女性の後ろに立つ男性心理とパーソナルスペースの関係は?
パーソナルスペースの意味
パーソナルスペースとは、自分の周りに設けられた縄張りやテリトリーのようなものをいいます。このパーソナルスペースには、他人が入ることによって緊張したり、嫌だと感じたり、気になったりします。
パーソナルスペースは、基本的には自分の周りに円状に設けられた個人的な空間です。しかし、パーソナルスペースの性別や性格によって個人差があります。男性であれば、パーソナルスペースの前方を大切にする傾向があるのに対して、女性はパーソナルスペースの後方を大切にする傾向があります。
また、外交的な人のパーソナルスペースは狭く設けられているのに対して、内向的な人のパーソナルスペースは広く設けられているのも特徴です。そして、パーソナルスペースは進入してくる相手によって広さが変わってきます。親しい人がパーソナルスペースに入っても平気ですが、他人がパーソナルスペースに入ると緊張します。
パーソナルスペースから見る女性の後ろに立つ男性心理
相手によって範囲が変わってくるパーソナルスペースですが、基本的には自分との距離によって4つに分類が出来ると言われています。
- 密接距離(45cm以下)・・・恋人や親子に体が触れ合うことも許された距離
- 個体距離(45~120cm)・・・親しい友人や知人に体が触れ合うことも許された距離
- 社会距離(120~360cm)・・・仕事や知人との会話することだけに許された距離
- 公衆距離(360cm以上)・・・複数の人を大衆として見渡せる距離
パーソナルスペースの分類
このパーソナルスペースについて踏まえたうえで女性の後ろに立つ男性心理を考えると、女性のパーソナルスペースに入りたいと考えているとともに、自分のパーソナルスペースに相手の女性を入れたいという特別な男性心理が感じられます。パーソナルスペースを意識した上で、女性の後ろに立つ男性心理12選をご紹介します。
好意から女性の後ろ立つ男性心理
女性の後ろに立つ男性心理①仲良くなりたい
女性の後ろに立つ男性心理には、その女性と仲良くなりたいと思っている場合が多いでしょう。仲良くなりたいですからきっかけが欲しくて女性を見つめていたい前に立つと気付かれてしまいます。そこで、女性の後ろに立つとその女性が何をしているか、どんな癖があるか、何が好きかなどを気付かれず観察することが出来ます。
このように、女性の後ろに立つことによって女性を自分のパーソナルスペースに入れるとともに、自分も女性のパーソナルスペースに入ることで仲良くなるための話をするきっかけを探しているのでしょう。そして、自分はパーソナルスペースに入れるほどあなたと仲良くなりたいと思っているとアピールしています。
女性の後ろに立つ男性心理②興味がある
女性の後ろに立つ男性心理の中には、その女性に興味があり、どのような人であるかを知りたいという男性心理が隠されている場合もあります。男性は一般的に知りたいという欲求に対して貪欲なのが特徴です。したがって、その女性の小さなことから大きなことまで色々と知りたいと思うほど興味を持っています。
しかし、まだ興味があるという段階ですので堂々と前から見つめることは難しいです。そこで、後ろに立つことで女性の様子を伺っているのです。しかも、この場合はパーソナルスペースのギリギリのラインを狙い、相手の女性に不快感を与えないようにとかなりの気遣いをしています。
女性の後ろに立つ男性心理③恋愛感情がある
女性の後ろに立つ男性心理には、その女性に恋愛感情を抱いている場合もあります。特に、女性にとってのパーソナルスペースのかなり内側まで入り込んでくる場合は、男性心理に恋愛感情がある可能性が高いです。さらに、その男性が後ろに立つ時間が長い場合は、確定的だといえるでしょう。
せっかく、男性が後ろに立つことであなたに好きだという気持ちを示しているのですから、この場合はあなたにもするべきことがあります。もし、後ろに立つ男性に好きだという気持ちがあるのであれば積極的に話しかけてみましょう。
女性の後ろに立つ男性心理④興味を持って欲しい
