練り香水とは?
練り香水について①固形の直接肌につけるクリーム状の香水
練り香水とは1点目は、ワックスやオイルなどに香料を練り込んだ「固形状の香水」です。クリームや軟膏のように容器に入っていて、揮発性が低いワックスなどが使われているので、持続時間が長いのが特徴です。香りの強さは弱めでほのかに柔らかく香ります。つける量を自分で調整できるので、初心者にも使いやすい香水です。
練り香水を身体につける時には、体温によって香りが立つので、一般の香水のように大きな脈が触れるところが効果的です。耳の後ろやうなじ、手首、足首などほんのりと全体に香りが漂います。また髪にいい成分も使用しているのでヘアワックスとしても効果的です。髪の毛先につければ髪が風になびくたびにふわっと香ります。
練り香水について②ノンアルコールタイプで肌に優しい
練り香水とはの2点目は、アルコールが不使用の「ノンアルコールタイプ」が多いので、皮膚が弱い人やアレルギー体質の方など、肌が荒れやすい人でも負担なく使える優しい香水です。肌荒れや乾燥が気になる部分に保湿用として使用したり、ハンドクリームやリップとして使ったりと、使用方法も多様で幅広く応用できます。
手作り練り香水に必要な道具7選|その1
手作り練り香水に必要な道具①湯せん用の鍋
手作り練り香水に必要な道具の1つ目は、湯せん用の鍋です。お湯を沸かせるサイズであれば、小さい鍋でもフライパンでも、湯せん道具はなんでもいいです。また、火を使いたくないという場合は、耐熱ボウルに沸かしたお湯を入れて、それを湯せん鍋代わりにし、耐熱容器を浸して材料を溶かすという方法でも十分対応できます。
手作り練り香水に必要な道具②湯せん用のお湯
手作り練り香水に必要な道具の2つ目は、湯せん用のお湯です。お湯の温度は40度程度のぬるま湯で大丈夫です。あまり熱すぎると混ぜる際にやけどをしてしまいますし、逆にお湯の温度が低すぎると、ミツロウやシアバターなど材料がうまく溶けずまだらになってうまく作ることができません。溶けるまで念入りに混ぜましょう。
手作り練り香水に必要な道具③耐熱容器・耐熱ガラス
手作り練り香水に必要な道具の3つ目は、耐熱容器・耐熱ガラスです。シアバターやミツロウを溶かす際に耐熱容器に入れて湯せんにかける場合に使用します。急激な温度変化に耐えられるよう、容器の素材や厚みや大きさなどなるべく丈夫なものを選びましょう。また臭い移り色移りもしにくいので、他の使い道もあって便利です。
手作り練り香水に必要な道具7選|その2
手作り練り香水に必要な道具④スプーンや割りばしなど混ぜるもの
手作り練り香水に必要な道具の4つ目は、スプーンや割りばしなど混ぜる道具です。ミツロウやシアバターなどとアロマオイルなどの香料を混ぜ合わせるときに使います。混ぜやすくてあまり大きすぎず、清潔なものであれば、プラスチックスプーンや竹串、つまようじなど、混ぜられれば専用のものでなくても何でも構いません。
手作り練り香水に必要な道具⑤計量カップ・ビーカーなど注ぎ口のある容器
手作り練り香水に必要な道具の5つ目は、計量カップまたはビーカーなど注ぎ口のある容器です。ケースなどに移す場合の作業が楽になり、そのまま湯せんにかけられます。注意事項としては、容器に余った材料は紙などで拭き取ってゴミ箱へ捨ててください。排水溝の詰まりの原因になるので絶対に直接には流さないでくださいね。
手作り練り香水に必要な道具⑥クリーム用の詰め替え容器
手作り練り香水に必要な道具6つ目は、「クリーム用の詰め替え容器」です。100均などにも売ってあり、種類も豊富です。使いやすいシンプルなデザインで、化粧ポーチなどにちょうどいいサイズです。匂いがもれにくい「アルミケース」タイプや、クリアタイプのクリームジャーなど、おしゃれなデザインがたくさんあります。
手作り練り香水に必要な道具【番外編】⑦湯せん以外の方法で電子レンジ
