです。
靴下が破れる場所の意味と原因③浮き指で破れるつま先
靴下が破れる場所の意味と原因の3つ目は、指のアーチが落ちることで浮き指になって破れるつま先です。つま先が沿っていると、爪も上に向いてしまいます。靴下の生地が、爪と靴の間に挟まれやすくなり、擦れやすくなっているので破れてしまうのだと言われています。
靴下やタイツの穴の簡単な直し方
靴下やタイツの穴の簡単な直し方①補修シートで直す
靴下やタイツの穴の簡単な直し方の1つ目は、補修シートで直すことです。切ったり塗ったりという作業をせずに、簡単に直せることが魅力です。100均などで販売されている靴下やタイツ用の補修シートを、シールのように裏側からあてましょう。あて布をして上からアイロンをかければ完成です。
直し方としては最も手軽なので、縫い物が苦手だという人は、こちらの方法を選んでも良いですね。靴下用の補修シートでも、タイツの直し方に応用させることができるので、とても便利ですよ。
靴下やタイツの穴の簡単な直し方②マニキュアで応急処置をする
靴下やタイツの穴の簡単な直し方の2つ目は、マニキュアで応急処置をすることです。こちらは、薄手のタイツが破れたときに、伝線を拡大させないための直し方ですね。色付きだと目立つので、透明なタイプを使うと良いですよ。応急処置をしたら、後でゆっくりと補修していきましょう。
穴あき靴下の補修は楽しんで
ほんのちょっとのことですが、靴下にあいてしまった穴は、とても気になってしまいますよね。放っておくと煩わしいだけなので、できるだけ早く直したいものです。しかし、小さいほつれを、ただチクチクと縫っていくだけでは、あまりやる気がおきません。補修シートで手早く済ませるのも一つですが、楽しくはなさそうです。
今回ご紹介した綺麗に補修する縫い方には、靴下を直すというよりも、可愛くリメイクするという意識で縫うことができる方法があります。穴があいたら、可愛く変身させるチャンスが来たと思って、補修に楽しみを見出していきましょう。
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