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ゴム跳びとは?

昔に流行った子どもの遊び

子ども

現代の大人たちが子どもの頃は外で遊ぶことが多く、その中の一つに「ゴム跳び」がありました。住んでいる地域によってルールや呼び方も異なりますが、長く連ねた輪っかになっているゴムを使って、基本的には3人以上で行う遊びです。もちろん、工夫をすれば1人や2人でも遊ぶことができます。

ゴム跳びは、地域によっては「段跳び」とも呼ばれています。名前は異なっていても、遊び方やルールはほとんど同じです。ゴム跳びをするにはゴムを両サイドで持って固定する必要があるのですが、人数が少ない場合は木や棒、室内なら椅子や机の脚にひっかけて遊ぶことができます。

使う物はゴムだけなので、室内でも屋外でも遊べますし、遊び方次第では大人も子どもも楽しめる素晴らしい遊びです!限られたスペースで遊べるので、場所に困りません。ゴムなら100円ショップでも購入できますから、程よい長さになるまでゴムを結んでいき、遊んでみましょう。作り方については後ほど解説していきますね。

ゴム跳び(段跳び)のルール

ゴム跳びのルール1つ目は3回失敗したら持ち役を交代することです。人数が足りない時は公園の遊具や柱にゴムをひっかけて遊べるため、一人でもできることから、家でゲームをするよりもずっと体に良く、飛び方次第ではかなり体力を使います。大人の体力で挑戦してみると、ものすごい運動量になります。

ゴム跳びのルール2つ目は「レベル」です。レベルとは、最初はくるぶしのと同じ高さの初級からスタートし、ゴムの高さをどんどん上げていくことです。初級を全員クリアしたら、次は中級で膝の高さまで上げます。中級の次はお尻と同じ高さになり、どんどん難易度が増していきます。

遊びというより、オリンピックの種目のような「レベル」というルールですが、他にも飛ぶ順番、飛び方はどうするか?を皆で相談して決めることができます。いかにゴムを揺らさず、上手に飛べるか?を競うのも面白さの1つです。

ゴム跳びの遊び方3選

ゴム跳びの遊び方①グーパーグー


ゴム跳びの遊び方1つ目は「グーパーグー」です。やり方は「グー・パー・グー・踏む・パー・ねじる・グー・飛んで一歩出る・足に引っ掛ける・後ろに下がって飛ぶ」です。グーパーグーという名前だけあって、チョキが入る地域のルールもあれば、グーの代わりに片足跳びにするルールもあります。

片足跳びはバランス感覚がないと上手く飛べないため、両足で飛ぶよりも難しいです。みんなが飽きてきた時、ゲームを盛り上げるのに使うのも良いでしょう。グーパーと足を開いたり閉じたりするのも、かなり体幹を使います。子どもも大人も体力をつけるにはかなり効果的だと思います。

「グーパーグー」を盛り上げる時に、歌を入れてみるのも楽しさが倍増するようです。歌も地域によってバラエティが豊かなようですが、ここでは「キャンロップの歌」を紹介します。

    キャンロップの歌

  1. 1キャーン キャーン キャンロップ
  2. 2キャステラ キャンディ キャンロップ
  3. 3キャーン キャーン キャンロップ
  4. 4グリコの アイスキャンディ!

ゴム跳びの遊び方②ノータイム

ゴム跳びの遊び方2つ目はノータイムです。ノータイムは基本的に足を引っかける技が多く、難易度はかなり高いです。クリアしたら、高さを上げていくというルールなので、上級者向けともいえます。頭も体も使うので、体があたたまり、冬には特におすすめの遊びです。

一人ずつ飛んでいくのも面白いですが、家族連れで集まって遊ぶなら親子でチームを組み挑戦していくのも面白いです。子が失敗したら親が体を張って飛び続けます。より長い時間上手に飛んでいられた方の勝ち!と決めて遊ぶのも良いです。

ノータイムは地球や人工衛星と名付けられた飛び方もあります。下記の動画ではノータイムの飛び方を紹介していますので、チェックしてみてくださいね。

ゴム跳びの遊び方③歌でリズム跳び

ゴム跳びの遊び方3つ目は歌でリズム跳びです。ゴム跳びは基本的にリズミカルに跳ぶ遊びなので、歌に合わせて飛ぶことができます。昔はCMの歌さえ遊び歌の1つになっていたようですが、初心者には「カエルの合唱」や「おさるのかごや」など歌いやすいものがおすすめです。歌い終わった人から抜けていくのも面白いですね。

この他にも、「春の小川」や「アルプス一万尺」、「走ろう仔馬よ」など様々な歌があるので、皆が好きな歌を選ぶのも良いでしょう。「おさるのかごや」のように、大人も子どもも皆が知っている歌だと、さらに盛り上がりますね。ちなみに、10回飛んだことを数える面白い歌があります。


    10を数える面白い歌

  1. 1いちじく
  2. 2にんじん
  3. 3さんまの
  4. 4しっぽ
  5. 5ゴリラの
  6. 6ろっこつ
  7. 7菜っ葉
  8. 8葉っぱ
  9. 9腐った
  10. 10豆腐

単語の冒頭がちゃんと数字になっていることに気が付きましたか?子どもは面白い歌だとさらに盛り上がるかもしれませんので、こんな歌を使うのも良いでしょう。

ゴム跳びでおさるのかごやの歌とは?

