グループ面接の基本マナーチェック！あなたの行動は正しい？悪い？

グループ面接でのマナーの重要性は？

グループ面接とは集団面接のことで就活の結果に直結する

グループ面接とは集団面接のことで就活の結果に直結します。グループ面接は企業の面接においても決してイレギュラーなものではなくなっています。特に大きな企業の場合や採用人数が多い場合はまず一次面接を集団面接で設定をし、二次面接以降で人数を絞ったり、1名での面接に切り替えていくような流れになります。

どの企業においても面接だけですべてを把握することはできません。しかしながら面接である程度見えて来るものはあるので、面接でそのマナーに至らない部分が見えたりすると、その人はその会社に入社する資質が足りていないと判断されることが少なくないので、事前にグループ面接のマナーを学ぶのは大切なことです。

グループ面接の流れは一つの質問に対して順番に答えて行くのが基本

グループ面接においては基本的に一つの質問に対して、順番に回答を聞いていく形式になります。そのため、回答の内容が他の人の発言に左右されることも少なくありません。その点は事前にロールプレイングをしてこくなどの対策が必要でしょう。その時の流れによっては自分が発言したかったことが発言しづらい場合もあります。

グループ面接は体験したことがないと、その独特の流れに対応しきれないことが少なくないので、ロールプレイングだけではなく、体験談を数多く読んでおいたり、グループ面接独特の質問への回答を準備しておくなどの対策は最低限必要になってくることでしょう。準備不足で面接後に泣くようなことはないようにしたいものです。

グループ面接では単独面接では見えてこないものが見えてくる

グループ面接では単独面接では見えてこないものが見えてきます。例えば人の意見を聞いているか、あるいは人の話を聞く態度等が、単独での面接の時以上に明確に見えるようになります。そのためグループ面接向けの対策ではその部分が相手方によく見えるように工夫をしていく必要があるのです。

【基本編】知っておくべき正しいグループ面接のマナー3選！

知っておくべき正しいグループ面接の基本マナー①ビジネスマナーを守る

知っておくべき正しいグループ面接の基本マナーとしてビジネスマナーを守ることが挙げられます。普段、ビジネスを意識した言葉遣いをしていないと、いざそういう言葉遣いを求められた時に照れが入ったりするものですが、逆にカジュアルなものの言い方はあまりいい印象を受けないので少し固いくらいでちょうどいいでしょう。

また、言葉遣いのマナーだけではなく服装のマナーにも気を配るべきでしょう。普段気慣れていないリクルートスーツは下準備をしっかりしていないとその着こなしに差が出ることも少なくありませんし、人は見た目じゃないと言っても、見た目である程度判断できる部分はあるので注意が必要です。

ちなみに下記の関連記事は「お気になさらないでください」という、ビジネスの場でよく使われる言葉の使い方や敬語について紹介した記事になっています。面接の参考になることも多く書かれているので事前にこちらも読んでおいた方がいいでしょう。

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知っておくべき正しいグループ面接の基本マナー②早めに入室しておく

知っておくべき正しいグループ面接の基本マナーとして、早めに入室しておくことが挙げられます。グループ面接において早めに入室しておくメリットは決して一つだけではありません。まず、早めに入ることでグループ面接に臨む上での心の準備をしておくことができます。面接に落ち着いた気持ちで臨むことができます。

さらに早めに入ろうとすることで遅刻を防ぐことができます。15分前くらいを目指してみんな出発するものですが、初めて行く場所だと15分前を目指すとギリギリになる場合も少なくないので30～1時間前を目指すくらいでもいいでしょう。また後述していますが回答順にも影響しますのでその点でも早めの入室がベターです。

知っておくべき正しいグループ面接の基本マナー③練習をしておく

知っておくべき正しいグループ面接の基本マナーとして練習をしておくことが挙げられます。面接のシミュレーションやロールプレイングは1対1の面接についてはよく行われていますがグループ面接に関してはロールプレイングまではやらないことが少なくありません。人数がいるのでこれは本番までにできない可能性があります。

しかしながらある程度のシミュレーションとロールプレイングがあると、本番への対応が違ってきますので最低でも3人（面接官1面接応募者2）での練習は組んでおきたいものです。それができないかをグループ面接が決まった時点ではなく、就活を始める時点で打診しておいた方がいいかもしれません。

【応用編】知ってるとかっこいい正しいグループ面接のマナー3選！

知ってるとかっこいい正しいグループ面接のマナー①他の人の名前を覚える

知ってるとかっこいい正しいグループ面接のマナーとして他の人の名前を覚えることが挙げられます。人数が多いと難しいかもしれませんが、最低でも2名くらいの名前は覚えておきたいものです。何故なら意見を言う時に他の人の意見と同じような個所がある場合に「〇〇さんの話にもありましたが」などと前置きできるからです。

そういった前置きがあると、面接官の心象も良くなることが少なくありません。何より人の話をよく聞いている、あるいは協調性があるといったことをアピールすることができますので、他の人の名前は是非憶えておくようにしましょう。

