電子レンジが温まらない時の修理代はどれくらい？故障した時の処分方法も

電子レンジが温まらない・ターンテーブルが回らない・動かない原因は？

電子レンジが温まらない・動かない原因①コンセント

電子レンジが温まらない、動かないときの原因として考えられるのは、コンセントが抜けていることが挙げられます。「電子レンジが動かない！修理しないと！」と焦る前にコンセントが抜けていないか確かめてみましょう。掃除のときにうっかり何かを引っかけているかもしれません。

まれに電子レンジ内部の処理が追い付いていないことがあります。その時は一度コンセントを抜いて5分ほど置いてから再度、挿しなおしてみましょう。内部のデータがリフレッシュされ、電源が入るかもしれません。

電子レンジが温まらない・動かない原因②庫内の汚れ

それでも電子レンジが温まらない、動かない場合は庫内が汚れていることが考えられます。修理や処分を考える前に一度電子レンジを掃除してみましょう。

掃除道具はホームセンターや100円均一などにも売っています。ですが、買いに行かなくても家にあるもので簡単に掃除ができるのです！

水100mlとお酢、またはレモン汁、大さじ1を混ぜて電子レンジで温めます。しばらく放置してから庫内を掃除すると、蒸気に含まれたお酢やレモン汁の成分で頑固な汚れが綺麗に落ちます。この方法だと匂いも落ちるので、焦げ臭さや食べ物の生臭さも一緒に綺麗にしてくれます。

電子レンジが温まらない・動かない③食品の成分

食材によっては温まりにくいものもあります。たとえばカレーなどの塩分の多いものは、塩分がマイクロ波を通しにくいため温まりにくく、時々かき混ぜる必要があります。

電子レンジのターンテーブルが回らない原因④食品の置き方

温めるものによっては、うまくターンテーブルが回らず温まりにくい場合が起こります。食品を置く場所を工夫することで、よく温まり、おいしく調理できる場合もあります。

最近では温めむらが出ないように、ターンテーブルが無いものもあります。この場合はできるだけ四角い容器を使わずに、丸いものを選びましょう。均一にマイクロ波が届き温めむらがなくなります。

温まらない原因？修理は必要？電子レンジの異音の種類

電子レンジの異音の種類①カチッカチッ

カチッカチッという音は火加減を調整する為の切り替えをしている時に鳴ります。温まらない、動かない等電子レンジに異常が起きている時におかしな音がすると気になりますが、これは故障ではありません。

電子レンジの異音の種類②ジーまたはブーン

ジーやブーンという音はレンジの稼働音です。ブーンという音が大きいときは冷却ファンに埃がたまっていることも考えられます。一度掃除機で埃を取り除いてみましょう。

電子レンジの異音の種類③ボコボコ

加熱音以外でボコボコという音がするときは、電子レンジの庫内壁面が熱膨張している音です。特に修理が必要な状態ではありません。

これらの異音だけでは特に故障にはつながりません。新品なのに上記以外の異音がする、または異音がする上に温まらない場合など、プラスなにか異変があればやはり修理が必要になってきます。まずは、お使いの電子レンジの様子をよく観察してみてください。

電子レンジが温まらない！故障か処分かの見極め方

故障か処分の見極め方①寿命は10年

電源は入っているのに動かない、庫内の掃除をしても温まらない場合はそろそろ買い替えの検討もしなくてはいけないかもしれません。一般的に電子レンジの寿命は10年と言われています。

お使いの電子レンジは購入してからどのくらいたっているでしょう？10年以上、もしくは10年近く使っている場合はそろそろ買い替え時かもしれません。

故障か処分の見極め方②やってはいけないこと

電子レンジの電源が入り、ターンテーブルが回るのに中のものが全く温まらない場合、故障が考えられる場所はもっと内部の基盤の部分が考えられます。

食品の温度を測る「赤外線センサー」、中の食品を温めるマイクロ波を発生させる「マグネトロン」や加熱動作を制御するための「インバータ」が故障していると基盤を交換することになります。

これら「赤外線センサー」「マグネトロン」や「インバータ」の交換の場合は自分で修理をするのはとても危険です。勝手に分解したりせずにプロの修理業者を頼って安全に修理してもらいましょう。

故障か処分の見極め方③販売店の保証期間を利用する

販売店により異なりますが、新品を購入すると1年～5年の保証期間がついていることがあります。加入していればこれを利用しない手はありません。販売店で原因が分からなければメーカーへも問い合わせてくれます。

