返信はがきでのマナーの重要性は?
返信はがきでのマナーは相手への礼儀を表す
返信はがきでのマナーは、相手への礼儀を表すものです。往復はがきを使って送られる招待状は、同窓会や結婚式などの華やかな会の場合が多いので、しっかりとルールやマナーを守ることが相手への礼儀となります。
逆に返信はがきを送るための正しい基本マナーを知らないと、恥ずかしい思いをしたり、相手へ失礼な対応をしてしまうことにも繋がってしまいます。
返信はがきでのマナーは気持ちを伝えられるもの
返信はがきでのマナーは、気持ちを伝えられるものでもあります。結婚式では返信の仕方や、メッセージを添えることで、結婚をお祝いする気持ちを伝えられるのです。欠席を連絡する場合のマナーもしっかりと知っておくと、相手への祝福の気持ちは伝えながら、失礼にならずに欠席をすることができます。
同窓会の場合には、幹事役の方への労いの気持ちや、会を楽しみにしている気持ちなども伝えられます。そこで返信はがきでのマナーについて、次のパートから詳しくみていきましょう。
【基本編】知っておくべき正しい返信はがきのマナー9選!
知っておくべき正しい返信はがきのマナー①招待状の返信はがきは早めに出す
知っておくべき正しい返信はがきのマナーの1つ目は、「招待状の返信はがきは早めに出す」ことです。招待状が届いたら、早めに返信するのがマナーとなります。結婚式の場合にはお祝いする気持ちが伝わりますし、早めに返信することで席次やお料理、引き出物などの確定を早めにすることができます。
同窓会でも幹事さんが早めに人数把握をすることができるので、準備を円滑に進めることができるでしょう。主催者側に迷惑をかけずに済むように、返信はがきはできれば2〜3日以内、遅くても1週間以内に送るのが基本マナーです。
知っておくべき正しい返信はがきのマナー②黒の万年筆か毛筆を使うのが基本
続いてご紹介する、知っておくべき正しい返信はがきのマナーの2つ目は、「黒の万年筆か毛筆を使うのが基本」です。正式な文書では、黒の万年筆や毛筆、筆ペンを使うのが正しいマナーとなりますので覚えておきましょう。最近は筆文字が描きやすい筆風のペンもありますので、書きやすいアイテムを持っていると安心です。
黒の水性のボールペンでもOKとされていますが、できれば万年筆や筆ペンで書くようにしましょう。また、グレーやブルーのインクを使って書くこと、鉛筆で書くことは悪いマナーとなりますのでご注意くださいね。
知っておくべき正しい返信はがきのマナー③「御」や「芳」は二重線で消す
知っておくべき正しい返信はがきのマナーの3つ目は、「御」や「芳」は二重線で消すことです。「御芳名・お名前・ご住所・御出席・御欠席」などの「御」や「芳」はこちらへの敬語になります。そのため相手に返信するときには二重線で消すのが正しい基本マナーとなります。「御芳名」は「御芳」の二文字を消します。
二重線は、漢字一文字は斜めの線、二文字以上の場合は縦書きの場合は縦線、横書きの場合は横線で消します。バツ印などで消すことは悪いマナーとなりますので、気をつけましょう。
知っておくべき正しい返信はがきのマナー④線の書き方は定規を使う
知っておくべき正しい返信はがきのマナーの4つ目は、「線の書き方は使う」ことです。マナーの3つ目でご紹介した二重線を引くときには、定規を使いましょう。フリーハンドでかくよりも、定規を使って書いた方が見た目が美しく、丁寧な印象を与えられるからです。気持ちを込めて返信するように心がけたいですね。
知っておくべき正しい返信はがきのマナー⑤出欠席にマルをし一言添える
知っておくべき正しい返信はがきのマナーの5つ目は、「出欠席にマルをし一言添える」です。「御出席」などの「御」を二重線で消したら、残りの「出席」に◯をします。その下に「させていただきます」「致します」と添えると丁寧になります。
中には人の文字を利用することを嫌がる人もいますので、出席にマルをした後に、改めて「喜んで出席させていただきます」と書いておくと安心です。余白があれば、相手にあてたメッセージを書いておくと気持ちも伝わり、丁寧な印象になります。
知っておくべき正しい返信はがきのマナー⑥欠席でも一言書き気持ちを伝える
知っておくべき正しい返信はがきのマナーの6つ目は、「欠席でも一言書き気持ちを伝える」ことです。欠席にマルをしたら「させていただきます」と添えるだけでなく、「大変残念ですが所用のため欠席させていただきます」など、出席できなくて残念に思っていることを伝えると良いでしょう。