手作り練り香水に必要な道具7つ目は、番外編として「湯せん以外の方法で電子レンジ」を使用する方法です。湯せんよりも電子レンジの方がずっと楽で、時間も短時間で作ることができます。電子レンジを使う際はレンジ対応の耐熱容器など、熱に強い容器を使用してください。安全第一で用途に合った道具を使用してくださいね。
手作り練り香水に必要な材料6選|その1
手作り練り香水に必要な材料①ワセリン
手作り練り香水に必要な材料の1つ目は、「ワセリン」です。手作りに使用する際は、薬局に売られている「白色ワセリン」や医療機関でもらう「ワセリン」などを選びましょう。「ワセリン」と表記してあっても他成分が混ざっているクリームもあるため、選ぶ際は成分をしっかりとチェックすることを忘れないようにしましょう。
手作り練り香水に必要な材料②シアバター
手作り練り香水に必要な材料の2つ目は、「シアバター」です。シアバターは「天然の保湿クリーム」として使用されることが多く、常温で固形になる特徴があります。切り傷・すり傷や、日焼け止めなどにも使用でき、香りも無臭のため自作練り香水にはとても向いています。酸化の心配もほとんどないので長期保存が可能です。
手作り練り香水に必要な材料③ミツロウ
手作り練り香水に必要な材料の3つ目は、「ミツロウ」です。ミツバチの巣を溶かしロウを採取して精製したもので、白色ミツロウは、毒性や刺激性があまりなく安全性の高い成分です。淡黄色のミツロウは不純物が混ざっている場合があります。ミツロウを選ぶ際はどちらの成分かをよくチェックしてから選んでくださいね。
手作り練り香水に必要な材料6選|その2
手作り練り香水に必要な材料④ホホバオイル
手作り練り香水に必要な材料の4つ目は、「ホホバオイル」です。ミツロウだけで練り香水を手作りすると、キャンドルのように固まってしまうため、中和剤としてホホバオイルを使用します。天然のものだと皮脂と似た成分を含むので肌になじみやすく、角質層のうるおい保持に役立ちます。熱に強く酸化しにくい特徴があります。
手作り練り香水に必要な材料⑤アロマオイルや石鹸・香水などのお好みの香り
手作り練り香水に必要な材料の5つ目は、アロマオイルや石鹸・香水などのお好みの香りの材料です。アロマオイルは香りの種類によって効能や性能がかわるので、使用目的に合わせてお好みの香りが選べるのが特徴です。石鹸を使用する場合は、ほんのり柔らかい香りが誰からも好まれる優しい香りのクリームになります。
アロマオイルの種類として、ストレスを解消やリラックスしたい時はフローラル系、沈んだ気持ちを明るくしたい時は柑橘系、イライラした気分を解消したい時はハーブ系、眠気を吹き飛ばしたい時はミント系、すっきりとフレッシュしたい時はウッディ系など、気分によって香りの種類を変えるのも手作りならではの利点ですね。
手作り練り香水に必要な材料【番外編】⑥ニベアクリーム(青缶)
手作り練り香水に必要な材料の6つ目は、番外編として「ニベアクリーム(青缶)」です。もともとハンドクリームやスキンケアクリーム・ボディクリームとして使用できる商品です。保湿成分でお肌の水分を逃がさないようにバリアし、ビタミンEやホホバオイル配合で肌に優しく、乾燥する時期にはとても優秀なクリームです。
ニベアクリーム(青缶)は美容効果や保湿効果があり、万能の全身クリームとして最近話題の美容品です。化粧水代わりに「ガッテン塗り」したり、スキンケア後にタップリと顔全体に塗って「パック」の代わりにしたり、リップの代わりに唇に塗ったりと、ボディクリームとしてはもちろん、全身保湿に使える最適なクリームです。
ニベアクリーム(青缶)はドラッグストアやスーパーなど、身近なお店で購入できるので、使いやすい商品ですね。下記でご紹介する関連記事には、そんなニベアクリーム(青缶)の活用法をたくさんご紹介する記事となっています。併せて読んでお肌のケアに活用してくださいね。
練り香水の作り方・レシピは?
