コーヒーが臭い消しになる理由は?
コーヒー豆や粉の中身の構造が嫌なにおいをくっつける!
コーヒー豆の中にはたくさんの穴が開いている「多孔質構造」となっており、空気に触れる表面積がとても広くなっています。コーヒー豆を挽いて粉々になっても同様の構造を持っています。この構造はよく家庭の消臭剤として使われる活性炭とよく似ているといわれ、臭いにおいをぐんぐん吸収してくれます。
さらに、驚くことにその活性炭よりも嫌なにおいの代表である「アンモニア臭」の吸収率は5倍であることがわかっています。また、水分を豊富に含むことで表面積が多くなり、水分による臭いの吸収も加わることで高い消臭効果を発揮することができます。
コーヒーの性質が消臭に関係している!
コーヒーが臭い消しの効果を持つ理由のひとつに酸性の性質を持っていることがあげられます。私たちが臭い、嫌なにおいと感じる物質の性質はアルカリ性です。そしてその代表的なにおいはトイレなどの「アンモニア臭」や「タバコ臭」です。
これらの嫌なにおいを、コーヒー豆や粉の特徴である「多孔質構造」により多くのアルカリ性物質を吸収して、コーヒーの酸性の物質が中和するので高い消臭効果を得ることができます。ドリップコーヒーをよく飲んでいるけどいつもそのままコーヒー粉を捨てているという方は臭いが気になる場所に使ってみてはいかがでしょうか?
コーヒーの粉を再利用して作る脱臭剤を作る時の材料は?
古くなったコーヒー豆や粉・ドリップ後のコーヒーかすを再利用する!
コーヒー粉を使った消臭剤の作り方は、材料が100均などで簡単に揃いやすく種類も少ないのですぐに作ることができます。また、コーヒーは豆を挽いて作ったドリップ後のコーヒー粉または水分をとばしてサラサラの粉状したものどちらでも高い消臭効果があります。
コーヒーの消臭剤で必要な材料は100均ショップで全て揃う!
コーヒーかすを活用した消臭剤を作るために必要な材料は、100均に販売されているお茶パックのみで簡単に作ることができます。また、ドリップしたままのコーヒー粉を使う時は、平らな容器があれば十分です。
お茶パックのサイズも色々あるので、自分が作りたい大きさで天然の消臭剤を作れます。選ぶときは目が細かく、不織布の素材のものが便利です。もし、ドリップしたコーヒー粉を自然乾燥させて使う場合は、新聞紙の再利用をおすすめします。すべて家にあるものを活用して作ることができるので環境に優しく、節約もできます。
今では100均ショップの商品は品ぞろえが豊富で、お手ごろな価格でもクオリティの高いものが販売されています。100均ショップで様々な種類のコーヒーフィルターも揃っています。これらの商品について詳しく書かれている記事がありますのでよかったらご参考下さい!
100均の材料でかわいい雪だるまの形にした消臭剤を作ることができる!
そのままコーヒー豆や粉を置くだけでは見た目が不格好になってしまいます。誰の目も届かない場所ならそのままでも問題がないのですが、置きたい場所がお客様や他の人の目に触れる場所ですと少し見た目も気になります。
100均ショップで揃えられる白い靴下と輪ゴムを使って雪だるまの形にアレンジするなど、工夫することでかわいい消臭剤を作ることができます。お茶パックをアレンジして自分好みのおしゃれな消臭剤を作るのも楽しいと思います!
また、形だけでなくかわいい小皿やシンプルな平皿、おしゃれなお皿など100均ショップには様々なテイストのガラス皿や小皿が売られています。お客さんから見える場所に置く消臭剤は雰囲気に合わせて自分のお好みにアレンジすると楽しいです。
コーヒーの粉を再利用した脱臭剤の作り方は?
ドリップしたコーヒー粉を乾燥して再利用して作る消臭剤の作り方!
