折り紙で扇子を作る際に必要なものは?
折り紙の扇子の作り方に必要なもの①折り紙や画用紙
折り紙で扇子を作るとあるため、第一に折り紙は欠かせません。しかし、折り紙と言っても様々なサイズや形がありますよね。まず形について、扇子を作る時は「正方形」の折り紙を準備してください。大きさは、本物の扇子のように持って仰ぐことを考えると「小さめ〜ごく標準的なサイズ」がベストでしょう。
折り紙の扇子の作り方に必要なもの②糊
糊(のり)を折り方もありますが、作り方によっては糊がないと扇子になりません。糊を用意するのが面倒な場合には糊なしの折り方でも問題ありませんが、最終的に糊で貼り付けを行う作り方の方が開き具合がより本物の扇子に近くなります。状況や気分に合わせて、作り方を選ぶと良いでしょう。
折り紙の扇子の作り方に必要なもの③巻き留めに使うもの
巻き留めに使うものというのは、たとえば「輪ゴム・髪留めのゴム・糸・細めの紐」などのことです。作り方により、最終的に巻き留めを行うことがあります。本物の扇子でいう要の部分です。巻き留めを行わない作り方もあるため、その場合は必要ありません。糊と同様、やってみたい作り方の中で必要であれば用意してください。
折り紙を使った扇子の作り方・折り方は?
扇子の作り方・折り方①同部品を3つ作って貼り付ける方法
この折り方では、同じ蛇腹折りの部品を3つ作って糊で繋げる作り方をします。そのため、作る際には糊が必要です。部品の色は統一しても良いのですが、1つだけ色を変えたり、全て違う色にするなどの工夫をすると見た感じに面白みが出ます。それでは、以下に作り方・折り方をご紹介します。
- 1折り紙を半分に折ります。
- 2開いて正方形状態に戻し、真ん中の折り目に向けて左右の辺を折ります。
- 3開いて正方形状態に戻し、折り目と折り目の間に新しい折り目ができるように蛇腹折り(山折りと谷折りの繰り返し)をしていきます。
- 4蛇腹折りが完成したら、下から少し上の部分を折り上げます。
- 5折り上げたところを押さえながら反対側の蛇腹部分を開けば、部品の完成です。
- 6上記の容量で、部品を3つ作ります。
- 7部品を3つ扇子の形になるよう横合わせにして、合わさる部分に糊を付けます。貼り付けたら、扇子の完成です。
扇子の折り方①
扇子の作り方・折り方②蛇腹折りを半分に折って貼り付ける方法
この折り方で作る折り紙扇子は、他の折り方よりも出来上がりサイズが小さくなります。完成形は葉に割れ目の無いイチョウの絵のような形になり、持ち手という持ち手はありませんが、開く部分は最も本物の扇子に近いかもしれません。
最後に巻き留めは行いませんが、半分に折って貼り付ける工程があるので糊は必要です。それでは、以下に折り方をご紹介していきます。
- 1折り紙を半分に折る。
- 2開いて、左右を折り目の少し手前まで折る。
- 3折り目と十字の折り目がつく方向へ半分に折る。
- 4開いて、③でついた折り目に向かって左右を折る。
- 5④の要領で在り目に向かって折るを繰り返し、蛇腹折りの跡をつける。
- 6折り目を開いて②の状態まで戻す。
- 7線に合わせて蛇腹折りする。
- 8蛇腹を横にした時に上部となる部分を谷折りすると、 蛇腹の左右上部が重なるので、重なる部分に糊をつけ 蛇腹の左右上部をくっつけて形を整えたら完成。
扇子の折り方②
扇子の作り方・折り方③蛇腹折りを下部で巻き留める方法
この折り方は、最も簡単かつシンプルな方法です。ただ蛇腹折りして巻き留めるとハリセンにも似ますが、この折り方では扇子部分に少しだけ柄のようなものができるようにしてあるため、ハリセンよりも扇子っぽくなります。貼り付け作業が無いので糊は不要ですが、巻き留めるものが必要です。それでは、以下にご紹介します。
- 1折り紙を三等分になるよう折る。
- 2三等分の一番上だけ折ったままにして、後は開いておく。
- 3折り目に対して縦線が入るよう半分に折る。そして開く。
- 4縦の折り目に向けて左右を折る。そして開く。
- 5④でついた折り目に向かって左右を折る。そして戻す。
- 6④の折り目から中央の縦線に向かって折る。そして戻す。
- 7②の状態まで戻す。
- 8折り目に合わせて蛇腹折りにする。
- 9②で折ったままにしてある方とは逆側を下にして、最下部から少し上辺りをしっかり巻き留める。扇子部分を開いて完成。
扇子の折り方③
折り紙の扇子を子供でも簡単に作れる作り方のコツは?
