大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い5選
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い①キャベツの切り方
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い1つ目は、キャベツの切り方です。広島のお好み焼きはキャベツを10センチ程度と長めに切ります。大阪のお好み焼きは、キャベツを4センチ程度と短めに切りますよ。キャベツの長さが違うことでそれぞれの独特な美味しい食感も生み出します。
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い②焼き方
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い2つ目は、焼き方です。大阪のお好み焼きは全ての具を生地に混ぜて鉄板でのばして焼きますよね。広島のお好み焼きは、鉄板の上に生地をのせて、キャベツをのせて、麺をのせてという風に順番に具材をのせて焼きます。焼き方の違いが食感の違いも生み出します。
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い③生地の違い
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い3つ目は、生地の違いです。大阪のお好み焼きは、ふかふかの食感ですよね。それに対し広島のお好み焼きはクレープのように薄くてパリッとしています。それは大阪は生地をゆるめに作り、広島は生地を固めに作るからできる違いなのです。
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い④構造の違い
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い4つ目は、構造の違いです。大阪のお好み焼きはどこを切っても同じ構造になっていますよね。でも、広島のお好み焼きは違います。具材を重ねて作るので構造が層になっているので、縦に一気に気切った方が美味しく食べることができますよ。
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い⑤自宅で作るか
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違い5つ目は、自宅で作るかどうかという違いです。大阪のお好み焼きは、材料を切って混ぜて焼くだけなので自宅で作ることも多いです。冷蔵庫にあるものを入れて作っても良いという部分も魅力的ですよね。それに対して広島のお好み焼きは自宅で作ることは少ないです。
大阪のお好み焼きと違い、混ぜて焼いたら終わりという訳にもいかず少し作り方が難しいですよね。なので、広島ではお好み焼き屋さんに食べに行ったり出前を取ったりしますよ。ほかの地域でピザの出前を取ることと同じくらいに広島では当たり前に行われている出前です。
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違いについて紹介をしました。お好み焼きだけでなく、大阪で食べることができるランチについても気になる方は、下記の記事を参考にしてみてください。
大阪と広島のお好み焼きの発祥や起源・歴史の違いは?
お好み焼きの発祥や起源・歴史の違い①お好み焼きの発祥やルーツ
お好み焼きの発祥や起源・歴史の違い1つ目は、お好み焼きの発祥やルーツについてです。実は、お好み焼きのルーツは大阪でも広島でもなく東京なのです。そもそも1番最初にお好み焼きのルーツと呼ばれる食べ物が登場したのは、遣唐使の時代です。煎餅と呼ばれる小麦粉を薄くのばして焼いたものを日本に持ち帰りました。
その後、明治時代になって東京で小麦粉に野菜などを加えて焼いたもんじゃ焼きやどんどん焼きが食べられるようになりました。もんじゃ焼きと違い形状も固くて崩れないことからどんどん焼きはテイクアウトメニューとなり最後には一銭洋食という名前で全国に広がりましたよ。その一銭洋食がのちにお好み焼きと呼ばれています。
お好み焼きの発祥や起源・歴史の違い③大阪のお好み焼きの歴史
お好み焼きの発祥や起源・歴史の違い2つ目は、大阪のお好み焼きの歴史についてです。お好み焼きのルーツは、東京にあることがわかりました。そのお好み焼きが大阪で広まった歴史は、戦後の食糧難で食べるものが少なかったから安い材料でお腹を膨らそうとしたことにあります。
最初は、アメリカ軍から貰える小麦粉を薄くのばして焼いて食べるだけでした。でも、それではお腹は一杯になりませんよね。そこでキャベツが安く手に入るようになり、キャベツを加えて焼くようになったのが今のお好み焼きの原型です。
お好み焼きの発祥や起源・歴史の違い④広島のお好み焼きの歴史
