カーテンサイズの長さの選び方10選【既製品・オーダー別】
カーテンサイズの長さの選び方①既製品は窓の大きさに応じた規定で選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の1つ目は、既製品のカーテンは窓の大きさに応じた規定で選ぶことです。基本的に家の窓は、腰の高さから上に作られる腰窓か、人が出入りできる大きさの掃き出し窓の2種類に分かれています。既製品のカーテンは、こちらの窓の大きさに応じて、規定の大きさが決まっているのです。
既製品のカーテンは、以下のようなサイズで販売されているので、目的に合ったものを選ぶようにすると良いですね。掃き出し窓に関しては、窓の下部分が床と同じ高さになっているタイプと、防水のための段差が設けられているタイプがあるので注意してください。
主な既製品のカーテンサイズ
腰窓 | 掃出し窓(ロング) | 掃出し窓(段差) |
幅100×丈135cm | 幅100×丈200cm | 幅100×178cm |
既製品のカーテンを探したい方は、100均を見てみるのも良いですよ。意外と種類が豊富で、さまざまな柄のものを購入することができます。ちょっとした目隠しに使えるのれんなどもあるので、こちらの記事でチェックしてみませんか?
カーテンサイズの長さの選び方②オーダーは規定より細かい寸法を測って選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の2つ目は、オーダーは規定より細かい、横幅と丈の寸法を測って選ぶことです。規定のサイズしかない既製品とは異なり、自宅の窓に合わせて、幅や丈を細かく指定できる点は魅力ですね。
1cmの違いから細かくサイズ指定できるフルオーダーと、大まかな指定で作るイージーオーダーの2種類から選ぶことができます。フルであれば、縫製も細かく注文できるため値段は高めの設定です。イージーは、縫製の種類も限定されているぶん安くなります。
カーテンサイズの長さの選び方10選【ドレープ・レース別】
カーテンサイズの長さの選び方③ドレープはレースより長めの規定で選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の3つ目は、ドレープカーテンはレースより長めの規定で選ぶことです。ドレープカーテンは、遮光や防音などのために厚手の生地で仕立てられているものですね。ドレープを注文して、レースカーテンと併用する場合、2cmほど長めになるよう選びましょう。
既製品の場合を見ても、ドレープカーテンはレースよりも2cm長めに作られるのが基本です。レースがドレープの裾からはみ出して、見苦しくならないようにという配慮ですね。
カーテンサイズの長さの選び方④レースの標準は短めの規定で選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の4つ目は、レースカーテンの標準は短めの規定で選ぶことです。気温が上がる夏場は、ドレープカーテンを使用せず、レースだけで過ごすこともありますね。見た目が涼しげになるうえに、風を取り込むにも便利です。
しかし、掃き出し窓を彩るためのレースカーテンを注文する場合は、短めにするようにしましょう。裾が床についてしまうとホコリや汚れがついて、見苦しくなってしまいます。ドレープカーテンも床上から離しておいたほうが良いので、併用する場合は、ドレープよりさらに2cmほど短めになるよう選んでくださいね。
さらにバリエーション豊かな既製品をチェックしてみたい方は、こちらの記事でご紹介している『しまむら』の商品を見てみましょう。レースを素材としたものもあるので、目を通しておくと便利ですよ。
カーテンサイズの長さの選び方10選【フック別】
カーテンサイズの長さの選び方⑤Aフックでカーテンレールを見せるよう選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の5つ目は、Aフックでカーテンレールを見せるよう選ぶことです。フックは、AフックとBフックの2つに分かれています。注文をするとき、フックの形に応じてカーテン生地の長さが追加されるので、形を考慮した選び方が大切になります
Aフックはカーテンレールを見せる仕様となっているので、希望する寸法よりも1cm多い丈が必要です。ちなみに、既製品の場合は、フックのタイプを考慮して仕上げているので長さに対する心配はありません。しかし、既存のフック以外は選べないので、レールを見せたい場合はAフックのものを選ぶ必要があります。
カーテンサイズの長さの選び方⑥Bフックでカーテンレールを隠すよう選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の6つ目は、Bフックでカーテンレールを隠すよう選ぶことです。Bフックはレールを隠す仕様になっています。光がもれるのを防ぎたい場合、既製品ではBフックつきのものを選ぶようにしましょう。注文をする場合は、希望する寸法よりも4cm多い生地が必要になるフックです。
カーテンサイズの長さの選び方10選【横幅の測り方別】
カーテンサイズの長さの選び方⑦機能レールは固定ランナー間の測り方で選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の7つ目は、機能レールは固定ランナー間を測って選ぶことです。カーテンレールには、開閉のときのスムーズさを重視した機能レールと、見た目を重視した装飾レールの2つに分かれています。
