貶すとは?意味と読み方や類語は?
貶すの読み方と意味とは:「けなす」と読み「馬鹿にする」ということ
貶すの読み方と意味とは、「けなす」と読み、「馬鹿にする」ということです。貶すという漢字が読めなかった人でも、「けなす」と聞けば意味はわかるのではないでしょうか。「馬鹿にする」という意味に代表されるように、あまり良い意味で使われることのない言葉です。
貶すの類語:貶める・罵る・批判するなど
貶すの類語には、貶める・罵る・誹謗中傷するなどがあります。貶めるは「おとしめる」、罵るは「ののしる」、誹謗中傷するは「ひぼうちゅうしょうする」と読みます。どれも人に対して失礼な態度であり、されると嫌なことだと言えるでしょう。
貶す人の特徴や心理7選!
貶す人の特徴や心理①プライドが高い
貶す人の特徴や心理1つ目は、プライドが高いことが挙げられます。自分より優れている人が存在することを認めたくなくて、何かしら批判できる部分を見つけては貶すという行動に走ります。心の中では負けたと思いながら、認めたくない気持ちが貶すという行動になります。
プライドを持つのは大切なことですが、実力を伴わないプライドは格好悪いだけです。実力で正々堂々と勝負をして負けたのならば、素直に負けを認め、相手を称えることで、さらに成長することができるでしょう。負けを認められず、相手を貶しているようでは、ただプライドが高いだけで成長しない人になってしまいます。
貶す人の特徴や心理②自信過剰
貶す人の特徴や心理2つ目は、自信過剰であることが挙げられます。「こんなこともできないのか」といった物言いをする人をモラハラと呼ぶようになりましたが、これも貶す言動のひとつだと言えます。自分に対して、過剰な自信を持っている人がやりがちなことです。
本当に実力のある人は、謙虚な姿勢を崩しませんので、人を貶すことはありません。上から目線な物言いをする人は、虚勢を張っていないと不安になるような弱さを抱えている人であることが多くあります。自分を実力以上に見せかけようとするため、自信過剰だと思われてしまいます。
貶す人の特徴や心理③コンプレックスがある
貶す人の特徴や心理3つ目は、コンプレックスがあることが挙げられます。自分のコンプレックスを隠すために、周囲に対して攻撃的な物言いをし、身を守る人もいます。自分の弱さを受け入れることができない人だと捉えることもできるでしょう。
自分にコンプレックスがあることを認めるのはプライドが許さないため、虚勢を張るのです。周囲の粗探しをするような行動も、コンプレックスを持っているのは自分だけではないと安心したい気持ちから起こります。プライドが高いことや自信過剰なこととコンプレックスがあることは、つながっています。
貶す人の特徴や心理④甘やかされてきた
貶す人の特徴や心理4つ目は、甘やかされてきたことが挙げられます。何をやっても怒られずに育ってきてしまったがために、貶すという行為を平然とやってのける人もいます。誰かしらが注意しないと、人を傷つける行為だということがわからないかもしれません。
甘やかされて育ってきた人は、自信過剰でもある場合が多いでしょう。実力が伴っていないにも関わらず、根拠のない自信に満ち溢れている場合があります。挫折を知らない、または自分の挫折を挫折だと認めていないことによって、平気で人を貶すような態度に出ます。
貶す人の特徴や心理⑤嫉妬心が強い
貶す人の特徴や心理5つ目は、嫉妬心が強いことが挙げられます。自分の欲しいものを持っている人がいる場合に、その人を貶めることによって、欲しい地位を奪い取ろうとする人もいます。努力して欲しいものを得ようという発想にはならないのが、残念なところです。
嫉妬心が強い上にプライドが高かったりすると、自分が一番でないと気が済まないので、周囲を貶すことによって自分の地位を保とうとする場合もあります。周囲が味方ではないことも多いのですが、逆らうと面倒なので、従うふりをしている人が多いと言えるのではないでしょうか。
貶す人の特徴や心理⑥八つ当たり
貶す人の特徴や心理6つ目は、八つ当たりであることが挙げられます。思うようにいかないことが多いと、八つ当たりのように人を貶す人がいます。周囲にとってはただのとばっちりですし、面倒なことこの上ないタイプだと言えるのではないでしょうか。
貶す人の特徴や心理⑦貶している自覚がない場合もある
貶す人の特徴や心理7つ目は、貶している自覚がない場合もあることが挙げられます。からかっていたり冗談を言っていたりしている中で、本気で貶しているわけではないという場合があります。ただ、受け取る側は本気で貶されているように感じていることもあります。
冗談で貶される人をいじられキャラと呼んだりしますが、こういった人は冗談を真に受けている場合もあります。いじられキャラの特徴や心理や性格については、下記の関連記事もあわせて読んでみてくださいね!
