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おみくじの末吉の意味・内容とは?

おみくじの末吉の意味とは①「末吉」の「末」は「未来」を意味している

新年を迎えると神社に参拝に行き、おみくじを引いてその年の運勢を確かめますよね。おみくじの結果に大吉が出ると笑顔がこぼれ、凶が出るとその年の先行きが思いやられるような気分になり沈んだりします。以前、筆者自身は凶が続いた年がありましたが、くじを引き直すことはせずに心を引き締めて過ごした経験があります。

大吉や凶のおみくじは、その年がどんな運気になるのかがわかりやすいですが、中吉、末吉、小吉、平吉などのおみくじを引いた時は、いったいどんな運勢なのか、どんな意味をもっているのか、運気のいい順番がわからなくなってしまい、意味や運気のランクを調べたりしますよね。

中でも末吉は、凶の1つ上の順番にあたるため、末吉を引いた時に気落ちしてしまう方がいます。でも落ち込むのはお待ちくださいね。実は「末吉」の「末」は「未来」を意味していると言われています。「今は運気が良くないが、未来には運気が開けていきますよ」という神さまからのメッセージが込められているのです。

おみくじの末吉の意味とは②「末吉」は「末広がり」を意味している

おみくじの末吉には、もうひとつの意味があります。それは「末吉」は「末広がり」を意味しているということです。「末広がり」と言えば漢字では「八」を連想しますよね。八を横にすると無限大(∞)で表せることから、「八」の数字は縁起が良いと言われています。

「八」の数字は、古くから「幸運をもたらす数」で、勢いや力がのび広がることを意味する「発展」や、栄えることを意味する「繁栄」を表すと言われてきました。日本が誇る壮大な富士山も綺麗な「八」のかたちをしており、昔から縁起がいいとされています。

「先や端の所」という意味を持つ「末」という字は、先に向かって広がる「八」のように末広がりの意味を持っています。そのため、おみくじで末吉を引いたとしても落ち込むことはありません。吉凶を意識しすぎずに、神さまからのメッセージであることを受け止め、自分の目の前に広がっていく明るい未来をイメージしましょう。

おみくじの末吉の内容とは|これからだんだんと運気が開けていく!

おみくじの末吉の内容とは、一般的に「これからだんだんと運気が開けていく運気」を意味すると言われています。少しずつでも運気が上がっていくという神さまからのメッセージを受け止め、悪いこともいいことも、書いてある内容は、木に結び付ける前にしっかり確認することが大切です。

吉凶の結果に捉われておみくじを引き直すことはおすすめしません。はじめに引いたおみくじの結果が悪かったからと、場所を変えて1日に何度もおみくじを引く人もいます。はじめに引いたおみくじが「凶」であることに納得がいかず、次の神社でもおみくじを引く。でもまた「凶」のおみくじを引きあててしまう…


といったように、何度引いても変わらない結果が出てしまう方も世の中にはいます。まるで神さまに見られているかのような不思議なことが起こるものですね。このようなことにならないためにも、おみくじに書かれている内容を厳粛に受け止めることが、今後の自分の指針につながってくるのです。

運勢のいいおみくじの順番は?末吉は何番目?

運勢のいいおみくじの順番|大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・凶・大凶

それでは、一般的なおみくじの「いい運気のランク」を見ていきましょう。近年では神社の区分けが増えたことにより大吉よりもさらにいい運勢の「大大吉」や大凶より悪い「大大凶」、大吉をさらに細かく分けた「向大吉(むこうだいきち)」等、珍しい区分けもたくさんあります。まずは一般的な区分のランクをご紹介します。

以下は一般的なおみくじの運気のランクとなりますが、神社によっては、「大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶」という順番もありますので、順番がわからない時は、直接神社の人に尋ねてみるのもおすすめです。この中では、半吉・末半吉・平吉・小凶・半凶・末凶はあまり見ることのないレアなおみくじになります。

区分けの内容は神社によって異なりますが、大吉や吉を引く確率は多く、「末吉」のおみくじはレア度が高いと言われています。おみくじの運勢の捉え方には個人差がありますので、レア度が高くても喜べない人もいますし、将来に向かっていい方向に進んでいく「末吉」を引きあてたことに「幸運」と感じる人もいます。

    一般的なおみくじのいい運気のランクと意味

  1. 1大吉:もっとも運気がいい|運気がのぼる分、運気の下りもある  
  2. 2吉:安定した運気|平均して波のないラッキーな運気
  3. 3中吉:まあまあの運気|運気が上がる可能性がある
  4. 4小吉:少し運気がいい|レア度は高め
  5. 5半吉:努力次第で運気が上がる|扱っている神社が少なく、レア度はかなり高め
  6. 6末吉:だんだんと開けていく運気|将来に対していい意味を持つ レア度は高め
  7. 7末小吉:ややいい運気|吉の中での運はは一番低め 扱っている神社が少なく、レア度はかなり高め
  8. 8平吉(たいらきち):|吉でも凶でもない状況|扱っている神社が殆ど少なく、レア度は極めて高め
  9. 9凶:運気が悪い|みずからを省みるチャンスになる
  10. 10小凶:凶よりも少し運気が悪い|大凶を引くよりもレア度は高め
  11. 11半凶:そこそこに悪い運気|災いの可能性あり 殆どの神社で扱いがないほどかなりのレア度
  12. 12末凶:末広がりに悪くなる運気|事前に対策ができる レア度は高め
  13. 13大凶:運勢がこの上なく悪い|これ以上悪いことは起きない

