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コーヒー染めとは?

コーヒー染めとはコーヒーを使った染物

コーヒー染めとは、コーヒーを使った染め物になります。草木染めと同じような方法でコーヒーを使って行うのです。最近は洋服や小物のリメイクやDIYが流行っているので、オリジナルのものを作ろうとチャレンジする人が増えています。

コーヒー染めの方法はとても簡単で、家でもに簡単に染物が行えるということで年齢を問わずに人気があります。また、コーヒー染めの風合いも優しくてとっても魅力的でオシャレなんです。

以下記事ではTシャツのリメイクやアレンジについてまとめているので、気になる方はコーヒ染めと一緒にこちらもご参考にしてください。

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コーヒー染めのメリット

コーヒー染めの最大のメリットは材料費が安く済むというところです。このあとにコーヒー染めの手順を説明していきますが、使う材料が普段身近にあるものばかりなんです。特別材料を取り寄せる必要がなく、スーパーやコンビニに売っているものだけで染め物をすることができます。

また、完全に天然素材のみで染め物をすることできます。お肌が敏感な人や、使う素材にこだわりたい人にうってつけの染め物になります。コーヒーの出がらしを使って染めることもできるので、とってもエコな染め方の1つでもありますね。

コーヒー染めのやり方は?簡単に濃く染める方法も

コーヒー染めのやり方の手順①染め物に必要なものを揃える


コーヒー染めのやり方の手順1つ目は、染め物に必要なものを揃えることです。スーパーやコンビニで簡単に揃えられるので用意しましょう。染め物っていろいろ面倒なイメージがある人もいると思いますが、これなら簡単にできそうですね。コーヒー染めに必要なものはこちらになります。

    コーヒー染めに必要な物一覧

  • インスタントコーヒー(コーヒーの出がらしでもよい)
  • 豆乳(牛乳でもよい)
  • 染めたい物が入る大きさの鍋

コーヒー染めのやり方の手順➁布を豆乳に浸す

牛乳

コーヒー染めのやり方の手順2つ目は、染めたい布を豆乳に浸します。まずは鍋に水で3倍に薄めた豆乳を用意します。量は布が十分に浸るくらいです。そこに布を入れて、繊維のひとつひとつに浸み込ませるイメージで丁寧に浸透させていきます。この工程の手を抜くと染めムラができたり、望んだ色がでない場合があります。

布に十分豆乳が浸透したら、軽く絞り布を広げて2日程度陰干しをします。余った豆乳はもう使いません。豆乳は無いけど、牛乳が冷蔵庫に入っているという場合は牛乳で代用しても大丈夫です。豆乳や牛乳に含まれているタンパク質が重要なので、どちらでも家にある方を使うとさらに安く済みますね。

豆乳を新しく買いに行くという人は、なるべくタンパク質が多く含まれているものを選ぶとよいでしょう。パックに含有量が記載されていますので、しっかり確認して買いましょう。

コーヒー染めのやり方の手順③鍋を使ってコーヒーで布を染める

フルーツ染め

コーヒー染めのやり方の手順3つ目は、鍋を使ってコーヒーで布を染めていきます。まずは鍋にお湯を沸かします。量は染めたい布がしっかり浸かるくらい用意しましょう。あまりに少ないと染めムラの原因になります。沸騰したらインスタントコーヒーを入れます。

基本は水1リットルに対して大さじ3杯ですが、インスタントコーヒーの量で色の濃さを調節できますのでそこはお好みで入れてください。普段から頻繁にドリップコーヒーを飲む人は出がらしを使っても大丈夫です。量はおおよそ布の倍の量を用意しましょう。

コーヒーを入れたら鍋に布を入れて軽く煮込みます。布が均一に染まってきたら塩を大さじ1杯入れます。そして火を止めて完全に冷めるまでしばらく放置します。塩には色止めの効果があります。ですので、布にコーヒーが浸み込む前に入れてしまうとうまく染色がでませんので、入れるタイミングに注意しましょう。

コーヒー染めのやり方の手順④すすぎ洗いをして陰干しする


コーヒー染めのやり方の手順4つ目は、布をすすいで陰干しをします。冷めた布を鍋から取り出し、軽くすすぎ洗いをします。このとき完全に水の色が透明になるまですすがなくて大丈夫です。軽く色が残る程度でOKです。すすぎが終わったら布をしっかり絞って干していきます。

干すときは必ず陰干しをしましょう。日光があたると染めムラができてしいます。陰干しをして染めた布がしっかり乾いたら完成です。

染色を濃く出したい場合はコーヒーの量を増やす

染色を濃く出したい場合はコーヒーの量を増やしましょう。水を減らしたやり方でも良いですが、手順で説明した通り染めムラの原因になってしまうので、コーヒーを増やす方法の方が簡単に染色を濃くできます。何回か挑戦して自分の好みの濃さを探していくのも楽しそうですね。

コーヒーの出がらしで量を調整するのは難しいので、濃い染色の布を作りたい場合はインスタントコーヒーを用意した方が簡単です。

コーヒー染めの色止め方法は?

