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さんずいに斬ると書く漸くの読み方とは?

さんずいに斬ると書く漸くの読み方①ようやくと読む!

漸くを検索する人

さんずいに斬ると書く漸くの読み方の1つ目は、”ようやく”と読むことです。似たような言葉で”暫く”(しばらく)という漢字がありますが、なかには、漸くという漢字をしばらくだと勘違いしている人もたくさんいます。確かに似通ったイメージではありますが、こちらは間違いなく”ようやく”と読むのが正解です。

さんずいに斬るという漢字からして、まるで時代劇の中で登場するようなそんな言葉をイメージ的に思い浮かべる人もいることでしょう。しかし、ようやくと読むことがわかると、意外と身近に普段使っている言葉であることがわかりますよね。ただ、書くとなるとひらがなを使うことのほうが、割合として多い傾向にあります。

ちなみに、ようやくという漢字を変換すると多くの場合が第一候補としてさんずいに斬るの漸くではなく、要約という漢字が出てくるはずです。要約は読み方は同じでも、話を要約する、といったような大切なことを残して割愛するといった意味となるため意味が異なります。漢字変換する際は、気を付けて使いましょう。

さんずいに斬ると書く漸くの読み方②音読みなら一文字でゼンと読む!

漸くの意味が分かった人

さんずいに斬ると書く漸くの読み方2つ目は、音読みなら一文字で”ゼン”と読むことです。さんずいに斬るの漸くという漢字の中には、”斬る”という字が入っていることから、”ザン”という言葉をイメージ的に思い浮かべる人も多いです。しかし、ここはさんずいがつくことで、”ザン”から”ゼン”へと読み方も変わります。

漸という漢字を使った熟語の例で言えば、漸次とか、漸増とか、漸減といったものがあります。漸が”どのように”を表し、次の文字が”どう変化するのか”を表します。ただ、これらの熟語も漸という漢字を知らない人からしてみれば、なかなか馴染みがない言葉です。使ったことがない人も世の中にはたくさんいます。

次の項目でさんずいに斬るで”漸く”という漢字の意味については具体的に触れていきますが、漸次とか、漸増、漸減といった言葉は、次の言葉を装飾する言葉で、だんだんととか、次第にといった状況を表現しています。そう考えると、色々と応用して使うことができそうですよね!

漸くの意味は?

漸くの意味とは①暫くの間待っていたことが実現すること

待ち合わせに漸く来た

漸くの意味の1つ目は、暫くの間待っていたことが実現することです。先ほども説明した通り、暫くは、”しばらく”と読み、さんずいに斬ると書く、漸くと同じように使われます。つまり、暫く待っていた事柄が漸く実現する、そんな待ちかねた先の出来事がやってくる際に感情として感じる、そんな意味があるのです。

漸くの意味とは②徐々に状況やその状態が変わっていくこと

漸く

暫くの意味の2つ目は、徐々に状況やその状態が変わっていくことです。漸くは、何も自分だけが感じるようや、感情を表すだけの言葉ではありません。自分以外のものごとをとらえる、客観的な状況の変化を表すときにも使われる言葉です。だんだんと移ろいでいくさまを、第3者としてとらえたときにも使用できる言葉です。

漸くの意味とは③時間がないギリギリのなかで実現すること


時間がないギリギリのなかで実現すること

漸くの意味の3つ目は、時間がないギリギリの中で実現することです。締め切りの時間や日にちが決まっているのに、なかなかことが進まず焦った経験をしたこと、みなさんもありませんか?漸くという言葉はそんな焦った経験をしたあとに、なんとか間に合った!というさまを表現するときにも使われます。

漸くの例文は?

漸くを使った例文①受験の試験結果が漸く手元に届いた

受験の試験結果が漸く手元に届いた

漸くを使った例文1つ目は、「受験の試験結果が漸く手元に届いた」です。受験の結果が届くまでの間は、本当にハラハラ・ドキドキとした経験をするものですよね。待ちに待ち、待った挙句に漸く届いた!そんな気持ちがこの例文から感じられます。待ちの時間に焦れた経験をしたからこそ、漸くという言葉が適格な例文です。

ちなみに、テストや試験のことが頭から離れず、ついつい夢に見てしまう人もいます。テストや試験の夢は、実は意外な暗示が込められることもあるんです!次の記事ではそんなテストや試験の夢占いについて紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

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漸くを使った例文②天候が悪い日が続いたが漸く晴れてきた

天候が悪い日が続いたが漸く晴れてきた

漸くを使った例文2つ目は、「天候が悪い日が続いたが漸く晴れてきた」です。1つ目の例文と違い、さほど焦れた気持ちや経験をしたり、晴れることを念願していたというわけではないことが伺えます。こちらは、状況が変化してきてことを、客観的にとらえている例であり、感情的な意味が込められているわけではない例文です。

