カーテンの裾上げの縫い方・方法は?
カーテンの裾上げのやり方①ミシンで直線縫いする
カーテンを縫って裾上げするやり方の1つ目は、ミシンで直線縫いする方法です。縫い代の折り目をつけておいたカーテンの裾を、単純に直線縫いのモードでまっすぐに縫うだけのやり方です。ミシンを持っている人なら、一番簡単で丈夫に仕上がる方法ですね。
カーテンの裾上げのやり方②手縫いでまつり縫いをする
カーテンを縫って裾上げするやり方の2つ目は、手縫いでまつり縫いをする方法です。縫い代の折り目をつけておいたカーテンの裾を、カーテンの裏側を上にした状態で、表地に縫い目の糸が出ないように縫う方法です。等間隔に縫うのが綺麗に仕上げるコツです。
まつり縫いは、縫い代に針を刺して通したら、表地を少しだけすくって縫い代の折り目も少しだけすくって縫っていく手縫いの方法です。実際のやり方は動画をチェックすると判りやすいですよ。音楽が流れるので音量にご注意ください。
カーテンの簡単な裾上げのやり方5選
簡単なカーテンの裾上げのやり方①布用両面テープを使う
簡単なカーテンの裾上げのやり方の1つ目は、布用両面テープを使う方法です。通常の紙用の両面テープと異なり、粘着力が強力で洗濯できるものもあり、簡単に裾上げできます。セリアやダイソーにも売っています。使い方は通常の両面テープと同じで、片面のテープを貼ったら剥離紙をはいで貼り合わせたら完成です。
両面テープをまっすぐ貼るコツは、先に両面テープを切ってから貼るのではなく、両面テープを少しずつ引き出しながら、カーテンに添わせて貼っていくことです。
- 1カーテンの裾を三つ折りにして、アイロンをかけておきます。
- 2三つ折りにした縫い代の裏側に、両面テープを貼ります。
- 3剥離紙を剥がして裾を貼り合わせて、完成です。
布用両面テープでカーテンを裾上げする方法
簡単なカーテンの裾上げのやり方②布用ボンドを使う
簡単なカーテンの裾上げのやり方の2つ目は、布用ボンドを使う方法です。布用ボンドは、その名の通り、布を接着するのに特化したボンドで、洗濯にも対応しています。両面テープだと貼り合わせるのに失敗しそうだと言う人は、ゆっくり貼り直しができるボンドの方が良いかもしれません。
セリアやダイソーなど、100均でも布用ボンドは販売していますが、容量がとても少ないので、カーテンのような大物を接着する際には、複数個購入するか、手芸店などで販売している容量の多い物を準備すると良いでしょう。多すぎないように薄めにつけるのが表にボンドが染みないコツです。
- 1カーテンの裾を三つ折りにして、アイロンをかけておきます。
- 2三つ折りにした部分の、隠れる部分に布用ボンドを薄く塗っていきます。
- 3裾を折り目に沿って合わせます。
- 4はみだしたボンドは乾かないうちにふき取り、全体が乾燥したら完成です。
布用ボンドでカーテンを裾上げするやり方
簡単なカーテンの裾上げのやり方③アイロン接着芯を使う
簡単なカーテンの裾上げのやり方の3つ目は、アイロン接着芯を使う方法です。本来布と布を貼り合わせて芯として硬さを持たせるための物ですが、布を貼り合わせるのにも役立ちます。もちろん洗濯にも利用可能で、カットしてアイロンをあてるだけなので簡単ですが、自分で長さなどを調整する点が少し手間でもあります。
綺麗に仕上げるコツは、厚手の接着芯を避け薄手の接着芯を使うことです。厚手の接着芯はカーテン生地が硬くなってしまい、ドレープが綺麗に出なくなってしまう場合があるからです。接着芯は、小さなものであれば、セリアやダイソーなどの100均にも販売しています。
- 1カーテンの裾を三つ折りにしてアイロンをかけておきます。
- 2折り返した部分ギリギリに収まるサイズに、接着芯をカットしておきます。
- 3三つ折りにした内側に、接着芯を挟み込みます。
- 4ゆっくりとアイロンをかけて、接着芯を貼り合わせて完成です。
