革ジャンに付いた臭いの原因って?
革ジャンの臭いの原因①カビ
革ジャンの臭いの原因の1番目はカビです。涼しくなってきたのでクローゼットを開けて久しぶりに革ジャンを着ようとしたらカビだらけ…。カビを落としても嫌なカビの臭いが染みついてしまった、なんてことはありませんか。クローゼットの中に入れっぱなしだと革製品のカビの原因になってしまいます。
また新品で買って大切にビニールをかけたり、箱にしまいっぱなしだとカビが発生してしまいます。大切に扱うつもりが、逆に革を痛めてしまいます。革製品は普通の布と違いますので取り扱いに注意が必要です。
革ジャンの臭いの原因②汗と垢
革ジャンの臭いの原因の2番目は汗と垢です。秋になるとさっそく革製品を先取りして着たくなりますが、秋になったとはいえときどき日中暑くなることもありますね。そんな時に革ジャンを着ていると汗ばんで革ジャンに汗がついてしまいます。また冬の寒い季節でも外を歩いていて屋内が暑いと汗をかいてしまいます。
少しの汗でも襟元などから汗を吸い込んで汚れるものです。またお気に入りの革ジャンを毎日着ているうちに垢やほこりなどで汚れて雑菌が繁殖する場合があります。雑菌は垢などをエサに増えていきますので、これが臭いのもとになります。
革ジャンの臭いの原因④本革をなめすときに使われる薬品の匂い
革ジャンの臭いの原因の4番目は本革をなめすときに使われる薬品の匂いです。製品の原料である革自体は無臭ですが、製品に仕上げる工程で様々な加工が施されます。その際に使われる薬品が独特な匂いのもとになっています。
とくに革をなめす際にはクロムやタンニンという薬剤を使いますが、この薬品を使う際に匂いが発生します。この革製品独特の匂いがダメという人もいますし、この独特の匂いが好きという人もいて好みが分かれるようですね。
革ジャンの臭いの原因⑤人工革製品の薬品の匂い
革ジャンの臭いの原因の5番目として人工革の薬品の匂いがあります。こちらの匂いも本革とは違う独特の匂いで、人によってはイカ臭いという人もいるようです。気にならないという人も多いのですが、一度気になるとずっと気になってしまうようです。
本革の革ジャンに付いた臭いを消す方法7選
本革の革ジャンに付いた臭いを消す方法①陰干しする
本革の革ジャンについた臭いを消す方法の1番目は陰干しすることです。この方法は即効性はありませんが、革を傷めずに臭いを取る方法として有効ですので、あまり臭いや汚れがひどくない場合のお手入れ法としておすすめです。よく晴れた風の強い乾燥した日が、陰干しに最適です。外が晴れたら根気よく陰干ししてみましょう。
本革の革ジャンに付いた臭いを消す方法②天日干しする
本革の革ジャンについた臭いを消す方法の2番目は天日干しすることです。紫外線には殺菌と消臭効果があります。臭いのついた革ジャンも天日干しすることで殺菌・消臭されるので臭いが薄くなったり消えたりします。ただしこの方法は日焼けして色が薄くなってしまうので必ず革ジャンは裏返ししてから干すようにしましょう。
本革の革ジャンに付いた臭いを消す方法③重曹を使う
本革の革ジャンについた臭いを消す方法の3番目は重曹を使うことです。重曹は環境にも優しく、汚れ落としとして多用途に使えますが、臭い消しとしても期待できます。重曹での臭い消しのやり方は300gから500gほどの重曹を用意します。その重曹をハンカチなどの布にくるんで口をしっかりしばっておきます。
そのハンカチにくるんだ重曹と革ジャンを一緒に大きなビニール袋に入れて口をしっかりしばっておきます。そのまま3日から1週間ほど置いておきましょう。早い効果を期待する人は重曹の量を多くして袋の中に入れておくとより早く臭いが取れます。
本革の革ジャンに付いた臭いを消す方法④炭を使う
本革の革ジャンについた臭いを消す方法の4番目は炭を使うことです。炭には脱臭効果があり、キッチンペーパーなどで包んでおき、ビニール袋の中に革ジャンと一緒に入れておけば臭いを消すことができます。より臭い消しの効果を上げるために、臭い成分に注意して炭を使い分けてみましょう。