欠席の理由は細かく書かずに、「所用のため」「やむを得ない事情があり」などとサラリと書いてしまって大丈夫です。丁寧で心を込めた返信になるように意識するのが正しい基本マナーとなります。
知っておくべき正しい返信はがきのマナー⑦連名での招待は人数分名前を書く
知っておくべき正しい返信はがきのマナーの7つ目は、「連名での招待は人数分名前を書く」ことです。1枚の招待状で複数人招待された場合にも、返信はがきには人数分の名前を書いておくことが必要となります。料理や席の準備に不備がないように、名前欄に記載しておくことが必要です。
特に子供を連れていきたい場合には、席やお料理を用意しなければいけないこともありますから、主催者側に連れていっても問題ないかどうかを確認してから、名前を書くと安心です。
知っておくべき正しい返信はがきのマナー⑧宛名は「行」を消し「様」を書く
知っておくべき正しい返信はがきのマナーの8つ目は、「宛名は「行」を消し「様」を書く」ことです。裏面を書き終えても、宛名面も書き加える必要があるので、注意しましょう。返信はがきの宛名の下には、自分で敬称をつけることを遠慮して、「行」や「宛」と書かれていますので、まずは斜めの二重線で消します。
二重線は定規で見た目にも綺麗に引いておくとよいでしょう。線で消したその横に、個人の方に送る場合は「様」を、会社や部署などに送る場合は「御中」と書き足します。
知っておくべき正しい返信はがきのマナー⑨往復はがきは切り取るのが基本
知っておくべき正しい返信はがきのマナーの9つ目は、「往復はがきは切り取るのが基本」ということです。切り取らずにそのままポストに投函してしまうと、悪いマナーとなりますのでご注意くださいね。真ん中で切り取ったら「返信はがき」だけを投函します。日程に余裕を持って送ることができるよう、早めに対応しましょう。
【応用編】知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナー6選
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナー①お祝いでは寿消しをする
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナーの1つ目は、「お祝いでは寿消しをする」ことです。結婚式などのお祝いの招待状をもらったら、「御」や「芳」などの自分への敬称は二重線ではなく、上から「寿」と書く方法もあります。これが「寿消し」です。
お祝いの気持ちを伝えることができる、粋な返信の方法です。ただし「ちょっと古い」という見方をされる場合もありますので、送る相手によって選ぶといいかもしれませんね。
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナー②同窓会の招待は幹事を労う
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナーの2つ目は、「同窓会の招待は幹事を労う」ことです。同窓会の幹事は、たくさんの人へ連絡しなければいけないので、仕事量もたくさん負担してくれています。せっかく出欠席の連絡をしてくれたのですから、いずれの場合にも幹事さんへのメッセージは添えるようにしましょう。
たとえば出席の場合は「出席させていただきます。ご連絡いただきありがとうございます。当日はよろしくお願いします。」と書き、欠席の場合は「幹事お疲れさまです。今回は所用のため、残念ですが欠席させていただきます」と書くとよいでしょう。場合に合わせてメッセージを添えていきます。
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナー③結婚式の招待はお祝いする
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナーの3つ目は、「結婚式の招待はお祝いする」ことです。結婚式の招待状への返信はがきには、お祝いのメッセージを添えて、祝福の気持ちを伝えましょう。たとえば友人の場合は「ご結婚おめでとうございます。喜んで出席させていただきます。〇〇ちゃんの花嫁姿楽しみです。」
会社の同僚には「ご結婚おめでとうございます。ご招待ありがとうございます。当日を心から楽しみにしています」、上司には「ご結婚おめでとうございます。慶んで出席させていただきます。晴れの日までどうか大切にお過ごしくださいね」などのメッセージがおすすめです。
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナー④欠席理由により書き換える