知ってるとかっこいい正しいグループ面接のマナー②他人の意見を参考にする

知ってるとかっこいい正しいグループ面接のマナーとして、他人の意見を参考にすることが挙げられます。他人の意見の真似になってはいけませんが、他人の意見をリスペクトしつつ自分の意見をしっかり乗せることで、より相手の心象がいい回答を出すことができるでしょう。これはグループ面接ならではのテクニックです。

グループ面接においては、こういった他の人の話の流れに自分も乗っていくことが大切です。これができずに1対1の面接と同じようなことだけするような展開になると、合否に危険信号が灯っていると言わざるを得ないでしょう。

知ってるとかっこいい正しいグループ面接のマナー③話す時には面接官を見る

知ってるとかっこいい正しいグループ面接のマナーとして、話す時には面接官を見ることが挙げられます。グループ面接の際に迷うのは、誰に視線をやるかということです。その場にいる全員が自分の話を聞いているので、目線は均等に全体にやるのがいいのか、迷うことがあるかもしれません。

基本的にその面接の合否を判断するのは面接官なので、面接官だけを見るようにしましょう。また、面接官が複数いる場合は、特定の面接官と見つめ合うようなことにならないよう、均等に視線を移すようにしましょう。

意外とやりがち！悪いグループ面接のマナー例3選！

グループ面接における悪いマナー①ギリギリに入室する

グループ面接における悪いマナーとして、ギリギリに入室することが挙げられます。ギリギリに入室をすると回答の順番が最後になるか後半になることでしょう。グループ面接に関しては基本的に最初に答える方が有利です。何故なら後になればなるほど回答が被ってきてしまうからです。

他の人の意見をしっかり聞けて、常に他の人の回答と重ならないような機転の利く回答を用意できる自信があるならむしろ後半に順番が周ってくるように入室を遅らせるのもありですが、基本的には先にきちんとした回答をした方が面接官の印象もいいですし、先にカチッとした意見を言われるとそれ以上のことが言えなくなります。

自分が先に回答して、後からそれよりもいい回答が出て来た場合でも、自分の意見が言える人だという最低限の評価を得ることはできますので、基本的には先に入室しておいた方がいいでしょう。余程面接慣れしている人以外はギリギリに入室をするようなことは控えるようにした方が賢明です。

グループ面接における悪いマナー②他の人の話を聞いていない

グループ面接における悪いマナーとして、他の人の話を聞いていないことが挙げられます。グループ面接では他の人が話をしている時の態度も選考に入っています。他の人が喋っている間にひたすら下を見ていたり、関係のない明後日の方向を見ていると、態度が悪いということでいくらいい回答ができても減点になるでしょう。

基本的に回答をしている時には面接官の方を見るのが基本ですが、他の人が話をしている時は軽くそちらの方をみておくのが大切です。身体もしっかり話をしている人の方を向ける必要はありません。あまりに話をしている人の方に身体を向けると違和感があります。何故なら並んで座っているので90°以上動くからです。

15～30°くらい身体を話している人の方に傾けて、相手のことを軽く見るくらいにしておくと、その人の話に耳を傾けているように見えますので、そのくらいを敢えて意識しておくといいかもしれません。とにかく下をみていたり明後日の方向を見ていると減点の対象になってしまいますので注意しましょう。

グループ面接における悪いマナー③他の人の意見を否定する

グループ面接における悪いマナーとして、他の人の意見を否定することが挙げられます。ここで先に断っておくのは、反対意見を言うのが悪いということではなく、意見を否定するのが悪いということです。回答の順番が来た時に、ここまでの流れにはない反対の意見を言いたくなることもあるでしょう。

反対意見を言う時に陥りがちなのが、相手の意見を否定しつつ自分の意見の正当性を主張するというやり方です。これはディベートであればいいのですが、グループ面接でこれをやってしまうと面接官の心象が悪い方向に向いてしまいます。そのため、反対意見をしっかり受け止めた上で自分の思いを発言するのが大切です。

「〇〇さんの意見は××という素晴らしい側面があり、自分も同じように考えている部分もあるのですが、一方で逆の側面もあるのではないかと考えております」という言い方だとまずは相手の意見に対してリスペクトの意を示すことができ、かつ自分固有の意見を出しているように見えますので、好印象が期待できることでしょう。

グループ面接の正しいマナーを身に着けた大人になろう！

グループ面接では総合力が問われるのでしっかりグループ面接向けの対策をしていくことが大切です。遅刻しないで事前に会場への入室を済ませたり、その流れを想定したシミュレーションを事前にしておいたりと、独特の準備が必要ですが、グループ面接を経験するのが複数回であるパターンは少なくないので損はないでしょう。

グループ面接の正しいマナーを身に付けることは、グループ面接の対策になるだけではなく今後の社会人生活においても役立つマナーや知識を身に付けることにも繋がりますので、今後を見据えながらしっかり準備するようにしましょう。これからのあなたの人生が輝かしいものになるよう祈っています！