マウンティングの意味とは?
マウンティングとは『交尾姿勢』の意味
本来のマウンティングとは、霊長類に見られる交尾姿勢のことです。これは、交尾が目的ではありません。動物社会における優劣の確認行為で、一方は優位を示し、他方は無抵抗を示して、無意味な暴力行動を抑制しています。マウンティングすることによって、平穏な形で社会的な関係を保っているのです。
人間関係でのマウンティングとは『格付け争い』の意味
人間関係でのマウンティングとは、人間関係における格付け争い、という意味があります。これは、『ファーストクラス』というドラマで一躍有名になった使われ方です。相手の能力が自分よりも上だということをアピールする際に用いられます。女性が多いように見られますが、実は男性社会においても行なわれています。
マウンティングする人の心理5選
マウンティングする人の心理①負けたくない
マウンティングする人の心理の1つ目は、負けたくない、という心理です。すべてにおいて勝敗を意識しています。「自分の人生は勝ち続けることに意味があるのだ」という思いが大変強いのです。また、このタイプの人は、常に勝負を意識していないと、自分のモチベーションが上がらない、という特徴も兼ね備えています。
勝負ができる人なら誰でも良いという特徴があります。相手が自分より強いと感じられる人にでも果敢にアタックしていきます。もちろん「勝ちたい」という気持ちもありますが、それよりも「勝負自体がした」という思いもあるからです。そして、自分がその相手に勝てるまで、あらゆることで勝負を挑んできます。
マウンティングする人の心理②自信がない
マウンティングする人の心理の2つ目は、自信がない、という心理です。実は自信がないという可能性があります。ただ、その自信のなさを自分で認めたくないのです。自分の中にある自信のなさを打ち消す為に、マウンティングをします。自分の方が優位に立っている、という気持ちを持つことで、自信のなさを打ち消しています。
自分よりも弱いものや地位的に低いと感じられる人を、ターゲットにする傾向があります。自信のなさを打ち消すには、相手よりも優位であることを自分自身に証明しなければなりません。その為、いわゆる「負け試合」はしません。確実に勝てると確信できる相手しかターゲットにしない、という特徴があります。
マウンティングする人の心理③注目されたい
マウンティングする人の心理の3つ目は、注目されたい、という心理です。自分が優位に立つことで、多くの人たちの関心が自分に集まると思っています。周囲の人たちの視線や関心がすべて自分に集まることに、大きな快感と満足感を得ているのです。また、優位に立てば周囲の人たちが自分を注目してくれるとも思っています。
いわゆる目立ちたがり屋なので、自分よりも目立っている人をターゲットにします。自分以外の人が周囲の人たちの注目を集めることは、我慢ができません。そのような人は自分にとっての敵だと認識します。そして、徹底的に潰しにかかってきます。
マウンティングする人の心理④尊敬されたい
マウンティングする人の心理の4つ目は、尊敬されたい、という心理です。周囲の人たちから「すごいですね」や「素晴らしいですね」、または「尊敬します」という言葉をかけてもらいたい、という心理が強く働いています。周囲の人たちから尊敬のまなざしで見つめられ、称賛の言葉を浴びることに、大きな満足感があります。
自分よりも仕事ができる人や、自分よりも物知りな人がターゲットになります。自分がターゲットにした人よりも優位に立つ為ならば、どんな努力も惜しみません。仕事も大変頑張りますし、物知りになる為の勉強も、人の見えないところで努力をしたりしています。
マウンティングする人の心理⑤ストレス発散
マウンティングする人の心理の5つ目は、ストレス発散という心理です。仕事やプライベートでのストレスが多くなると、それを発散しようとします。ですが、そのストレス発散の方法がわからない場合は、他の人たちの優位に立つという行動を取ることがあります。優位に立つことで、満足感が得られ、ストレス解消になるのです。
ストレスの解消が目的ですから、必ず自分が優位に立てる相手がターゲットになります。自分よりも下だと思っている人をターゲットにし、更に頭を抑えつけたり、その人がいかに無能であるかを周囲の人たちに吹聴したりします。この行動自体も、本人のストレス発散になっています。