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナーの4つ目は、「欠席理由により書き換える」ことです。欠席する場合の理由は、明確に記載したほうがいいものと、記載せずにぼかしたほうがいいものがありますので、臨機応変に対応しましょう。
欠席理由を明確にしていいものは、出産日が近いなどで出席できないおめでたい場合、日程や予定がすでに決まっている出張などが当てはまります。「ご招待ありがとうございます。残念ながら海外出張のため欠席させていただきます。」とメッセージを添えましょう。
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナー⑤弔辞や病気は理由をぼかす
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナーの5つ目は、「弔辞や病気は理由をぼかす」ことです。先ほどの欠席理由で明確にしないほうがいいものは、葬儀などの弔辞や病気の場合になります。一般的には、付き合いの深い方の予定を優先させますが、葬儀を優先させるほうが多いようです。
急に欠席しなければいけなくなった場合は、欠席連絡を早急にして、先方が落ち着いた頃を見はからい、後日お詫びに伺いましょう。結婚式の場合にはお祝いも伝えます。
知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナー⑥連盟招待は出席者だけ書く
続いてご紹介する、知ってるとかっこいい正しい返信はがきのマナーの6つ目は、「連盟招待は出席者だけ書く」ことです。連盟招待をしてもらっても、全員が出席できないこともあるでしょう。その場合には、出席にマルをつけ、名前の欄に参加できる人の名前だけを書きます。
わかりやすいように「夫は出張のため優子のみ出席させていただきます。花嫁姿を楽しみにしています」と記載しておくと、受け取り側にも伝わりやすくなります。
意外とやりがち!悪い返信はがきのマナー例3選!
意外とやりがちな悪い返信はがきのマナー例①お祝いごとで句読点を打つ
意外とやりがちな悪い返信はがきのマナー例の1つ目は、「お祝いごとで句読点を打つ」ことです。お祝い事では「終止符を打たない」という理由から、句読点を打つのは悪いマナーになります。特に結婚式の招待状には「、」「。」の句読点を打たないように注意しましょう。
返信はがきにメッセージを書くときにも、句読点を打たずに余白を上手に使って工夫していきたいですね。正しいマナーでお祝いの気持ちを伝えましょう。
意外とやりがちな悪い返信はがきのマナー例②期限を守らない
意外とやりがちな悪い返信はがきのマナー例の2つ目は、「期限を守らない」ことです。招待状を受け取ってからも、仕事や予定が決まらずギリギリまで予定が決められないということもあると思います。わかってから返信しようという気持ちもわかりますが、期限が切れてしまうのは悪いマナーとなります。
すぐに出欠が決められない場合には、すぐに主催者に電話をして状況を説明し、いつころに返事ができそうかを連絡するようにしましょう。期限が過ぎたら欠席ということにしてくれるだろう、という考え方もNGです。
意外とやりがちな悪い返信はがきのマナー例③欠席の返信をすぐに送る
意外とやりがちな悪い返信はがきのマナー例の3つ目は、「欠席の返信をすぐに送る」ことです。出欠の返信はがきは早く送ったほうがいいと伝えてきましたが、欠席の場合には、招待状を受け取ってすぐに返信すると、最初から出席する気持ちがなかったと受け取られてしまい、失礼にあたる場合があります。
そこで到着後1週間ほど時間をあけてから、返信はがきを投函するのがおすすめです。ただし期限内に送るようにすること、あまりにも遅れないようにするのも大人のマナーです。
返信はがきの正しいマナーを身に着けた大人になろう!
返信はがきの正しいマナーについてご紹介しましたが、いかがでしたか?招待状をもらう機会はなかなかいことかもしれませんが、正しいマナーを知っておくことで、いざという時にも安心して対応することができます。正しい基本マナーを押さえておくと、相手への気持ちを伝えることができるので、丁寧な印象を与えられますね。
大人のマナーとして、結婚式の招待状や手紙を書くときのマナーは大切にしたいもの。こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
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