コンビニのレジで両替は可能?
コンビニで両替のみのレジ対応は基本的に不可能
コンビニのレジで両替のみを頼むことは、基本的に不可能です。両替禁止であることを店内放送でアナウンスされている場合もありますし、レジ周りのポスターやステッカーで掲示されている場合もありますので、ぜひ確認してみてください。
コンビニのレジで両替が可能な場合もある
コンビニのレジで店員さんに両替のみをしてもらうことは不可能ですが、両替したお金の使用目的によっては、両替してくれる場合もあります。店内のサービスを使うためにレジで両替を頼む場合、使用目的を説明すると、店員さんも気持ちよく両替してくれることでしょう。
コンビニのレジで両替禁止の理由は?
両替禁止の理由①お札を使った犯罪の防止のため
コンビニのレジでの両替禁止の理由の1つ目は、お札を使った犯罪の防止のためです。両替を使ってお金を盗む手口として、店員さんがお金を数えている間に、両替のために渡したお札を間引きする、偽札を出して両替してもらうなどが考えられます。
また、ATMの読み取り機では偽札を判別できても、店員さんがその場で偽札と判断できるとは限りません。そのため両替は店員さんにとっても避けたいものです。
その上、両替のために店員さんがお金を数えている間はレジが開きっぱなしであるため、レジからそのまま強盗されるリスクも高まります。目的がはっきりしない両替は、お店にとって大変危険です。防犯のために両替禁止とコンビニの店頭ではよく言われますが、このようなリスクを考えると納得できますね。
両替禁止の理由②お札の数え間違いによるトラブル防止のため
コンビニのレジでの両替禁止の理由の2つ目は、お札の数え間違いによる店員さんとお客さんのトラブル防止のためです。代行収納を受ける金額が極端に多いコンビニなどでない限り、お札を数える機械はコンビニには置いていません。
そのため、店員さんが自分の手でお札を数えるしかないので、大量のお札を両替すると時間がかかる上、数え間違いのリスクが高まります。つまり、焦って店員さんが大量のお札を数え間違えてしまい、正確に両替できるとは限りません。大量のお札を数える店員さんもヒヤヒヤですね。
そして、両替をしてお客さんが退店したあとからお札の数え間違いが発覚しても、適切な対応ができるとは限らないので、お客さんと店員さんの間でトラブルを回避するためにも、コンビニでの両替は基本的に不可能です。
両替禁止の理由③銀行やコンビニに不利益になるため
コンビニのレジでの両替禁止の理由の3つ目は、銀行やコンビニに不利益になるためです。両替は本来、銀行に手数料を払って行うものなので、コンビニが両替をしてしまうことによって銀行が手数料を得る機会を損失してしまいます。また、大量の両替でコンビニから小銭がなくなり、お釣りが払えなくなるリスクもあります。
その上、コンビニで両替されたお金はさらに銀行で両替しなければいけないので、本来コンビニで両替したお客さんが払わなければならない手数料を、コンビニが肩代わりする形になります。これが積み重なってしまうと、コンビニにとっては大きな損失になります。
もちろん、コンビニの金庫の両替も銀行が開いていない土日には行えません。そのため、土日にコンビニで大量に両替を引き受けると、銀行が開く月曜日まで、営業が大変厳しい状況になります。
両替禁止の理由④商品を買うお客さんに迷惑がかかるため
コンビニのレジでの両替禁止の理由の4つ目は、商品を買うお客さんに迷惑がかかるためです。手早くお会計が済ませられるのがコンビニの魅力ですが、大量の両替を引き受けると、レジからお金がなくなり手早いお会計が成立しなくなります。急いでいるお客さんにとっては、迷惑なことです。
両替をして本来お釣りとして使われる小銭がなくなってしまうと、商品を買ったお客さんへのお釣りがとても細かくなってしまう、ひいては払えなくなってしまうリスクもあります。必要以上に細かいお釣りのため、財布が重くなってしまうのは、避けたい方が多いのではないでしょうか。
以上のリスクを回避し、商品を買うお客さんが気持ちよく買い物できるお店にするためにも、コンビニでの両替は、原則禁止とされています。
両替禁止の理由⑤コンビニの売り上げのため
コンビニのレジでの両替禁止の理由の5つ目は、お店の売り上げのためです。読者の皆さんの中には、お札を崩すためにコンビニで100円程度のコーヒーやお菓子を買った経験がある方もいらっしゃるかもしれません。これは、本来禁止されている両替を、コンビニの商品を買ったらしてくれるというものです。
商品を買ったお釣りの両替だと、銀行で行う両替の手数料を差し引いても、コンビニにとってマイナスにはならないことでしょう。しかし、商品を買ったお客さんが受けられるサービスを無料で受けてしまうと、コンビニにはマイナスになり、お客さんには不公平ですね。そのため、コンビニのレジでは両替のみは受けつけません。
コンビニのレジで両替が可能な場合は?
