2019年のカレンダー問題|平成から新元号の発表時期や元号変更日は?
2019年のカレンダー問題①平成から新元号の発表時期は4月1日
1つ目の2019年のカレンダー問題として話題になっているのは「新元号の発表時期」です。新元号の発表時期は2019年4月1日(月)となっています。4月1日以降の時期も候補となっていましたが、年金やその他の手当の支給への影響、各企業のシステムの改修作業への影響を考慮して2019年4月1日になりました。
また、新元号の発表が新元号の変更まで1ヶ月を切った4月1日以降の時期になると、Windowsのソフト改修が間に合わないことも一つの要因として挙げられています。
2019年のカレンダー問題②新しい元号への変更日は5月1日
2つ目の2019年のカレンダー問題として話題になっているのは「新しい元号への変更日」です。平成から新しい元号への変更日はこどもの日などの連休がある5月で、具体的な日程は2019年5月1日(水)となっています。
年明けの1月1日や会計年度だと年度替わりの4月1日の方がキリの良さを感じる方も多くいらっしゃいますが、1月1日から1月2日には皇族行事があり天皇陛下がご多忙であること、4月1日には統一地方選挙があることから5月1日になったと言われています。
2019年のカレンダー問題|祝日の変更や追加は?
2019年のカレンダーで変更される祝日は天皇誕生日
2019年のカレンダーで変更される祝日は天皇誕生日です。平成時代は12月23日が天皇誕生日でしたが、新元号になってからの時代は新しく天皇陛下に即位される皇太子さまのお誕生日である2月23日が天皇誕生日になる見通しです。
ただし、元号が変更されるのは5月1日ですので、新元号への変更前に新しく天皇陛下となられる平成時代の皇太子さまのお誕生日が来ます。このため、2019年に限って天皇誕生日がカレンダーからなくなることになっています。
2019年のカレンダーで追加される祝日①退位と即位に関わる祝日
1つ目の2019年のカレンダーで追加される祝日は「天皇陛下の退位と即位に関わる祝日」です。2019年4月30日に天皇陛下が退位されて、翌日となる2019年5月1日に平成時代の皇太子さまが新天皇として即位されます。
このため、天皇陛下が退位される2019年4月30日(火)が「退位の日」、新天皇陛下が即位される翌日の2019年5月1日(水)は「即位の日」という祝日として2019年のカレンダーに追加されています。
2019年のカレンダーで追加される祝日②即位礼正殿の儀の日
2つ目の2019年のカレンダーで追加される祝日は「即位礼正殿の儀」が開かれる日です。具体的な日付は2019年10月22日(火)で、2019年のみの祝日となります。
ちなみに、即位礼正殿の儀とは天皇陛下が即位なさってから公式で最初に内閣総理大臣や最高裁判所の長官など国民のトップと言われる方々にお会いになる儀式や、国民へ新天皇として即位されたことを披露される儀式などの一連の儀式のことです。
2019年のカレンダー問題による影響は?