マウンティングする人の特徴5選
マウンティングする人の特徴①「親友」を大義名分にする
マウンティングする人の特徴の1つ目は、『親友』という大義名分を掲げる、という特徴です。親友だから何をしても良い、または何を言っても良い、と思っているのでしょう。とにかく言動に遠慮がありません。相手に自分なりの意見や考えがあっても、それを平気で無視し、自分の意見や考えを押し通そうとします。
『親しき中にも礼儀あり』という言葉を知りません。また、親友だからという理由で、甘えている可能性もあります。自分の日頃のストレスを発散する為の対象としている人もいるでしょう。仮に怒ると「親友でしょ」という理由を持ち出してきます。
マウンティングする人の特徴②勝手にアドバイスしてくる
マウンティングする人の特徴の2つ目は、勝手にアドバイスをしてくる、という特徴です。これは決して親切心からではありません。勝手にアドバイスをしてくるという行動の裏側には、「あなたはこんなこと、考えもつかないでしょ」という心理が隠されています。自分の方が優秀である、ということを示しているのです。
自分のアドバイスを聞き入れなかった場合、怒る人もいるかもしれません。「せっかくあなたの為にアドバイスをしてあげたのに」という思いがあるのです。ですが、本当は「私のアドバイスを受け入れないなんて、生意気」という心理が隠されています。
マウンティングする人の特徴③知ったかぶり
マウンティングする人の特徴の3つ目は、知ったかぶり、という特徴です。「そんなことも知らないの?」という雰囲気を醸し出しながら、自分の知っている知識を、声を大にして言います。自分がいかに物知りであるか、そして自分がいかに優秀な人間であるかを、知ったかぶりをすることによってアピールしているのです。
多くの場合、その知識は大変広いですが、深さが足りない場合があります。また、間違いを指摘されたり、自分が声を大にして言ったことに、付加情報をつけられることは大変嫌います。「負けた」という気持ちが湧いてくるのです。
マウンティングする人の特徴④決めつける
マウンティングする人の特徴の4つ目は、決めつける、という特徴です。ターゲットにした人は、自分よりも能力が劣っていると感じています。その為、「どうせあなたは、こうでしょう」や、「あなたならこういう行動を取るでしょう」という、勝手な決めつけをしてきます。「あなたは優秀ではないから」という心理があります。
このタイプの人は、「あなたはどうせ、こうだろうけれど、こうした方が本当はあなたに良い」という言い方を良くします。必ず「どうせ」という言葉が入ってくるのです。これは相手を決めつけて見下しているからです。親切心は全くと言っても過言ではないほどありません。
マウンティングする人の特徴⑤自虐からの自慢
マウンティングする人の特徴の5つ目は、自虐からの自慢、という特徴です。まずは自虐から入ります。ですが、よく話の内容を聞いていると、それは自虐では自慢話をしている、という特徴です。「私、今月全然頑張れなかったから、営業成績が落ちちゃった」と言いつつ、順位ではしっかりトップをキープしているような人です。
これは周囲の人たちから、「そんなことないよ」や「それでもこれだけの結果はすごいよ」という褒め言葉をかけて欲しいのです。また、周囲の人たちから、尊敬のまなざしで注目されたい、という思いもあります。
マウンティングされやすい人の特徴5選
マウンティングされやすい人の特徴①気が弱い
マウンティングされやすい人の特徴の1つ目は、気が弱い、という特徴です。大変気が弱く、いつもびくびくしている、という印象を周囲の人たちに与えています。何かきついことを言われるのではないかという不安があります。また、実際にきつい言い方をされると、それが嫌だと感じていても「ノー」とは言うことができません。
マウンティングをする人は、自分よりも弱そうな人をターゲットにします。また、言い方もきつい為、きつい言い方をして自分の思い通りになるような人は、うってつけなのです。その為、気の弱い人はターゲットにされやすくなります。
マウンティングされやすい人の特徴②自分の意見がない