コーヒー染めの色止めの方法①簡単に色止めしたい時はミョウバンや酢を使う

コーヒー染めの色止めの方法1つ目は、ミョウバンや酢を使うことです。塩を色止めに使っていますが、頻繁に洗濯をするとどうしても色落ちしてしまいます。色が変わっていくのも染物の楽しみのひとつではありますが、長く持たせたい場合は塩をいれるタイミングでミョウバンか酢を大さじ1杯入れましょう。

家に酢がある場合はそれを使う方が安く済みますが、ミョウバンの方が色がきれいに留まる場合が多いようです。大体スーパーの自家製漬物コーナーに置いてあり、比較的手に入りやすいですし値段も安いので、コーヒー染め専用に購入してもいいかもしれません。

コーヒー染めの色止めの方法➁市販の色止め剤を使う


コーヒー

コーヒー染めの色止めの方法2つ目は、市販の色止め剤を使うことです。色止め剤を使うと淡い色の染色の布でもしっかり色止めできます。値段もそれほど高くありません。しかし、天然のものだけを使いたいという人や、様々な布を使って染め物をしたいという人は1つ目で紹介したミョウバンや酢の方が良いでしょう。

市販の色止め剤は使う布によって使用する種類や量が異なってきますので、いちいち確認するのがとても面倒です。その分しっかり色止めできるということでもあるので、ご自分に合わせたものを使うようにしましょう。

コーヒー染めにおすすめの布の素材は?

おすすめの布の素材はタンパク質の多いウールや絹

コーヒー染めにおすすめの布の素材は、タンパク質の多いウールや絹です。手順にもありましたように、染め物にはタンパク質が重要です。これがないとうまく染めることができません。その為に豆乳や牛乳に一回浸して布にタンパク質を浸透させているんですね。

ウールや絹はもともと動物性のタンパク質が多く含まれている布ですので、よりコーヒー染めに向いています。どの布にしようか迷ったら、これらを選んでみると失敗がなさようですね。

綿や麻でも処理をすればキレイに染まるのでおすすめ

コーヒー染めには綿や麻もおすすめです。綿や麻には植物性タンパク質が含まれています。ウールや絹に比べるとやや劣りますが、しっかり豆乳や牛乳に浸してあげるとキレイに染まります。また、綿や麻の方が比較的安く簡単に手に入るので好きな素材感で選ぶのもいいですね。

コーヒー染めの注意点は?

コーヒー染めの注意点①ポリエステルの布は使用しない

注意

コーヒー染めの注意点1つ目は、ポリエステルの布を使用しないということです。ポリエステルは合成繊維ですので、コーヒー染めには向いていないんです。しかし、最近のTシャツなどはポリエステルが含まれているものが多いので、コーヒー染めをする際はなるべく綿を多く使っている布を使うようにしましょう。

コーヒー染めの注意点➁鍋を焦がさないようにする

コーヒー染めの注意点2つ目は、鍋を焦がさないようにすることです。焦げてしまうとせっかくのコーヒー染めが台無しになってしまうので、火力を調整したり鍋底に布が付かないように箸で混ぜるなどするようにしましょう。

コーヒー染めの注意点③干すときは必ず陰干しにする

コーヒー染めの注意点3つ目は、干すときは必ず陰干しにすることです。染め物全般に言えるのですが、日光に当てると色落ちしてしまいます。日向に置いてある本の色が抜けていくのと同じ感じです。コーヒー染めは特にその風合いが好まれるところなので、必ず陰干しするようにしましょう。

それでも少しづつ色が落ちてきたら、また染め直すのものありです。布であれば1度洗剤を使って洗濯します。こうすることによって布に残っている色止めを落とします。そして最初に染めたやり方と同じように豆乳に浸すところから始めましょう。

コーヒー染めの注意点④洗濯物は別々にする

注意

コーヒー染めの注意点4つ目は、洗濯物は別々にするということです。Tシャツなど服を洗濯する際は必ず別にするようにしましょう。しっかり色止めをしていても、色移りしてしまうことがあります。これはコーヒー染めをした色が他の布に移る場合もありますし、逆に他の色が染めた布に移ってしまう場合もあります。

白いものが茶色くなってしまうのも嫌ですが、せっかくキレイに染まったのにデニムの色が移ってしまうなどしたらへこみますよね。思わぬ事故が起きないようにしっかり分けましょう。

コーヒー染めで自分だけのアイテムを作ろう!

コーヒー染めは材料を揃えるのが簡単なので、是非自分だけのアイテムを作ってみませんか。今回紹介した布を染める以外にも、紙や木も簡単に染めることができるんですよ。濃い色合いのものや薄い色合いのものを組み合わせると、きっとオシャレなアイテムを作ることができます。

また、上級テクニックとして、絞り染めやグラデーションみたいに染める方法もありますので、何回もチャレンジして自分だけのコーヒー染めの布を作ってみてください。


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