汗や皮脂、垢などの酸性の臭いが原因の場合はアルカリ性の白炭、備長炭を使います。たばこや焼き肉などのアルカリ性の臭いが原因の場合は酸性の炭、切炭などを使います。いろいろな臭いが混ざっている場合は両方の炭を入れると効果が高くなります。
本革の革ジャンに付いた臭いを消す方法⑤コーヒーを利用する
本革の革ジャンについた臭いを消す方法の5番目はコーヒーを利用するです。臭い消しに使うのは普通のコーヒー豆ですが、そのまま使うのではなくコーヒーを入れた後の豆カスを使用します。使い方はお茶の葉と同じ要領で使いましょう。コーヒー豆のカスを軽くフライパンで炒めて水分を飛ばします。
その豆カスをお茶パックや布の中に入れて革ジャンと一緒にビニール袋に入れて一週間くらいしばって置いておきます。一週間では足りない場合はさらに一週間くらい置いておくと、臭いが取れるでしょう。
本革の革ジャンに付いた臭いを消す方法⑥革専用消臭スプレーを利用する
本革の革ジャンについた臭いを消す方法の6番目は、革専用消臭スプレーを利用することです。革専用の消臭スプレーは革靴専門店、デパートの靴売り場、ホームセンターやインターネット通販などで購入することができます。種類がいくつかありますので、よく用途を確認してから購入するようにしましょう。
革専用消臭スプレーをまんべんなく振りかけてから、ハンガーなどにかけてよく乾かします。何回か繰り返すと臭いを取ることができます。
本革の革ジャンに付いた臭いを消す方法⑦クリーニングに出す
本革の革ジャンについた臭いを消す方法の7番目はクリーニングに出すということです。クリーニングに出す場合も、普通のクリーニング店ではなくて革専門のクリーニングをしてくれる業者に頼むほうがいいでしょう。その際に、臭いを取りたいのでクリーニングするということを業者に伝えておきましょう。
クリーニングする際にはオゾン脱臭をしてもらうのも有効です。本革は自宅で選択できる専用の洗剤もありますが、自分でするのは勇気がいりますね。革がゴワゴワしてしまったり敗れてしまったら元も子もありません。自分で洗濯するのはなるべく避けるようにしましょう。
革ジャンの臭いの消し方について見ていますが、厄介なのは絨毯の臭い消しです。絨毯は手軽に洗ったりお手入れすることが難しいですね。次の記事はそんな絨毯の臭い消しの方法について書かれています。革ジャンの臭い消しと合わせて読んでみてくださいね。
合皮の革ジャンに付いた臭いを消す方法7選
合皮の革ジャンに付いた臭いを消す方法①陰干し・天日干し
合皮の革ジャンについた臭いを消す方法の1番目は陰干し・天日干しすることです。ただ干しておくだけというシンプルな方法ですが、結局一番効果があるという報告も多い方法です。晴れた日に革ジャンを裏返しにしてハンガーに吊るし、日陰でよく干しておきます。
天日干しは日陰干しより早く消臭効果が期待できますが、劣化の原因にもなりますので必ず裏返して短時間だけ日に当てましょう。日陰干しの場合は根気よく1か月くらい続けるとだいぶ臭いの元が取れるようです。
合皮の革ジャンに付いた臭いを消す方法②冷蔵庫の脱臭剤を使う
合皮の革ジャンについた臭いを消す方法の2番目は冷蔵庫の脱臭剤を使うということです。この方法は合皮の革ジャンについたタバコなどの臭いを取るのに適しています。革ジャンと冷蔵庫の脱臭剤を大きなビニール袋に一緒に入れて口をしっかりしばっておきます。一週間ほど置いておくと臭いが取れます。
合皮の革ジャンに付いた臭いを消す方法③重曹を使う
合皮の革ジャンについた臭いを消す方法の3番目です。重曹を布などに入れてビニールに革ジャンと一緒に入れておいても良いのですが、ここではもう一つのやり方を紹介しましょう。用意するものは100均ショップなどで手に入る霧吹きです。重曹をその霧吹きの中に上まで入れます。あとは水を適当に入れてよく振ります。
できた重曹水を霧吹きで革ジャンに軽く吹き付けます。ほんのり湿る程度に吹き付けたら後は乾くまでハンガーなどに吊るして干しておきましょう。これを2、3回繰り返すと臭いが取れます。念のため、目立たない部分で水染みにならないか試してからスプレーするようにするとよいでしょう。