マウンティングされやすい人の特徴の2つ目は、自分の意見がない、という特徴です。自分の意見がない人は、言い換えるなら、周囲の人たちの意見に流されている、ということです。順応性のある人、という印象を受ける人もいるかもしれません。ですが、見る人が見るとこれは、大変操作しやすい人、という印象を持ちます。
マウンティングする人は、自分の言いなりになる人を探しています。自分の意見や考えを押し付け、その通りにできなかったら、徹底的に攻撃するのです。そういう点では、自分の意見がない人は、言いなりになる人ということになり、ターゲットにされやすくなります。
マウンティングされやすい人の特徴③人の顔色を窺う
マウンティングされやすい人の特徴の3つ目は、人の顔色を窺う、という特徴です。人の顔色を窺っている人は、「自信がない人」という印象を周囲の人たちに与えてしまっています。いつも相手の気持ちを汲み取り、相手が満足のいく行動や言動をしている為、大変操りやすい人、という印象を持たれる可能性が高くなります。
人の顔色を窺ってばかりの人は、相手の気持ちに沿った行動や言動をします。それは、マウンティングをする人にとったら、自尊心がくすぐられ、大きな満足化が得られる行動になります。その為、人の顔色を窺ってばかりいる人は、ターゲットにされやすくなります。
マウンティングされやすい人の特徴④影が薄い
マウンティングされやすい人の特徴の4つ目は、影が薄い、という特徴です。影が薄い人は、周囲の人たちからあまり気づかれることはありません。注目もされませんし、その人がどんな状態なのか、誰も気づかない場合も多いでしょう。言い換えるなら、周囲の人たちから助けてもらいにくい人、ということです。
このタイプの人は、自分でも周囲の人に助けを求めることがほとんどない為、攻撃的な性格の人からの標的になってしまいます。何をしても誰も助けない、そして自分からも助けを求めない、という特徴が、攻撃的な人を引き寄せてしまうのです。その為、ターゲットにされてしまいます。
マウンティングされやすい人の特徴⑤声が小さい
マウンティングされやすい人の特徴の5つ目は、声が小さいという特徴です。声が小さい人は、周囲の人たちから「自信がない人」や「存在感があまりない人」という印象を持たれる可能性が高くなります。また、声が小さい人は自分なりの意見があっても、それを声を大にして周囲の人たちに伝えるようなことはほとんどしません。
自分なりの意見や思いがあっても、それを声を大にして言うことができない人は、声を大にして自分の意見を言う人に負けている、ということです。マウンティングをする人は、自分の意見がどれだけ理不尽であっても、勢いで言い負かします。その為、ターゲットにされやすいのです。
職場でマウンティングしてくる人の対処方法5選
職場でのマウンティング対処方法①無視する
職場でのマウンティング対処方法の1つ目は、無視する、という対処方法です。できることなら、徹底的に無視をしましょう。反発したり、反応したりすると、相手を助長してしまうことになってしまいます。一番良いのは、完全に無視をすることです。無視をすれば、そのうち相手も飽きて、あなたに興味を示さなくなるでしょう。
職場でのマウンティング対処方法②適当に聞き流す
職場でのマウンティング対処方法の2つ目は、適当に聞き流す、という対処方法です。職場で無視をしてしまうことに抵抗がある場合は、適当に相槌を打って聞き流しましょう。全く無視をしているわけではなく、一応返事はしているのですから、あなたの気持ちも少しは軽くなるでしょう。返事は事務的にするようにしましょう。
職場でのマウンティング対処方法③仕事で結果を出す
職場でのマウンティング対処方法の3つ目は、仕事で結果を出すという対処方法です。マウンティングをされるということは、あなたはその人から下に見られている、ということです。それなら場所は職場なのですから、仕事で結果を出しましょう。仕事で結果を出し、上司からの評価が上がれば、相手も引き下がるかもしれません。
職場でのマウンティング対処方法④仲間を作る
職場でのマウンティング対処方法の4つ目は、仲間を作る、という対処方法です。もしあなたが職場で一人になることが多いなら、その場合は仲間を作りましょう。特に仕事が大変できる人は、マウンティングする人が明らかに避けていると思われる人と仲良くなると良いでしょう。強い仲間ができれば、ターゲットから外れます。
職場でのマウンティング対処方法⑤転職を考える