ドリップして水分を含んだコーヒー粉を乾燥させて作る消臭剤の作り方をご紹介します!水分を飛ばすことでそのまま使うより長期間効果が持続させ、使い方の幅を広げることができます。
この消臭剤の作り方の大切なポイントは、しっかり乾燥をさせることです。乾燥させる方法は自然乾燥、電子レンジの使用など様々な方法があるので自分に合ったやり方でぜひ作ってみてください。
- 1ドリップしたコーヒーをさらさらになるまできちんと乾燥させます。
- 2通気性のある袋(お茶パック・ガーゼ・ストッキング・巾着など)に入れます。
- 3臭いが気になる場所に置きます。
コーヒー粉を乾燥させて作る消臭剤の作り方
- 1コーヒー粉を新聞紙や平らなさらに広げて乾燥させます。
- 2屋外で天日干しするときはコーヒー粉が飛ばないように気をつけて下さい。屋内で行う場合は窓際で日を当てて水分が残らないまで乾燥させます。
自然乾燥させる方法
- 1フライパンにドリップしたコーヒー粉を入れます。
- 2焦がさないように、弱火で水分がなくなるまで炒ります。
フライパンで乾燥させる方法
- 1少し深めのお皿にコーヒー粉を平らになるように入れます。(飛び散らないようにするため)
- 2レンジでラップをせずに2分間温めます。時々スプーンでかき混ぜて乾燥させます。
- 3電子レンジを使ってコーヒーかすを乾燥させる作り方は、時短になるだけでなくコーヒーかすの消臭効果が電子レンジで活躍し嫌なにおいを消してくれます。他の乾燥方法とは違ったうれしいメリットがあるので電子レンジで乾燥させる方法をおすすめです。
電子レンジで乾燥させる方法
ドリップしたままでも使える脱臭効果が抜群の消臭剤の作り方
ドリップしたコーヒー粉はそのまま置くだけでも消臭剤として再利用できます。ただ移し替えるだけというとても単純で簡単な作業なのに嫌なにおいをなくすことができます。入れる容器を工夫することでおしゃれに見せることもできるので、ぜひドリップコーヒーをよく飲む方は粉を捨てずに消臭剤として活用してみてください。
- 1抽出後の湿ったコーヒー粉の水分を切ります。
- 2小皿やココットなどの容器に入れてにおいが気になる場所に置きます。
水分を含むコーヒー粉を使う消臭剤の作り方
雪だるまの形がかわいい消臭剤の作り方
とてもかわいいキュートな雪だるまの消臭剤の作り方をご紹介します。部屋のかわいいインテリアとして飾ることができ、その上コーヒー豆を挽いた粉や乾燥させて作った消臭剤を工夫して取り入れているので消臭効果も発揮します。
- 1コーヒー豆や粉を乾燥させて小袋に包みます。たくさん入れるとまるまるとした雪だるまになってとてもかわいくなります。
- 2白色のすねまで長さがある靴下を、はさみで切ります。かかと部分の2㎝ほど下の部分で半分にカットしてください。
- 3切った部分を輪ゴムでしっかりギュギュっと縛って裏返します。※裏表がわかる場合は、キレイな面が表になるように裏返します。
- 4古いお米やあずぎ、ビーズ、または手芸用ペレット(腐らないもの)を適当に入れます。
- 5とんとんと空気を抜いて、小さめの丸になったらコーヒー小袋を投入します。
- 6その上に古いお米や小豆、ビーズ、手芸用ペレットをまた入れて、ぎりぎりの部分をゴムで留めます。
- 7顔と胴体の境目にゴムをひと重ねしたら顔と胴体のバランスを整えて雪だるまの形の消臭剤が完成します。
- 8顔と胴体の境目にあるゴムを隠すためにリボンで結んでマフラーのように飾ります。ほつれないようにライターなどであぶります。この作業の時は、やけどに気を付けてください。
- 9お好みでマチで顔を作ったり、余った靴下で帽子を作ってかぶせてかわいくしてもいいです!
雪だるま消臭剤の作り方
コーヒーの粉の脱臭剤はどこに置くと良い?
最も脱臭効果を活用できるのはトイレ!
コーヒーの脱臭効果が最も発揮できる場所はトイレです。嫌なにおいのもとのアンモニア臭をコーヒーが持つ性質で中和してくれるので清潔感のあるトイレに生まれ変わることができます。また、水分を含んだままのコーヒー抽出粉を使うことで乾燥したコーヒー消臭剤よりも脱臭効果が高く得られます。
水分を含むコーヒー抽出粉は乾燥のものより使用期間が短いため、こまめに交換する必要があります。期間が過ぎ、コーヒー消臭剤を取り換えるときは便器の掃除に再利用するとピカピカになるのでぜひ使ってみてください。
灰皿に置いてタバコのにおいを消臭する
灰皿に水分を含んだままのコーヒー粉を敷き詰めたうえにタバコを挿すことで、吸い殻から出るタバコ独特の臭いを消すことができます。タバコの臭いが嫌いという方は多いと思うので、この臭い消しの効果はぜひ活用しましょう。
またタバコのにおいを消すだけでなく、コーヒー粉の適度な水分の効果のおかげですぐに火を消したり、吸い殻が舞い上がって汚れることを予防してくれます。灰皿に使い終わったコーヒーをまんべんなく引くだけでこれだけのメリットがあるので、ぜひコーヒーをよく飲む方は試してほしい方法のひとつです。
活性炭の代用として冷蔵庫に置こう
冷蔵庫の様々な食材が混ざった臭いや、汚れた部分から嫌な臭いがすることがあると思います。活性炭を使って消臭する方法がありますが、コーヒー抽出粉を再利用して得られる臭い消しの効果をぜひ試してみてください。活性炭より5倍も優れている脱臭効果で嫌なにおいがほとんどなくすことができます!
