ことわざってそもそもどんなもの?
ことわざとは①昔から言い伝えられる教訓を短い句で簡単に表現している
ことわざとは、「昔から言い伝えられている教訓を短い句で表現していることば」です。先人の伝えてきたことわざは、風化することなく受け継がれています。先人の教えや知恵は、普遍的な面を持ち、心を強く打ちます。ことわざは、私たちが生きていく上での大切な教訓となっているのです。
ことわざとは②比喩表現を用いて注意を与える
ことわざは、比喩表現を用いて私たちに注意を与えてくれます。失敗したり、過ちを犯さないよう、前もって「用心するように!」と伝えてくれています。
ことわざを知っていると得する理由は?
ことわざを知っていて得すること①教養と語彙力が高まる
ことわざを知っていて得すること1つ目は、「教養と語彙力が高まる」ということです。先人たちの知恵や体験は、おばあちゃんの知恵袋のように生活のコツを知ることができます。また、ことばの意味を調べることで自分の語彙力を高めることにも繋がります。
ことわざを知っていて得すること②上手に用いて人の関心を引くことができる
ことわざを知っていて得すること2つ目は、「上手に用いて人の関心を引くことができる」ということです。ビジネスシーンや日常会話の中でことわざが出てくると「私も会話の中で使ってみたい」と思ったことはありませんか?使い方を習得している人のいろいろなことわざを耳にすると、「素敵だな」と感じるものです。
ことわざを会話の中で乱用したり、意味を知らずに使ってしまうと、相手に「嫌味を言われてる」と思われてしまう恐れもあります。例えば「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」ということわざは、自分の狭い見解だけで物事を判断する人に対して使いますが、独りよがりな人を戒める時に使うことわざですので注意が必要です。
物事が上手くいくことを例えたことわざ6選
有名・簡単・人気!よく使うことわざの例文・一覧①犬も歩けば棒に当たる
物事が上手くいくことを例えた有名・簡単・人気のよく使うことわざ1つ目は、「犬も歩けば棒に当たる」です。棒に行き当たるということは、「取柄がなくても、やっているうちに利益を得られる幸運に巡り合う」という意味です。例文と一覧は下にまとめています。
また、「犬も歩けば棒に当たる」は、自分に関係のないことや、求められてもいないことに対して積極的に行動すると「災難に遭うことが多い」という意味もあります。
有名・簡単・人気!ことわざの例文・一覧②終わりよければすべて良し
物事が上手くいくことを例えた有名・簡単・人気のよく使うことわざ2つ目は、「終わりよければすべて良し」です。「物事の過程でたとえ失敗しても結果が良ければ全てが良かったことになる。最後の締めくくりが大切」という意味です。途中で失敗しても良好な結果であれば、高い評価へと繋がりますよね。
有名・簡単・人気!よく使うことわざの例文・一覧③果報は寝て待て
物事が上手くいくことを例えた有名・簡単・人気のよく使うことわざ3つ目は、「果報(かほう)は寝て待て」です。「幸運は焦らなくても気長に待っていればやってくる」という意味です。果報とは、前世での行いの結果として現世で受ける報いのことで、善悪どちらも意味します。悪い行いは悪い結果をもたらすということです。
POINT
「果報は寝て待て」類語・反対語
類語「待てば海路(かいろ)の日和(ひより)あり」 反対語「蒔かぬ種は生えぬ」・・・努力しなければ成果は得られないという例え
有名・簡単・人気!よく使うことわざの例文・一覧④怪我の功名
物事が上手くいくことを例えた有名・簡単・人気のよく使うことわざ4つ目は、「怪我の功名」です。怪我は失敗・間違いを表し、功名は手柄を立てることです。「思いがけずしてしまった悪い事や何気ない行いが、意外にも良い結果を出す」という意味です。
有名・簡単・人気!よく使うことわざの例文・一覧⑤棚から牡丹餅