2019年のカレンダー問題による影響①カレンダー業界への影響
1つ目の2019年のカレンダー問題による影響は「カレンダー業界への影響」です。一般的にカレンダーは1年かけて制作されることが多く、2019年のカレンダーは本来であれば2017年から制作に着手されます。しかし、元号変更の発表に伴い制作作業をストップさせている中小企業が多くなっています。
このため、新元号の発表後に大手カレンダー制作会社が新元号のカレンダーを販売することになると太刀打ちできないという声が多く挙がっています。一方で、新しい元号の発表を待つのは不謹慎だという声もあることから、あえて平成表記のカレンダーを制作する会社もあるなどさまざまな対応がなされています。
2019年のカレンダー問題による影響②免許証の有効期限
2つ目の2019年のカレンダー問題による影響は「免許証の有効期限」です。免許証に現在「平成31年6月1日まで有効」といったように、新元号に変わる2019年5月1日以降の日付が書かれている方は、ご自分で新元号での年数を計算する必要が出てきます。
このため、今年の5月1日以降が有効期限の方は、表記されている元号表記の年から30年を引いて新元号での年を把握しておく必要があります。
ただ、警察庁の発表によると今回の元号変更に伴い2019年3月以降に発行や更新された免許証は西暦表記にされることになったので、ご自分で有効期限の計算が必要になるのは次回の免許更新までとなります。
2019年のカレンダー問題による影響③印刷関連企業の株価
3つ目の2019年のカレンダー問題による影響は「印刷関連企業の株価」です。最近では、紙を使うことなくパソコン内だけで事務処理を済ませることも増えていますが、役所や金融機関では紙媒体がメインとして使われています。
このため、即位の日が決まった日には新元号への変更に伴う印刷物の入れ替えによる需要の高まりが期待され、印刷会社やインクを取り扱う企業をはじめとする印刷関連企業の株価が上昇しました。
2019年のカレンダー問題による影響④ゴールデンウィーク
4つ目の2019年のカレンダー問題による影響は「ゴールデンウィーク」です。先ほどご紹介したように、新元号への改元に合わせて2019年は4月30日に「退位の日」、5月1日に「即位の日」が祝日として加わることになりました。
これに伴い即位の日の翌日である5月2日(木)も休日になることに決まりましたので、2019年のゴールデンウィークは土日を含めて4月30日から5月6日までの10連休となる見通しです。
10連休になったことで、時給換算で働かれている人たちの収入が激減したり、サービス業の人手不足がより深刻化したりとさまざまな影響が懸念されています。しかし、一方で海外旅行を提供する旅行会社や記念品を販売する小売業回では盛り上がりを見せています。
そもそも元号とは?元号の条件についても
元号とは年につけられる名前のこと
元号とは「年につけられる名前のこと」です。年号とも言い、日本では天皇陛下が即位された時から新しい元号が使われることになっています。このため、必ず1月1日から始まる西暦とは違って、今回の平成から新元号への変更のように1年の途中から始まる場合もあります。
なお、これまでの元号で使われた漢字は72種類ありますが、多い順に5つ並べると以下の通りとなっています。SNS上ではさまざまな予測をして楽しまれていますので、2019年4月1日の発表まで予想を楽しまれてみてはいかがでしょうか。次の項目では元号の条件もご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
- 永:29回
- 元、天:27回
- 治:21回
- 応:20回
これまでの元号で使われた漢字と回数
元号の条件は国民の理想にふさわしいかどうかや漢字2文字などの6つ!
元号の条件には、以下の6つの条件が掲げられています。なお、平成時代の後の新元号については1文字15画以内にする方針が明らかにされています。ちなみに「国民の理想としてふさわしいような意味を持つもの」とありますが、平成は「国内外や天地の平和が達成される」という意味が込められていました。
また、「これまでに元号または諡(おくりな)として用いられていないこと」とありますが、諡(おくりな)とは人が亡くなったときに生前の良い行いを元に付けられる名前のことです。
- 国民の理想としてふさわしいような意味を持つもの
- 漢字2文字で作られたものであること
- 書きやすいこと
- 読みやすいこと
- これまでに元号または諡(おくりな)として用いられていないこと
- 俗用されていないこと
元号の条件
2019年のカレンダー問題を考慮して1年間の予定を立てよう!
この記事では、2019年のカレンダー問題として話題になっている平成から新元号の発表時期や変更される祝日などについてご紹介しました。いかがだったでしょうか。
平成から新元号に変わることで、天皇誕生日のように変更される祝日や追加される祝日があります。今回ご紹介した2019年のカレンダー問題を考慮して、旅行など1年間の予定を立ててみてくださいね。
なお、以下の記事ではダイソーやセリアといった100均で販売されているカレンダーが19種類紹介されています。100均には、卓上や壁掛けなどのカレンダーをはじめ、ポスター型や塗り絵型などさまざまなタイプのカレンダーが販売されています。ぜひお好みのカレンダーをゲットして今年の計画に役立ててみてくださいね。
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