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3歳の子供の成長は?

3歳は赤ちゃんから幼児への成長期

子供

3歳は赤ちゃんから幼児への転換期と言えるでしょう。おっぱいを飲んでいた赤ちゃんも卒乳して、栄養は食事からとるようになります。睡眠もまとめて取る日が増え、お昼寝がなくなる子も出てきます。発育面で言えば、体重の増加がゆるやかになり、身長が伸びるようになります。

同時に手先が器用になり、運動面でもできることが増えてきます。ボタンをとめることができたり、早い子は箸を使えたり、ハサミで切ることができたり、階段の上り下りや片足立ちなども上手にできるようになります。頭脳面も発達し、絵本など、2歳の頃より長いストーリーが理解できるという成長が見られます。

3歳3ヶ月〜4ヶ月にはトイレトレーニングも完了

トイレ

3歳までにトイレトレーニングを開始しているご家庭では、オムツも外れてトイレでするようになります。遅くとも、3歳3ヶ月、4ヶ月くらいまでにはトイレトレーニングが完了しているご家庭が多いでしょう。

トイレトレーニングは、なかなかスムーズに進まないお子さんに関してはかなり苦労する期間ではありますが、平均で3ヶ月〜4ヶ月くらいの期間で完了するお子さんが多いです。おねしょはまだまだあるお子さんも多いですが、慣れればそれも徐々になくなっていくでしょう。

3歳にもなると自主性が出てくる

両親

なんでも親にやってもらっていた赤ちゃん時代とは違って、3歳になると自我が芽生えるため自主性がかなり出てきます。言葉も2歳の頃よりだいぶ発達するため、「なんで?」「どうして?」という質問攻めに毎日あって困っているというご家庭もあるようですが、これも自分で納得しないと気がすまないという主張の表れですね。

感受性が豊かになり、感情表現も上手にはなってきますので、人の気持ちを理解する、我慢や許容ということを学ぶ、という点ではこの時期からが重要になります。ですが、自我が芽生えるため、やりたくないこととやりたいことがはっきりしていて、強い自己主張や反抗が見られるのも特徴です。

2歳の時のイヤイヤ期とはまた違って、言葉もある程度達者になってくるため、「これじゃないとイヤ!」「こうしないとイヤ!」という、イヤイヤ期を通り越してまさに反抗期、という時期に突入します。

3歳の子供|反抗期の特徴は?

3歳の子供の反抗期の特徴①イヤイヤで泣き止まない

なきやまない

3歳の子供の反抗期の特徴1つ目は、イヤイヤで気に入らないことがあると泣き止まない、という特徴です。スーパーで、お菓子やおもちゃを買ってもらえなくて床に寝転んでバタバタと泣いているお子さんを見かけたことはありませんか。3歳児は、要求が通らないと、親でもコントロールできないほど泣くことがあります。

また、2歳のイヤイヤ期とは異なり、3歳はお昼寝が無くなってくるという発達を見てもわかるとおり、体力がかなりあります。公共の場で大泣きされた場合、2歳のイヤイヤ期の時に抱きかかえてすぐに外に出れば良かったのが、暴れた時にパワー全開の3歳児は外に出るのも一苦労です。

また、体力があるために泣き続ける時間もとにかく長く、一度泣くと家に帰るまでにえんえんと大きな声で暴れながら泣くという状況になることもしばしば。周りの人の目も気になりますし、親もパニックになりそうな状況ですが、3歳にはありがちなことです。

3歳の子供の反抗期の特徴②手が出たり物を投げたりする

投げる

3歳の子供の反抗期の特徴の2つ目は、手が出たり物を投げたりする、という特徴です。お母さんに叱られて気に入らなければお母さんをすぐに叩く、児童館でお友達におもちゃを取られたらすぐに叩く、人見知りだから知らない人を叩く、などとにかく叩くことで感情を表現しようとする3歳の子供がいます。

また、気に入らないことがあると物を投げたり、ポイポイと突然物を投げたり、という行動が見られる3歳児もいます。2歳の頃に比べて言葉が発達してきておしゃべりが上手になると言えども、そこは個人差があり、まだまだ自分の気持ちをうまく言葉にして表現できない子もたくさんいます。

そういった子は、言葉が出ないことに苛立ちながらも、なんとかして自分の主張を聞いてほしい、無理矢理でも通したい、という強い感情があるため、手が出たり物を投げたり、という行動に出てしまうのです。親はよその子に怪我をさせたり、不快な思いをさせるのでは、と謝ってばかり、ということにもなります。

3歳の子供の反抗期の特徴③自分で自分で

かざりつけ

3歳の子供の反抗期の特徴は、なんでも自分でやりたがる、という特徴です。エレベーターのボタンを自分で押したい、自分でいちから全部着替えたい、難しいパズルを全部自分で完成させたい、など、なんでも自分でやりたがるという特徴があります。親が手を出そうものなら怒ります。

