DIY用作業台の選び方は?
DIY作業台の選び方①使い方に応じてサイズを選ぶ
作業台のサイズは、どの程度の物を作るか、作業台をどのくらい使うかなどによって変わります。作業台を使う頻度が多かったり、仕事で使用する場合や、作業台を常に置いておくスペースが確保できるなら、天板と板が固定されている据え置きタイプが向いています。大きな物を作る場合も、天板が大きい方が作業しやすいです。
逆に、DIYをする機会は少ない、作業台を置くスペースがないという場合は折りたたみ式の作業台だと、使い終われば収納できるので、便利です。プチDIYを楽しみたい方は100均の木箱からも、様々なリメイクができます。
DIY作業台の選び方②作業・目的に応じて素材を選ぶ
作業台の構造は天板と脚が基本です。その天板と脚の素材を、作る物の作業や目的に応じて選びます。軽めの木工作品を作るなら、天板は木製、プラスチック製、足も木製のものでOKです。
木工でも重さのある大きいもの、ステンレス等の金属製品をDIYする場合や、強い振動の出る電動工具を使用する場合は、脚を金属性の物にすると安全です。
溶接作業の必要な金属製品をDIYする場合は、天板は熱に耐えられる金属製天板、脚は腐食に強いアルミ製のものを選びましょう。
DIY作業台の選び方③自分に合った高さを選ぶ
DIYをするときに、作業台の高さは重要になります。無理な高さで長時間作業していると、身体にも負担がかかりますし、作品の完成度にも関わります。自分の身長に合った作業台を選びましょう。
DIY作業台の選び方④重さ・安定性で選ぶ
作業する際に出る振動は大小ありますが、重量のある作業台の方が振動に影響されず安定性はあります。据え置きできる場合はよいのですが、重さがあると持ち運びや移動には不向きなので、軽量でも安定できる構造の脚かどうかも作業台選びのポイントになります。
DIY作業台の選び方⑤便利機能で選ぶ
DIY用作業台の中には、万力(材料を挟んで固定する道具)や、穴とペグ(穴にペグを差し込み材料を固定する)、目盛りのついているものなど、便利な機能が一体型になっているものがあります。この場合自分で道具を設置してずれる心配がありません。
収納引き出しなどがついている、キャスターがついていて移動に便利、などのプラスアルファ機能を備えたワークベンチもありますよ。
反対に、DIY用作業台をキャンプなどのアウトドアの際にテーブルやキッチン作業台に兼用する方は、固定具付きよりシンプルなテーブルタイプが便利です。
おすすめDIY用作業台10選
おすすめ作業台①折りたたみ式「ワークベンチバイスGTWB-300」
- メーカー「DREATTOOL」
- 折りたたみ式タイプ
- サイズ幅605×奥行635×高さ785mm
- 重量約6.7kg
- 耐荷重60kg
- クランプ機能付き
- 価格2,000円前後
「ワークベンチバイスGTWB-300]の特徴
アマゾンのランキングで上位にあがるのが、こちらの「ワークベンチバイス」です。折りたたみ式で収納楽々、バイスや穴、天板ハンドルで木材を固定できる機能(クランプ)がついているのに、低価格なのが人気のポイントです。どれくらいDIYをするか自信がなくても手が出やすい価格がうれしいですね。
おすすめ作業台②折りたたみ式・多機能「ワークメイトWM225」
- メーカー「ブラックアンドデッカー」
- 折り畳み式タイプ
- サイズ幅630×奥行370×高さ770mm
- 重量14kg
- 耐荷重204kg
- バイス、穴、目盛り付き
- クランプ付き
- 価格6,500円程度
- 高さ2段階調節機能付き
「ワークメイトWM225」の特徴
こちらの折りたたみ式「ワークメイト」も口コミやDIY好きな方たちに人気のワークベンチです。天板をおさえる機能の他に、高さを作業に応じて2段階調節できることが魅力です。足踏み台があるので、作業台をおさえて力を入れやすいとのレビューもありました。
おすすめ作業台③折りたたみ式・本格派「ワークベンチPWB600」
- メーカー「ボッシュ」
- 折りたたみ式タイプ
- サイズ幅680×奥行550×高さ840mm
- 重量11.6Kg
- 耐荷重200kg
- ペグ、穴、目盛り付き
- クランプ機能付き
- 天板素材:竹、フレーム素材:アルミニウム
「ワークベンチPWB600」特徴