物事が上手くいくことを例えた有名・簡単・人気のよく使うことわざ5つ目は、「棚から牡丹餅(ぼたもち)」です。「苦労しなくても思いがけない幸運に巡りあうこと」を意味します。
POINT
「棚から牡丹餅」類語
「鰯網(いわしあみ)へ鯛(たい)がかかる」「兎(うさぎ)の罠に狐(きつね)がかかる」
有名・簡単・人気!よく使うことわざの例文・一覧⑥笑う門には福来る
物事が上手くいくことを例えた有名・簡単・人気のよく使うことわざ6つ目は、「笑う門には福来る」です。「笑いが絶えない明るい家庭には、自然に福がやってくる。苦しくても、前向きな態度が幸せを引き寄せる」という意味です。
POINT
「笑う門には福来る」類語
「和気(わき) 財を生ず」
- 1犬も歩けば棒に当たる:思いがけない幸運に恵まれる
- 2終わりよければすべて良し:過程で失敗しても結果が良ければいい。締めくくりが大切。
- 3果報は寝て待て:幸運は焦らなくても気長に待っていればやってくる
- 4怪我の功名:過ちや何気ない行動がいい結果を生むこと
- 5棚から牡丹餅:苦労しなくても思いがけない幸運に巡りあうこと
- 6
【一覧】物事が上手くいくことを例えたことわざ
- 1犬も歩けば棒に当たる:久々に宝くじを買ったら、3万円当たっちゃった!犬も歩けば棒に当たるって感じでびっくりしたよ。
- 2終わりよければすべて良し:失敗ばかりで一時はどうなるかと思いました。でも、終わりよければすべて良しってことですよね。
- 3果報は寝て待て:今までずっと明日のために頑張って取り組んできた。果報は寝て待てと言うし、焦らずにいつも通り過ごそう。
- 4怪我の功名:道に迷ってしまったが、怪我の功名でコーヒーの美味しい店を見つけることができた。
- 5棚から牡丹餅:抽選券で福引きをしたら、1等の10万円分旅行券が当たってびっくり!棚から牡丹餅だよ。
- 6笑う門には福来る:A子の家族って仲良しだし、いつも笑顔で楽しい雰囲気だよね。笑う門には福来るって感じだね。
- 7笑う門には福来る:笑いが絶えない明るい家庭には、自然に福がやってくること
【例文】物事が上手くいくことを例えたことわざ
物事が悪くなることを例えた有名なことわざ3選
有名なことわざの例文・一覧①一難去ってまた一難
物事が悪くなることを例えた有名なことわざ1つ目は、「一難去ってまた一難」です。「一つの災難を切り抜けたと思ったら、また別の災難に襲われ、次々と災難が襲ってくること」を意味します。例文と一覧は下にまとめています。
POINT
「一難去ってまた一難」類語
「虎口(ここう)を逃れて竜穴(りゅうけつ)に入(い)る」
有名なことわざの例文・一覧②化けの皮が剥がれる
物事が悪くなることを例えた有名なことわざ2つ目は、「化けの皮が剥がれる」です。「隠していた素性や真相が露顕して、正体がばれてしまうこと」を言います。類語のことわざ「馬脚を露(あらわ)す」も、「悪事が明らかになる」という、悪い意味で使われます。
POINT
「化けの皮が剥がれる」類語
「馬脚を露(あらわ)す」
有名なことわざの例文・一覧③身から出た錆
物事が悪くなることを例えた有名なことわざ3つ目は、「身から出た錆(さび)」です。「自分自身の過ちが原因となって、不幸な目に遭うこと」を意味します。
POINT
「身から出た錆」類語
「平家を滅ぼすは平家」
物事が悪くなることを例えた教訓のことわざ3選
教訓のことわざ例文・一覧①蟻の穴から堤の崩れ
物事が悪くなることを例えた教訓のことわざ1つ目は、「蟻の穴から堤(つつみ)の崩れ」です。「ほんの小さな油断や注意が行き届かなかった点が、取り返しのつかない大事を引き起こす」という例えです。気の緩みを戒めたことばで、「油断大敵」とも言います。慎重に行動することは大切ですね。
POINT
「蟻の穴から堤の崩れ」類語
「蟻の一穴(いっけつ)天下の破れ」「千丈(せんじょう)の堤も蟻の一穴から」
