ゴルフでのマナーの重要性とは何なのか?
ゴルフの正しいマナーの基本はみんなが気持ちよくプレーできること
ゴルフでのマナーの重要性は、プレーヤーみんなが気持ちよくゴルフをするためのものです。成績の内容や違反がないかなどを自己管理するゴルフは、「自分さえ良ければよい」という流れになってしまいそうなスポーツです。ですが、プロも一般のプレーヤーもみんな正しいマナーでゴルフをしています。それはなぜでしょう。
それはプレーヤーが他の人への心配りをすることで、自分も気持ちよくゴルフをプレーできるという精神がゴルフに根付いているからです。他のプレイヤーの邪魔になったり、危険に晒したりしないことがゴルフでは基本のマナーなのです。
悪いマナーとは、他のプレーヤーのプレー自体の邪魔をすることだけではありません。場違いな服装でゴルフ場に来ることや、ゴルフ場の品格に合わない行動をすることも他のプレーヤーを不快にさせる悪いマナーです。初ラウンドだからと甘えずに、マナーはしっかりと学んでおきましょう。
初ラウンドでもできる基本マナーは礼儀正しくプレーすること
初ラウンドで最も重要なのは、礼儀正しくプレーすることです。一緒にプレーする人への「よろしくお願いします」の挨拶や、打数が多くなってしまいプレーに時間がかかってしまったときの「すいません」の言葉を忘れてはいけません。初心者は緊張して人としてのマナー忘れがちなので、まずはそこに重点をおきましょう。
【基本編】知っておくべき正しいゴルフの服装のマナー3選!
服装マナー①コースでプレーするときは丸首・袖なしの服はNG!
知っておくべき服装マナー1つ目は、Tシャツなどの丸首やキャミソールなどの袖のない服は着てはいけないということです。襟付きで袖のあるトップスが一番望ましいのですが、ハイネックかタートルネックでも構いません。襟付きでもノースリーブスの服はマナー違反になります。
格式の高いコースではドレスコードがあることがあるので、あらかじめゴルフ場に確認しておきましょう。さすが紳士のスポーツだと思ってしまいますね。
ゴルフが紳士のスポーツと呼ばれるのは単に服装のことだけでなく、基本的に審判や成績の申告を自分自身で行うからです。プロのトーナメントでは審判がいますが、一般の人がコースを回るときにはいませんよね。マナーやルールを守ることができる人がするスポーツなので、ゴルフは紳士のスポーツと呼ばれているのです。
服装マナー②スカートやショートパンツはハイソックスと組み合わせて
知っておくべき服装マナー2つ目は、スカートやショートパンツでプレーするときは靴下をくるぶしの隠れるものかハイソックスを選ぶということです。あまりにも丈の短いスカートやパンツは、ゴルフ場のドレスコードに違反することがあります。ゴルフはスポーツですから、露出が多い服装は避けたほうが無難です。
ゴルフコースは豊かな自然の中にあることが多いです。当然蚊などの虫がいます。想定より寒くなることもあります。初ラウンドでコースを回るなら、どこにボールが飛んでいくかもわかりません。草むらの中や林の中にボールが入ることだってあります。ですから、初心者のうちは長めのパンツが無難です。
ゴルフはメンタルスポーツと言われています。ですからちょっとおまじないに頼りたくなることもありますよね。そんなとき是非参考にしてほしいのがこちらの記事です。自己暗示をかけて、難しいコースでも心に余裕をもってプレーできるようになりましょう!
服装マナー③プレー中もクラブハウスでもゴルフ場の品格に合った服装をする
知っておくべき服装マナー3つ目は、コースでもクラブハウスでもゴルフ場の品格に合った服装をするということです。友達同士で和気あいあいとプレーするのだから、ラフな服装でもいいんじゃないかと思われるかもしれませんね。では、なぜラフな格好はダメなのでしょうか?