冷蔵庫が臭いと感じたときはドリップしたコーヒーをそのままでもかまいません。何かちょうどよい大きさの容器に移してラップをせずそのまま冷蔵庫へ入れてください。何も手間をかけずに冷蔵庫の中の嫌なにおいが減らすことができます。コーヒーの臭いが他の食材に移る心配もないです。
保管期間は活性炭と比べるととても短いですが毎日ドリップコーヒーを飲む方なら、活性炭の代用として十分に活用できるので節約することができるのでぜひ試してほしい利用方法のひとつです。
下駄箱や靴の中に入れてたまった臭いを消臭しよう
下駄箱や靴になかにたまった独特のあの苦手なにおいを消臭することができます。乾燥させたコーヒー粉や豆で作った小袋を下駄箱の中に置いたり靴の中(1足につき1つ)入れることで一晩で嫌なにおいを消します。洗わずに消臭ができるので手間が省けてうれしいですね。
さらに朝から夕方まで履いて帰ってもにおいが消えるほど持続性があります。洗いにくくにおいがこもりやすいブーツにもおすすめの消臭方法です。乾燥させたコーヒー粉は乾燥剤としての役割も果たしますが靴の中は湿度が高いので、湿っていないかこまめな確認が大切になります。
生ごみの嫌なにおいをコーヒーの臭い消しで無くそう
様々な食材のごみが集まったゴミ箱は、いろんな物質が混ざってとても臭いにおいを発します。しかし、ゴミ出しや掃除のときには臭くても処理をしなければなりません。乾燥させたコーヒーで作った小袋をゴミ箱の底や蓋の内側に貼ることでそれらの臭いを消し、不快にならずゴミの処理をすることができます。
また、水を切ったコーヒーかすをゴミ箱に捨てるだけでも臭い消しの効果が期待できます。生ごみのにおいが気になるときは使い終わったコーヒー粉をばら撒くようにゴミ袋へ入れてみてください。
汚れが落ちにくい魚焼きグリルにも使える!
コーヒー粉は、魚を焼いた後の汚れがこびりついて油が落ちにくいグリルにも効果があります。グリルの汚れや生臭いにおいがなかなか落ちないという方もいると思いますが、コーヒーの粉を使うといつもより楽にグリルをきれいに汚れを落とし、臭い消しもできます。
使い方は魚を焼いた後の臭いや汚れがついているグリルにコーヒーの粉を振りかけて置いておくだけです。臭い消しだけでなく油汚れとも相性が良いコーヒーはグリルを洗うのにぴったりの天然洗剤と言えます。水を一緒に漬けておくことでより高い効果を得ることができます。
漬けておくだけでなく、使用できる期間が過ぎてしまった乾いたコーヒー粉で作った小袋でスポンジの代わりにゴシゴシして洗うと、きれいにピカピカになります。魚を焼いた後のグリルの洗浄にいつも時間がかかって困っているという方は是非試してみてください。
コーヒー消臭剤は期間や湿気に注意して置く!
コーヒーは温度と湿度に弱く、カビなどが生えてしまうのが唯一の注意点です。気候によって温度や湿度が変わるため、こまめに湿っていないか確認をすることは大切なことです。湿っていたら乾燥しているコーヒーの消臭剤をかわりに活用しましょう。
もう一つ注意することは消臭剤の使用期間の違いです。ドリップしたままのコーヒー粉は消臭効果が乾燥したコーヒー粉より高いですが、交換する期間の目安は、乾燥させたコーヒー粉は2~3週間、水分を含んだままのコーヒー粉は2~3日間ととても短いです。コーヒーを飲んだら取り換える習慣をつけることも一つの方法です。
コーヒーの臭い消しの効果を活用して気持ちの良い生活を送ろう!
コーヒーの臭い消しについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?コーヒー豆や粉には高い消臭効果があるので、どんな臭いも消すことに驚いた方もいたと思います。常に清潔に生活をすると気持ちもよくなりますので、この機会に簡単にコーヒーを活用した消臭剤をぜひ作ってみてください!
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