ボタンホールとは?
ボタンホールはボタンをハメるための穴
ボタンホールは、ボタンをハメるために、無くてはならない穴です。ジャケットやブラウス、洋服の殆どにボタンが使われています。そのボタンをハメるためには、ボタンの穴が小さすぎたり、大きすぎたりしないようなボタンホールを作りたいですね。
初心者でも手縫いで簡単ボタンホール
ボタンホールは、初心者にも手縫いで、簡単に縫う事が出来ます。ハンドメイド初心者にとって、ファスナー付けやボタンホールの穴かがりは、とても難易度の高い作業に思えますね。今回は初心者にも簡単なボタン穴のかがり方をご紹介します。
ボタンホールの大きさの決め方は?
ボタンホールの大きさの決め方①ボタンの直径と厚み
ボタンホールの大きさの決め方1つ目は、ボタンの直径+ボタンの厚みです。一般的な形のボタン場合の決め方です。ボタンホールが小さすぎると、ボタンが通りづらくなります。反対に大きすぎると、ボタンがするりと抜けてしまいます。ボタンホールのサイズは、ボタンの大きさをきちんと計って決める事が大切です。
ボタンホールの大きさの決め方②ボタンの形
ボタンホールの大きさの決め方2つ目は、ボタンの形です。厚みのあるボタンの場合は、ボタンの直径+ボタンの厚みの1/3で決めると良いです。丸いパールのようなボタンは、ボタンの直径+ボタンの厚みの1/2として計算します。そして、ボタン穴の幅を3ミリ~5ミリで縫います。
【手縫い】ボタンホール作りに必要な材料・道具は?
【手縫い】ボタンホール作りに必要な材料は生地とボタン
手縫でボタンホールづくりに必要な材料はボタンホールを作る生地とボタンです。手縫いでボタンホールを作る場合、どうしてもミシンに比べ縫い目が荒くなってしまいます。慣れるまでは、ほつれにくくて、扱いやすい生地を選ぶようにします。
【手縫い】ボタンホール作りに必要な道具は100均でも
手縫いでボタンホール作りに必要な材料・道具は、ほとんどが、どこのご家庭にもある物で揃うと思いますが、百円ショップでも手に入る物ばかりなのは嬉しいですね。生地にもよりますが、糸はなるべく太くてしっかりとした糸を選ぶようにすると、しっかりとしたボタンホールを作ることが出来ます。
- 生地
- ボタン
- 手縫い針
- 手縫い糸20番(太口)または30番(細口)
- 手縫い糸40番~60番の細めの糸(ほつれ止め用)
- リッパ―(または糸切りばさみ・ノミ)
- チャコペン
- まち針
手縫いボタンホールに必要な材料と道具
【手縫い】初心者でも簡単なボタンホールの作り方は?
【手縫い】初心者でも簡単なボタンホールの作り方①印をつける
初心者でも手縫いで簡単なボタンホールの作り方1つ目は、印つけです。ボタンの直径+厚みでボタンホールの大きさを決めたら、チャコペンでボタン穴の線をひきます。ボタンの直径が2センチ、厚みが5ミリなら、2.5センチの印をつけます。印を中心に、周りをボタンの直径と3ミリ~5ミリの長方形で囲みます。
【手縫い】初心者でも簡単なボタンホールの作り方②ほつれ止め
初心者でも手縫いで簡単なボタンホールの作り方2つ目は、ボタンホールのほつれ止めをします。ボタンホールの周りを囲んだ長方形の印の線の上を手縫い糸40番~60番の細めの糸で出来るだけ細かい縫い目で縫います。本返し縫いで縫うのがお薦めです。接着芯が有れば縫う前に貼っておきます。
【手縫い】初心者でも簡単なボタンホールの作り方③ボタンホールの穴開け
手縫い初心者でも簡単なボタンホールの作り方3つ目は穴を開けます。切りすぎ防止のために、切り込む両端をまち針で止めます。待ち針がストッパーになり、縫った糸を切ってしまうのを防ぐことが出来ます。そこまで準備が整ったら、リッパーで切り込みを入れます。切り込み過ぎないように慎重に行ってください。
中央からリッパ―を刺すと切りすぎる心配があるので、端から中央へ向けてリッパ―を刺して切り込みを入れます。やりやすい方法で良いですが、もし心配なら糸切りばさみを使っても良いと思います。次に、切り込みを入れた切り口の断面に、ほつれ止めを塗ります。ノミやカッターナイフでも出来ます。
【手縫い】初心者でも簡単なボタンホールの作り方④簡単ステッチ穴かがり
初心者でも手縫いで簡単なボタンホールの作り方4つ目は、ボタンホールを縫います。先に縫った縫い目の上を、隙間が出来ないように縫います。縫い始めと縫い終わりは返し縫をしてから縫うと、縫い目がほつれにくくなります。
- 1針を裏から、先に縫った糸の外側に出して、返し縫をします。
- 2縫い目の外側から針を刺して、ボタンホールから針の先を出します。
- 3針に進行方向の反対側から糸をかけます。
- 4針を引き抜きます。
ボタンホールかがり~針の刺し方
このステッチでボタンの穴の周りを、一周縫い終わったら針を裏から出しします。玉止めをして、今縫った糸の下をくぐらせるように針を刺します。返し縫をして糸をカットしたらボタンホールの完成です。細かい作業でしたね。お疲れ様でした。
【手縫い】初心者でも簡単なボタンホールの作り方縫い方のコツは力加減
手縫い初心者でも簡単なボタンホールの作り方・縫い方のコツは、力の入れ方と、できるだけ細かくステッチする事です。力の入れ方を均一にして、隙間なくステッチすることで、見た目の綺麗なボタンホールに仕上がります。最後に裏で糸をくぐらせる作業の時は、糸が表に出ないように気を付けて下さいね。
手縫いでのボタンホール作りは、少し根気がいる作業ですが、出来上がった時の達成感は大きいはずです。慣れないうちは、シャツの下など、目立たない場所から作っていくと良いですよ。気分転換に違う物も作ってみたくなりませんか?人気の手芸10選は、見ているだけでも楽しいので、宜しければ併せてご覧ください。
【ミシン】ボタンホール作りに必要な材料・道具は?