ちなみに、この例文は梅雨時によく使われる例文でもあります。梅雨の長雨に思わず、出かけるのが滅入ってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな時は、6月の夏服コーデについて考えてみましょう!きっと気分も上がるはずです。次の記事では、東京の6月の夏服レディースコーデを紹介していますので、一読くださいね。

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漸くを使った例文③時間が迫っていたが漸く帰路に就くことができそうだ

時間が迫っていたが漸く帰路に就くことができそうだ

漸くを使った例文3つ目は、「時間が迫っていたが漸く帰路に就くことができそうだ」です。時間にも仕事にも追わているうち、いつ自宅に帰ることができるんだろう?と途方に暮れた経験をしたことが、この文章から伺えますよね。それを乗り越え、漸く帰宅できる!そんな、安心した、ほっとした気持ちが伝わってくる例文です。

漸くを意味する英語は?

漸くを意味する英語①finally


finally

漸くを意味する英語1つ目は、finallyです。漸く自体、暫くのように近しい意味を持つ言葉がたくさんある言葉です。そのため、英語にしてみても、様々な意味にとらえることができます。その中の1つが、finallyです。漸くという意味以外に、ついにとか、とうとうといった意味になります。

漸くを意味する英語②at_last

barely

漸くを意味する英語②at lastです。こちらも、finally同様、漸く以外としては、ついにとか、とうとうといったような意味合いを持ちます。finallyよりも、at lastのほうが基本的にはよく使われている傾向にあり、日本人が英語を勉強するうえでも使いやすい、そんなイメージのある英語です。

漸くを意味する英語③gradually

gradually

漸くを意味する英語3つ目は、graduallyです。こちらは、上の2つの英語とは異なり、徐々にという意味を持つ英語です。だんだんと変化する際にも漸くという言葉が日本では使われます。その状況、状態を表すときには、graduallyを使うのがよいでしょう。

漸く以外の間違えやすい読み方の漢字10選

漸く以外の間違えやすい読み方の漢字①暫く

暫く

漸く以外の間違えやすい読み方の漢字の1点目は、暫くです。暫くは、前述の通り”しばらく”と読みます。意味は、ちょっとした期間から長い期間を表す言葉です。普段の生活の中で使うとすれば、暫く会っていないうちにお腹が大きくなったね!とか、暫くぶりに会うね!など、再開の際にはよく使われる言葉です。

最初にも少し述べましたが、暫くは実は漸くとはつながりのある言葉でもあります。どのようなつながりかというと、暫くという長い期間があったからこそ、漸くという言葉が協調されることです。つまり、暫くがなければ漸くも存在しないのです。この2つは漢字だけで見るとわからなくなりがちですが、併せて使ってみましょう。

漸く以外の間違えやすい読み方の漢字②依存心

依存心

漸く以外の間違えやすい読み方の漢字の2点目は、依存心です。依存心は、意外なことに”いそんしん"と読みます。心という漢字がなければ、もちろん"いぞん"でよいですが、心が付くことで濁点も外れます。意味は頼ってしまう心の様子や、離れられない心の様子などです。簡単に言えば依存してしまう気持ちを表す言葉です。

ちなみに依存心は、心が付くことで濁点がとれる珍しい例の漢字ですが、反対に言葉がくっつくことで濁音がつく言葉は結構たくさんあります。例えば、長靴は"ながぐつ"と読みますが、一文字ずつにすれば”なが”と”くつ”となります。これは、連濁というルールが適応された例です。日本語って奥が深いものですね!

漸く以外の間違えやすい読み方の漢字③早急


早急

漸く以外の間違えやすい読み方の漢字の3点目は、早急です。おそらく、多くの人が"そうきゅう"と読むことでしょう。でも、本当は"さっきゅう"と読むのが適格なのです。とはいえ、最近はそうきゅうでももちろんOK!気になって調べてみると、辞典のなかには、そうきゅうという読み方も実際に紹介されているのです。

普段の生活の中では、会話の中でそうきゅうと読んでしまっても、何ら支障はありません。むしろ、相手も意味を理解してくれるはずです。しかし、テレビや公的な場では、そうきゅうではなく、さっきゅうと読む機会のほうが多い傾向にあります。会社で使う際はさっきゅうにしてみると、インテリ度もあがりそうですね。

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字④気障

気障

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字の4点目は、気障です。"きしょう"と読んでしまう人も結構いるはずです。しかし、じつはこれで"きざ"と読みます。きざは、カタカナだと思っていたという人も多いことでしょう。漢字が存在すること自体に驚く人も多いかもしれませんね。もしかすると、英語だと思ってた人もいるかも!