アイロン接着芯でカーテンを裾上げするやり方
簡単なカーテンの裾上げのやり方④安全ピンで留めておく
簡単なカーテンの裾上げのやり方4つ目は安全ピンで留めておく方法です。仮止めしておきたい時や、引っ越しなどが多く、カーテンの裾上げを再度自分でする場合にうってつけの方法です。裏地に隠して目立たないように留めたり、カラフルでかわいい安全ピンで表地に目立つ飾りとして留めるなど自分好みにアレンジできます。
安全ピンの種類は何でもよく、カーテンの生地を通せるサイズであれば、セリアやダイソーなどの100均で販売されている物でも構いません。綺麗に見せるコツは、等間隔に安全ピンを配置することです。カーテンの重しにもなるので、カーテンがめくりあがりにくくなるという効果もあります。
- 1カーテンの裾を三つ折りにして、アイロンをかけておきます。
- 2三つ折りにした折り返しの上部分を安全ピンで少しすくい、表地にあまり針が出ないように、少しだけすくって留めます。
- 3安全ピンを10~20センチおきに留めて、完成です。
安全ピンを使ってカーテンを裾上げする方法
簡単なカーテンの裾上げのやり方⑤裾上げテープを使う
簡単なカーテンの裾上げのやり方の5つ目は、裾上げテープを使う方法です。裾上げテープは縫い代を折り返したら、境目に裾上げテープをあてて、アイロンで圧着するだけの簡単な作業です。セリアなどの100均にも売っていて種類が豊富ですが、特にカーテン用は幅が広く、粘着力も強力なので、洗濯にも向いていますよ。
綺麗に仕上げるコツは、裾上げテープをあらかじめ折り目がないように自分で伸ばしておくことです。裾上げテープは、セリアやダイソーなどの100均にも売っていますが、ズボン用など幅が狭いものが主なので手芸店で買った方が良いでしょう。
- 1カーテンの裾を三つ折りにしてアイロンをあてておきます。
- 2カーテンの裏地の、三つ折りの境目に裾上げテープをあてて端からアイロンをあてていきます。
- 3端までアイロンをあてて、圧着したら、完成です。
裾上げテープでカーテンの裾上げをするやり方
おすすめのカーテン裾上げDIYアイデアは?
DIYアイデア①洗濯なし・サイズ変更なしならテープ・ボンド・接着芯
洗濯をせず、サイズ変更をしないカーテンの裾上げに適したアイデアは、強力両面テープ、ボンド、接着芯でのDIYがおすすめです。これらは洗濯も可能ではありますが、繰り返しの洗濯にはやはり少しずつ剥がれなどが起きるため、できれば洗濯をしない方が無難です。
また、一度貼り合わせた部分は綺麗に剥がすのが困難なため、再度裾上げなどのサイズ変更を自分で行うのが容易ではないため、その後のリサイズがないのが理想です。この条件が合えば、テープやボンドは短時間で裾上げできる、簡単でおすすめな方法です。
DIYアイデア②洗濯するならミシン縫い・手縫い・強力裾上げテープで
繰り返しの洗濯をする場合の裾上げに適したアイデアは、ミシン縫い、手縫い、強力裾上げテープです。強力な裾上げテープは粘着力が高く、洗濯も考慮して作られた製品のため、洗濯にも強いです。
洗濯すると、裾上げ部分は弱くなりがちですが、ミシン縫いや手縫い、裾上げテープは洗濯の摩擦に耐えられるので、繰り返し洗濯をすることが分かっているカーテンの裾上げにはうってつけです。
DIYアイデア③仮止め・サイズ変更するなら手縫い・安全ピン
仮止めしたい時やサイズ変更をすることが分かっているカーテンの裾上げアイデアは、手縫いや安全ピンです。両面テープや裾上げテープ、ボンドは剥がすのが困難です。また、ミシン縫いの場合は自分で縫い目を解くのにかなり時間がかかる場合があり、面倒です。
手縫いや安全ピンでの裾上げの場合、縫い目を解くのは簡単で、短時間で綺麗になります。カーテンをカットせずに、余分な部分だけを何度か折り返して長さを調整し、手縫いや安全ピンで裾上げしておけば、リサイズする際に便利ですよ。
カーテンの裾上げは何センチ?