【ミシン】ボタンホール作りに必要な材料・道具一覧
ミシン編ボタンホール作りに必要な材料は、ミシンのボタンホール押さえさえ有れば、特に何も買いそろえる物は必要ないです。例えば、リッパーが無くても、他に代用が出来ます。ボタンホールを縫った後で、買いに行くことも出来ます。勇気が無くてボタンホールに挑戦出来なかった人も思い切って挑戦してみて下さい。
- ミシン
- ボタンホール押さえ
- 生地
- ボタン
- ミシン糸
- リッパ―(または糸切りばさみ・ノミ)
- チャコペン
- まち針
【ミシン】ボタンホール作りに必要な材料・道具
【ミシン】ボタンホール作りに必要な道具ボタンホール用の押さえの種類
ミシンでのボタンホール作りに必要な道具のボタンホール用の押さえには種類が有ります。ボタンホールにボタンをセットするものと、セットしない物です。お使いのミシンをご確認ください。
【ミシン】初心者でも簡単なボタンホールの作り方は?
【ミシン】初心者でも簡単なボタンホールの作り方①印つけ
初心者でも簡単なミシンでのボタンホールの作り方1つ目は、印つけからです。ボタン穴の印をつけます。この時、ミシンによって違いますが、ボタンをボタンホール用の押さえにセットするタイプのミシンは、ボタンホールを作りたい場所の、縫い始めの位置にだけ印をつけておきます。
ボタンホール用の押さえに、ボタンをセットすることでボタンホールの大きさを自動で決めてくれます。ボタンをセット出来ないタイプのミシンの時はボタンを付けたい位置に、ボタンを置いてチャコペンでボタンの両側に印をつけます。厚みのあるボタンの場合は、ボタンの直径+厚みの分を考慮して印をつけて下さい。
ミシン初心者でも簡単なボタンホール縫い方②ボタンをセットする押さえ
初心者でもミシンで簡単なボタンホールミシンの縫い方2つ目は、ボタンホールにボタンをセットするタイプのミシンの場合です。ボタンをボタンホール押さえにセットすることで、ボタンの大きさに合わせてボタンホールを縫う事が出来ます。
- 1ボタンホール用の押さえをミシンにセットします。
- 2ボタンホール用の押さえにボタンをセットします。
- 3上糸をボタンホール用の押さえの下から出しておきます。
- 4印をつけた下の部分に、ボタンホールの端を合わせます。
- 5縫い目選択のダイヤルを、ボタンホールに合わせます。
- 6縫い始めの位置に戻ってきて、4~5回縫ったらミシンでの作業は終わりです。
【ミシン】初心者でも簡単なボタンホールの作り方手順(ボタンをセットするタイプのミシン)
ボタンを、ボタンホール押さえにセットするタイプのミシンは、ミシンをスタートさせれば、自動で縫い進んでくれます。最後は4~5回を目安にミシンを止めます。自動で止まる種類も有るかもしれませんが、私のミシンは止まらず、最後の1辺だけ縫いすぎてしまった経験が有ります。初めて縫うときは注意して下さい。
ミシン初心者でも簡単なボタンホール縫い方②ボタンセットのない押さえ
ミシン編初心者でも簡単なボタンホール縫い方2つ目は、ボタンホール押さえにボタンをセットしないタイプのミシンの場合です。このタイプのミシンは一辺を縫うごとに、ミシンの縫い目選択ダイヤルを変更します。その際に必ず針を上げてから、縫い目選択ダイヤルを変更して下さい。そうしないと針が折れる心配が有ります。
- 1ボタンホール用の押さえをミシンにセットします。
- 2上糸をボタンホール用の押さえの下から出しておきます。
- 3印をつけた下の部分に、ボタンホールの端を合わせます。
- 4縫い目選択ダイヤルを、ボタンホール1に合わせます。
- 5印迄縫い終わったら、針を上げて縫い目選択ダイヤルをボタンホールの2に合わせて、4~5回縫います。
- 6針を上げて、縫い目選択ダイヤルを3に合わせて縫います。
- 7手前の印迄縫えたら、針を上げて、縫い目選択ダイヤルを4に合わせて4~5回縫います。
【ミシン】初心者でも簡単なボタンホールの作り方手順(ボタンをセットしないタイプのミシン)
ミシンの初心者でも簡単なボタンホール縫い方③穴を開ける
ミシンの初心者でも簡単なボタンホール縫い方3つ目は穴を開けます。手縫いの時は最初に穴を開けてから、ステッチしました。ミシンでボタンホールを縫うときは、最後に穴を開けます。ボタンホールの両側を待ち針で止めて、ミシンの糸を切らないように慎重にボタン穴を開けて下さい。穴を開ける事が出来たら完成です。
初心者だってボタンホールが作れちゃう!
手縫いでもミシンでも、ボタンホールを縫う糸を、いろんな色に変えるだけで、素敵なボタンホールになります。黒いシャツに赤や、黄色のボタンホールがチラリと覗いているだけで、オシャレ度が数段アップします。この機会に是非、貴方だけのボタンホールを作ってみて下さい。
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