ゴルフウエアは周りに不快感を与えず、機能的で品性のあるものでなければなりません。そしてプレーするゴルフ場の品格に合った服装をする必要があるのです。周りに不快感を与えないというのは仲間内だけのことではなく、そのゴルフ場でプレーする全ての人を指すのです。ですから服装マナーもゴルフ場により異なります。
基本的に迷彩柄の服やジーンズ、ゴルフ用ではないジャージなどのラフな服装でのプレーはマナー違反です。行き帰りや、クラブハウスなどでもラフな服装をしてはいけません。初ラウンドでよくやってしまう失敗でもありますから、覚えておきましょう。ドレスコードが気になるときは、ゴルフ場に確認しておけば安心です。
【応用編】知ってるとかっこいい!正しいプレーファーストのマナー3選
プレーファーストのマナー①次に使うクラブを早く決めておく
プレーファーストのマナー1つ目は、スロープレーを防ぐため自分が打つ順番が来る前にクラブを決めておくことです。スロープレーとは、プレーに時間がかかりすぎて競技全体の進行を遅らせる行為のことです。プロの世界では1打のペナルティーを課せられるくらいの迷惑行為です。ゴルフはプレーファーストを心がけましょう。
特に初ラウンドでは同伴競技者の使うクラブやプレーを参考にすることも多いため、打順を後の方にしてもらいましょう。そして早めに次に使うクラブを決めておきましょう。クラブの選別にあたり先輩ゴルファーの同伴競技者やキャディーの助言を迅速にもらうことも、初心者のスロープレーを防ぐために必要なことです。
プレーファーストのマナー②初心者だからこそ次のプレーへの行動は素早く!
プレーファーストのマナー2つ目は、次のプレーへの行動は早くすることです。カートに乗るより早いのなら、歩いて自分のボールの位置へ行きましょう。ホールアウトしたら、おしゃべりなどせず素早く次のコースへ行きましょう。そうした素早い行動の積み重ねで、プレー時間の短縮ができます。
プレーファーストのマナー③初ラウンドでも素振りはほどほどに
プレーファーストのマナー3つ目は素振りはほどほどにすることです。素振りを何度もする人は、初心者でも中級者でもいます。目を閉じて何かイメージしているようなそぶりをして、素振りを繰り返す人がいますよね。それはスロープレーです。プレーファーストのために、素振りは多くても3回までにしましょう。
意外とやりがち!悪いゴルフ場でのマナー例3選!
悪いマナー例①ゴルフ場に連絡せずにスタート時間に遅刻してしまった
1つ目の悪いマナーは遅刻です。ギリギリ間に合いそうだからと、ゴルフ場に連絡もいれずにスタート時間に遅れてしまうのはマナー違反です。当たり前のことですが、ついやってしまいがちな悪いマナーです。
ラウンドスタート1時間前にはゴルフ場に、10分前にはティーグラウンドに到着しておくのが正しいマナーです。それまでに到着できないかもしれないなら、早めにゴルフ場に連絡をとりましょう。遅刻をしない。万が一遅刻しそうなら早めに連絡をするというのは、ゴルフだけでなく人として守るべきマナーですよね。
悪いマナー例②これから打とうと構えている人に激励の声をかけた
2つ目の悪いマナーは、これから打とうと構えている人に声をかけることです。プレイヤーがこれから打つ構えになったときは、喋ったり動いたりしてはいけません。これはゴルフをプレーする上で大切なマナーです。
一緒にプレーしている人を同伴競技者といいます。また、これから打とうとする構えのことをアドレスと言います。同伴競技者がアドレスに入ったときに大声で話したり、後ろで素振りをしたりしてはいけません。競技の妨げになってしまいます。迷惑行為はスポーツマンシップに反します。絶対にしてはいけない行為です。
悪いマナー例③タバコが吸いたくなり林の中で加熱式たばこを吸った
3つ目の悪いマナーはコース内でタバコを吸ったということです。コース内は禁煙です。指定喫煙所があるコースもありますが、ほとんどのゴルフ場がクラブハウス内も禁煙です。喫煙ルールは必ず守りましょう。それが喫煙者の基本マナーです。
ゴルフの最高の見せ場!身につけておきたいグリーンでの5つの正しいマナー
グリーンでの正しいマナー①芝を傷めない
グリーンでのマナー1つ目は、芝を傷めないことです。グリーン上で走ったり、むやみに歩き回ったりしないようにしましょう。パットが上手くいって嬉しくなっても、グリーン上で飛び上がって喜んではいけません。グリーンの芝を大切にするのは、ゴルフプレーヤーの基本中の基本マナーです。
グリーンの芝はシューズのスパイクで傷ついてしまうと修復することが難しいのです。ですから多くのプレイヤーのプレーに影響を与えてしまいます。芝を大切にするために、グリーン上では無駄に動き回らず静かに歩きましょう。カップ周辺もデリケートです。ボールを拾い上げるときに、カップの縁を踏まないようにしましょう。
グリーンでの正しいマナー②ボールマークを直す
グリーンでのマナー2つ目は、作ってしまったボールマークを直すことです。打ったボールがグリーン上に落ちると、落下したところの芝にくぼみができます。それをボールマークといいます。作ってしまったボールマークは、ボールフォークと呼ばれる道具で直すのが正しいマナーです。
