フランスパンとは・固い理由も
フランスパンとは|フランスのパリで生まれたパン
フランスパンとは、その名の通り、フランスのパリで生まれたパンのことです。日本ではわかりやすく「フランスパン」ですが、フランスでは「パン・トラディショナル」と呼ばれています。ぱりっとした固い外皮とふんわりもっちりとした中身が特徴の、世界の人々から愛され続けているパンの一つです。
フランスパンが固い理由|小麦粉・水・塩・酵母のみで作られているから
フランスパンは、小麦粉・水・塩・酵母のみで作られています。バターや砂糖・卵などパンをふわふわにする材料が使われていないため、ぱりっと固く出来上がります。作り方がシンプルな分、気温や湿度などの影響を受けやすく、素材やパン職人の腕の良し悪しが仕上がりに現れやすい、高い技術が必要なパンでもあるのです。
フランスパンの種類と違い
フランスパンにはたくさんの種類がある
フランスパンは材料の分量割合や成型方法の違いによって異なる名前がつけられていて、たくさんの種類があります。昔のフランス政府が、重さごとにパンの価格を細かく決めたため、たくさんの種類ができたといわれています。よく耳にする「バゲット」や「バタール」などもフランスパンの種類のひとつです。
フランスパンの種類と違い①バゲット
フランスパンの種類と違い1つ目は、バゲットです。フランスパンの中でも特にポピュラーで、目にすることも多いのではないでしょうか。バゲットとは、フランス語で「棒」や「杖」という意味通り、細長い形状をしています。そのため火通りがよく、ぱりっとした焼き上がりを楽しめます。
フランスパンの種類と違い②バタール
フランスパンの種類と違い2つ目は、バタールです。バゲットと同じ生地で作られてはいますがバタールはバゲットよりも太く短く仕上げます。太い分中身が多くなるため、もちもちとした食感を味わうことが出来ます。柔らかい食感が好きな日本人に人気なフランスパンです。
フランスパンの種類と違い③パン・ド・カンパーニュ
フランスパンの種類と違い3つ目は、パン・ド・カンパーニュです。カンパーニュは「田舎」という意味で、パリの周辺の田舎でつくられていたことからこの名前がついたそうです。ころんとしたかわいらしい丸型のフランスパンで、ずっしりと重みがあります。
素朴な味わいが人気のカンパーニュは、そのまま食べてもおいしいですが、スープに合わせたり、ジャムやディップをつけたり、サンドイッチに使うのもおすすめです。
フランスパンを美味しく食べるためのコツ・保存方法も
フランスパンを美味しく食べるためのコツ①固いパンを柔らかく!霧吹き
フランスパンを美味しく食べるためのコツ1つ目は、パンに霧吹きをすることです。パンは時間がたつと、ぼそぼそしたり、本来のちょうど良い皮の固さよりも更に硬くなってしまったり、どうしても味が落ちてしまいますよね。ですが霧吹きをかけるだけで、そんなフランスパンを再び美味しく食べることが出来るのです。
方法は簡単です。オーブントースターをあらかじめ高温にしておき、スライスしたフランスパンの表面に軽く2プッシュ程霧吹きをして、2~3分焼きます。霧吹きをすることで、焼くときに飛んでしまう水分を補い、本来のパンの固い外らしくぱりっと、中はもちっとした食感をキープすることが出来ます。
ちなみに、フランスパンはもともと固いので、包丁よりもパン切りナイフで引くように切ってくださいね。刃が細かいものが比較的どんなパンでも切りやすいのでおすすめです。
フランスパンを美味しく食べるためのコツ②2日以内で食べきるなら常温保存
フランスパンを美味しく食べるためのコツ2つ目は、2日以内で食べきるなら常温保存をすることです。フランスパンは乾燥しやすい上、湿度が高い時期はカビも発生しやすい食品です。この期間で食べきれない場合は冷凍保存しましょう。
パン屋さんでフランスパンを購入すると紙袋に入っていることが多いですよね。ですが紙袋のままだと空気に触れてすぐに乾燥してしまうので、ラップに包んで保存するようにしてください。こうすることでぱりっと固いまま美味しい状態を保つことが出来ます。
フランスパンを美味しく食べるためのコツ③すぐに食べないなら冷凍保存
フランスパンを美味しく食べるためのコツ3つ目は、すぐに食べないなら冷凍保存することです。フランスパンは冷蔵保存すると味が低下したり、せっかくの食感がぱさついて台無しになってしまいます。長期保存する場合は、冷凍保存がおすすめです。
フランスパンを食べる大きさにカットし、1つずつラップで包みます。ラップで包んだフランスパンを冷凍用保存袋に入れ、中の空気を抜いてからチャックを閉め、冷凍庫に入れます。長期間冷凍庫に入れていると、氷臭くなったり冷凍庫のにおいが移ってしまうので、一週間くらいのうちには食べきるようにしましょう。
冷凍したフランスパンを食べるときは、自然解凍してそのままオーブントースターで焼きます。自然解凍する時間が無いときは、まずオーブントースターをあらかじめ温めておきます。パンをアルミホイルで包み、約5分から8分焼きます。中まで温まったらホイルをはずして約1分、ぱりっもちっとしたパンの出来上がりです!
