アロマワックスサシェ(アロマバー)とは?
アロマワックスサシェ(アロマバー)とは蝋に香りを練り込んだもの
アロマワックスサシェ(アロマバー)とは、簡単に言うと「蝋に香りを練り込んだもの」で、蜜蝋やキャンドルなどの溶かした蝋に精油やフレグランスオイルなどを加えて固めることで、ほのかな香りをじんわり楽しむことができるアロマグッズです。
日本では最近になって広まってきましたが、元々はイタリアで最も古い歴史を誇る薬局「SantaMariaNovella」に起源があるとされており、ヨーロッパでは古くから親しまれてきたものです。通常のルームフレグランスより穏やかな香りで火も使わないので、気軽に芳香浴を楽しむことができます。
ボタニカルな見た目も素敵
また、アロマワックスサシェ(アロマバー)は香りだけでなく目で見て楽しめるのも大きな特徴です。ポプリを練り込んだものやドライフラワー&フルーツをトッピングしたもの、アクセントにビーズやリボンを付けたものなどがあり、全体的にナチュラルでボタニカルなデザインのものが人気です。
さらに、アロマワックスサシェは作り方もシンプルで、身近な材料と道具でご家庭でも簡単にチャレンジできます。自分好みのオリジナル作品が作れるところも魅力ですね。手作りのアロマワックスサシェはちょっとしたプチギフトにもぴったりです。
アロマワックスサシェの材料におすすめなアイテム5選
アロマワックスサシェのおすすめ材料①香りがついたアロマキャンドル
アロマワックスサシェのおすすめ材料、一つ目は「アロマキャンドル」ということなのですが、ここではアロマワックスサシェを作る時に「これが特におすすめ!あると便利!」というものをご紹介していきます。基本の材料と道具、作り方などはまた後ほど見ていきましょう。
さてこのアロマキャンドルについては、何より「初めから香りがついている」というのが便利なところです。アロマキャンドルベースにフレグランスオイルなどを追加すれば、しっかりした香りに仕上がりますし、ささやかな香りを楽しみたい時にはアロマキャンドルのみで作ってみるのもおすすめです。
アロマワックスサシェのおすすめ材料②100均のティーキャンドル
アロマワックスサシェのおすすめ材料、二つ目は「100均のティーキャンドル」です。アロマワックスサシェには、ミツバチが作った蜜蝋や大豆からできたソイワックスで作るのがポピュラーですが、より簡単な方法として、普通の蝋(パラフィンワックス)でも作ることができます。
中でも特に100均のティーキャンドルは「できるだけコスパよく作りたい」という人や「本格的に作る前にお試しで作ってみたい」という人にぴったり。100均のキャンドルなら気兼ねなく使えるので練習用にも向いています。100均にはティーキャンドルの他にアロマキャンドルなども揃っています。
アロマワックスサシェのおすすめ材料③紅茶の茶葉
アロマワックスサシェのおすすめ材料、三つ目は「紅茶の茶葉」です。トッピング用のポプリやドライハーブがない時には、ぜひキッチンにある紅茶を使ってみて下さい。香りがしっかりとした紅茶ならどんな種類でもOK、アールグレイやフレーバー紅茶もおすすめです。ジャスミンティーなどでもよいですね。
アロマワックスサシェのおすすめ材料④フレグランスオイル
アロマワックスサシェのおすすめ材料、四つ目は「フレグランスオイル」です。本格的なアロマワックスサシェには「精油(エッセンシャルオイル)」を使いますが、少々贅沢でお高いのが気になりますよね。そんな時にはぜひ、化粧品にも使えるコスメグレードのフレグランスオイルを使ってみて下さい。
フレグランスオイルは香水や石鹸などにも使われている香料で、ほんの数滴でもしっかり香るコスパのよさが特徴です。また「ハチミツ、葡萄、チョコレート、ベビーパウダー」など、精油にはない香りが揃っているので「変わり種のアロマサシェを作りたい」「色々な香りを調合してみたい」という時にもぴったりです。
アロマワックスサシェのおすすめ材料⑤シリコンモールド
アロマワックスサシェのおすすめ材料、五つ目は「シリコンモールド」です。アロマワックスサシェの蝋を流し込む型は、液漏れせず取り出しやすいものであれば何でもOKですが、シリコンモールドの場合は星型やハート型などおしゃれな形のものが色々あるので、デザインの幅が広がります。
固まった蝋をツルンッと取り出しやすいというところも、シリコンの便利なポイントですね。また画像のようなアロマワックスサシェ専用のタイプもあり、こちらは最初から紐を通す穴を開けて作ることができます。一つのプレートで一度にたくさん作りたい時にもおすすめです。
アロマワックスサシェ(アロマバー)の作り方は?
アロマワックスサシェ(アロマバー)の作り方|材料・道具編
アロマワックスサシェ(アロマバー)の作り方、まずは材料と道具をチェックしてみましょう。ほとんどがご家庭にあるものや100均などで手に入るものです。各材料の種類や分量はお好みで自由に調節してみて下さいね。
- 蝋(ロウソク、アロマキャンドル、パラフィンワックス、ソイワックスなど):20g
- 蜜蝋:20g
- 香り(精油、アロマオイル、フレグランスオイルなど):10〜15滴
- トッピング(ポプリ、ドライハーブ&フラワー&フルーツ、紅茶の茶葉など)
- 型(お弁当やお菓子のカップ、シリコンモールドなど何でもOK)
- リボン
- ストロー
- 材料を混ぜる用のカップ(紙コップやシリコンカップなど耐熱性のもの)
- 材料を混ぜるもの(割り箸など)
アロマワックスサシェの材料・道具(手のひらサイズ1個分)
アロマワックスサシェ(アロマバー)の作り方|手順編
アロマワックスサシェ(アロマバー)の作り方、さっそく手順を見てきましょう。ざっくり言うと「蝋を溶かして、香りを混ぜて、トッピングして固める」というシンプルな流れですが、蝋があっという間に固まってしまうのでササッと手早く作業するのが作り方のコツです。トッピングのデザインもあらかじめ決めておきましょう。
- 1蝋を湯煎で溶かします
- 2溶けた蝋を混ぜる用のカップに注ぎ、精油や香料を加え、割り箸などで手早く混ぜます
- 3細かいトッピング材料を中に混ぜ込みたい時は、それも加えます
- 4型に流し入れ、トッピングをのせます
- 5リボンを通したい箇所に、短く切ったストローをさします
- 6完全に固まったら型からはずし、穴にリボンを通してできあがり!