はきだし窓なら床から1センチの長さにカーテンを裾上げ
床まで窓がある掃き出し窓のカーテンの裾上げなら、床から1センチか2センチ程度になるように調整してカーテンを裾上げします。床から少し浮かせることが、床擦りによるカーテンの傷みや、埃の巻き込みを減らしてカーテンを綺麗に保つコツです。
POINT
遮光かインテリアの美しさか選んで長さを決めよう
掃き出し窓でも寝室などで、遮光性を高めたい部屋の場合は、床ぴったりに合わせたカーテンを使うこともあるでしょう。リビングなどは床を擦る長さのカーテンは見栄えも悪いので、床からほんの少しだけ浮かせた方が無難です。用途、部屋に合わせて、床に当たるようにするのか、床より少しあげるのか選んで裾上げすると良いでしょう。
腰窓なら窓枠下15センチの長さにカーテンを裾上げ
小さい窓など床まで窓がないような腰窓の場合は、窓枠に対して15センチから20センチほど下の所になるようにカーテンを裾上げします。この長さであれば、外からの光も、中からの光も、カーテンの隙間からは入ってきづらいです。
また、風などでカーテンがめくれた際にも、めくりあがりのせいで部屋の中が見えるということも起こりにくい長さになります。これより短いサイズに調整する場合は、カーテンの隙間から光が漏れやすくなったり、窓枠部分にカーテンが乗ってカーテンが汚れやすくなったりするので、注意が必要です。
裾上げの仕上がり予定サイズに12センチ足してカーテンをカットする
裾上げのためにカーテンをカットする時には、裾上げ後の仕上がりサイズよりも、12センチ長い所でカットします。これは、カーテンを裏側に折り返して、カーテンの裾を縫ったり、留めて処理するための縫い代です。
布用ボンドや、手縫い、ミシン、裾上げテープなど、裾上げの方法を問わず、12センチの縫い代分をとって、カーテンをカットしてください。
全てのカーテン裾上げ方法の共通の手順は?
カーテンの裾上げのやり方①実際にカーテンを吊って長さを調整する
カーテンの裾上げのやり方の1番目は、実際にカーテンを吊って長さを調整します。カーテンは、吊るフックの長さによって最大5センチ程度長さが前後します。このため、実際にカーテンをかけた状態で長さを自分で確認し、調整するのが美しく仕上げるコツです。
長さが決まったら、チャコペンで印をつけたり、目玉クリップや安全ピンで仕上がりサイズの長さの所に、目印をつけてから、カーテンを外します。目印をつける方法は自分のお好みの方法で構いません。
カーテンの裾上げのやり方②カーテンの長さを決めて裁断する
カーテンの裾上げのやり方の2番目は、カーテンの長さを決めて裁断します。カーテンを外してから、仕上がりサイズの印をつけた所より12センチ下の所を折って裁断するか、チャコペンなどで印をつけて裁断します。
カーテンの裾上げのやり方③カーテンの縫い代を折ってアイロンがけする
カーテンの裾上げのやり方の3番目は、カーテンの縫い代を折ってアイロンがけします。アイロンをかける前に、カーテンの洗濯表示で、アイロンの可能温度を調べておきましょう。低温でのアイロンが必要な場合は、当て布をします。これは、アイロン圧着のテープなどを使う時も同じです。
- 1カーテンの裏側を上にして置き、裾の下から2センチを折ってアイロンをかけます。
- 2更に10センチを折って、アイロンをかけたら3つ折りの縫い代の完成です。
カーテンの裾の縫い代を折る方法
カーテンの裾上げのやり方④裾上げ部分を縫う・接着して完成
カーテンの裾上げのやり方の4つ目は、縫い代を作った部分を縫ったり、接着します。自分のお好みの裾上げ方法で裾上げ部分を貼り合わせれば完成です。
自分で調整して裾上げをするのはやっぱり面倒だな、という方には、セリアやダイソーで売っているカーテンで代用してしまうのも手ですよ。こちらの記事ではダイソーとセリアのおすすめカーテンを紹介しています。
好きな方法でカーテンを裾上げして使おう!
ミシンや手縫いでのカーテンの裾上げは敷居が高く感じますが、テープや接着剤を使って簡単にDIYすることができます。自分の好きな方法で、自分でカーテンの裾上げをすれば、既製品のカーテンもインテリアにマッチしたサイズで使うことができますよ。
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