ですが、「やるやる」と言っておきながら1分後には「やっぱりやって」というあまのじゃくな様子を見せたり、親が途中で手を出そうものならイヤイヤと癇癪を起こすようなこともあります。親とすれば、まだこの子には難しいと思っているようなことを出かける直前などにやりたいと言われるとイライラしてしまいますよね。

中には、とてもこだわりが強く、自分でやりたいことのルーティーンや順序が決まっていて、それが乱れるとすごく泣いて怒るという子もいます。こだわりが強くなってくるのも3歳にありがちな様子ですよね。親も危ないことはやらせたくない上になんでもやりたいと言われて時間がかかるため困るので、対応が難しいところです。

3歳の子供|反抗期の対処法は?

3歳の子供の反抗期の対処法①まずは子供の言い分を聞く

かたぐるま

3歳の子供の反抗期の対処法の1つ目は、まずは子供の言い分を聞く、ということです。子供が大泣きしながらワーワー言い始めると、親はイライラしてついつい頭ごなしに怒鳴ってしまったり、「静かにしなさい!」と泣き止ませようとしてしまいます。

ところが、怒鳴っても静かにするように強く言っても、子供が泣き止む可能性は非常に少ないです。子供も感情がコントロールできないので、とにかく泣き続けてしまうのです。そこで、自分が言いたいことを抑えて、まずは子供の言い分を聞いてあげましょう。

子供の言い分を聞いてあげたら、「ああ、こうしたかったのね」、「これが良かったんだよね」というように同調してあげます。同調すると、子供は自分の気持ちを認めてもらったと思えます。そして落ち着いたところで、「でもこうしないといけないよね」というように行動について正すようにしましょう。

3歳の子供の反抗期の対処法②選択肢を作る

遊ぶ

3歳の子供の反抗期の対処法の2つ目は、選択肢を作る、ということです。3歳児は、とにかく親に一方的に決められるのが、嫌という特徴があります。そこで、なんでも選ばせてあげる、という方法をとるのが効果的です。

例えば、お着替えの時に親が服を全部決めるのではなくて、タンスを見せて自分で選ばせてあげる、遊びに行く時も、「公園と児童館どっちがいい?」と聞く、などいつも自分で決めさせてあげると、納得して次の行動がスムーズに進むことが多いです。

3歳の子供の反抗期の対処法③言い方を工夫する

勉強

3歳の子供の反抗期の対処法の3つ目は、言い方を工夫する、ということです。親はどうしても頭ごなしに「〇〇しなさい!」や、「〇〇しないとダメでしょ!」という言い方の育て方をしてしまいますよね。ところが、自我が出てきている3歳児はこの言い方にますます反発を覚えるようになってしまいます。

大人も子供も、命令口調で言われると良い気分はしませんよね。怒られたと思うとますます癇癪を起こしたり、親を叩いたり、と子供もより反抗的になる可能性があります。そのため、言い方を工夫すると良いでしょう。「しなさい」ではなく、「こうした方がいいんじゃない?」や、「こうするのはどうかな?」という言い方です。

この言い方は、相手を尊重して意見を聞いているような言い方なので、子供自信も自分が認められているような気持ちになって、穏やかにその場を乗り切ることができます。親も子供が間違ったことをしているとついつい頭に血が上ってしまい、命令口調になってしまいますが、落ち着いて、言い方を考えてみましょう。

3歳の子供の反抗期の対処法④とにかくやらせてあげる

料理

3歳の子供の反抗期の対処法の4つ目は、とにかく子供自身でひとまずやらせてあげる、ということです。いろいろと自分でやってみたい年頃の3歳児は、親が先にやってしまうと嫌がるものですよね。これも成長です。親も、これを先にやったら怒るよなと思うものを覚えておいて子供にやらせてあげるようにします。

例えば、朝のお着替えを自分でやりたがるイヤイヤで、時間が無くなってバタバタしてしまう、と悩むのであればやらせてあげる時間を作るためのタイムスケジュールにする、など時間に余裕を持つのも必要なことです。時間が無い中でやらせてあげるのは親自身もストレスになりますよね。


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3歳の子供|男の子と女の子に対する接し方の違いは?