教訓のことわざ例文・一覧②大吉は凶に還る
物事が悪くなることを例えた教訓のことわざ2つ目は、「大吉は凶に還(かえ)る」です。それ以上の吉がないことから、「大吉までいくと、かえって凶に近づく」という意味です。好調だと思っていても、油断したり安心はできないという教訓です。幸運はほどほどが良いということですね。
POINT
「大吉は凶に還る」類語
「最上は幸福の敵」
教訓のことわざ例文・一覧③悪妻は百年の不作
物事が悪くなることを例えた教訓のことわざ6つ目は、「悪妻は百年の不作」です。「悪妻は、夫のみならず子孫にまで悪い影響を及ぼすものであることから、妻を選ぶときは慎重に」という教えです。
POINT
「悪妻は百年の不作」類語
「悪妻は家の破滅」
- 1一難去ってまた一難:一つの災難を切り抜けたと思ったら、また別の災難に襲われる
- 2化けの皮が剥がれる:隠していた素性や真相が露顕して、正体がばれてしまうこと
- 3身から出た錆:自分自身の過ちが原因となって不幸な目に遭うこと
- 4蟻の穴から堤の崩れ:小さな油断が、取り返しのつかない大事を引き起こす
- 5大吉は凶に還る:好調だと思っていても、油断したり安心はできないということ
- 6悪妻は百年の不作:悪妻は、夫のみならず子孫にまで悪い影響を及ぼすものであること
【一覧】有名・教訓|物事が悪くなることを例えたことわざ
- 1一難去ってまた一難:昨日、転んで捻挫したんだけど、一難去ってまた一難で、今日は料理で火傷しちゃった。
- 2化けの皮が剥がれる:面接の時は好印象の鈴木さんだったが、入社後1週間で化けの皮が剥がれた。
- 3身から出た錆:夏休みに遊びすぎて成績が下がったせいで、受験校のランクを落とすことになった。身から出た錆だな。
- 4蟻の穴から堤の崩れ:蟻の穴から堤の崩れって言うし、君のそのミスは無視できないな。
- 5大吉は凶に還る:今年のおみくじは大吉を引いたけど、大吉は凶に還るって言うし、慎重に行動しよう。
- 6悪妻は百年の不作:悪妻は百年の不作って言うから、結婚相手は慎重に選んだ方がいいよ!
【例文】有名・教訓|物事が悪くなることを例えたことわざ
動物が使われていることわざ6選
動物が使われていることわざの例文・一覧①猫に鰹節
動物が使われていることわざ1つ目は、「猫に鰹節(かつおぶし)」です。猫の好物である鰹節を猫の傍に置くということから、「過ちが起こりやすい、油断できない状況」の例えで使われます。例文と一覧は、下にまとめています。
猫に関することわざには、「猫に小判」「猫の手も借りたい」といった、よく知られていることわざの他に「猫も跨いで通る」「猫が肥えれば鰹節が痩せる」と言った面白いことわざもあります。前者は猫も無視するほど美味しくない魚という意味で、後者は一方が得をすると、他方が損をするという例えで使います。
POINT
「猫に鰹節」類語
「猫に魚の番」「狐に小豆飯(あずきめし)」
動物が使われていることわざの例文・一覧②犬の遠吠え
動物が使われていることわざ2つ目は、「犬の遠吠え」です。弱い犬が相手から遠く離れたところで吠え立てることから、「臆病者や弱者が勝ち目のない相手のことを陰で悪口や批判をいうこと」を言います。犬に関することわざには、「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ」や「犬の川端(かわばた)歩き」「犬に論語」等があります。
動物が使われていることわざの例文・一覧③兎の上り坂
動物が使われていることわざ3つ目は、「兎の上(のぼ)り坂」です。「物事がいい条件に恵まれて進んでいくこと。とんとん拍子。」のことを言います。
動物が使われていることわざの例文・一覧④牛に引かれて善光寺詣り
動物が使われていることわざ4つ目は、「牛に引かれて善光寺詣り(ぜんこうじまいり)」です。「予想外の出来事や他人の誘いによって、良い方向に導かれること」の例えです。故事がもとになっています。
