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おせち料理の食材に隠された意味10選

おせち料理の食材の種類に隠された意味①数の子

おせち料理の食材と意味の1つ目は「数の子」です。一の重に入っているおせちの顔ともいえる数の子はニシンの魚卵です。卵の数の多さから子孫繁栄を願っておせち料理に入れられています。北海道の人にとってニシンが大切な魚だったことから、親に感謝して命を繋ぐ願いを込めてほかの魚卵ではなく数の子が選ばれています。

さらには、夫婦円満の願いも込められています。数の子を調理する際は、数の子の塩抜きがポイントになります。数の子の塩を抜きすぎると苦みがでてしまうので、流水にさらして塩を抜いてから味付けしてください。

おせち料理の食材の種類に隠された意味②黒豆

おせち料理の食材の中身と意味の2つ目は「黒豆」です。数の子や田作りと並んで祝い肴の一つとして入っているのが黒豆です。黒豆の黒い色で邪気を払い、家族が一年間まめまめしく働き、まめ(まじめ)に暮らせますようにと願われています。また、黒豆には不老長寿をもたらしてくれるという意味もあります。

邪気払いに大切な黒豆本来の「黒」を際立たせるために、水で戻す時に錆びた鉄くぎを入れて反応させ、黒豆を煮る時も銅製の鍋を使用して鉄分が黒豆に入るように調理します。出来上がった美しいツヤのある黒豆に金粉などをあしらって盛り付けると豪華になりますよ。

おせち料理の食材の種類に隠された意味③田作り

おせち料理の食材と中身の3つ目は「田作り」です。以前いわしなどの小魚を田畑の肥料として使い、豊作となったことから五穀豊穣豊を願い、おせち料理の祝い肴に加えられています。また、片口いわしの稚魚を「五万米(ごまめ)」と呼ぶことから、田作りをごまめと呼ぶ地域もあります。


田作り(ごまめ)を作る時は、頭が取れやすいので、調理する時は頭と胴の部分がバラバラにならないように、箸や木べらなどの調理道具を使わずに、鍋をゆすりながら甘辛い煮汁を絡めて下さい。

おせち料理の食材の種類に隠された意味④伊達巻

おせち料理の食材と種類と意味の4つ目は「伊達巻」です。卵に甘い味つけをして魚のすり身を混ぜて焼き上げ、焼きあがった瞬間「まきす」で丸く固めます。焼き上げた伊達巻の姿が巻物に見えることから、大事な文書や書物と考えられ、文化の発展や知識が増え学問が成就するように願いが込められています。

見た目も食感もカステラに似ていて、子供に大人気の伊達巻の鮮やかな黄色がおせちに彩りを添えているだけで、年明け早々気分も上がります。自宅で伊達巻を作る際は、火加減には細心の注意が必要ですよ。

おせち料理の食材の種類に隠された意味⑤栗きんとん

おせち料理の食材と中身の5つ目は「栗きんとん」です。栗きんとんの見た目が黄色いこともあり「金色に輝く財宝・黄金の塊」を連想させ、商売繁盛や家族にとって豊かな一年になるように縁起を担いでいます。さらに、栗も「勝ち栗」と呼ばれ勝負事の縁起物ともいわれます。

おかずというよりは、デザートに近い栗きんとんはおせち料理の中でも数少ない子供が喜ぶお料理です。栗きんとんを作る時は、より華やかな黄色にするために、サツマイモやくちなしの実を利用して色づけをしています。

おせち料理の食材の中身に隠された意味⑥昆布巻き


おせち料理の食材と中身の6つ目は「昆布巻き」です。おせち料理に欠かせない昆布巻きには「喜ぶ(よろこぶ)」や「子生(こぶ)」など「昆布」にかけた語呂合わせがいくつかあります。そのため、縁起を担いでお正月のおせち料理には必ず入っています。

以前は身欠きにしんを昆布で巻いた伝統的なおせち料理の一品ですが、最近は身欠きにしんの他に鮭を昆布巻きにすることが増えてきています。材料のほとんどが乾物なのでほかの料理に比べて、手間のかかるお料理の一つです。

おせち料理の食材の種類に隠された意味⑦エビ

おせち料理の食材と中身の7つ目は「エビ」です。エビはその見た目から長生きの象徴とされ、焼きものだけでなく煮物にも使われることがあります。また、地域によっては縁起物として正月飾りに使われることがあるため、エビの赤い色は縁起が良く魔除けの意味もあるといわれています。

