DIYで石膏ボードに棚を付けるときのポイント
DIYで石膏ボード用の棚を作るときのポイント①頑丈さが重要
DIYで石膏ボード用の棚を作るときのポイント1つ目は「頑丈さが重要」です。壁に収納を取り付けられたらとても便利ですよね。通常、壁に何か取り付けるときにはビスまたはネジを柱に付けるのが頑丈さの点で一番安全と言えます。しかし柱に合わせて収納を付けるとなると場所も限られてきます。
現在日本の家の天井や壁には、石膏ボードが使われることがとても多くなっています。石膏ボードは断熱性や耐火性という点で優れており、かつコストも安く済むためというのが主な理由です。稀に合板やベニヤ板を使っている壁もありますが、基本的には石膏ボードが使われています。可能であれば素材を確認しておきましょう。
壁の構造は手前から順に「壁紙、石膏ボード、間柱(または柱)」です。作りから考えると、間柱に対し石膏ボードを設置し、その上に壁紙を貼っているということになります。石膏ボードと間柱の間では接着面が間柱しかないので、間柱がない部分は空洞になっています。このような構造なので特に頑丈さを意識しましょう。
DIYで石膏ボード用の棚を作るときのポイント②下地の確認
DIYで石膏ボード用の棚を作るときのポイント2つ目は「下地の確認」です。DIYで石膏ボード用の棚を作るときには、まず下地(間柱や柱)があるか確認しましょう。間柱や柱があれば、そこに石膏ボード用のビスまたはネジを使って止めることにより棚を付けることができます。
下地を確認する方法はいくつかありますが、専用の下地センサーを使うか、または針やピンを使う方法が簡単です。石膏ボードだけで下地がなければ、針やピンはそのまま刺さります。逆に下地があれば、針はあまり深いところまで刺さっていきません。これによって使う金具が異なってきますので、必ず確認しましょう。
DIYで石膏ボード用の棚を作るときのポイント③アンカーを使う場合もある
DIYで石膏ボード用の棚を作るときのポイント3つ目は「アンカーを使う場合もある」です。下地があるかチェックしたときに、取り付けたい場所に下地がないということもありますよね?
石膏ボード自体は強度があまりないため、そのままネジを取り付けても支えられないのです。そのうえ、石膏ボードは厚みが3種類(9.5mm、12.5mm、15mm)で、どれもそこまで厚くありません。そこでネジを支えるための部品として「アンカー」というものが必要になってきます。
アンカーにもいくつか種類があり、用途や強度に合わせて選ぶ必要があります。代表的なものは「ボードアンカー」「カベロック」「トグラーアンカー」などです。アンカーは耐荷重や石膏ボードの厚さによって使うものが変わりますので、よく検討しましょう。
DIYでの石膏ボードへの棚の付け方
石膏ボードへの棚の付け方①取り付けたい棚を検討する
石膏ボードへの棚の付け方1つ目は、「取り付けたい棚を検討する」です。既製品にするのか完全にDIYで作るのか、方法は様々です。取り付けたいものにより素材が変わってきますので、頑丈さをまず第一に考えてくださいね。使うネジやアンカーも検討しておきましょう。
石膏ボードへの棚の付け方②場所を決める
石膏ボードへの棚の付け方1つ目は、「場所を決める」です。まずは棚を取り付けたい場所を決めましょう。作業を始めて棚を取り付けてしまうと、「やっぱりもう少しずらしたい」という時に穴が開いてしまっているので見栄えもあまりよくありません。場所はよく検討してくださいね。
石膏ボードへの棚の付け方③下地がない場合は先にアンカーを取り付ける
石膏ボードへの棚の付け方3つ目は、「下地がない場合は先にアンカーを取り付ける」です。下地がない部分に棚を付けたい場合は必須の作業になります。ネジを止めたい部分に合わせてアンカーを付けておきましょう。下地がある部分に取り付ける場合は不要です。
石膏ボードへの棚の付け方④棚受けや棚板を固定する
石膏ボードへの棚の付け方4つ目は、「棚受けや棚板を固定する」です。石膏ボード用のビスまたはアンカーに止めるネジを使って、棚受けや棚板を壁に取り付けましょう。取り付けたい棚によって工程は異なりますが、これで簡単な壁収納の完成です。
DIYで石膏ボードに収納用の棚を作るときの注意点
DIYで石膏ボードに収納用の棚を作るときの注意点①強度を第一に考える
DIYで石膏ボードに収納用の棚を作るときの注意点1つ目は、「強度を第一に考える」です。石膏ボードの壁に棚を付ける場合には、頑丈さがとても重要になってきます。きちんと支えられていないと落下の原因になり非常に危険だからです。
取り付けの際のアンカーやネジの止め方はもちろんのこと、支えとなる部分の補強にも気を配りましょう。他に、フックを取り付けたいときには何を掛けるかをあらかじめ決めて、それに合った商品を選ぶことをお勧めします。耐荷重以上のものを掛けてしまうと、破損や落下の原因になりますので充分注意してください。
DIYで石膏ボードに収納用の棚を作るときの注意点②割れ物に気をつける
DIYで石膏ボードに収納用の棚を作るときの注意点2つ目は、「割れ物に気をつける」です。壁に棚を取り付けて食器や花瓶を置きたいという場合があるかもしれませんが、地震が来た時に落下する可能性もあります。なるべく落としたくないものは扉付きの棚にするか、または割れにくい素材を選ぶとよいでしょう。
DIYで石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術①L字型のウォールシェルフ
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術1つ目は「L字型のウォールシェルフ」です。市販の商品で既製品が色々売られていて、とてもシンプルで使いやすい形になっています。そのままL字の形で取り付けてもいいですし、「L」が上下逆になるような形でも取り付けられますので、お好きな方を選んでみるとよいでしょう。