女性の後ろに立つ男性心理として、自分に興味を持って欲しいという心理が隠されている場合もあります。このケースでは、女性の背後というよりは斜め後ろに立つと表現した方が良いでしょう。斜め後ろという視界に入りそうで入らないところに立つことで、あなたに気付いて欲しいと考えているのでしょう。
しかも、あなたに興味を持って欲しいと思っている男性心理から後ろに立つだけではなく、動いたり音を立てたりして振り向かせようと努力するでしょう。しかし、後ろに立つ男性は自分から声をかける勇気まではありません。もし、あなたも後ろに立つ男性が気になるようであれば、視線を送るか声をかけてみましょう。
緊張から女性の後ろに立つ男性心理
女性の後ろに立つ男性心理⑤斜め後ろなら顔が見えないから
男性の中には女性に対して正面に向き合って話しかけられる人もいますが、シャイな男性だと、なかなか女性の正面に立つことが分難しいです。それは、女性の顔を見てしまうと運なく離せなくなってしまうからです。こうした男性心理から、女性の斜め後ろに立つということもあります。
女性の斜め後ろに立つと、女性の顔は見えないか見えても横顔程度になります。斜め後ろから話しかければ女性の顔が見えないので、自分の伝えるべきことを伝えることができるでしょう。
女性の後ろに立つ男性心理⑥自分に自信がないから
女性の後ろに立つ男性心理には、自分に自信がないためであることもあります。女性と同じ空間で仕事や作業などをする際、自分に自信のない男性は「自分なんかが女性の視界にはいると迷惑だ」や「自分が目の前にいると作業の邪魔になるのではないか」と考えます。ですから、基本的には女性から離れて仕事や作業をします。
しかし、同じ空間で仕事や作業などをしている以上、女性の近くへ行かなければ行けないという状況は必ず訪れます。そんなときに、男性はできるだけ女性の後ろに立ち仕事や作業を行います。しかも、出来るだけ女性から離れようとします。男性の心理とはいえ、こうされると嫌われているのではないかと思ってしまいますよね。
女性の後ろに立つ男性心理⑦リードしてもらいたい
男性と女性が2人きりでどこかに出かける際などに女性の後ろに立つ男性心理には、今からのお出かけを女性にリードして欲しいという男性心理が隠されています。きっと、この男性は女性のことを考えすぎるがあまり、女性の前に出て引っ張っていくのが苦手なタイプなのでしょう。
女性にリードして欲しいから後ろに立つ男性心理を持つ人の中には、一緒にいる時間全て後ろに立つ男性もいますが、特定の場面に限って女性の背後に立つ男性もいます。特定の場面に限って背後に立つ男性は、特定の場面が女性に判断を委ねた方が良いとの判断でしょう。
緊張してしまうから女性の後ろに立つ男性心理は、後ろに立たれる女性からすると気にしすぎていたり、取り越し苦労をしていることが多いと思いませんか。そんな緊張しやすい男性には、下記の記事の簡単で効果のある緊張しなくなるおまじないを教えてあげてはいかがでしょうか。
愛情から女性の後ろに立つ男性心理
女性の後ろに立つ男性心理⑧近くにいたいから
女性の後ろに立つ男性心理の中には、近くにいたいけど今は何かしているので後ろに立っている場合もあります。あなたが料理中であったり、お掃除をしているなどで近くに行きたいけど近くに行くと邪魔になりそうなとき、男性は女性の近くの背後にそっと立って待っています。
時には、斜め後ろから顔を覗き込んだりしてあなたの気を引いてくるでしょう。このように、近くにいたいから女性の後ろに立つ男性心理は、あなたが何をしているときでも近くにいたいという愛情の表れです。
しかし、時と場合によっては近くにいられると邪魔になってしまう場合や1人でいたい時間というのもあるでしょう。このようなときは、近くにいたいという男性心理を理解した上で、男性が納得できる理由を述べて近くにいることをやめてもらうようにしましょう。
女性の後ろに立つ男性心理⑨背後から守る
もう親しい間柄の女性と男性であれば、女性を背後から守りたいという男性心理から女性の後ろに立つということも考えられます。男性にとって女性という存在は、自分より小さく細く弱いので本能的に守るべき存在です。そんな男性心理の本能から、背後から守っているのでしょう。