鮮度の良いエビを使用しないと鮮やかな「赤」が出ないので、おせち料理に使うエビはなるべく生きているものか締めたばかりのものを準備してください。

おせち料理の食材の種類に隠された意味⑧レンコン

おせち料理の食材と中身に込められた意味の8つ目は「レンコン」です。たくさんの穴が開いているレンコンは、穴を覗くと先が見えることから「見通しの良い1年」や「将来の見通しが良くなるように」という願いと家族円満の意味があります。

おせち料理の食材の種類に隠された意味⑨くわい


おせち料理の食材と中身に込められた意味の9つ目は「くわい」です。おせち料理の脇役ながら存在感のあるくわいは特徴的な大きな芽が出ることから立身出世(芽がでるにかけて)や煮しめ自体にもしっかり根を張る根菜が多いため、末永い幸せや子孫繁栄を祈願しています。

淡いブルーグレーの皮をむくとジャガイモのような色をしているため、調理する際はくちなしの実で黄色く色づけされ、金運が豊かになるように祈願されることもあります。

おせち料理の食材の中身に隠された意味⑩紅白なます

おせち料理の食材と中身の10個目は「紅白なます」です。お祝い事で使用される紅白の水引に通じるため、正月にふさわしいといわれています。また、なますには大根と人参が使用されていることから「根菜のように大地に根を張るように」という願いも込められています。

紅白なますを作る時に気をつけたいポイントは、人参の赤い色が大根に染み込まないように、細く切った人参と大根は、それぞれ別の容器で甘酢に漬け込み、盛り付ける時に軽く混ぜ合わせてください。

縁起の良い食べ物が詰まったおせち料理で運気アップしたら、今年必ず訪れる幸運を逃さないようにしましょう。下記の記事では、幸運の前兆やサインについて特集しています。今年も幸せな一年にしたい方は、ぜひご覧になってください。

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正月におせち料理が食べられるようになった起源や歴史は?

正月に食べられるおせち料理の起源は弥生時代

カレンダー

今では毎年当たり前のように、元旦の朝に用意されるおせち料理の起源は弥生時代といわれ、季節の変わり目を「節」とする暦が中国から伝えられたことに影響するといわれています。季節ごとに農作物の収穫を感謝し、五穀豊穣を祈願して神様に「節供」するようになりました。

「節供」には、その土地で収穫された作物を使って料理したものが、お供え物として神様にお供えされ、その時の料理がおせち料理の始まりといわれています。

おせち料理を食べられるようになった由来と歴史

神様

おせち料理は、五節句が祝日に定められた江戸時代に一般庶民にも広まったといわれています。また、五節句の際に神様に感謝を伝えるために、お供えし食べたものが「お節供(おせち)」と呼んだ事が由来といわれています。

それまでは、その土地で収穫された食材を使用して作られ神様にお供えられていたおせち料理ですが、江戸後期になると、1年に5回ある節句の中で最も重要な日とされる「人日の節句」に用意される料理が正月料理として浸透し、それから人々にも振舞われるようになりました。

大晦日におせち料理を準備して、家族揃ってお正月に食べるスタイルやおせち料理を平たい皿に盛り付けていたものを重箱に詰めるようになったのも江戸後期といわれています。色々な説がありますが「箱を重ねる」と「めでたさを重ねる」という縁起を担いだ意味もあり、重箱に詰めるようになりました。

新年はおせちを作って迎えよう!

新年

毎年、当たり前のように食べているおせち料理の歴史や由来を遡ってみると、「節」といわれる季節の変わり目に神様にお供えしていた質素なおせち料理が、時代に合わせて料理に願いが込められ、豪華なもてなし料理に変化していったことが分かりました。

現在では、伝統的なものにとらわれなくなり、和洋折衷のおせち料理が人気となっています。時代が進むにつれ、これからもおせち料理は進化していくのかもしれませんが、弥生時代に神様に感謝しながらいただいた先祖の気持ちを忘れず、おせち料理をありがたくいただきたいものです。

家族の幸せや健康など願いを込めて作られた各家庭の母の味でもあるおせちをいただいたら、運気がいい状態で、すぐにでも幸運を引き寄せてください。こちらの記事は、いいことが起こるおまじないを紹介しています。おまじないを覚えておくだけで、心の中からネガティブな気持ちを追い出せますよ。

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