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋5選
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋①SONKA
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋1つ目は、SONKAです。東京・阿佐ヶ谷にあるフランスパン専門のパン屋さんです。こだわりぬいた国産小麦で作ったフランスパンは唯一無二のおいしさ。オーダーを受けてから作るバゲットサンドも絶品です。レトロポップなかわいい店内でイートインするのもおすすめですよ。
SONKA
住所 | 東京都杉並区成田東2-33-9 |
営業時間 | 10:00~17:00(売り切れ次第閉店) |
定休日 | 火、日 |
TEL | 03-5913-8551 |
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋②VIRON
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋2つ目は、VIRONです。いまや東京一おいしいパン屋さんともいわれています。渋谷と丸の内に展開していて、洗練された店内は日本にいながらにしてフランスの雰囲気を楽しめます。
こちらのお店のおすすめはなんといってもバゲット。Vフランス直輸入の小麦粉「レトロドール」を使って作った「バゲット・レトロドール」は香り、食感と明らかに他とは違います。細めの仕上がりで、小麦の旨みとぱりぱりの食感を贅沢に楽しめますよ。
VIRON(渋谷)
住所 | 東京都渋谷区宇田川町33-8 塚田ビル1F |
営業時間 | 9:00~22:00 |
定休日 | 無 |
TEL | 03-5458-1770 |
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋③PAUL
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋3つ目は、PAULです。1899年に創業されたフランスの老舗ベーカリーチェーンで、現在日本にも全国20店舗ほど展開しています。素材、製法だけでなく店舗のデザインやインテリア、パンやスイーツの並べ方など細部にまでフランスオリジナルのこだわりが満載のお店です。
PAUL(神楽坂店)
住所 | 東京都新宿区神楽坂5-1-4神楽坂テラス1F |
営業時間 | 10:00~21:00 |
定休日 | 無し |
TEL | 03-⑥280-7723 |
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋④バゲットラビット
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋4つ目は、バゲットラビットです。バゲットラビット自由が丘店は行列が絶えない超人気のパン屋さん。「安心安全でおいしいパン」をモットーに、店内にはなんと80種類以上のパンが並んでいます。
その中でも特に人気なのが、1日に300個も売れるという「ブール」。フランスパンなので、固いイメージがありますが、こちらのブールは皮も中ももちもちと軽く、新食感に驚くこと間違いありません。水分量を多くすることによって、このようなみずみずしいパンが出来上がるとのこと。驚きの味を是非味わってみてください。
バゲットラビット自由が丘店
住所 | 東京都目黒区自由が丘1-16-14 プルメリア自由が丘1F |
営業時間 | 9:00~20:00 |
定休日 | 水 |
TEL | 03-6421-1208 |
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋⑤ラ・ヴィ・エクスキーズ
美味しいフランスパンが買えるおすすめのパン屋5つ目はラ・ヴィ・エクスキーズです。シンプルかつおしゃれな雰囲気のこちらのお店は世田谷区の経堂にあります。最寄り駅から徒歩15分強というアクセスに不便な立地なのに連日たくさんの地元のお客で賑わいます。
フランス語で「美味しい生活」という店名通り、ラ・ヴィ・エクスキーズのパンは地域の人たちの生活に、幸せな瞬間を与えてくれます。定番の「バゲット」と「パン・ド・ミ」は特に美味しいと評判です。
ラ・ヴィ・エクスキーズ
住所 | 世田谷区船橋5-32-7 |
営業時間 | 9:00~20:00 |
定休日 | 火曜、第1・3水曜 |
TEL | 03-③304-2771 |
おすすめのフランスパンのレシピ19選
おすすめのフランスパンのレシピ①固いパンを柔らかく!フレンチトースト
おすすめフランスパンのレシピ1つ目は、フレンチトーストです。フランスパンが固くなってしまったら甘いフレンチトーストにしてみてはいかがでしょうか?ちょうど良い具合のふわふわでしっとりとした食感でが絶品です。
おすすめのフランスパンのレシピ②ガーリックバタールトースト
おすすめフランスパンのレシピ2つ目は、ガーリックバタールトーストです。香ばしいニンニクの風味が食欲をそそります。シチューやスープのつけあわせにおすすめです。おつまみにもなりますよ。
おすすめのフランスパンのレシピ③明太フランス
おすすめのフランスパンのレシピ3つ目は明太フランスです。明太子とマヨネーズは誰もが大好きな組み合わせ。フランスパンの上にたっぷり塗るだけであっという間にごちそうの出来上がりです!