処分に当たっても引き取ってもらえる場合や、処分の仕方も相談にのってくれます。保証期間であればぜひ販売店へ相談してみましょう。

電子レンジが温まらない・回らない！故障したときの修理代金の目安は？

電子レンジの修理代①赤外線センサー

赤外線センサーが故障している場合の修理代金は20,000～30,000円になります。前述しましたが、赤外線センサーとは食品の温度を測る機能です。

電子レンジの修理代②マグネトロン

マグネトロンが故障している場合の修理代金は10,000～25,000円になります。マグネトロンはマイクロ波を出す装置です。電子レンジが温まりにくい場合、考えられる故障の原因の多くはマグネトロンが原因だといわれています。

電子レンジの修理代③基盤の交換

基盤の交換をする場合の修理代金はおよそ20,000円前後です。基盤は赤外線センサーやマグネトロンなどをコントロールしています。複合的な結果温まらない場合は基板から交換する可能性もあります。

電子レンジの修理代④出張料金

修理してもらうための出張代金は5,000円前後が相場のようです。メーカーにより金額は大きく変わります。また、販売店に修理してもらう場合や設置してもらう場合でも出張費は変わります。あくまでも目安ととらえてください。

電子レンジが温まらない！メーカーごとの問い合わせ方法は？

メーカーごとの問い合わせ方法①シャープ

シャープの場合、サポートお問い合わせの項目にある故障診断ナビというサービスがあります。実際にご使用の電子レンジの型番を入力します。故障内容を順番に答えていくと対応策や、修理の場合は金額の目安を教えてくれるシステムです。

メーカーごとの問い合わせ方法②パナソニック

パナソニックもメーカーサイトに製品のサポートがあります。メニューから修理診断ナビを選択しお使いの機種を入力すると対応方法が分かります。また、温まりにくい場合の他にも異音がする場合など細かく分かれていて判りやすい仕組みになっています。

メーカーごとの問い合わせ方法③アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマの相談窓口をみます。電子レンジが温まりにくい場合や異音などは電話での対応になります。受付時間がありますので働いている方には問い合わせも難しいかもしれません。ですが祝日なども行っているようなので休みの日に連絡してみてはいかがでしょうか。

メーカーごとの問い合わせ方法④ハイアール

ハイアールは保証期間内の自然故障であれば無償で修理をしてくれるそうです。ただし、保証期間外、もしくは個人輸入などで入手した場合には保証の対象外になるようです。温まりにくい等の修理金額としては上の修理代金の目安を参考にしていただけると、そう外れた金額ではなさそうです。

メーカーごとの問い合わせ方法⑤東芝

最後に東芝を見てみましょう。こちらもお客様サポート内に電子レンジの温まらない場合などの項目が細かく分かれて記載されています。また金額の概算も表記してくれています。ほかのメーカーと比べると分かりやすい作りになっていました。修理の日程もスマホ一つでできるようです。

電子レンジが故障したときの処分方法は？

電子レンジの処分方法①粗大ごみとして出す

各自治体により処分方法や料金が違います。まずはお住いの市町村にお問い合わせください。各行政のホームページにもゴミ処理のルールは記載されています。また、ゴミ収集所にゴミ捨てのルールなどが書いていることもありますので、普通ごみを捨てる際にでも確かめてみてはいかがでしょう。

処分を回収業者に任せるよりは、行政が行っているゴミ回収に回すほうが金額的にもお得です。処理業者の中にはぼったくりもあるようなので十分注意してください。

これも自治体によりますが、粗大ゴミや家電ゴミの回収券をコンビニなどで扱っているところもあります。まずはゴミ捨てのルールを確かめて正しく処分してください。

電子レンジの処分方法②引き取りサービスを利用する

多くの販売店の場合、新品を買ったときに処分を引き受けてくれるサービスがあります。状態によっては下取りをしてくれるところも。新品を買うときに相談してみてはいかがでしょうか。

電子レンジが温まらない時には修理か処分を見極めよう！

普通の電子レンジも高性能の電子レンジも、どちらも決して安いものではありません。少しでも長持ちさせる事も念頭においておくとよいかもしれません。こちらにはお掃除のコツなど電子レンジを長持ちさせる方法が書かれています。

関連記事

電子レンジの寿命は何年？長持ちさせるコツや故障の症状・原因も！

料理をするのに便利な電子レンジの寿命あるいは耐用年数って何年か知ってい

毎日使う電子レンジですから「温まらない！」「異音がする！」となると焦ってしまいます。すぐに新品を買なければ！となる気持ちもわかりますがまずは落ち着いて、お持ちの電子レンジをよく観察してみましょう。

温まらない理由は色々あるようです。もしかしたら処分をしなくてもよいかもしれません。メーカーや販売店に相談しながら、よりお得に修理、もしくは新品が買えるとよいですね。