動物が使われていることわざの例文・一覧⑤狐の嫁入り
動物が使われていることわざ5つ目は、「狐の嫁入り」です。狐の嫁入りの行列の提灯をおもわせるもの。「晴れているのに小雨が降ること。天気雨のこと。」を言います。
動物が使われていることわざの例文・一覧⑥鼠が塩を引く
動物が使われていることわざ6つ目は、「鼠(ねずみ)が塩を引く」です。鼠が塩を盗っても少量で目立たないが、度重なることで大量の塩を失うことから、「些細な事でも積もり積もって大ごとになる」という例えです。
- 1猫に鰹節:過ちが起こりやすい、油断できない状況のこと
- 2犬の遠吠え:臆病者や弱者が勝ち目のない相手のことを陰で悪口や批判をいうこと
- 3兎の上り坂:物事がいい条件に恵まれて進んでいくこと
- 4牛に引かれて善光寺詣り:予想外の出来事や他人の誘いによって、良い方向に導かれること
- 5狐の嫁入り:晴れているのに小雨が降ること 天気雨のこと
- 6鼠が塩を引く:些細な事でも積もり積もって大ごとになること
【一覧】動物が使われていることわざ
- 1猫に鰹節:鍵をかけ忘れて外出してしまったの。猫に鰹節って言うし、泥棒に入られて当然だよね。
- 2犬の遠吠え:B子っていつも陰でこそこそと人の悪口を言ってるけど、犬の遠吠えと同じじゃない?
- 3兎の上り坂:取引先との契約の話は、順調に進んでいます。兎の上り坂のようで嬉しいです。
- 4牛に引かれて善光寺詣り:先週母に連れられて美術館に行ったの。牛に引かれて善光寺詣りって言うけど、絵に感動して絵画教室に行き始めたよ。
- 5狐の嫁入り:あんなに晴れていたのに、まさか雨が降るとは思わなかったね。狐の嫁入りかな。
- 6鼠が塩を引く:夏休みに遊びすぎて宿題が終わらない。少しずつでも宿題を終わらせるべきだった。鼠が塩を引くってやつだな。
【例文】動物が使われていることわざ
天気が使われていることわざ6選
天気が使われていることわざの例文・一覧①朝焼けは雨夕焼けは晴れ
天気が使われていることわざ1つ目は、「朝焼けは雨夕焼けは晴れ」です。「朝、東の空が赤く染まるのは雨が降る前兆、夕方、西の空が赤く染まるのは翌日が晴れになる前兆」という意味です。例文と一覧は、下にまとめています。
天気が使われていることわざの例文・一覧②雨の降る日は天気が悪い
天気が使われていることわざ2つ目は、「雨の降る日は天気が悪い」です。雨が降る日に天気が悪いのは当たり前のことから、「わかりきったことをわざわざ取り立てていうこと、当たり前のことを強調していうこと」です。
POINT
「雨の降る日は天気が悪い」類語
「犬が西向きゃ尾は東」
天気が使われていることわざの例文・一覧③朝雨女の腕まくり
天気が使われていることわざ3つ目は、「朝雨 女の腕まくり」です。朝降る雨は、すぐにやんでしまうということから、「朝雨も女の腕まくりも大したことない」ということです。
POINT
「朝雨 女の腕まくり」類語
「朝雨に傘いらず」
天気が使われていることわざの例文・一覧④地震雷火事親爺
天気が使われていることわざ4つ目は、「地震 雷 火事 親爺(おやじ)」です。「世の中の恐ろしいものを順番に並べていることば」です。
天気が使われていることわざの例文・一覧⑤蛍雪の功
天気が使われていることわざ5つ目は、「蛍雪の功(けいせつのこう)」です。「財産や金銭がとぼしく、生活が苦しい中で苦学に励んだ成果のこと」を言います。故事によるものです。
天気が使われていることわざの例文・一覧⑥雨垂れ石を穿つ
天気が使われていることわざ6つ目は、「雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」です。雨だれが同じところに長年落ち続けると石にも穴をあけるということから、「微力でも、根気よく続けることで成就する」ということです。
POINT
「雨垂れ石を穿つ」類語
「ローマは一日にして成らず」
