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海外と日本の子育て方法の違い5つ

海外と日本の子育て方法の違い①授乳は完全ミルクが多数派の国も

フランスでは授乳は完全ミルクが多数派

海外と日本の子育て方法の違い1つ目は、授乳は完全ミルクが多数派の国もあることです。日本でも一時期ミルクが推奨された頃がありました。現在は母乳の良さが見直され、混合や完全母乳など母乳をとり入れる方が7割程度です。フランスでは、完全ミルク派が大半です。

アメリカでは液体ミルクという便利な製品があります。産院で母乳を推されても液体ミルクに移行する人が多いそうです。日本では産院の母乳指導を守ろうとする余り、ママがノイローゼになったり、赤ちゃんが脱水状態になったりする例があるそうです。悩んだら海外のミルク派ベビーたちも元気!と肩の力を抜きましょう。

欧米では、父親の育児参加が盛んで、女性が迅速な社会復帰を求められる背景も関係しています。日本では父親の労働時間が長く、母親が一定期間赤ちゃんの世話に専念することが多いです。社会の変化とともに授乳事情も変わるかもしれません。

海外と日本の子育て方法の違い②赤ちゃんから1人で寝かせる個室文化

赤ちゃんも1人で寝かせる

海外と日本の子育て方法の違い2つ目は、欧米では赤ちゃんから1人で個室で寝かせることです。モニターを設置し、異変があったら対応するという方法が一般的です。子どもを個人として尊重し、自立心を育てる考え方からだそうです。

近年、日本でも「ねんねトレーニング」として、この要素を取り入れる方法が紹介されています。ママが夜泣き対応から解放された例もあります。一方でSIDSリスクには注意が必要です。うつ伏せ寝にならないように対策や観察が必要です。添い寝も事故の危険があるため、異変がないか観察が大切な点は一緒です。

個室を作っている場合も、そうでない場合も、赤ちゃんのアイテムは多く、収納に工夫が必要ですね。こちらの記事がおすすめです。

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海外と日本の子育て方法の違い③赤ちゃん時代から本人に選ばせる

赤ちゃん時代から本人に選ばせるアメリカ

海外と日本の子育て方法の違い3つ目は、赤ちゃん時代から本人に選ばせることです。日本では、子どもが幼いうちは親が責任を持って監督する、という意識が強いですね。様々な選択に親の価値観が反映されます。アメリカでは、赤ちゃんの頃からおもちゃや服など「どれがいい?」と、本人に選択させ、自立心を育もうとします。

アメリカでは、18歳を過ぎると、家を出ることがほとんどです。それまでに本人が選ぶ、その責任を負う、という経験を積み重ねます。幼い頃から意見を主張することがよしとされ、判断を任されます。主張が基本なので、思春期も日本のように反抗期の子VS親という図式で捉えることは少ないようです。

海外と日本の子育て方法の違い④育児にシッターが活躍

育児にシッターが大活躍

海外と日本の子育て方法の違い4つ目は、育児にシッターが活躍することです。日本では、子どもを預けるのは保育所や親族のイメージが根強く、シッターを利用する方は少数です。アメリカでは12歳以下の子どもだけでの留守番が禁止の州も多く、下校後の見守りや習い事の送迎にシッターの利用が盛んです。

フランスでは、シッターの利用にも給付手当が出ます。保育園に空きがない場合はシッターに預けて働く、という選択肢があります。また、両親ふたりの外出目的やリフレッシュ目的で預かるのも一般的です。

海外と日本の子育て方法の違い⑤幼い頃から金銭管理を学ぶ

幼い頃から金銭管理

海外と日本の子育て方法の違い5つ目は、幼い頃から金銭管理を学ぶことです。特にアメリカでは、家庭によって子どもが株を運用することもあります。家の掃除などの労働の対価として金銭をやり取りすることもあり、お金が足りない時は、稼ぐという考え方を教えます。

日本では、表立ってお金の話をすることがタブー視される風潮がありますね。幼いうちに小さな失敗を経験しておいた方が、後々のお金との付き合い方がうまくなるのかもしれません。

日本にはない海外の子育て方法は?

日本にはない海外の子育て方法①タイムアウト

タイムアウト

日本にはない海外の子育て方法1つ目は、欧米で行われてきたタイムアウトというしつけ方法です。大声で叱ったり、おしりぺんぺんなどの体罰は虐待と見なされる国もあり、悪いことをした時の対応が日本と異なります。

悪いことをして興奮している時、癇癪を起している時、部屋の隅など静かな定位置に連れていきます。年齢に応じた時間、そこで1人で反省し、何が悪かったか考えさせます。時間が来たら、親が戻って何が悪かったかを話し合います。子どもが納得し、悪かった点を理解したところで終了です。

日本にはない海外の子育て方法②タイムイン

タイムイン

日本にはない海外の子育て方法2つ目は、タイムインです。近年、タイムアウトよりも子どもの心に効く方法として支持されてきているしつけ方法です。悪いことをした時に、子どもを一人にして反省させるのではなく、親が一緒に所定のスペースに移動して話合いを開始します。

日本にはない海外の子育て方法③人前で自分の子を褒める

人前で自分の子を褒める

日本にはない海外の子育て方法3つ目は、人前でも自分の子を褒めることです。「お子さんがお友達にこんなことをしてあげていて、優しいですね。」と先生に言われた時、日本の親はどんな返しするでしょう。「ありがとうございます。家では妹に乱暴なんですけどね。」「いえいえそんな。」など、謙遜の言葉を添えがちです。