大人気のメーカーボッシュからは、こちらのワークベンチが高い評価を得ています。好評価のポイントはとにかくしっかりしている安定感です。折りたたみ式では珍しく、組み立て式ではないので、手間がなく作りがしっかりしていること、天板の竹素材、アルミニウムフレームなどが安定感と人気の理由のようです。
おすすめ作業台④BBQ・キッチン作業台にもOK「折り畳み作業テーブル」
- メーカー「BECOM」
- 長さ1200×奥行600高さ5500~7400mm
- 折りたたみ式タイプ
- 天板強化プラスチック
- 折り畳み時取っ手付き
- 高さ調節機能付き
- 価格6,000円前後
「折り畳み作業テーブル」の特徴
こちらもAmazonで人気ランキング上位の天板が強化プラスチックの「折りたたみ作業テーブル」です。見た目がシンプルなので、屋内でも屋外でも使用しやすく、キッチン作業台、裁縫台やバーベキュー台などの活用例もあります。
おすすめ作業台⑤折りたたみ式「万能作業台KBV-750A」
- メーカー「KENOH」
- サイズ幅605x奥行き120×高さ760mm
- 重量5.3kg
- 荷重量100kg
- 折りたたみ式
- バイス、穴付き
- ツールラック付き
- 価格3,000円前後
- クランプ付き
「万能作業台KBV-750A」の特徴
KENOHの「万能作業台」も、折り畳み式で機能付きのワークベンチです。脚にツールラックが備え付けられているので、ツールをかけながら使用できます。価格もお手頃です。
おすすめ作業台⑥据え置き型・木工に最適「木製作業台WKB-800」
- メーカー「SK-11」
- サイズ幅800(バイス除く)×奥行510×高さ813mm
- 重量18キログラム
- 据え置き式タイプ
- 工具台付き
- 脚先に高さ調節機能付き
- 価格23,000円程度
「木製作業台WKB-800」の特徴
こちらの商品は、据え置きタイプでがっちりした作りで木工に最適の「木製作業台」です。脚先に高さ調節機能があるので、凹凸のある地面でもぐらつきません。
おすすめ作業台⑦据え置き型・ツールラック付き「ワークテーブル」
- メーカー「インターナショナル株式会社」
- サイズ幅1215×奥行615×高さ1543mm
- 重量27kg
- 荷重量80kg
- 据え置き式タイプ
- ペグボード付き
- 価格14,000円程度
- 引き出し、下部収納付き
「ワークテーブル」の特徴
こちらの「ワークテーブル」は、据え置き型で安定感があること、ペグボードにツールをフックでかけることができます。引き出し収納もあることもおすすめポイントです。
おすすめ作業台⑧据え置き型で天板スチール「AEM型高さ調節作業台」
- メーカー「TRUSCO」
- サイズ900×600×719~1019 mm
- 据え置き式タイプ
- 重量25kg
- 荷重量80kg
- 昇降機能付き
- キャスター付き
- 価格26,000円前後
「AEM型高さ調節作業台AEM0960C75-8500」の特徴
50mmごとに高さ調節できるので、立ち作業にも座って作業にも対応できるのが「AEM型高さ調節作業台」です。天板には水に強いポリ化粧がほどこされています。
おすすめ作業台⑨「ソーホース2台セット」
- メーカー「ブラックアンドデッカー」
- 幅690×奥行50×高さ810mm(1脚あたり)
- 重量3kg
- 耐荷重455kg
- 価格6,000円前後
- ケーブルフック付き
- クランプ可能
「ソーホース2台セットBDST60960」の特徴
簡単な作業台のパーツとしておすすめなのが、ソーホースです。「馬の脚」をイメージしたネーミングの通り、4脚の山型の脚を置き、天板を挟んで支えたり、木材を挟んで切断します。こちらのソーホースセットは口コミでも使いやすいと高評価です。
おすすめ作業台⑩溶接にも対応素材「Nomad経済溶接テーブル」
- メーカー「ストロングハートツール」
- 折り畳み式タイプ
- サイズ760×510×660~810mm
- 重量20kg
- 耐荷重量160kg
- キャスター付き
- 38,000円程度
- 天板定盤で溶接可能
- 高さ調節機能付き
「Nomad経済溶接テーブル」の特徴
溶接作業をするなら、こちらの「溶接テーブル」がおすすめです。天板が溶接対応になっていて、折り畳み式でキャスター移動も可能、高さ調節も可能です。
DIY用作業台の図面は?