    珍しいおみくじの種類と意味

  • 大大吉(だいだいきち):願いが叶うと言われている最高の運気
  • 向大吉(むこうだいきち):大吉に向かっているラッキーな運気
  • 末大吉(すえだいいち):だんだんといい運気になっていき、いずれ大吉となる
  • 吉凶未分末大吉(よしあしいまだわからずすえだいきち):今現在では吉か凶かを判断できない
  • 吉凶不分末吉(きちちょうわかたずすえきち):吉か凶かを言えないがいずれ吉へ向かう
  • 吉凶相交末吉(きちちょうあいまじわりすえきち):吉と凶が交わる運気 いずれは末吉となる可能性がある
  • 吉凶相半(きちちょうあいなかばず):吉と凶のどちらともいえない
  • 凶後大吉(きょうのちだいきち):凶を乗り越えると大吉へ転じる

末吉おみくじのランクは神社の区分けにより異なる|吉凶よりも説明が大切

「末吉」のおみくじのランクは、神社の区分けにより異なりますが、一般的な運気の順位は上から6番目にあたります。順位が1番上の「大大吉」や「大吉」には最もいい運気という意味がありますが「もうこれ以上昇ることができないところまで登った運気」と捉えることができます。下る運気に対して油断ができません。

おみくじを引くときには、吉凶に捉われず「書かれている説明が最も大切」であるということはおわかりいただけたかと思います。大吉を引いても運気が下がる恐れがあること等を踏まえると「末吉」にはだんだんと昇っていく運気であることが喜ばしく思えてきますね。自分自身の捉え方を変えるだけで明るい未来が想像できます。

吉凶よりもおみくじに書かれている運勢の説明が大切ですので、ここで内容を確認しておきましょう。書かれていることをよく読むことで、「その年を過ごすにあたり、何に注意し生活していけば良いのか」というヒントをいただけます。神さまのメッセージをありたがたく受け止めましょう。


    おみくじに書かれている13の内容

  • 願望(ねがいごと)|望むこと
  • 待人(まちびと)|待っている人、自分にいい運気をもたらす人
  • 失物(うせもの)|失くしてしまったもの
  • 旅行(たびだち)|旅行の運気
  • 商売(あきない)|あきないをすること
  • 学問(がくもん)|試験や勉強、学ぶこと
  • 相場(そうば)|商売や株式の相場の運気
  • 争事(あらそい)|喧嘩や争いごと
  • 恋愛(れんあい)|恋愛はどうなるのか
  • 転居(やうつり)|引っ越しや移住の運気
  • 出産(おさん)|お産の運気
  • 病気(やまい)|病を治すためにどうすべきか、注意すべきこと
  • 縁談(えんだん)|結婚に関する人との出会い

おみくじの正しい引き方は?

おみくじの正しい引き方①おみくじを引く前に参拝する

おみくじの正しい引き方1つ目は、おみくじを引く前に参拝することです。参拝するときは、いくつか気をつけなくてはならない点がありますので、一つずつ見ていきましょう。神社は、神さまに「お礼」をするためにお参りします。健康であることや家族がいること、仕事があることなど、神さまに感謝の気持ちを伝えます。

最近は、御朱印をいただくために、新年の参拝以外でも多くの人が神社を訪れるようになりましたよね。正しい参拝の方法についてはご存知の方も多いと思いますが、正しい参拝方法をここで改めておさらいしておきましょう。

    おみくじを引く前の参拝方法

  1. 1鳥居をくぐる前に一礼します
  2. 2歩道の真ん中ではなく端を歩きます
  3. 3手水舎で体と心を清めます
  4. 4姿勢を正し、お賽銭を入れてから鈴を鳴らします(お賽銭箱に向かってお賽銭を放り投げるのは厳禁です)
  5. 5二回、礼をします
  6. 6二回、拍手をします
  7. 7深く一礼します(この時に日々の感謝を気持ちを込めて神さまにお祈りします)
  8. 8おみくじを引く場合は、このタイミングでメッセージがほしい旨を神さまに伝えます

おみくじの正しい引き方②神さまにメッセージがほしい旨をお願いする

おみくじの正しい引き方2つ目は、「神さまのメッセージをいただきたい」という願いを伝えることです。参拝時に「これからおみくじを引きます」ということも合わせて伝えておきましょう。

例えば「仕事を変えるか迷っていますのでお言葉をください」「現在の恋愛について悩んでいますのでアドバスをお願いします」といった、自分が知りたいと思っている事についてお願いをします。