これに対して欧米の親は、「そうなんです。うちの子はとても優しいんです。」あるいは、「ありがとうございます。あなたを誇りに思うわ。」など、人前で自分の子どもを絶賛します。むしろ親が謙遜して否定的なことを言うと、変な目で見る国もあるそうです。褒められることで、子どもの自己肯定感が高まります。

日本にはない海外の子育て方法④スキンシップが多い

スキンシップが多い

日本にはない海外の子育て方法4つ目は、スキンシップが多いことです。小学生になろうと、大人同士であろうと、自然な愛情表現として頬にキスやハグをします。日本でも近年の母子手帳では「抱きグセがつくという心配はいりません。たくさんだっこしましょう。」と説明されるようになってきています。

スキンシップの効果を検証した研究もあります。スキンシップが多い子は、情緒が安定していることが多いと示されています。特に乳児期では、親を心の安全基地と認識することで、離れて探索や冒険ができるように成長していきます。


日本にはない海外の子育て方法⑤社会全体で子どもを育てる

社会全体で子どもを育てる

日本にはない海外の子育て方法5つ目は、社会全体で子どもを育てることです。日本では、電車にベビーカーで乗車した時、子どもが車内で泣いた時、冷たい視線が向けられることがあります。子どもの声は騒音だという反対で保育園建設が叶わない例も聞きますね。

海外では、赤ちゃんは泣くものと寛容で、居合わせた人が話しかけたり笑顔を向けることが多いです。ベビーカー用スペースを用意した車両もあり、自然に手助けする乗客も見られます。病院や役所などで、順番が優先される国もあります。

日本では「子どもは親の物」という見方が強いですが、海外では「子どもは社会からの預かり物」「子どもは1人の個人」という考え方が浸透しています。マナーに反する行動をした時は幼くとも「人として恥ずかしい振る舞いだ」と説得します。子連れを理由に外出を控えることなく、周囲も当然の権利として社会の中で育てます。

海外の子育て中のママが感じる悩みとは?

海外の子育て中のママが感じる悩み①外国人との衛生概念の違い

外国人との衛生概念の違い

海外の子育て中のママが感じる悩み1つ目は、外国人との衛生概念の違いです。海外在住の日本人ママの悩みですね。国によっては、新生児でも哺乳瓶の消毒をする習慣がなかったり、靴で歩く空間を赤ちゃんが素手でハイハイして手を舐めるのも自然な光景だったりします。

日本では、新生児も排泄や吐き戻しの雑菌から守るために、毎日沐浴をするように指導されます。アメリカでは、お肌を乾燥から守るために2、3日に1回程度にと説明されるそうです。どちらも、根拠を出して説得されると悩ましいですね。

日本では免疫力の弱い新生児は1か月程度は家の中で生活する習慣です。欧米では、産後の入院日数も短く、退院直後から外出することも多いようです。

海外の子育て中のママが感じる悩み②外国での子どもの不調時の対応

子どもの不調時

海外の子育て中の日本人ママが感じる悩み2つ目は、外国での子どもの不調時の対応です。こちらも海外の日本人ママの悩みです。言葉の壁がある中、病院に行くのは大人でも大変です。言葉の話せない赤ちゃんや、充分に伝えきれない幼児の状態を先生に説明するのは一苦労です。

薬や治療の説明は、日本語で言われても難しいですね。外国語で説明されて、理解できるか不安になるそうです。語学が堪能なママでも、制度が日本と違っていることもあります。悩むことが多いそうです。

海外の子育て中のママが感じる悩み③外国との教育制度の違い

外国との教育制度の違い

海外の子育て中のママが感じる悩み3つ目は、外国との教育制度の違いです。こちらも海外の日本人ママの悩みです。日本では、義務教育は小学校6年、中学校3年ですね。

海外では、国によって学校教育の開始年齢や学年の枠組みが異なります。両親の国籍や住居によっては、日本人学校という選択肢と現地の学校とで迷うこともあります。

海外の子育て中のママが感じる悩み④外国の治安の悪さ

外国の治安の悪さ

海外の子育て中のママが感じる悩み4つ目は、外国の治安の悪さです。こちらは海外の子育て中のママであれば、外国人も日本人も感じる点です。治安が良い日本では、小学生でも1人で友達の家に出掛けたり、塾や習い事に向かったりできますね。アメリカでは、12歳までは必ず大人の付き添いが必要です。

イギリスでも、1人で通学させないのが普通だそうです。こうした国では、子どもを犯罪や誘拐の危険から守るために、親や送迎のためのシッターの手配が必要になってきます。海外のママたちから見ると「日本がうらやましい」と思う点になります。

育児の正解は1つじゃない!海外式でも日本式でもあなたの家族に合わせて

海外の育児事情には、日本人からするとびっくりするようなこともありましたね。育児方法では、参考にしたい点もありますね。もちろん、外国人から見て「日本の育児は素晴らしい」と評価されている点もありますよ。

子どもがいない方も、海外の考え方はこうなのか、という参考にしてみて下さい。もし子どもをもったらこんな風にしたいね、とパートナーと話すきっかけにしてもいいですね。また、自分が小さかった時のことを思い出すと、周囲の子連れの家族が少し身近に感じられるかもしれません。笑顔1つでママが救われることがあります。

この記事を見た方は、育児中の方も多いですね。育児の正解は1つではありません。海外式でも日本式でも、あなたの家族に合わせて取り入れてみましょう。家族が笑顔で過ごせる方法が、その家庭での正解です。これが正しい方法だ!というこだわりを持たずに、柔軟に試してみると育児の辛さが楽しさに変わるかもしれません。


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