簡単でも図面を描く|例①ソーホース
おすすめ作業台でも登場したソーホースですが、画像のようにソーホースブラケットに2×4材をつけるだけで自作ソーホースが簡単にできます。ソーホースの角度と木材の長さなどによって、作業台の高さが決まるので、イメージするためにも簡単な図面(イメージ図)を描いてから、ホームセンターに行くとよいでしょう。
見本の図面を使用する|例②ペケ台
大工さんがよく使うというペケ台が安定性がありおすすめです。2枚の板が、バツの形になっていますね。この上に天板を乗せて使います。室内のテーブルやキッチン作業台にも使用されているものもあり、インテリアデザインとしてもオシャレです。ただ図面を一から考えるのは、初心者にはなかなか難しいですね。
ペケ台は、ソーホースと並んでよく自作されているので、そのような方のホームページなどから図面や作り方を参考にさせてもらいましょう!
DIY用作業台の作り方は?
自作ペケ台の作り方①材料を準備
図面が用意できたら、どんな木材が必要か、木工道具は何が必要かを書き出し、購入しに行きましょう。ここでは、700mmの高さの自作ペケ台の作り方をご紹介します。
- ファルカタ合板(1800mm×900mm)1枚
- コンクリートパネル(1800mm×900mm)1枚
- エルアングルガイド
- のみ
- メジャー
- 玄能
- のこぎり
- 断熱材(発泡スチロール系)
- 丸ノコ
自作ペケ台に必要な材料
自作ペケ台の作り方②材料をカット
次に、手順①で揃えた道具を使用して、ファルカタ合板を以下の手順でカットし、ペケ台の板を作っていきます。エルアングルガイドは、カットする際に使用すると便利です。
- 1横長に合板を置き、左右端からそれぞれ700mmの箇所に線を引きます。(真ん中の板は余ります。)
- 2それぞれの板に、上下から450mm、右から350mmの線を引きます。
- 3穴の線の太さは板の厚さ+1mmにします。(ここでは12mm)
- 4下受け材をひきます。(発泡スチロール系断熱材)
- 51の線を丸のこでカットします。
- 6カットされた板を2枚重ねて、クランプで固定します。
- 7のこぎりで3の線をカットします。
- 8のみで7の線の奥を掘ります。
合板のカット手順
自作ペケ台の作り方③組み立て
- 1合計で4枚カットした板を2枚1組で×の形に組み合わせます。
- 2上に天板用のコンクリートパネルを乗せます。
組み立て手順
使わないときや、持ち運ぶ場合はバラバラにすれば軽くて収納も便利です。さらに、ペケ板の軽量化のため、板をくりぬいたり、デザイン性のあるくりぬきをすると上級者テクニックです。
自作キッチンカウンターの作り方
カラーボックスを生かして、自作キッチンカウンター(作業台)をDIYできます。室内での軽作業の作業台ならこちらの作り方も簡単でおすすめです。SNS上でも、天板をつけたり、周りに木材シートをつけたりと見た目をおしゃれにしているDIY女子もたくさんいます。
自分に合った作業台を手に入れてDIYを楽しもう
DIYは長時間の作業になるので、自分の身体や作業目的にピッタリの作業台が重要になることがわかりました。市販の作業台でも、折り畳み式で省スペースのものから、がっしりした据え置きタイプ、価格もお手頃価格から多種多様でした。きっと、この中から自分に合った作業台をみつけることができるでしょう!
もし、市販のものよりさらにピッタリの物を、とお望みでしたら、簡単な作り方で自作作業台をDIYしてもよいですね。お気に入りの作業台をゲットしてDIYを楽しみましょう!
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