気障は、気取ったさまとか、不快な気持ちにさせるようなさまを表す言葉です。気障な立ち振る舞いや話し方が気に障る、そんな意味を持っているためあまり使われて嬉しい言葉ではありませんが、漢字が存在することをはじめ、正しい読み方について覚えておくと、あなたの知識も増えるはずです。

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字⑤建立

建立

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字の5点目は、建立です。"けんりつ"と読む人は結いまず。しかし、実はこれ、"こんりゅう"と読むのが適当なんです。"建"を"こん"とも読みませんし、"立"を"りゅう"とも読みませんよね。そのため、この2つがくっついたとき、こんりゅうと読むことに違和感を持つ人もいます。

ちなみに、この建立はけんりつと読んでも間違いではありませんが、一般的にはこんりゅうと読むことになっています。また、ちょっと豆知識ですがこの建立という文字を使うのは、実は寺社仏閣などの施設のみなんです。家を建立"こんりゅう"するなんて、普段言いませんよね。歴史の授業でよく使われるのはそのためです。

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字⑥重複

重複

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字の6点目は、重複です。実はこの漢字もまた2通りの読み方ができる漢字です。1つ目は、”じゅうふく”です。そして2つ目は、”ちょうふく”です。では、どちらが元々昔から存在している読み方なのかというと、それは後者であるちょうふくなのです。

元々存在していたちょうふくですが、"重い"という漢字を"ちょう"とは読まないこともあり、時を重ねるうち”ちょう”が”じゅう”に変化していったという背景があるようです。重複は、データ処理をしていると使いがちな言葉ですよね。そんなとき、どちらを使うか迷ってしまう人は元々あるちょうふくを使ってみましょう。

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字⑦続柄

続き柄

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字の7点目は、続柄です。公的な書類を提出するときなどによく目にする漢字ですよね。区役所や市役所などで確認するとき、ついつい”ぞくがら”という読み方を使っている人は多いのでは?でも実は、正解は”つづきがら”と読むことなんです。

ただ、一概にぞくがらと読むことは間違いであるかというと、そうではありません。ぞくがらは、つづきがらの俗語のようなもので、一般的に使われているものはぞくがらだったりします。そのため、パソコンなどで変換してもきちんと続柄という漢字になります。ただ、正しくはつづきがらであることを理解しておきましょう。

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字⑧柔和

柔和

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字の8点目は、柔和です。柔らかいという漢字は、音読みすると”じゅう”であることから、”じゅうわ”と読んでしまう人は多いものです。しかし、実はこれ”にゅうわ”と読むのんが正解なのです。"柔らかい"という文字が”にゅう”になるなんて、驚きですよね。

漢字の雰囲気からもわかる通り、柔和はやわらかいさまだったり、まるくおだやかなさまを表す言葉です。イメージ的にも、濁音が付いたじゅうわという読み方をするよりも、にゅうわのほうがとげとげしさがなく、優しいイメージがありますよね。普段の生活ではなかなか使う言葉ではありませんが、覚えておくと便利です。

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字⑨徐に

徐に

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字9点目は、徐にです。一体どんな読み方をするのか見当も付かない人も多いはずです。これは、”おもむろに”と読む言葉です。"徐に"自体、普段の生活の中でそうそう使われる言葉ではありません。敢えて使ったとしても、ひらがなを使う人は多いことでしょう。

ちなみにこの徐にの意味は、だんだんととか、徐々にといった意味を持ちます。除くというイメージも強い言葉ですが、少しずつ変化する意味合いも込められている言葉です。徐にを使った具体的な例文で言えば、「彼は徐に動き出した」では彼はゆっくりと動き出したという意味としてとらえることができます。

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字⑩未曾有

未曾有

漸く以外の間違いやすい読み方の漢字10点目は、未曾有です。かつて、元首相が国会で読み仮名を”みぞうゆう”と間違ってしまったことから、日本中で一躍知られることとなった、間違いやすい漢字の代表格にもなってしまった言葉です。もちろん、みぞうゆうは読み方としては間違いです。正しくは、”みぞう”と読みます。

意味は、考えもしなかったこととか、いまだかつてなかったことなど、予想にもしなかったことが起こった際に使われる言葉です。そのため、災害の状況を報じる際によく使われる言葉です。非常に珍しいケースが起こった、そんな時に使われます。

漸くを普段の生活の中でも使えるようにしよう!

漸く

なかなか、さんずいに斬るという漢字である、漸くという言葉を使う機会はありません。あったとしても、さんずいに斬るで漸くなんて漢字、なかなか思い浮かびません。ひらがなで書いてしまう人は多いはずです。しかし、仕事などで漸くという漢字を使ってみると、あなたに対する印象も変わることでしょう。

頭がいい人だとか、知識がある人だ、日本語に対しても造詣が深い人だと相手が思うことに間違いないはずです。ぜひみなさんも、ちょっとしたタイミングで、漸くという言葉を使い、あなたに対するイメージを変えてみてくださいね!


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