柔軟剤とは?
柔軟剤とは繊維を柔らかく滑らかにする仕上げ剤のこと
柔軟剤とは繊維を柔らかくする仕上げ剤です。まず柔軟剤の成分ですが、陽イオン系の界面活性剤を主成分としています。また製品によっては性能向上剤や安定化剤も配合されていて、衣服の表面を滑らかにすることができます。
柔軟剤は衣服へのよい香りづけができる
衣服への香りづけが出来ることです。石けん系の香りやフローラル系の香り、フルーティ系から無香料のものまでたくさん取りそろえられています。最近では男女兼用で使用できる「ユニセックス」タイプのものも販売されていて、男性の方も安心して柔軟剤を使用できるようになりました。
柔軟剤は静電気を防ぐことができる
そして柔軟剤にはもう1つ重要な役割があります。それは「静電気を防ぐ」ことです。たとえばブラウスの上に柔軟剤を羽織ったりすると衣服と衣服が摩擦を起こしてバチバチと静電気が起きますよね?柔軟剤は衣服の表面を滑らかに仕上げることが出来るので静電気を防ぐ対処法の1つになります。
柔軟剤が固まる原因は?
柔軟剤がドロドロに固まる原因①長期保存
柔軟剤がドロドロに固まる原因の1つ目は長期保存です。柔軟剤には特に使用期限は設けられていません。しかし、どのメーカーの質問コーナーにも「早めに使用するようにしてください」との記載がありました。
また、未開封の商品でも長期保存することでマヨネーズ状にドロドロになったり固まってしまうこともありますので注意が必要になります。
柔軟剤がドロドロに固まる原因②保管している場所や温度
柔軟剤がドロドロに固まる原因の2つ目は柔軟剤を保管している場所が高温・低温の気温差があることです。何度になると固まるという確実な数字はありませんが30度以上0度以下になってくると固まりやすくなるそうです。また、直射日光が当たる所には保管しないようにしましょう。
柔軟剤がドロドロに固まる原因③違う種類の柔軟剤を混ぜる
柔軟剤がドロドロに固まる原因の3つ目は、詰め替えの際に違う種類の柔軟剤を混ぜてしまうことです。元の柔軟剤と新しい柔軟剤が混ざり合ってしまい固まったり分離してしまいます。基本的には同じ製品の本体に詰め替えをするようにしましょう。香りも混ざってしまいせっかくの良い香りが台無しになってしまいます。
もしどうしても今まで使用していた本体に詰め替えをしたい場合は、よく洗って元の香りが消えるまでよく乾かしましょう。容器にも表記されてることも多いですが、原則は同じ製品を詰替えましょう。
柔軟剤が固まった時の対処法5選
柔軟剤が分離・固まった時の対処法①メーカーに問い合わせをする
柔軟剤が分離・固まった時の対処法の1つ目は、購入したメーカーに問い合わせをすることです。こちらの方法は多少手間ではありますが、確実な対処法です。未開封の商品・使用済みの商品でも商品番号を伝えると場合によっては代替えの商品を送って頂けることがあります。
しかし多くの場合、「固まる・もしくは分離した柔軟剤は処分するようにお願いいたします」と言われてしまいます。その際には柔軟剤の処分の仕方についても問い合わせることをおすすめします。
メーカーに処分方法を確認したところ「新聞紙や古布に染み込ませて燃えるごみとして出してください」とのことでした。また「トイレや排水口に流しても大丈夫か?」という問い合わせに関しては、少量であれば水やぬるま湯で希釈して流しても大丈夫とのことでしたが、たくさんの場合は燃えるごみとして出すこととの事です。
柔軟剤が分離・固まった時の対処法②よく振る
柔軟剤が分離・固まった時の対処法の2つ目は、使用ごとに本体を「よく振る」ことです。こちらの対処法は中身が分離したしまっている時にお試しください。よく振ることで分離していた中身が元に戻ります。
その際に、常温または少し温めた状態でお試しすることをおすすめします。しかし、中身の状態がすでに固まっていると対処しきれないことがありますので注意が必要です。
柔軟剤が分離・固まった時の対処法③ボトル自体を使用前に温める
柔軟剤が分離・固まった時の対処法の3つ目は、本体自体を熱めのお湯やヒーター・ストーブなどで温めましょう。こちらの対処方ですが、熱すぎると本体が変形したり溶けてしまう事があるので注意が必要です。
また本体を温める際に中にお湯が入らないように注意しましょう。万が一、中にお湯が入ってしまうと雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
柔軟剤が分離・固まった時の対処法④お湯で溶かす
柔軟剤が分離・固まった時の対処法の4つ目は、お湯で溶かすことです。こちらの対処法は柔軟剤が固まる前の状態で中身を取り出すことが出来る場合にお試しください。
その後に熱めのお湯でしっかり溶きましょう。万が一、ダマが残っていると衣服にシミができてしまい取れなくなってしまう事もありますのでよく溶かしてから使用しましょう。
柔軟剤が分離・固まった時の対処法⑤柔軟剤スプレーへリメイク
柔軟剤が分離・固まった時の対処法の5つ目は柔軟剤スプレーの作製です。「柔軟剤がさらさらに戻ったけれどお洗濯には使いたくない、捨てるのはもったいない」という方もなかにはいらっしゃると思います。そういう方は柔軟剤をリメイクする対処法をご紹介します。こちらのスプレーはお掃除等に使用できる優れものです。