「おさるのかごや」はゴム跳び(ゴム段)の有名な歌

猿

「おさるのかごや」はゴム跳びの中でもとても有名で、昔から親しまれている歌です。「えーっさえーっさえっさほいさっさ、おさるのかごやだほいさっさ」という歌詞に合わせてゴム跳びをします。歌詞やメロディーをよく知らない方は、上記の動画で聴いてみて下さい。

子どもとおじいちゃん・おばあちゃんも一緒に楽しめる!

高齢者

「おさるのかごや」は、昔から手遊び歌としても親しまれてきました。そのため高齢者にも親しみがあることから、高齢者向けの脳トレとしても使われています。高齢者には歌いながら手拍子を打ってもらい、子どもはそれに合わせてゴム跳びをしてみると、お互いに楽しむことができて良いかもしれませんね。

おさるのかごやは、JR小田原駅の東海道線ホームの発車メロディーにもなっています。市民からの提案がきっかけだったこともあり、国民にとても親しみのある曲だということが分かります。

実際の歌詞には「小田原提灯ぶらさげて~」と歌われており、小田原にもなじみのある歌のようです。小田原では「えっさホイおどり」という、おさるのかごやに関連したイベントも行われており、日本国民から愛されている曲であるため昔の遊びとも切っても切れない理由が良く分かりますね。

ゴム跳びのゴムの作り方は?


「ゴム跳び」用のゴムの作り方

ゴムの作り方にも色々ありますが、100均のもので安く済ませたり、カラーゴムでかわいい色合いにするのもアリです。輪ゴムを使うとすると、だいたい50個で120メートルくらいのものが出来上がります。

    「ゴム跳び用」ゴムの作り方

  1. 1輪ゴムを2つ重ねて持ち手を作ります。
  2. 2重ねた輪の中に、さらにゴムを通して引っ掛けます。
  3. 3新しくできた輪の中に次のゴムを通します。通したら折りたたんで、同じように新しくできた輪の中に次のゴムを通します。これを何度も繰り返してください。
  4. 4作りたい長さに仕上がったら、反対側の持ち手を作ります。ほどけないよう、最後はゴムを2つ重ねてしっかり結びます。

ゴム跳びとゴム作りの効果

ゴム跳びのゴムは、自分で作るところも楽しさの1つです。夏休みの自由研究で昔の遊びを調べて、ゴム作りをやってみるというのも面白いかもしれませんね。作り始めると案外夢中になるので、ゴムを自分で作るところから始めてみるのも集中力が高まりおすすめです。

ゴム跳びの効果としては、外遊びの1つということもあり体力向上に大きな期待が持てます。実際に東京都江戸川区では、全ての小学校でゴム跳びや鬼ごっこのような昔の外遊びを授業の合間に取り入れており、その背景には試験的に外遊びを取り入れた学校の体力テストの平均成績が向上したこと挙げられるようです。

ゴム跳びで使える技3選

ゴム跳びで使える飛び方・技①片足跳び

ゴム跳びで使える飛び方・技1つ目は片足跳びです。両足で跳ぶより難易度は高いですが、意外と高く跳ぶことができます。単純にケンケンをする遊び方もあります。片足がまだ難しい2~3歳児の場合、両足跳びでも十分発達の力になります。

2歳児にはどんな遊びが向いているのか、こちらの記事でも発達の特徴と合わせて紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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ゴム跳びで使える飛び方・技②側転越え

ゴム跳びで使える飛び方・技2つ目は側転越えです。側転の練習にもなりますが、ゴムが体に当たってしまいますね。側転越えの場合はゴムが当たっても大丈夫で、とにかくゴム超えることを目標にしましょう。側転が得意な方は、さらにゴムの位置を高くしていくと良いです。

最近では、小学生だけではなく5歳ほどの園児でも側転ができる子はいますよね。 高い位置であればあるほど、越えた時は達成感が生まれます。普通に側転をするよりも楽しく、本人のモチベーションも上がるのでゴム跳び発表会を設けて側転を披露するのも面白いかもしれませんね。

ゴム跳びで使える飛び方・技③ゴムくぐり

ゴム跳びで使える飛び方・技3つ目はゴムくぐりです。これは小さなお子さんの方が得意かもしれません。段を下げるごとに難易度が上がるので、飛ぶのに飽きたらくぐってみましょう。くぐり方にルールはないので、皆で話し合ってルールを決めるのも面白いと思います。

例えば、くぐり終わった後は何かポーズを取ること!なんてルールにしても面白いですね。特に小さいお子さんであれば表現遊びにもなりますので、くぐり終わったら仮面ライダーのポーズやってみよう!と提案してみてはどうでしょうか。くぐり方プラス表現遊びで、楽しさは倍増です。

「おさるのかごや」に合わせてダンスをしながらくぐる、というのも面白い提案かもしれません。また、歌が終わるまでにくぐり終えてみよう!というルールも臨場感があってワクワクしますよね。

おさるのかごやを歌いながらゴム跳びに挑戦して遊びにレパートリーを!

ゴム跳び一つとっても、色々な遊び方や技があります。少人数からでも楽しむことができ、工夫次第ではさらに楽しめる遊びです。最近体を動かしてない大人の方、遊びのレパートリーが少なくなった子どもたちにピッタリの遊びです。この機会にぜひ遊んでみましょう!


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