職場でのマウンティング対処方法の5つ目は、転職を考える、という対処方法です。仲間もいない、仕事で結果を出してもマウンティングがなくならない、という場合には、転職も考慮にいれて下さい。我慢してその職場で仕事を続けていく意味はありません。あなたにはもっと相応しい、楽しい職場がきっと待っています。
ネット上でマウンティングしてくる人の対処方法5選
ネットでのマウンティング対処方法①放置する
ネットでのマウンティング対処方法の1つ目は、放置する、という方法です。ネットは相手が見えません。その為、向こうはいくらでも調子に乗ってきます。反応すると、相手を助長することになってしまいます。最も良い方法は放置することです。あなたが我慢できるなら、放置して、向こうが飽きるのを待つ方が得策でしょう。
ネットでのマウンティング対処方法②可哀そうだと思う
ネットでのマウンティング対処方法の2つ目は、可哀そうだと思う、という対処方法です。相手はきっと現実の世界では、誰も相手にして貰えないのです。その寂しさを紛らわせる為、ネットでそのような行動を取っているのでしょう。大変可哀そうな人なのです。可哀そうだ思ってみると、気持ちも変わってくるかもしれません。
ネットでのマウンティング対処方法③ブロックする
ネットでのマウンティング対処方法の3つ目は、ブロックする、という対処方法です。TwitterなどのSNSでそのような攻撃を受けたら、ブロックしてしまいましょう。向こうは別にあなたでなくても良いのです。あなたがブロックすれば、あなた自身は嫌な思いをしなくて済みますし、向こうは別の人を探すでしょう。
ネットでのマウンティング対処方法④アカウントを変更する
ネットでのマウンティング対処方法の4つ目は、アカウントを変更する、という対処方法です。どうしても攻撃がなくならない、でもそのサービスは続けたい、という場合にはアカウントを変更してしまいましょう。アカウント変更前に、繋がっている人たちには連絡を取っておいてください。心機一転でまた楽しみましょう。
ネットでのマウンティング対処方法⑤そのサービスを利用しない
ネットでのマウンティング対処方法5つ目は、そのサービスを利用しないという対処方法です。そのような嫌な思いをしてまで、そのサービスを利用する意味があるでしょうか。楽しみで利用しているサービスで、反対にストレスが溜まってしまうのは、あまり良いとは言えません。そのサービスを利用しないことも一つの方法です。
マウンティングされないための対策方法3選
マウンティングされない為の対策①自信を持つ
マウンティングされない為の対策の1つ目は、自信を持つ、という対策です。ターゲットにされるのは、あなたの自信のなさが、行動や言動に表れているからかもしれません。自分に自信を持ちましょう。堂々としてください。自信を持つことが難しいなら、自信を持てるように努力しましょう。努力することが対策に繋がります。
自信を喪失している人がよく見る夢があります。それは虫歯の夢とミミズの夢です。どちらも関連記事がありますので、リンクいたします。ご覧ください。
マウンティングされない為の対策②プライベートを話さない
マウンティングされない為の対策の2つ目は、プライベートを話さない、という対策です。プライベートを話してしまうと、ターゲットにされやすくなります。プライベートの方が比べやすいからです。極力、自分のプライベートは話さないようにしましょう。すると、ターゲットにされない対策になります。
マウンティングされない為の対策③仲間に入らない
マウンティングされない為の対策の3つ目は、マウンティングするような人たちの仲間に入らない、という対策です。仲間に入ってしまうと、いつかあなた自身が対象者になってしまいます。最初からその輪に入らなければ、ターゲットにされない対策に繋がるでしょう。
マウンティングする人は自分に自信がない人
マウンティングをする人の多くは、自分に自信がありません。自分に自信がないから、その自信を少しでも持ちたくて、他の人と自分を比べ、優位に立とうとするのです。決して強いわけではありません。むしろ弱い人なのです。そのような人に対抗できるように、あなたが強くなることで、ターゲットにされない対策になります。
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