- 1朝焼けは雨 夕焼けは晴れ:朝、東の空が赤く染まるのは雨が降る前兆、夕方、西の空が赤く染まるのは翌日が晴れになる前兆
- 2雨の降る日は天気が悪い:わかりきったことをわざわざ取り立てていうこと、当たり前のことを強調していうこと
- 3朝雨 女の腕まくり:朝雨も女の腕まくりも大したことない
- 4地震 雷 火事 親爺:世の中の恐ろしいものを順番に並べていることば
- 5蛍雪の功:財産や金銭がとぼしく、生活が苦しい中で苦学に励んだ成果のこと
- 6雨垂れ石を穿つ:微力でも、根気よく続けることで成就する
【一覧】天気が使われていることわざ
- 1朝焼けは雨 夕焼けは晴れ:朝焼けは雨 夕焼けは晴れって言うし、明日はキャンプに行けるね!
- 2雨の降る日は天気が悪い:雨の降る日は天気が悪いって言うでしょ。勉強しないから成績があがらないのよ!
- 3朝雨 女の腕まくり:私たちの活動は朝雨 女の腕まくりと見られているが、諦めずに頑張っていこう。
- 4地震 雷 火事 親爺:A君のお父さんは、「うちは地震 雷 火事 親爺ではなく、地震 雷 火事 女房だ!」って言ってたらしいよ。
- 5蛍雪の功:蛍雪の功を積んで、夢だった航空機操縦士の夢を叶えた。
- 6雨垂れ石を穿つ:雨垂れ石を穿つで、今までの努力の成果がやっと実を結んだ。
【例文】天気が使われていることわざ
体の一部が使われていることわざ6選
体の一部が使われていることわざのいろいろ!例文・一覧①目から鱗が落ちる
体の一部が使われていることわざ1つ目は、「目から鱗(うろこ)が落ちる」です。「何かがきっかけとなり、物事の道理や実態がわかるようになる」例えで使います。例文と一覧は、下にまとめています。
体の一部が使われていることわざのいろいろ!例文・一覧②目には目歯には歯
体の一部が使われていることわざ2つ目は、「目には目 歯には歯」です。「受けた危害に対し、同じ方法で反撃すること」を言います。
体の一部が使われていることわざのいろいろ!例文・一覧③鼻薬を嗅がせる
体の一部が使われていることわざ3つ目は、「鼻薬(はなぐすり)を嗅がせる」です。ここでいう鼻薬は、賄賂のことです。「便宜を図ってもらうことを目的に、少しの賄賂をおくること」を言います。
体の一部が使われていることわざのいろいろ!例文・一覧④口は禍の門
体の一部が使われていることわざ4つ目は、「口は禍の門(くちはわざわいのもん)」です。うっかり言ってしまったことは、失敗を招く恐れがあるため、「口は慎んだ方がいい」という意味です。
体の一部が使われていることわざのいろいろ!例文・一覧⑤口も八丁手も八丁
体の一部が使われていることわざ5つ目は、「口も八丁手も八丁」です。八丁とは、手際よく優れている、上手であることです。「しゃべることも仕事をすることも達者であること」を言います。
体の一部が使われていることわざのいろいろ!例文・一覧⑥足下から火がつく
体の一部が使われていることわざ6つ目は、「足下(あしもと)から火がつく」です。「身のまわりから危険や災難が起こり、身に迫ること」という意味です。「足下に火がつく」とも言います。
- 1目から鱗が落ちる:何かがきっかけとなり、物事の道理や実態がわかるようになる
- 2目には目歯には歯:受けた危害に対し、同じ方法で反撃すること
- 3鼻薬を嗅がせる:便宜を図ってもらうことを目的に、少しの賄賂をおくること
- 4口は禍の門:口は慎んだ方がいいということ
- 5口も八丁手も八丁:しゃべることも、仕事をすることも、達者であること
- 6足下から火がつく:身のまわりから危険や災難が起こり、身に迫ること
【一覧】体の一部が使われていることわざ
- 1目から鱗が落ちる:昨日買ったビジネス本を読んだら、目から鱗が落ちる思いがしたよ。
- 2目には目歯には歯:おととい友達に殴られた。目には目歯には歯で、父にやり返せと言われたよ。
- 3鼻薬を嗅がせる:営業部が取引先に鼻薬を嗅がせていたって話、本当なの?