アロマワックスサシェの作り方
とっても簡単な作り方ですよね。初めは香りの分量の調節が難しいかもしれませんが、いくつか試作品を作ってみてちょうどいい具合を見つけてみて下さい。練習用には以下の記事のような100均のリーズナブルなアロマオイルもおすすめですよ。
手作りアロマワックスサシェのおしゃれなデザイン7選
アロマワックスサシェのデザイン例①ビターでシンプルな大人デザイン
アロマワックスサシェのデザイン例、一つ目は、シンプルで大人な雰囲気が目を引く作品です。ということで、ここからはアロマワックスサシェ(アロマバー)のおしゃれなデザインパターンのご紹介です。色々なアイディアが詰まった素敵なものばかりですので、ぜひ手作りする際の参考にしてみて下さいね!
トップバッターのこちらは、ドライオレンジだけがトッピングされた何ともクールでビターなデザイン、落ちついた絶妙なカラーも素敵です。アロマワックスサシェに色を付けたい場合は、材料を混ぜる時にクレヨンやリップの欠片をほんの少し混ぜるようにします。もちろんキャンドル用の色付けインクを使ってもOKです。
アロマワックスサシェのデザイン例②色鮮やかなフラワーガーデン
アロマワックスサシェのデザイン例、二つ目は、まるでフラワーガーデンのようなカラフルな作品です。たくさんのお花やハーブがこぼれんばかりにトッピングされたデザインは、お部屋の雰囲気をパッと明るくしてくれます。お花の代わりにこんなアロマワックスサシェを贈ってみるのも素敵、心がワクワクしてきますね。
アロマワックスサシェのデザイン例③キュートで美味しそうなストロベリー!
アロマワックスサシェのデザイン例、三つ目は、フリーズドライのイチゴがトッピングされたとてもキュートでユニークな作品です。甘酸っぱいイチゴホワイトチョコのような見た目で、思わずかじってしまいそう。イチゴのフレグランスオイルで香り付けすれば、言うことなしのパーフェクトです!
アロマワックスサシェのデザイン例④火のいらないコーヒーアロマキャンドル
アロマワックスサシェのデザイン例、四つ目は、大胆にもコーヒー豆がトッピングされたこちらもまた個性的な作品です。まさに、火もお湯も使わずコーヒーの香りを楽しめるアロマキャンドルです。細かく挽いてローストした豆やコーヒーのフレグランスオイルを混ぜればさらに香りが引き立ちます。
アロマワックスサシェのデザイン例⑤カラーバリエーションを楽しもう
アロマワックスサシェのデザイン例、五つ目は、明るいおひさまカラーが素敵な作品です。元気をもらえるお守りのようなデザインですね。カラフルな色味であってもトッピングを含めた全体の色合いを統一させれば、こんなにも大人で洗練された雰囲気になります。こっくりとしたイエローカラーが絶妙です。
アロマワックスサシェのデザイン例⑥アロマワックスでクリスマスリース
アロマワックスサシェのデザイン例、六つ目は、クリスマスにおすすめなリース型の作品です。ハーブやドライフラワーが丁寧にトッピングされていて、落ち着いたボタニカルデザインに仕上がっています。ドングリや木の実、モミの木やヒイラギの葉っぱなどを乗せれば、冬のホリデーシーズンにぴったりな雰囲気になりますね。
アロマワックスサシェのデザイン例⑦ナチュラルでクリーンな印象
アロマワックスサシェのデザイン例、七つ目は、ナチュラルな清潔感あふれる作品です。真っ白なベース、淡い色合いのトッピング、そして麻の紐と、どこを取っても素朴で優しげなパーツで作られているところが素敵です。お部屋のインテリアとして、毎日の生活にそっと寄り添ってくれるようなデザインです。
アロマワックスサシェはトッピングを変えるだけで雰囲気がガラリと変わり、またそれが面白いところでもあります。季節によってデザインを変えてみるのもおすすめで、冬は落ち着いたボタニカルデザイン、夏は爽やかな貝殻モチーフなどにすれば一年を通して楽しむことができます。
手作りアロマワックスサシェで素敵な香り生活を
さて今回は、香って楽しい見て楽しい「アロマワックスサシェ(アロマバー)」をご紹介してきました。はるか昔のヨーロッパ、人々の生活の知恵から生まれたアロマワックスサシェは、優しい香りとナチュラルな美しさで私たちの毎日に彩りを与えてくれます。
現代には「置くだけ、塗るだけ、シュッとするだけ」など、便利なアロマグッズもたくさんありますが、ほんの少しの手間をかけるだけでこんなにも素敵なものを作ることができます。これから寒くなる季節、あたたかいお部屋の中でアロマワックスサシェを作る、そんな素朴で贅沢な時間をあなたもぜひ味わってみて下さいね。
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