合皮の革ジャンに付いた臭いを消す方法④臭い消し専用のスプレーを使用する
合皮の革ジャンについた臭いを消す方法の4番目ですが、臭い消し専用のスプレーを使用します。臭い消し専用のスプレーはファブリーズなどがあります。ただしファブリーズは革製品には使うことはできないので、革ジャンの裏側の部分にスプレーするようにしましょう。表の部分はテストをして問題がなければ使うようにします。
湿り気が付く程度にスプレーをして、そのまま自然乾燥させます。それを何回か繰り返してみましょう。ファブリーズで臭い消しに有効なのはタバコや料理、体臭などの匂いです。
合皮の革ジャンに付いた臭いを消す方法⑤酢を利用する
合皮の革ジャンについた臭いを消す方法の5番目は酢を利用することです。料理には欠かせない調味料の酢ですが、臭い取りにも有効です。酢の使い方は、水で約5倍に薄めます。それを布につけてよく絞り、臭いが気になる場所を湿らすような感じで良く拭きます。拭いた後は日陰でよく乾かしておきましょう。
合皮の革ジャンの場合も目立たないところでテストしてから水拭きするようにしましょう。製品によっては水染みができてしまったという場合もありますので、注意が必要です。
合皮の革ジャンに付いた臭いを消す方法⑥お茶の葉を使う
合皮の革ジャンについた臭いを消す方法の6番目ですが、お茶の葉を使うという方法もあります。お茶の葉には消臭効果があり、ナチュラルな消臭方法を試したい人におすすめの方法です。使う葉は、新しい葉も使えますが出がらしの葉や古い葉も使えます。
お茶の葉をフライパンで炒めてから布などで包み、革ジャンと一緒にビニール袋の中に入れて口をよくしばって置いておきます。3日から一週間ほどで臭いが消えます。
合皮の革ジャンに付いた臭いを消す方法⑦クリーニングに出す
合皮の革ジャンについた臭いを消す方法の7番目はクリーニングに出すということです。お店によっては合皮の革ジャンのクリーニングをしてくれるところもあります。クリーニングに出すのは最終手段で、家で何をやっても臭いが取れなかったという場合に出してみましょう。
【番外編】新品の本革の革ジャンの臭いを消す方法は?
新品の本革の革ジャンの臭いを消す方法①保革クリームを臭い消しとして塗る
新品の本革の革ジャンの臭いを消す方法の1番目は保革クリームを塗るということです。新品の本革の独特の匂いは汚れではないのですが、気になるという人も多いですね。お手入れを兼ねて保革クリームを塗ることで匂いが多少和らぎます。クリームはデパートやホームセンター、インターネット通販で手に入ります。
新品の本革の革ジャンの臭いを消す方法②日陰に干す
新品の本革の革ジャンの臭いを消す方法の2番目は日陰に干すことです。この方法はゆっくりと時間がかかりますが、臭い消しに有効です。よく晴れた日には根気よく革ジャンをハンガーに吊るして影干ししましょう。
新品の本革の革ジャンの臭いを消す方法③重曹を使う
新品の本革の革ジャンの臭いを消す方法の3番目は重曹を使うことです。重曹を布などに入れて革ジャンと一緒にビニール袋に入れ、口をしばり数日置いておきましょう。早く臭いを消したい場合におすすめです。
革ジャンの臭い消しは手軽にできるところが魅力
革ジャンの臭い消しにはいろいろなやり方があります。一番簡単な方法は日陰干しする方法ですが、早く臭い消しをしたい場合は重曹やコーヒー、お茶の葉などを使ってみましょう。自宅にある食材でも手軽に消臭できるところが魅力ですね。こまめなお手入れでお気に入りの革ジャンをいつもベストな状態にしておきましょう。
気になる革ジャンの臭いを消したら次はおしゃれなコーディネートもチェックしておきたいところですね。次の記事はレディースのライダースコーデを取り上げています。ハードになりがちでどう着こなしていいか分からないという人は要チェックです!
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