- 4口は禍の門:あの人との会話には気をつけて。口は禍の門って言うし。
- 5口も八丁 手も八丁:彼女って、口も八丁 手も八丁って感じで、世渡りが上手なんだよ。
- 6足下から火がつく:足下から火がついてから危険が迫っていることに気がついた。
【例文】体の一部が使われていることわざ
色が使われていることわざ6選
色が使われていることわざ①青は藍より出でて藍より青し
色が使われていることわざ1つ目は、「青は藍より出(い)でて藍より青し」です。「弟子が師匠よりも優れていること」の例えです。例文と一覧は、下にまとめています。
POINT
「青は藍より出でて藍より青し」類語
「氷は水よりいでて水より寒し」
色が使われていることわざ②青菜に塩
色が使われていることわざ2つ目は、「青菜に塩(あおなにしろ)」です。青菜に塩をかけるとしおれてしまうことから、「突然元気をなくしてしょんぼりしてしまうこと」を言います。
色が使われていることわざ③白羽の矢が立つ
色が使われていることわざ3つ目は、「白羽の矢が立つ」です。「多くの中から、犠牲者として選びだされること、特別に選び出されること」の例えです。
色が使われていることわざ④頭の黒い鼠
色が使われていることわざ4つ目は、「頭の黒い鼠(ねずみ)」です。頭髪の黒い人間を鼠になぞらえ、「物がなくなった時に、身近にいる者(同居人)が盗んだのだろうとほのめかす」時に使います。
色が使われていることわざ⑤嘴が黄色い
色が使われていることわざ5つ目は、「嘴(くちばし)が黄色い」です。「年齢が若くて経験が足りず、未熟である」ことを言います。
色が使われていることわざ⑥紅一点
色が使われていることわざ6つ目は、「紅一点」です。「多くの男性の中にいる一人の女性のこと。平凡なものの中に他のものよりも優れたものが一つあること」を言います。
- 1青は藍より出でて藍より青し:弟子が師匠よりも優れていること
- 2青菜に塩:突然元気をなくしてしょんぼりしてしまうこと
- 3白羽の矢が立つ:多くの中から、犠牲者として選びだされること 特別に選び出されること
- 4頭の黒い鼠:物がなくなった時に、身近にいる者(同居人)が盗んだのだろうとほのめかすこと
- 5嘴が黄色い:年齢が若くて経験が足りず、未熟であるということ
- 6紅一点:多くの男性の中にいる一人の女性のこと 平凡なものの中に他のものよりも優れたものが一つあること
【一覧】色が使われていることわざ
- 1青は藍より出でて藍より青し:青は藍より出でて藍より青しって言うけど、先生よりもピアノが上手くなるなんてすごいね。
- 2青菜に塩:せっかく行列に並んだのに、心待ちにしていたスイーツが売り切れたなんて。青菜に塩だ。
- 3白羽の矢が立つ:資産家の結婚相手として、三女のC子に白羽の矢が立った。
- 4頭の黒い鼠:机の上に置いていたお団子がない!さては頭の黒い鼠が出たな。
- 5嘴が黄色い:嘴が黄色いのに課長だなんて、驚きの人事だ。
- 6紅一点:彼女はうちの会社の紅一点。いつも笑顔だし、みんなに好かれているんだよな。
【例文】色が使われていることわざ
四季を例えたことわざ6選
四季を例えたことわざの例文・一覧①春宵一刻直千金
四季を例えたことわざ1つ目は、「春宵一刻直千金(しゅんしょういっこく あたいせんきん)」です。「あたい」は「値」ではなく「直」と書きます。「春の宵は、ひとときが千金にも値するほどに最高楽しく、素晴らしい」という意味です。例文と一覧は、下にまとめています。