3歳の男の子と女の子に対する接し方の違い①叱る時の態度

男の子

3歳の子供|男の子と女の子に対する接し方の違いの1つ目は、叱り方です。男の子に対しては毅然とした態度を貫き、女の子に対してはあくまでも優しく、がポイントです。男の子は2つの事を同時にするのが苦手なので、何かをしながらママの話を聞くことができません。はじめに真剣に聞かせましょう。

男の子に対しては、「今から○○をしてください!」とママはかがんで視線を合わせ、強い口調で真剣に言うようにします。わかったか復唱させるのも良いでしょう。女の子の場合は、ママがきつい態度で叱ると、同じようにきつい物言いをする女の子になってしまう傾向があります。

ですので、あくまで優しく「〇〇をやってくれたらママうれしいな」というような言い方で言うのがポイントです。「なんでやってくれないの?」と追い詰めるような態度で接すると口が立つ女の子は、言い訳も一人前になってしまいます。優しいママの育て方をそのまま受け継いでくれるのも女の子です。

3歳の男の子と女の子に対する接し方の違い②叱る時の言葉

女の子

3歳の男の子と女の子も対する接し方の違いの2つ目は、叱る時の言葉です。ママはイライラした時に、男女ともに「いい加減にしなさい」、「ちゃんとやりなさい」、という言葉を発してしまいますよね。女の子は成長が早いため、「片付けないといけないのだな」、「早く支度しないといけないのだな」察知できます。

それに対し男の子はそれでは理解ができません。ですので、男の子に対しては具体的に何をやらなくてはならないのかを理解できるような言葉で伝える必要があります。「これとこれを片付けてね」、「遅れると遊ぶ時間が減ってしまうから、早くお着替えしてね」などと丁寧に言葉を伝えるのがポイントです。

女の子は、できない場合に自分ができていない理由や状況をよくわかっています。できないことを追い詰めるような言葉ではなく、「今日は疲れてたんだよね」などと逃げ道を作り、その子を理解しているような口調で励ますような言葉をかけることが大切です。人と比べるような言葉を使う育て方は女の子を傷つけるのでNGです。

3歳の子供の育て方で大切なことは?

3歳の子供の育て方で大切なこと①スキンシップ

幸せ

3歳の子供の育て方で大切なことの1つ目は、スキンシップを欠かさない、ということです。抱っこも重くなってくるほど成長した3歳児ですが、まだまだ赤ちゃんぽいところもあり、お母さんに甘えたいという様子を見せてくることは多々あります。「抱っこ」と言われたら、たくさん抱っこしてあげてください。

また、反抗期で気に入らないことがあって癇癪を起こした時も、抱っこしてあげると落ち着く場合があります。抱っこできなければ、手を握るだけでも効果があります。まだまだお母さんのぬくもりを求めている年頃です。たくさん甘えさせてあげましょう。

3歳の子供の育て方で大切なこと②なんでもダメと言わない

けんか

3歳の子供の育て方で大切なことの2つ目は、なんでもかんでもダメと言わない、ということです。いろいろやってみたいと思う年頃であると同時に、いろいろやってみて学習をする大切な時期でもあります。

本当に危ないことや他の人を傷つけたりすること以外は、本人がやりたいと言っているのならなんでもチャレンジさせてあげてください。本当にダメな時は、前述したように言い方を工夫して言い聞かせるようにしてくださいね。

3歳の子供の育て方で大切なこと③親はひとまず落ち着く時間を

よが

3歳の子供の育て方で大切なことの3つ目は、親自身がひとまず落ち着く精神状態に持っていく、ということです。ひどいイヤイヤ、反抗を目の当たりにした時に、どうしてもイライラが募って怒鳴りたい衝動に駆られることってありますよね。怒鳴ってしまうと育て方に自信をなくす、という悪循環にも陥ります。

そういう時は、ひとまずその場を離れてみるのが効果的です。リビングを出てトイレに行く、クローゼットにこもる、など一度落ち着く時間を持ちましょう。子供から一度離れると落ち着いて、子供のもとに戻った時に冷静に対処できますよ。

3歳の子供はこういう時期と思うことが大切

3歳の子供の成長や育て方、反抗期の特徴についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。子供のものすごい反抗期に悩まされる親御さんたちもたくさんいらっしゃいますが、反抗期は自分の意思が出てきた成長の表れです。なんでも親の言いなりになっているような子供では、逆に心配ですよね。

子供は、3ヶ月、4ヶ月、長くても半年もすれば聞き分けが出てきたり、叩くのをしなくなったり、とまた別の顔を見せてくれるようになります。ひどいイヤイヤも、こういう時期だから仕方がない、というようにどこか達観することも大切です。育て方に深刻に悩むことはないので、その時期の成長を楽しんで見てくださいね。

まだ生まれたばかりの、3ヶ月、4ヶ月の赤ちゃんをお持ちの方は、まだ3歳になる姿は想像できないと思いますが、子供の成長はあっという間です。小さい赤ちゃんをお持ちの方は、まずは関連記事の1歳10ヶ月のあかちゃんのしつけ方や成長を参考にしてみてくださいね。

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