店内のコピー機を利用する場合
コンビニにあるコピー機を使う場合、そのための両替は可能です。コンビニのコピー機に投入できるお札は千円札のみなので、財布に硬貨や千円札がない場合は、レジでの両替をしてもらいましょう。その際あらかじめ、コピー機を使うことを店員さんに伝えておくと、快く両替してくれることでしょう。
店外のコインロッカー・ガチャポンを利用する場合
コインロッカーやガチャポンを使うことを伝えると、両替してくれるコンビニもあります。大きい駅などで、コンビニの近くのコインロッカーを使う場合などは、遠慮なくレジで店員さんに伝えてみてください。また、旅行や出張で大きい荷物を持ち歩く場合は、コインロッカーを使うための両替は可能と覚えておくと良いでしょう。
同様に、観光地などの店頭でガチャポンを使う場合も、レジで両替してくれます。店頭や観光地限定のガチャポンも、これで心置きなく遊べますね。
コンビニの商品を買った場合
コンビニの商品を買ったお釣りを両替してもらうことも、簡単な場合であれば可能です。たとえば、お釣りの500円分を百円玉でもらう、お釣りの5,000円分を千円札でもらうなどの場合です。お釣りを用意する前のタイミングで、店員さんに伝えてみてください。
しかし、50円分のお釣りをすべて一円玉でもらう、9,000円分のお釣りをすべて百円玉でもらうなどの極端に手間がかかる場合は、不可能と言えるでしょう。店員さんがお金を数える手間も考えて、レジでの支払いをしたいものですね。
この方法は、平日、土日を問わず手数料もかからないため、いちばん現実的かつ手軽で合理的な方法とだと言えるでしょう。ただし、くれぐれも常識の範囲内で行いましょう。
コンビニ以外でできる両替の方法は?
硬貨への両替は両替機や自動販売機を使おう
お札から硬貨、硬貨から硬貨への両替は、両替機や自動販売機で行えます。両替機は、ゲームセンターやコインロッカースーパー銭湯の靴箱などに置かれています。百円玉がたくさん必要な場合は、まとめて両替できますね。もちろん平日、土日を問いません。
自動販売機では、ほとんどの機種で千円札から硬貨への両替が可能です。千円札が2枚あれば、以下の方法でチャレンジできます。ただし、五百円玉や千円札が使用中止になっている場合もあるので、ご注意ください。
もちろん、お釣り用の硬貨が減るスピードが通常時よりも早まってしまい、自動販売機を管理する業者さんには迷惑がかかります。自動販売機での両替はよっぽどの場合でない限り、避けたほうが良いでしょう。
- 1自動販売機に千円札を2枚入れる。
- 2自動販売機の返却レバーを押す。
- 31枚は千円札で返却されるが、もう1枚分は1,000円分の小銭として返却される。
自動販売機での両替の方法
お札への両替は銀行のATMを使おう
お札からお札、硬貨からお札の両替は、銀行のATMで可能です。銀行の店舗内にあるATMの場合、硬貨での入金が可能なので、硬貨で入金、お札で出金という方法で両替できますね。土日でもATMだけ開いていることが多いので、お札が必要になった際は活用しましょう。ただし新札が出るとは限らないのでご注意ください。
銀行の両替機がもっとも確実
硬貨、お札を問わず両替できるのは、銀行の両替機です。銀行に口座を持っている場合、キャッシュカードと両替したいお金を持って、銀行の店舗に行きましょう。入金した額に応じてカスタムで両替が可能です。
銀行に口座を持っている場合、一日に500枚以下の両替だと、手数料はかかりません。なので、あまりに大量のお金を両替する場合は、数日に分けて行いましょう。ただし、銀行の口座がないと手数料がかかってしまうこと、銀行の営業時間外には利用できないことにご注意ください。
コンビニの店内ATMで両替は可能?
セブン・ローソンのATMは両替が不可能
10,000円分を一度に千円札で引き出すことは、セブンイレブンやローソンでは不可能です。もちろん、数回に分けて千円札で引き出すことも可能ですが、平日は土日を問わず手数料がかさばるだけなので、おすすめできません。万が一、土日に大量の千円札を引き出してしまうと、かなりの手数料になることでしょう。
ファミマのATMはお札の両替が可能
ファミリーマートのATMで出金する際は、10,000円分を千円札10枚で引き出すことが可能です。土日に千円札が必要になった場合は覚えておくと便利でしょう。ただし、セブンやローソンよりは安くなるとは言えど、手数料がかかってしまうことにはご注意ください。
コンビニのATMでは、出金だけではなく入金も可能です。コンビニのATMでの入金については、以下の関連記事をご覧ください。
コンビニでの両替禁止の場合や理由を理解しよう
ここまでで、コンビニのレジでの両替が不可能な理由、両替ができる場合をご紹介しました。サービスの幅が広いコンビニではありますが、両替は場合によって可能であることを理解し、どうしても必要な場合は賢く店員さんに頼みましょう。
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