自作練り香水の作り方・レシピ①ワセリンと香水を使った練り香水
自作練り香水の作り方・レシピ1つ目は、ワセリンと香水を使った練り香水です。手作りの練り香水レシピでは一番一般的な作り方です。白色ワセリンは無臭なので、オイルの香りがしっかり出て、アロマオイルの効能や香りが楽しめて保湿もできる優秀なクリームです。ワセリンにはワックス効果もあるのでヘアケアにも最適です。
- 白色ワセリン…10g
- 香水…10滴(または10プッシュ)
- クリーム用の詰め替え容器…10g用のもの1個
- スプーンや割りばしなど混ぜるもの
【材料(容量:10g)】
- 1詰め替え用クリームケースに白色ワセリン10gをスプーンまたは割りばしで移す
- 2①にお好みの香水を10滴(または10プッシュ)入れ、しっかりとよく混ぜ合わせたら完成
【作り方】
- 【第3類医薬品】白色ワセリン 500g
【おすすめの白色ワセリンはこちら】
自作練り香水の作り方・レシピ②シアバターと石鹸を使った練り香水
自作練り香水の作り方・レシピ2つ目は、シアバターと石鹸を使った練り香水です。シアバターはとても高い保湿力を持ので、ボディケアやスキンケアには最適です。お好みの石鹸の香りであれば、いつでも心地よい香りに包まれ、心から癒されるおすすめのレシピです。石鹸は多すぎるとベタベタするので少量がおすすめです。
- シアバター…10g
- お好みの石鹸(削っておく)…少量(あまり入れすぎるとベタベタ感が増すので少なめがベストです)
- クリーム用の詰め替え容器…10g用のもの1個
- 計量カップまたはビーカーなど注ぎ口のある容器
- スプーンや割りばしなど混ぜるもの
- 湯せん用のお湯
【材料(容量:10g)】
- 1計量カップまたはビーカーなど注ぎ口のある容器にシアバター10gを入れ、3~4分程湯せんにかけて全体が完全に透明になるまで混ぜながら溶かす
- 2①がよく溶けたら、削った石鹸を適量いれ、さらに混ぜてよく溶かす
- 3②が混ざり合ったら、詰め替え用クリームケースの容器に入れ替える
- 4③がしっかりと固まり固形になったら完成
【作り方】
- NAGOMI AROMA オーガニック 精製シアバター100g
【おすすめのシアバターはこちら】
練り香水の作り方・レシピ③ニベアクリームとアロマオイルを使った練り香水
練り香水の作り方・レシピ3つ目は、ニベアクリームとアロマオイルを使った練り香水です。容器に入れて混ぜるだけのとっても簡単な作り方ですが、保湿成分は十分ありますのでスキンケアやハンドクリームの代わりとして最適です。ニベアは最強コスメとして人気を集めていて、手作り練り香水以外にも活用方法が豊富です。
- ニベアクリーム…10g
- アロマオイル…10滴
- クリーム用の詰め替え容器…10g用のもの1個
- スプーンや割りばしなど混ぜるもの
【材料(容量:10g)】
- 1詰め替え用クリームケースの容器に、ニベアクリームとアロマオイルを入れ、割りばしなどでよくかき混ぜて完成
【作り方】
- NAGOMI AROMA エッセンシャルオイル お試しセット
【おすすめのアロマオイルはこちら】
練り香水は、少ない材料で意外と簡単に自作できるレシピですね。下記でご紹介する関連記事には、アロマオイルを使用したアロマワックスサシェの作り方をご紹介する記事となっています。肌につける練り香水以外にも、お部屋のフレグランスとして使えるアロマオイルを活用して、一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
手作りの練り香水でセルフリラックスを楽しんでください
いかがでしたでしょうか。手作りの練り香水の作り方やレシピ、おすすめのアロマオイルなど自作でできる練り香水をご紹介しました。一般的には肌へ直接塗る付け方で、耳の裏や首筋、手首などにつけるとほんのりと香り、心地いい空間が広がります。また、リップクリームやヘアワックスとしても使用できる万能クリームです。
香水とは違い、ほのかな香りが特徴ですので、オフィスやレストランなど、香りを気にする場所でも使用できます。風がなびくたびにふわっと優しい香りのする女性って、素敵で憧れますよね。香水はきつすぎるけど、香りを楽しみたい方には練り香水はおすすめです。自作の練り香水でセルフリラックスを楽しんでくださいね。
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