貶める人から貶されたら?対処法5選!
貶める人から貶された時の対処法①相手にしない
貶める人から貶された時の対処法1つ目は、相手にしないことです。適度な距離を置くなり、適当に聞き流すなりして、相手にしないことが一番無難な対処法だと言えます。ただ、相手の心理を踏まえた上で、嫉妬心や劣等感を逆撫でするような言動は控えましょう。
貶める人から貶された時の対処法②傷ついていることを伝える
貶める人から貶された時の対処法2つ目は、傷ついていることを伝えることです。相手に悪気がなく、冗談やからかっているつもりでも、こちらは傷ついているという場合には、傷ついている気持ちをしっかりと相手に伝えるべきでしょう。悪意のない人ならば、気持ちを知って貶すのをやめてくれる可能性があります。
また、甘やかされて育った人の場合でも、傷つけている自覚がないのならば、傷ついていることを伝えましょう。自分のしていた言動で人が傷ついていたと知って、貶すのをやめる場合もあります。
貶める人から貶された時の対処法③ほめる
貶める人から貶された時の対処法3つ目は、ほめることです。重箱の隅をつつくように小さなことを指摘されたとしても、「ご指摘ありがとうございます!」と言って相手の言葉をほめるというのも一つの手です。貶すつもりだったとしたら、調子が狂うことでしょう。
嫌がらせをしたい、悔しがる顔を見たいといった心理で貶してくる人に対しても、ほめるという対応はつまらないと感じさせることになります。また、コンプレックスを持っている人に対しても、感謝を伝えることで相手の気持ちを満たすことができます。ほめることで、貶すのがさらにひどくなる可能性は低いと言えます。
貶める人から貶された時の対処法④言い返す
貶める人から貶された時の対処法4つ目は、言い返すことです。相手がプライドの高い人だと面倒なことになりますが、実は気が弱い人の場合は言い返すのも効果的である場合があります。この人には敵わない、手を出さないようにしようと思わせるのです。
人を貶めたりするタイプの人は、気弱な人を狙ってくる傾向にあり、しっかりと自分の意見を主張してくる人に対しては歯向かわないことが多くあります。そのため、一度バシッと言い返してしまえば、その後つっかかってこなくなる可能性もあります。ただ、相手によっては余計にひどくなることもあるので、見極めが重要です。
貶める人から貶された時の対処法⑤味方を作る
貶める人から貶された時の対処法5つ目は、味方を作ることです。人を貶める人は孤立するのを嫌う傾向にありますので、味方を作ることも有効です。誰が味方同士であるのか、一目瞭然の状態を築き上げると良いでしょう。多数に対して歯向かっていくような強気なタイプの人は、人を貶す人の中にはあまりいません。
他人から貶されたと思われないために気をつけることは?
他人から貶されたと思われないために気をつけること①ネガティブにならない
他人から貶されたと思われないために気をつけること1つ目は、ネガティブにならないことです。ネガティブな心理状態だと、ちょっとした指摘も貶されたと感じやすくなります。人の言葉をポジティブに捉えるようにしておくと、貶されたと感じにくくなります。
相手に貶すつもりがなくても、貶されたと感じてしまうことがあります。これを被害妄想と呼びます。ネガティブな心理状態だと、被害妄想を起こしやすいので、人からの言葉は邪推せず、前向きに受け取るよう心がけたいところですね。
他人から貶されたと思われないために気をつけること②自分に自信を持つ
他人から貶されたと思われないために気をつけること2つ目は、自分に自信を持つことです。自分に自信があれば、人からちょっと貶されたくらいで自信をなくすことはないでしょう。人からの評価が気になるのは、自分に自信がないからです。
自分に自信を持てば、人を貶すこともなくなります。人から貶されることも、気にならなくなります。良いこと尽くめですので、自分に自信が持てるよう、努力していくことが大切だと言えるのではないでしょうか。
貶す人の心理を知ってうまく付き合おう!
今回は、貶す人の特徴や心理とともに、貶める人に貶された時の対処法についても見てきました。基本的には、人より優位に立ちたいといった心理から、人を貶す場合が多いとおわかりいただけたのではないでしょうか。貶されても気にせずスルーするのが、無難な対応だと言えますね。
ご紹介した5つの対処法の中では、ほめるという対応が一番良いと思われます。貶すという行為を、悪いところを指摘してもらったとポジティブに捉えることで、感謝の気持ちに変換できます。相手としても拍子抜けしてしまうところがあり、やりづらい相手だと感じるでしょう。貶す人の心理を知って、上手く付き合いましょう!
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