まずリメイク方法をご紹介します。空のスプレーボトル・ぬるま湯100ML・ドロドロになった柔軟剤5MLを用意しましょう。この際に浄水やミネラルウォーターを使用すると雑菌が繁殖しやすくなるため水道水を使用する事をおすすめします。これらの材料を空のスプレーボトルに入れてよく振りましょう。これで完成です。
フローリングやテレビボードなどに使用するとほこりを寄せ付けないようにしてくれます。ただしこちらは1度目立ちにくい所で色落ちしないか確認しましょう。そして、雑菌繁殖を防ぐために3日~1週間をめどに使い切るようにして下さい。
柔軟剤が固まる前の予防方法3選
柔軟剤が固まる前の予防方法①長期保存をしない
柔軟剤が固まる前の予防方法の1つ目が長期保存しないことです。柔軟剤の長期保存は柔軟剤をドロドロにさせたり、固まらせてしまう原因です。なるべく2~3か月以内に使い切るようにしましょう。
未開封のものでも長期保存によって固まったり、ドロドロになる可能性がありますので特売セールなどでの大量買いは控えるように注意しましょう。また、バザー等で購入される際は固まっていないか少し振って確認してみましょう。
柔軟剤が固まる前の予防方法②高温・低温・直射日光を避ける
柔軟剤が固まる前の予防方法の2つ目は、高温・低温状態、直射日光を避けることです。柔軟剤は高温・低温に弱いため冬場夏場に固まったりドロドロになりやすくなります。
特に洗濯機置き場だと室内でも夏場は高温になったり、冬場ですと低温になりやすいのでなるべく常温で保管するようにしましょう。何度になったら固まるという確実な数字はありませんが、0~30度の間で保存することが望ましいです。
また柔軟剤は直射日光に当たると固まったり、分離してしまいます。なるべく直射直射日光を避けるようにしましょう。ここで余談ですが柔軟剤を使用後、直射日光の下で長時間洗濯物を干していると香りが残りにくくなってしまいます。ですから、香りを残したい方は直射日光の下での長干しに注意しましょう。
柔軟剤が固まる前の予防方法③使用前にボトルを振る
柔軟剤が固まる前の予防方法の3つ目は、使用前にボトルを振ることです。使用前にその都度ボトルを振ることでより中身の分離を防ぐ事が出来ます。こちらの予防法は上記の1つ目、2つ目を実行した上でお試し頂かないとすでにドロドロになっている可能性がありますので注意しましょう。
固まりやすい柔軟剤の特徴3選
固まりやすい柔軟剤の特徴①海外製の柔軟剤「ダウニー」
固まりやすい柔軟剤の特徴の1つ目は海外製の柔軟剤です。海外製の柔軟剤はドロドロになって固まりやすいという声をよく聞きます。例を挙げると「ダウニー」です。考えられる理由として1つ目に容量が多いためなかなかへらず古くなってしまい固まってしまうからでしょう。
そして2つ目の理由として、ダウニーですが濃縮タイプと非濃縮タイプの2種類が存在します。こちらの濃縮タイプですが非濃縮タイプに比べて固まりやすくなっています。おそらく濃縮タイプは成分がギュッと詰まっているため固まりやすいと考えられます。
しかしながらダウニーは香りがとてもよく、種類がフローラルからさわやか系、バニラと豊富に取りそろえられており人気がある商品です。ですから甘い香りが苦手な方や男性の方でも安心して使用できます。ダウニーの柔軟剤人気ランキングの記事があるので併せてご覧ください。
固まりやすい柔軟剤の特徴②香りが強めの柔軟剤「レノア」シリーズ
固まりやすい柔軟剤の特徴の2つ目は香りが強めの柔軟剤です。こちらの「レノアシリーズ」は国内製品ですが、海外製品と同じように少々香りが強めになっています。香りが強い製品は成分が濃い目に配合されているので固まりやすいです。特にレノアハピネスは普通のレノアより香りが強めなので固まりやすくなっています。
しかし香りの種類も豊富で、スーパーやドラッグストアでも取扱いしている種類が多くお求めやすい価格になっているので人気がある商品です。レノアデオドランドビーズの使い方についての記事があるので併せてご覧ください。
固まりやすい柔軟剤の特徴③ボトルが大きいタイプの柔軟剤
固まりやすい柔軟剤の特徴の3つ目はボトルが大きいタイプの柔軟剤です。ボトルが大きい柔軟剤は何度も詰め替えの作業をしなくて良いのでとても便利です。
それゆえ、なかなか使い切ることができずにそのままになってしまい結局のところ長期保存という形になってしまいます。そして気づいた時にはドロドロになっていたり、固まってしまいやすくなります。
柔軟剤を正しく保存していつでもふわふわの衣服を着ましょう!
柔軟剤はドロドロになってしまったら、原則は「処分」という対処法になります。しかし、せっかく時間をかけて選んだお気に入りの柔軟剤を処分するというのは少し悲しい気持ちになりますよね。あくまで今回紹介した対処法や予防方法は応急処置になります。
このような悲しい気持ちにならないように、柔軟剤の本体の注意書き・使用方法、メーカーのQ&Aをよく読み正しく使用しましょう。もし注意書きを守らなかったり使用方法を間違えてしまうとこちらの対処法では対処しきれない可能性もでてきます。
せっかく色々な香りの柔軟剤があり選ぶ楽しみも増える事でしょうから、最後の一滴まで大事に使いたいですよね?そのためにも正しく柔軟剤を保存しましょう!
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