女性の後ろに立つと女性が視界に入るのはもちろんですが、女性を取り巻く環境もよく見渡すことができます。こうして、男性は女性を守りやすい環境を作ってくれています。
女性を背後から守りたいという男性心理から女性の後ろに立つ場合、場所や状況に合わせて距離を縮めたり伸ばしたりして後ろに立ちます。ときには、近くに寄り添って手を添えるように守ってくれることもあるでしょう。このような機会があるという方は、男性がどのように守ってくれるか一度観察してみてはいかがでしょうか。
女性の後ろに立つ男性心理⑩斜め後ろからエスコート
女性を斜め後ろからエスコートしたいから、いわゆるレディーファーストの男性心理から、女性の後ろに立つ場合もあります。このような男性心理を持つ男性は日本人には非常に少ないです。この場合の男性は、女性を立てるために1歩下がって斜め後ろに立つようにしています。
2人で過ごす時間のことですから、もちろん顔の見えない全くの後ろである背後に男性が立つということはありません。あくまでもエスコートしやすく会話もしやすい、斜め後ろで女性の近くに立つことが多いです。斜め後ろからエスコートしたいから女性の後ろに立つ男性心理には、男性ならではの優しさが込められています。
愛情を持って女性の後ろに立つ男性心理には愛情があふれるものがたくさんありました。では、同じく後ろからハグする男性心理には、どのようなものが隠されているのでしょうか。そんな気になる後ろからハグする心理について書かれた下記の記事も「後ろ」つながりで、ぜひこの機会にチェックしてみて下さいね。
目的があって女性の後ろに立つ男性心理
女性の後ろに立つ男性心理⑪背後から驚かせたい
女性の後ろに立つ男性の心理の中には、背後から近付いて驚かせたいと思っている場合もあります。女性にとって背後はパーソナルスペースとはいえど、常に注意を払っているというわけではありません。そんな無防備になる瞬間も多い背後から「わーっ!」と大きな声を出されるとさすがにビックリしますよね。
このように、単純に背後から驚かせようとしている場合もありますが、背後から女性に近付いてサプライズをしかけようとしている男性もいるでしょう。もしかすると、誕生日や記念日やイベントなどが近いということはありませんか。もしかすると、プロポーズの可能性もあるでしょう。どちらにしても、ほほえましい光景です。
女性の後ろに立つ男性心理⑫忠告したいことがある
女性に後ろにたつ男性の心理の中には、その女性に忠告や注意をしたいと考えている場合もあります。もしかすると、何かよくないことをして忠告や注意される心当たりがあるのではないでしょうか。
しかも、その忠告や注意をする男性をあなたは苦手として避けていませんか。このような背景から、男性はあなたの目に付く前からあなたに近付くと自分を避けてしまうと思い、背後から近付こうと後ろに立つのです。
つまり、あなたはその男性を避けられないように追い込まれた状態です。忠告や注意されるようなことをしてしまったのは他でもないあなたですから、ここは覚悟を決めて苦手とする男性からの忠告や注意を受けるようにしましょう。
女性の後ろに立つ男性心理によって対応を考えよう!
今回は、女性の後ろに立つ男性の心理についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。同じ女性の後ろに立つという行動ですが、どの男性心理には様々なものがありました。ポジティブな男性心理のあれば、ネガティブな男性心理もあります。
また、後ろに立つ男性が、パーソナルスペースのどの領域にいるかによっても男性心理は異なってきます。しかし、何よりも判断基準となるのは後ろに立つ男性の持つ雰囲気です。
今回ご紹介したパーソナルスペースについてや男性心理を参考に、あなたの後ろに立つ男性心理がどのようなものかを考えて上手に立ち回るようにしましょう!
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