使い方としては小物を飾ったり、本を置いたりと様々です。時計を置いてみてもいいかもしれませんね。注意点は、シンプルなL字型なので立て掛ける部分がない場合が多いところです。安定感が気になる場合は、ブックエンドなどを合わせて使ってみるとよいかもしれません。
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術②フックを付けたハンガー掛け
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術2つ目は、「フックを付けたハンガー掛け」です。こちらは、既製品のフック付きシェルフを壁に付けることにより簡単に作れます。他にはご自分で好きな棚板とフックを選んで組み合わせて作ることも可能です。
ハンガーに掛けた洋服の他、帽子やかばんも掛けることができるのでとても便利ですよね。次の日に出かける時に着る洋服を掛けて置いたり、毎日着るコートを掛けておいたりと、色々使えます。ポイントはあまり何枚も掛け過ぎないことです。見た目にもあまりよくないですし、そこまで強度もないので気をつけましょう。
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術③ボックス型シェルフ
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術3つ目は、「ボックス型シェルフ」です。こちらは扉が付いているタイプや、前方に何もないオープンタイプなど色々種類があるので、用途に合わせてお好きなものを選んでみてくださいね。
扉が付いているものでしたら、食器などホコリが気になるものにも使えます。オープンタイプなら見せる収納として、観葉植物や消耗品のストックを置いてみてもいいかもしれません。お子さんがいる場合は作った工作の品をディスプレイしてもよさそうですね。
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術④タオル掛け
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術4つ目は「タオル掛け」です。タオル掛けは必要なものですが、タオル掛け自体が付いていないということも意外に多いですよね。その場合はご自分で好きなものを付けてみましょう。
シンプルなタオル掛けやフックを壁に取り付けてみてもいいですし、何枚か掛けられるようにいくつか取り付けてみてもよいかもしれません。他にはボックス型やコの字型の棚を付けて、タオル自体を見せる収納として置いてみる方法もあります。こういった収納は省スペースにも向いているのでぜひ試してみてくださいね。
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術⑤食器棚
石膏ボードに棚を付けたおすすめ収納術5つ目は「食器棚」です。大きめのシェルフや棚板を組み合わせて作ったシェルフを、石膏ボードの壁に取り付けます。特に頑丈さが必要になりますので、作りたいときはよく固定方法を確認しましょう。
棚板を使って自分で好きなデザインを作ることができますので、色々アレンジできます。オープンタイプと扉タイプを組み合わせてみたりとバリエーションは様々ですので、ぜひご自分のキッチンに合わせて試してみてくださいね。
石膏ボードに棚を付けたおしゃれな収納術
石膏ボードに棚を付けたおしゃれな収納術①棚板を選んでDIY
石膏ボードに棚を付けたおしゃれな収納術1つ目は「棚板を選んでDIY」です。壁に付けるシェルフは既製品もありますが、よりこだわりたいならご自分で棚板から選んでみてはいかがでしょうか?棚板1枚と支えとなる棚受けという金具を組み合わせた形が1番シンプルに作れます。
棚板も色々な種類がありますので、インテリアに合ったものをチョイスしてみてくださいね。モノトーン系、アンティーク系、ナチュラル系など素材や色を検討してみましょう。他にはネジやフック、支えとなる棚受けもそれに合わせるととてもステキですよね。
石膏ボードに棚を付けたおしゃれな収納術②紐を取り付けて絵をディスプレイ
石膏ボードに棚を付けたおしゃれな収納術2つ目は、「紐を取り付けて絵をディスプレイ」です。ご自分やお子さんが描いた絵や思い出の写真は、しまいこんでいたらもったいないですよね。壁の収納を使っておしゃれに飾ってみませんか?
棚板を壁に取り付け、大きめのネジやフックを付けておきます。そこに麻ひもやリボンをアーチになるように結び、ピンチなどを引っ掛けましょう。そこに絵や写真を挟めば完成です。材料もあまり必要ないですし、ピンチやひもは100均でも購入できます。
石膏ボードに棚を付けたおしゃれな収納術③大きな棚板で机をDIY
石膏ボードに棚を付けたおしゃれな収納術3つ目は、「大きな棚板で机をDIY」です。棚板と金具を応用して、机をDIYしてみてはいかがでしょうか?頑丈さが必要になりますので、しっかり計画を立てて取り付けすることをお勧めします。
スライドする金具を取り付けて机を折りたたむ形にすれば、使わないときには壁に収納できる形にすることも可能です。備え付けの机として作業スペースにしてみたり、お揃いの棚板でシェルフを作って必要なものを合わせて置いたりと使い方も様々ですので、DIYに慣れている方はぜひ試してみてください!
石膏ボードにおしゃれな棚を付けて収納の幅を広げよう
石膏ボードにDIYで棚を取り付ける方法についてご紹介しました。壁に棚を取り付けると省スペースにもなりますし、見せる収納にしたらおしゃれなインテリアの幅も広がりますね。強度に気をつけて色々試してみましょう!以下の記事もDIYにとても参考になりますので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
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