四季を例えたことわざの例文・一覧②春眠暁を覚えず
四季を例えたことわざ2つ目は、「春眠暁を覚えず(しゅんみん あかつきをおぼえず)」です。「春の夜は気候が良くて心地良いので、夜明けにも気づかずに眠り込んでしまうこと」を言います。
四季を例えたことわざの例文・一覧③夏の虫氷を笑う
四季を例えたことわざ3つ目は、「夏の虫氷を笑う」です。夏の虫は氷を知らないため、氷を見て笑うということから、「物の見方が狭い人が、大きな物事を判断したり威張ること」の例えです。
四季を例えたことわざの例文・一覧④秋茄子嫁に食わすな
四季を例えたことわざ4つ目は、「秋茄子嫁に食わすな」です。「美味しい茄子を嫁に食べさせたくない姑の嫁いびりのことば」です。また、秋茄子は種が少ないことから、「子種がなくなるのを心配して、嫁に食わすな」という解釈もあります。
四季を例えたことわざの例文・一覧⑤女心と秋の空
四季を例えたことわざ5つ目は、「女心と秋の空」です。「男性に対する女性の心は、秋の天候のように変わりやすいもの」という意味です。
四季を例えたことわざの例文・一覧⑥冬来たりなば春遠からじ
四季を例えたことわざ6つ目は、「冬来たりなば春遠からじ」です。厳しい冬の後には、明るく暖かい春が巡ってくることから、「不幸であっても長くは続かない。明るい希望は見えてくる」ということです。
- 1春宵一刻直千金:春の宵は、ひとときが千金にも値するほどに最高楽しく、素晴らしい
- 2春眠暁を覚えず:春の夜は気候が良くて心地良いので、夜明けにも気づかずに眠り込んでしまうこと
- 3夏の虫氷を笑う:物の見方が狭い人が、大きな物事を判断したり威張ること
- 4秋茄子嫁に食わすな:美味しい茄子を嫁に食べさせたくない姑の嫁いびりのことば
- 5女心と秋の空:男性に対する女性の心は、秋の天候のように変わりやすいもの
- 6冬来たりなば春遠からじ:不幸であっても長くは続かない。明るい希望は見えてくる
【一覧】四季を例えたことわざ
- 1春宵一刻値千金:春宵一刻値千金の下で、夜桜を楽しむ。
- 2春眠暁を覚えず:何回起こしても全然起きないわ。春眠暁を覚えずだね。
- 3夏の虫氷を笑う:若いうちに世界を知って見分を広げておいた方がいいよ。夏の虫氷を笑うにならないように。
- 4秋茄子嫁に食わすな:秋茄子嫁に食わすなって言いますけど、茄子が美味しい季節になりましたね!
- 5女心と秋の空:女心と秋の空のような、あのこの気分屋な面に困っている。
- 6冬来たりなば春遠からじ:冬来たりなば春遠からじで、この辛い時期を乗り越えれば報われるよ。
【例文】四季を例えたことわざ
ことわざの知識を深めて語彙力を高めよう!
今回は、よく使う簡単・有名・人気のことわざや教訓のことわざなど、例文・一覧とともにご紹介しました。面白い簡単なことわざは、まだまだたくさんあります。ことわざの知識を深めるのは面白いものです。自分の語彙力を高めることにも繋がりますので、ぜひお気に入りのことわざを見つけてみてくださいね。
下記の記事では、面白い座右の銘をまとめています。いつも自分の心に留めておきたい言葉、指針となる言葉を見つけてみましょう。笑えることわざ、前向きになれる言葉についてもチェックしてみてください。
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