お好み焼きの発祥や起源・歴史の違い3つ目は、広島のお好み焼きの歴史です。広島は、第二次世界大戦の終わりに大変な食糧難に陥ってしまいました。そこで、お好み焼きは安くお腹を膨らませることができる食べ物として広まっていきましたよ。最初は、簡単に手に入るねぎを使って焼いていました。
その後に大阪と同じようにキャベツが安く手に入るようになったので、キャベツで嵩増しをするようになりました。そして、広島風のお好み焼きに麺が必ず入っている理由は、麺を加えることでさらにお腹を一杯にすることができるからです。大阪よりも食糧難が深刻であったからこその工夫と言えますね。
大阪と広島のお好み焼きの発祥や起源・歴史の違いについて紹介をしました。広島で食べることができる駅弁についても気になる方は、下記の記事を参考にしてみてください。
お好み焼きの簡単レシピ
お好み焼きの簡単レシピ①大阪風のお好み焼き
お好み焼きの簡単レシピ1つ目は、大阪風のお好み焼きのレシピです。大阪風のお好み焼きは材料を全て切って混ぜるだけなので簡単に作ることができます。焼き方も難しくないので、お子様も含めてみんなで作ってみましょう。ホットプレートがあれば、ホームパーティのメニューとして作ることもおすすめです。
- ☆薄力粉 40g
- ☆長いも 20g
- ☆だし 40ml
- ☆水 小さじ1/4
- ☆だし 小さじ1/4
- ☆ベーキングパウダー 小さじ1/4
- ☆塩 小さじ1/4
- ☆砂糖 小さじ1/2
- キャベツ 120g
- 紅しょうが 小さじ2
- 天かす 大さじ2
- たまご 1個
- 豚バラ 3枚
大阪風のお好み焼きの材料
- 1☆の生地の材料を全てボウルに混ぜ合わせてください。
- 2混ぜ合わせた生地を冷蔵庫に入れて2時間ほど寝かします。
- 3キャベツを1cm程度の大きさにみじん切りにしてください。
- 4ボールに豚肉とたまご以外の具材を混ぜ合わせてください。
- 5たまごは割ってから加えて黄身を潰しながら混ぜてください。
- 6ゴマ油を引いて豚バラを焼きましょう。
- 7豚バラに火が通ったら上にお好み焼きの生地を広げて焼いてください。
- 8焼けて形が崩れなくなれば、ひっくり返してください。
- 9何回か焼きながらひっくり返す作業を行い、中まで火が通ったら完成です。
- 10お好みでソース、かつお節、青のり、マヨネーズをトッピングして食べましょう。
大阪風のお好み焼きの作り方
お好み焼きの簡単レシピ②広島風のお好み焼き
お好み焼きの簡単レシピ2つ目は、広島風のお好み焼きです。広島風のお好み焼きは、大阪風よりは難しいです。混ぜるだけでは作ることができません。でも、自宅でもホットプレートやフライパンで作ることもできます。ヘラの使い方がコツになります。広島風のお好み焼きが好きな人は1度自分で作ってみましょう。
- 薄力粉 1/2カップ
- 水 1/2カップ
- とろろ昆布 適量
- 削り節 適量
- 揚げ玉 適量
- キャベツの葉 3~4枚
- もやし 70g
- ねぎ 1/2本
- 豚薄切り肉 3~4枚
- 中華蒸し麺 1玉
- たまご 1個
- ソース 適量
- 青のり 適量
- サラダ油 適量
広島風のお好み焼きの材料
- 1小麦粉は水で溶いて生地を作っておきましょう。
- 2キャベツの葉はせん切りにし、ねぎは小口切りにしてください。
- 3ホットプレートかフライパンにサラダ油を引き、生地を直径12cmほどに薄く広げてください。
- 4生地の上にとろろ昆布と削り節を広げてのせましょう。
- 5キャベツ、もやし、ねぎを生地が見えなくなる量をのせて揚げ玉ものせましょう。
- 6豚肉をのせ、つなぎに生地を少量かけてください。
- 7全体を裏返してから生地の上からへらなどで軽く押さえて、肉、野菜に火を通しましょう。
- 8別の場所にサラダ油を薄く引いてから麺を入れて軽く炒めましょう。
- 9火が通ったら先に焼いた生地より少し大きめに丸くまとめてください。
- 10先に焼いていた生地、野菜、肉をいっしょに麺にのせてください。
- 11また別の場所に新たに油を引いて卵を割り黄身を崩しながら焼きます。
- 12卵が焼けたら、焼いておいた麺、具、生地をそのままへらやフライ返しで持ち上げて卵の上にのせましょう。
- 13上から軽く押さえて全体を裏返して焼くと完成です。
- 14お好みでソース、かつお節、青のり、マヨネーズをトッピングして食べましょう。
広島風のお好み焼きの作り方
大阪と広島のお好み焼きの特徴を知って食べてみよう
大阪と広島のお好み焼きの特徴の違いについて紹介をしました。お好み焼きと言えば大阪風か広島風ですが、実は発祥やルーツは東京でしたよね。起源が東京なんて驚きです。
今回は、その後に大阪や広島に広がっていたお好み焼きの歴史についても紹介をしました。戦後の食糧難が背景にあったとは思いませんでしたね。また、それぞれのお好み焼きのレシピについても紹介したので参考にしてみてください。
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