折り紙の扇子の簡単な作り方のコツは画用紙などの蛇腹折り
本物の扇子を見ると、山折り谷折りの繰り返しで成された蛇腹折りになっていることが多いと思います。中には折ってないタイプもありますが、折り方で扇子を再現する時には蛇腹折りタイプが無難です。山折り谷折りは折り紙の折り方でもよく聞きますが、それを繰り返せば折り紙でも蛇腹折りになります。
出来上がった蛇腹折りの一方の下部から少し上辺りを巻き留めれば、とりあえず扇子っぽくはなります。折り紙経験が極々少ない方や、手先が不慣れな方、細かなことは難しい子供さんでも蛇腹折りさえできれば扇子に近い折り紙を作ることは可能です。
最初は蛇腹折りして下部を巻き止めるといった簡単な折り方から始めていくのが良いでしょう。そうすることで大方の構造を把握し、こうするとこうなるといった想像力に繋がります。大人は上記でご紹介したような折り方が簡単に思えるかもしれませんが、子供の成長に合わせた作り方を提案してあげましょう。
簡単な蛇腹折りの作り方の紹介
蛇腹折りを作る時には、大方均等な幅で山折りと谷折りを繰り返す必要があります。特に扇子のようなものを作る際は、大方均等である方が出来上がりが良くなります。しかし、山折りと谷折りを大方均等に折るというのは案外難しいものかもしれません。子供に限らず、大人でも上手くいかない人はいます。
そこで、蛇腹折りの基本をお伝えします。蛇腹折りを作る時は、大方均等になるように折り方を工夫します。半分に折って戻し、その折り目に向かって左右を折って戻し、ということをすると三等分の大方均等な幅で折り目ができると思います。扇子が家にあるのであれば、実物を見ながら蛇腹折りの練習することをおすすめします。
蛇腹折りの基本であり、蛇腹折りを大方均等に作る方法は「折り目を別の折り目に向かって折ること」です。折り目を折り目に向かって折る、ということを左右同じ数だけ繰り返せば、大方均等な幅を待つ蛇腹折りが完成します。以下の動画では音声付で蛇腹折りの折り方を説明していますので、よろしければ参考にどうぞ。
折り紙の作り方に取り入れたいちょっとしたアレンジ法
丈夫にするなら画用紙を使う
扇子は持って使うものですので、ミニサイズである上に比較的やわらかい折り紙では使用感が良くないかもしれません。折り紙のミニ扇子を本物のように使うのは無謀ですが、できるだけ丈夫にして本物のように風を仰いでみたいということもあるでしょう。そのような時には、画用紙を使ってみてください。
画用紙は折り紙よりも厚く硬いため、折り紙の扇子よりも出来上がりが丈夫になります。ミニ扇子ながら仰いだ時に感じられる風量も違いますし、より本物に近い感じが得られます。あまり粗末に扱うと辺なところが折れたり壊れたりすることは否めませんので、大事にしたいのであれば扱い方には注意してください。
注意点ですが、画用紙を使うと折りにくくなります。画用紙は厚いため、折り曲げた時に折り紙のような綺麗な線を作りにくい傾向にあります。丈夫に作れる傍ら、折り紙より見栄えが繊細にはなりません。折り紙で作る扇子に何を求めるかによりますが、画用紙を使うとそういったことになり得るということは覚えておきましょう。
色画用紙や和風花柄の紙を使うとオシャレ扇子になる
扇子を作る際に使う折り紙や画用紙、色紙といったものに工夫をすると、出来上がりがオシャレな扇子になります。最近の折り方は安価なものでも柄が豊富であり、その中には和風柄というのも存在しています。扇子は和風のものであるため、そういった和風柄を使って扇子を作るとそれだけでも扇子感が強くなります。
折り紙を使用した扇子作りの際は、一般的に桜などの和風花柄が人気です。和風花柄の紙を利用したミニサイズの扇子は見栄えも良く、置いてあるだけでも十分なレイアウトになります。実際に使うことは難しくても、オシャレな和風花柄ミニ扇子にすることで飾っておきやすくなるでしょう。
また、和風花柄でなくてもオシャレにできます。和風・花柄といったことにこだわらず、合いそうな柄や色の紙を使ってください。柄というのは大きさによって見栄えや印象が変わることがあるため、ミニや原寸大などのサイズで考えるのも良いでしょう。以下の記事にある素材も折り紙扇子に使えるかもしれません。
扇子作りにおすすめの折り紙
扇子作りにおすすめの折り紙①千代紙づくし
トーヨーの千代紙づくしは、扇子作りに最適な30つの和柄が取り揃えられています。120枚入ですので、あらゆる和柄の扇子を作ることができるでしょう。
扇子作りにおすすめの折り紙②友禅千代紙
エヒメ紙工の友禅千代紙はトーヨーの千代紙づくしよりも濃くハッキリとしたデザインが多く、映える柄を好む方におすすめです。200枚入っています。
扇子の折り方は比較的に簡単!ちょっと工夫するだけでオシャレにもなる!
折り紙で扇子を作ることは、あらゆる折り紙作品の中でも比較的簡単な方になります。第一に蛇腹折りができればある程度にはなりますので、まだ手先が不慣れな子供さんでも折ることは可能です。蛇腹折りが上手くできない時には、まず山折り・谷折り・蛇腹折りから始めてみましょう。
使用する紙は画用紙にすることで丈夫に、和風花柄を使うことでより日本っぽくなります。もちろん、和風でない花柄や洋風柄でも良いでしょう。よりリアルにするなら、ペーパークラフトもおすすめです。しかしまずは簡単なミニ扇子の折り方から作り、慣れてきた頃に柄・色・素材などの工夫をしてみると楽しめます!
折り紙は年齢問わず楽しめるものですが、その作り方にある程度の慣れがないと難しい部分もあります。しかし今回ご紹介したミニ扇子のような作り方が比較的に簡単なものから初めていけば、色々作れるようになります。指先を使う折り紙は脳にも良いと言われるため、慣れ具合に合った作り方を選んで折り紙を楽しみましょう!
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