ボールマークを放っておくとグリーンでのプレーの妨げになってしまいます。芝が枯れてしまう原因にもなりますので、必ず直すようにしましょう。
また、ボールがグリーンにオンしたら必ずマークをしましょう。他人のラインに関与しなくても、マークをするのが基本マナーです。同伴競技者から要求されてからマークをするのは悪いマナーです。
グリーンでの正しいマナー③同伴競技者のプレーの邪魔をしない
グリーンでのマナー3つ目は、同伴競技者のプレーの邪魔をしないということです。グリーンでは誰しも心理的余裕がありません。初心者や初ラウンドなら尚更のことですが、だからといってマナー違反をしていいことはありません。集中力を要するグリーン上だからこそ、同伴競技者を思いやることが大切です。
これからパットを打つ人の近くやパッティングラインに立って影を作ることは悪いマナーです。パッティングラインとは、カップインまでの軌道のことです。そこに影を作られてはグリーンの状態を見極めることができません。それに影がチラついては気になってプレーに集中できません。
また、同伴競技者のパッティングラインを踏まないように気をつけましょう。これは相手に対して失礼に当たる悪いマナーです。パッティングラインに入らないように、同伴競技者のマークより後方を歩くのが正しいマナーです。
グリーンでの正しいマナー④旗はできるだけグリーンの外に置く
グリーンでのマナー4つ目はパッティングの時に旗を外したら、なるべくグリーンの外に置くことです。プレーの邪魔にならないためと、芝を傷めないためです。やむを得ずグリーンの中に置くときは、パッティングラインに干渉しない場所に静かにおきましょう。
旗を抜くのはピンに一番近くに寄せることができた人です。そして最初にホールアウトした人が旗を持っておき、全員がホールアウトした後旗を挿します。そのとき旗を上向きにもっていると、後からくる組の人たちがプレーが終了していると勘違いをしてボールを打ってくる恐れがあります。旗は逆さにして持っておきましょう。
グリーンでの正しいマナー⑤ゴルフの基本!全員ホールアウトするまで待つ
グリーンでのマナー5つ目は、全員がホールアウトするまで待つということです。初ラウンドで緊張しているときや、グリーンで集中力を使い切った余裕のない初心者は特に忘れがちなマナーです。正しいマナーはサブグリーンかその周辺で、同伴競技者全員がホールアウトするのを待ちます。
冷静に考えれば当たり前のことなのですが、それを忘れてしまうのが初心者です。初ラウンドはプレーそのものより、同伴競技者への心配りをまず勉強すると言っても過言ではありません。初心者だからと甘えずに、初心者だからこそ正しいマナーでプレーしましょう。
初ラウンドでも守らなければならないゴルフの安全についての正しいマナー
気づかないうちに危険なことをやっている!
初心者にありがちな悪いマナーが、緊張で周囲への配慮ができないことです。近くに人がいるのを確認せずに素振りをしてしまったり、これから打つ人の前に出てしまったりしてしまうことがあります。こういった行為で楽しいはずだったゴルフが、最悪の結果になってしまうことがあります。周りへの配慮を怠ってはいけません。
安全なゴルフのための基本中の基本マナー!打ちこみをしない
打ちこみは安全のために知っておかなければならないマナーです。打ち込みとはホールに前の組のプレイヤーが残っていて、まだ近くでプレーしているのにボールを打ってしまうことです。他のプレイヤーの競技の妨害になりますし、ケガを負わせてしまう恐れのある最悪の行為です。
前の組がホールに残っていた場合は、正しいマナーは安全な距離を確保出来たらプレーを始めます。それまではプレーの邪魔にならないように静かにティーグラウンドで待ちましょう。もし人のいる方向にボールが飛んで行ってしまったら、「ファー!」と力の限りの大声で叫んで周りに危険を知らせましょう。
もし人のいる方向にボールが飛んで行ってしまったら、「ファー!」と力の限りの大声で叫んで周りに危険を知らせましょう。近隣のコースにボールが飛んで行っても同様にして危険を知らせます。基本のマナーを覚えて、同伴競技者や同じコースでプレーしている人たちに迷惑をかけないようにしましょう。
ゴルフの正しいマナーを身に着けた大人になろう!
ゴルフのマナーについてお届けしましたが、見落としていたことはありませんでしたか?ゴルフではマナーとその意味を理解することで、はじめてプレーヤーとして認められるのです。大人として恥ずかしくないゴルファーになれるように、悪いマナーには気をつけましょう。
美しい自然の中でプレーするゴルフは本当に気持ちが良いものです。周囲にあなたとプレーすると楽しいと思ってもらえるためにも正しいマナーを身につけなければなりません。そしてたくさんの仲間を作って、おもいっきりゴルフを楽しみましょう。
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