機能レールの横幅の測り方は、固定ランナーと呼ばれる、レールの両端にある動かないランナーの間の寸法を測ることが大切です。また、最終的な寸法は、測った固定ランナー間の長さに5%のゆとり加える必要があります。
つまり、測った横幅が180cmであれば、最終的な注文のための寸法は189cmになるということですね。2枚開きのカーテンにする場合は、端数を繰り上げて95cmの2枚組になるような寸法にすると良いでしょう。
カーテンサイズの長さの選び方⑧装飾レールはキャップの内側の測り方で選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の8つ目は、装飾レールは装飾部分のキャップの内側を測って選ぶようにすることです。装飾部分まで測ってしまい、横幅を間違えてプラスされることがあるので注意してくださいね。装飾レールの場合も、測った横幅に5%のゆとりを持たせた、最終的な寸法にすることを忘れないようにしましょう。
POINT
カーテン幅を測るときはコンベックスが便利
カーテンの正確な幅を測りたいのであれば、体の採寸用のメジャーより、コンベックスと呼ばれる巻き尺を使うようにしましょう。測りたい場所に爪をひっかけて、ピンと伸ばすことができるので、正確な寸法が測りやすくなっています。
カーテンサイズの長さの選び方10選【丈の測り方別】
カーテンサイズの長さの選び方⑨腰窓は窓下15cm幅を目安に選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の9つ目は、丈を測るときは、腰窓は窓下15cm幅を目安に選ぶことです。オーダーの場合、カーテンレールに設置されたランナーの真下から測り始めて、窓枠の下を15cmほど過ぎた長さにするようにしましょう。
レースカーテンであれば、ドレープよりも短めになるので、13cmほど過ぎた長さで選ぶ必要がありますね。腰窓用のカーテンの丈の長さを伸ばしたい場合は、伸ばしてしまっても構いません。掃き出し窓と同じ長さを選ぶケースもありますよ。
カーテンサイズの長さの選び方⑩掃き出し窓は床から1cm幅を目安に選ぶ
カーテンサイズの長さの選び方の10つ目は、掃き出し窓は床から1cm幅を目安に選ぶことです。カーテンレールに設置されたランナーの真下から測り始めて、床から1cm上の部分までを最終的な寸法とします。掃き出し窓の下のホコリ溜まりを防ぐために忘れないようにしましょう。
また、掃き出し窓の場合も、レースカーテンはドレープよりも短めの、床から3cm上の部分で選ぶようにしてくださいね。ランナー下から真っ直ぐ測って、綺麗に内側に隠れるように選びましょう。
カーテンサイズの長さが短い・足りないときの対処法
長さが短い・足りないときの対処法①横幅はヒダをほどいて寸法を調整
長さが短い・足りないときの対処法の1つ目は、横幅はヒダをほどいて寸法を調整するというものです。一般的に、カーテンにはヒダが寄せられていることがほとんどです。ヒダの部分の縫い目をほどくことで、生地の幅に余裕が生まれます。横幅全体のバランスを見ながらほどいて、調整していくと良いでしょう。
ヒダの数が少なかったり、生地の余裕のとり方が少なったりしたときは、耳の部分の折返しをほどいて調整する方法も考えられます。最終手段ですが、あと4cmほど幅が欲しいときなどに試してみてください。
長さが短い・足りないときの対処法②丈はフックのアジャスターで寸法を調整
長さが短い・足りないときの対処法の2つ目は、丈が短い・足りないときは、アジャスターで寸法を調整するというものです。フックのアジャスターは、カーテンを吊るすための部分を調整するためのものです。AフックもBフックも、吊るすためにランナーに通す部分を上に動かすことで、丈を長くすることができます。
Aフックは最大で1cmの調整が可能となります。Bフックであれば、最大で4cmまでの調整ができます。ほんの少しだけ丈が足りないと感じるときに、アジャスターを上に動かして対処しましょう。
調整のために、フックそのものを取り替えてしまうのも一つですね。やや手間がかかるかもしれませんが、カーテンそのものを買い換えるよりは安上がりです。100均でも購入することができるので、こちらの記事でフックの種類をチェックしてみましょう。
長さが短い・足りないときの対処法③横も丈もレースなどを足して寸法を調整
長さが短い・足りないときの対処法の3つ目は、横幅も丈もレースなどの生地を付け足して調整するというものです。横幅や丈の長さが、かなり足りないときに使うと良い方法ですね。ミシンや針で、足りないと思う部分に縫い付けていけばOKです。裁縫は苦手という方は、裾直しテープで貼り付けてしまうのも一つです。
レースのほかにも、好きなカーテン生地はもちろん、タペストリーを追加したりフリンジテープを貼り付けてしまったりという調整の仕方もあります。組み合わせしだいで、おしゃれなオリジナルカーテンにしてしまうことも可能ですよ。
カーテンの長さの選び方を知ってお部屋にピッタリの一枚を
ほんの少しの違いなら、見過ごされることもあるカーテンの長さですが、意外と見た目に影響してきます。余分なシワが現れたり、裾に汚れが溜まったりと、バカにできないこともあります。
せっかくの一枚を選ぶのであれば、ピッタリの寸法のものを準備して、気持ちよく窓辺を彩りたいですよね。こちらでご紹介した内容を参考に、素敵な一枚を選んでいってください。
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