おすすめのフランスパンのレシピ④アボガドのディップ
おすすめのフランスパンのレシピ4つ目は、アボガドのディップです。カリカリにトーストしたフライパンにクリーミーなアボガドディップをのせていただきます。シンプルなパンの美味しさを味わえます。
おすすめのフランスパンのレシピ⑤トマトのブルスケッタ
おすすめのフランスパンのレシピ5つ目は、トマトのブルスケッタです。いろどりが綺麗でとても華がある一品。お酒のお供にはもちろん、おもてなし料理に出しても喜ばれますよ。
おすすめのフランスパンのレシピ⑥しいたけとオリーブのブルスケッタ
おすすめのフランスパンのレシピ6つ目は、しいたけとオリーブのブルスケッタ。ぴりっと刺激的な味が癖になります。全部混ぜるだけで出来上がりというお手軽さも嬉しいポイントです。ワインとの相性は抜群ですよ!
おすすめのフランスパンのレシピ⑦サーモンカナッペ
おすすめのフランスパンのレシピ7つ目は、サーモンカナッペです。コクと塩気のあるサーモンはフランスパンにぴったり。おしゃれに盛り付ければインスタ映えも抜群です。
おすすめのフランスパンのレシピ⑧バゲットBLTサンド
おすすめのフランスパンのレシピ8つ目は、バゲットBLTサンドです。定番のBLTサンドはバゲットで作るとボリュームアップ!大きいお口でがぶりとかじりつきましょう。
おすすめのフランスパンのレシピ⑨エビとアボガドのバタールサンド
おすすめのフランスパンのレシピ9つ目は、エビとアボガドのバタールサンドです。ぷりぷりのエビととろっとしたアボガドは女子が大好きな組み合わせですよね。バタールの香ばしさもたまりません。お弁当にもおすすめです。
おすすめのフランスパンのレシピ⑩バインミー|ベトナム風バゲットサンド
おすすめのフランスパンのレシピ10個目は、バインミーです。バインミーとはベトナムで食べられているサンドイッチのことです。なますやお肉をふんだんに挟んでいただきます。エスニックな味付けは一度はまると止まりませんよ。
おすすめのフランスパンのレシピ⑪サバサンド|トルコ風バゲットサンド
おすすめのフランスパンのレシピ11個目は、サバサンドです。日本ではサンドイッチにサバは意外な組み合わせだと感じるかもしれませんが、トルコでは一般的なサンドイッチのひとつです。騙されたと思って是非食べてみてください。びっくりするぐらい美味しいのです。
おすすめのフランスパンのレシピ⑫ベリーとナッツのカンパーニュ
おすすめのフランスパンのレシピ12個目は、ベリーとナッツのカンパーニュです。ベリーとナッツをふんだんに使った贅沢なカンパーニュです。休日にじっくり作ってみたいですね。
おすすめのフランスパンのレシピ⑬チーズフォンデュ
おすすめのフランスパンのレシピ13個目は、チーズフォンデュです。家族みんなで食べれば盛り上がること間違いありません。茹でた魚介や野菜と一緒に食べるとよりおいしいですよ。
おすすめのフランスパンのレシピ⑭紫キャベツのカンパーニュオープンサンド
おすすめのフランスパンのレシピ14個目は、紫キャベツのカンパーニュオープンサンドです。紫キャベツの色合いがとても鮮やか!目にもおいしい一品です。
おすすめのフランスパンのレシピ⑮パンプディング
おすすめのフランスパンのレシピ15個目は、パンプディングです。柔らかくて程よい甘さのパンプディングは朝食やデザートにピッタリです。朝食にしたいなら前日の夜からパンを卵液につけておけば、あとは焼くだけです。朝から幸せな気分になれますよ。
おすすめのフランスパンのレシピ⑯オニオングラタンスープ
おすすめフランスパンのレシピ16個目は、オニオングラタンスープです。市販のオニオンスープを使うとっても簡単なレシピです。じゅわっととろけたフランスパンがたまりません。
おすすめのフランスパンのレシピ⑰固い歯ごたえがたまらない!ラスク
おすすめのフランスパンのレシピ17個目は、キャラメルラスクです。フランスパンの端の固い部分を使いきれる簡単おやつです。固いサクサクとした歯ごたえが気持ち良く、食べる手が止まらなくなりますよ。
おすすめのフランスパンのレシピ⑱きなこ風味ラスク
おすすめのフランスパンのレシピ18個目はきなこ風ラスクです。きなこの香りと和風な味わいが新鮮な一品です。牛乳にもよく合いますよ。
おすすめのフランスパンのレシピ⑲カンパーニュやバタールでクルトン
おすすめのフランスパンのレシピ19個目はクルトンです。フランスパンならカンパーニュでもバタールでもバゲットでもなんでも構いません。かりっさくっとしたクルトンが出来上がります。
フランスパンでお手軽パリ気分!おいしく贅沢にいただきましょう
フランス生まれでパンの中でも洗練された印象のフランスパン。シンプルだからこそ小麦本来の贅沢な香りを楽しむことが出来ます。普段のメニューからパーティで喜ばれるような一品までアレンジも多彩です。食べればお手軽にパリ気分を味わえるかもしれませんよ!
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