おみくじの正しい引き方③邪念を持たずに澄んだ心でおみくじを引く

おみくじの正しい引き方3つ目は、邪念を持たずに澄んだ心でおみくじを引くということです。「大大吉が出ますように!」と祈りながらおみくじを引くのではありませんので、ご注意くださいね。参拝時に、神さまにアドバイスがほしい旨をお伝えしていますので、邪念のない澄んだ気持ちでメッセージを授かりましょう。


一番初めに目が行くのは、吉凶の部分かと思われますが、その部分はあまり気にせずに、お願いをした事柄についての運勢の内容を確認します。おみくじには、いいことも悪いことも書いてありますが、神さまがくださったメッセージに感謝をし、ありがたく受け取りましょう。

上記の運気の順番を見ていただいてもわかる通り「末吉」はおみくじで引きあてることはレアです。年間で数百万人もの人がおみくじを引くと言われている浅草寺では、凶のおみくじを引きあてる率が高い事でも有名ですが大吉17%、吉35%、半吉5%、小吉4%、末小吉3%、末吉6%、凶30%の確立となっているそうです。

おみくじを結ぶ意味は?末吉も結ぶべき?

おみくじを結ぶ意味|神さまとの「縁」を結ぶという意味がある

それでは、おみくじを結ぶ意味について見ていきましょう。「何気なく、おみくじを木に結び付けている」という方も多いと思いますが、おみくじを神社の神聖な木に結ぶのには、神さまとの「縁」を結ぶという意味があると言われています。

いい運勢の場合はおみくじを持ち帰り、悪い運勢の場合は神社の木におみくじを結び付けた方が良いと言う考え方もありますが、木に「結ばなければならない」という決まりはありません。おみくじを自宅に持ち帰り、改めて神さまからのメッセージを確認し、「自分が向かうべき方向をじっくり考えてみる」ということも大切です。

末吉おみくじは結ぶべきか|結んでも持ち帰りでもどちらでも良い

「末吉」のおみくじは木に結ぶべきか。という点についてですが、「末吉」のおみくじを木に結ばなければならないという決まりもありませんので、神さまからのメッセージの内容を確認したうえで神社の木に結び付けてもいいですし、自宅へ持ち帰り時々内容を読み返してみるのもいいでしょう。

おみくじを持ち帰った後はどうするのが良い?

おみくじを持ち帰った後の行動①内容を読み返し今後の指針とする

おみくじを持ち帰った後はどうするべきか。1つ目は行動についてご紹介します。「内容を読み返して今後の指針とする」ということです。日々の生活の中で悩み事ができた時や迷ってしまった時、自分の進むべき方向を再確認したい時などに、するべき行動のヒントとしておみくじに書かれている内容を今一度確認してみましょう。

おみくじを持ち帰った後の保管方法②かばんや財布・手帳に入れて持ち歩く

おみくじを持ち帰った後はどうするべきか。2つ目は、保管方法についてご紹介します。それは「おみくじをかばんや財布・手帳に入れて持ち歩く」ということです。因みに筆者の場合は、財布に入れて日々持ち歩き、時々読み返しをしています。

おみくじを引いたら終わりではありません。書いてある内容が自分にとって悪いことが書いてあったとしても、神さまから授かったお言葉を見直すということは、自分の行動を戒めることに繋がりますので、お守りとして持ち歩くようにしています。「凶」のおみくじを引いた時は、お言葉を読んでから神社に結び付けてきましたよ。

おみくじを持ち帰った後に奉納する方法③おみくじを引いた神社でお焚き上げ

おみくじを持ち帰った後はどうするべきか。3つ目は、お焚き上げをする方法についてご紹介します。一番良い方法とされているのは、おみくじを引いた神社でお焚き上げすることですが、旅先でおみくじを引くこともありますよね。

その場所が自宅から遠く、簡単に行くことができない場所である場合は、お焚き上げを行っている最寄りの神社に持っていき、お守りやお札と一緒にお願いしても大丈夫です。おみくじには神さまからの多くのメッセージが秘められています。間違っても自宅でおみくじを破棄したりすることはしないように気を付けてくださいね。

「末吉」のおみくじは末広がりの意味!運気を上げていこう!

今回は、おみくじの中ではレアな「末吉」の意味や内容、運気のランク、中吉や小吉の運勢の意味などについてもご紹介しました。いかがでしたか?「末吉」には、未来や末広がりという意味があり、運気が上がっていくということがわかりましたね。運気のランクに迷ってしまった時にはこの記事を参考にしてみてくださいね。

12月も中旬に入り、2018年の終わりが近づいてきているのを感じますね。新年のおみくじを引かれる際には、吉凶の結果だけで一喜一憂するのではなく、神さまからいただいたメッセージを大切にし、生活していく上での行動のヒントにしてみましょう!

下記の記事では、おみくじの結ぶ順番や種類、運勢の内容一覧についてまとめています。こちらの記事についてもぜひ、参考にしてみてくださいね。

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