小上がりとは?便利な使い方は?
小上がりは一段高い空間のこと
小上がりとは、部屋の中にある一段高くなっている空間のことです。リビングやダイニングなどと同じ空間にありながら、別の雰囲気のスペースを設けることができます。
小上がりは、木製のケースを置くなどして一段高くしているので、マンションやアパートなどの賃貸物件でも、部屋を傷つけることなく模様替えできるという利点があります。
小上がりの便利な使い方①くつろぎスペース
小上がりを、くつろぎスペースにします。みんなが集まるリビングやダイニングは、自分の物を置きづらいですが小上がりは、同じ部屋にあるのに別の空間を作ることができるので、好みの物を置いてくつろぎのスペースにすることができます。自分好みの空間にすれば一人の時間が、もっと充実します。
小上がりの便利な使い方②収納スペース
小上がりは、収納の少ない部屋の収納スペースとして使うこともできます。部屋の隅にあふれ出した物は、ごちゃごちゃとしておしゃれではありません。そこで、部屋の隅に小上がりを一つ設けて収納スペースにしてしまいましょう。カーテンなどの目隠しや間仕切りをつければ、来客の目も気になりません。
また、小上がりの下の空間も収納として有効活用することができます。小上がりに引き出しをつけたり床下収納をつけたりすれば、小上がりの広さによっては、大容量収納できます。狭い部屋こそ小上がりを設けて空間を上手に使いこなしましょう。
小上がりの便利な使い方③畳がある和室
小上がりに畳を敷いて、和室を作ります。フローリングのリビングの一角に小上がりの和室があるだけで、がらりと雰囲気が変わります。畳の空間が一つあると、子供のお昼寝や急なお客さんをお通しするときなどに便利です。
また、まったりとくつろいだりお茶をしたりなど、日常とは少し離れた空間を演出できるので、よりリラックスをすることができます。目隠しを置けば、友達や親せきなどがお泊りする際のゲストルームとしても使うことができます。
小上がりをDIYする方法は?
小上がりをDIYする方法①カラーボックスで自作する
小上がりをDIYする方法の1つ目は、簡単で便利なカラーボックスを使った作り方です。小上がりは色々な作り方がありますが、カラーボックスを使った小上がりは、置くだけでできてしまいます。これならDIYに不慣れな方でも、思いついたらすぐに作れます。
使うカラーボックスは同じ種類の物を用意し、必要な個数のカラーボックスを並べその上に木版をのせましょう。さらにその上に好みに合わせて畳や、マットを敷けば完成です。土台のしっかりしたものが作りたい場合は、金具で固定しましょう。
また、カラーボックスの並べ方を変えるだけで、小上がりの高さと収納の方法を変えることができます。たとえばカラーボックスを横に倒して並べると高さのある小上がりになり、横から収納することができます。カラーボックスを仰向けに寝かせて並べると子供が上がり降りしやすい高さの小上がりになります。
小上がりをDIYする方法②パレットを使った作り方
小上がりをDIYする方法の2つ目は、パレットを使った自作方法です。パレットは通気性がよく、上に重ねることで高さも自在に変えることができます。作り方は、カラーボックスを使った小上がり同様にとても簡単です。パレットを床に敷き詰めるだけです。金具で固定するとより安定感が増します。
その上から、畳やマットを敷きましょう。パレットは通信販売などで手に入れることができます。大きなホームセンターなどでは、使い古したパレットを無料で譲っていただける場合があります。気になる方は一度、お店の方に聞いてみましょう。
ただし、譲り受けた中古のパレットは、そもそも廃材ですので状態が非常に悪い物があります。譲っていただく前にしっかりと、パレットの状態を確認しておいてください。また、しつこくお願いするのはお店に迷惑がかかるのでやめましょう。
小上がりをDIYする方法③ユニットを使う
小上がりをDIYする方法の3つ目は、市販のユニットを使った方法です。通信販売やネットショッピングで購入できる市販の小上がりユニットは、畳タイプやフローリングタイプ、樹脂製の畳タイプがあります。サイズも様々あるので、部屋の大きさや希望するサイズの小上がりが見つかります。
ユニットタイプの小上がりは、組み立ても簡単で女性一人でも組み立てられます。また、ユニットは必要な材料がすべてそろっているので、届けばすぐに組み立てることができるのも魅力です。
小上がりをDIYする方法④本格的な作り方
小上がりをDIYする方法4つ目は、木枠から自作する本格的な作り方です。この作り方は、こだわりがある方や細かな希望を形にしたい方におすすめしたい方法です。まず最初に、寸法を計測しましょう。小上がりを作るスペースを計測し、高さを決定します。
小上がりは、30~35センチ前後の高さで作られるのが一般的です。次に必要な材料をそろえます。骨組みになる角材。床になる合板と、固定のための金具や釘、上に敷く畳やマットが必要です。あとはサイズ通りカットして組み立てるだけです。
サイズの計測を間違えず、丁寧に作れば希望通りの小上がりを簡単に作ることができます。引き出しをつけようとすると少し技術が必要ですが、衣装ケースを入れ扉をつければ、簡単に収納スペースを設けることができます。
小上がりのDIY実例8つ
小上がりDIYの実例①キッズスコーナーにする
子供部屋を設けるのではなく、小上がりをキッズスコーナーにDIYしましょう。こうすることで、キッチンにいるときも、リビングでくつろいでいるときも、子供の様子がいつでも確認できます。また、おもちゃなどの子供の物は、ここに置くと決めておくと部屋が必要以上に散らかる心配がありません。
子供たちにとって「ここは自分たちの空間なんだ」と見た目で認識しやすいのもポイントです。子供たちにここにある物は自分たちの持ち物であると意識させ、スムーズにお片づけを促すことができるので、しつけにも役立ちます。
小上がりDIYの実例②カラーボックスなどで掘りごたつを自作する
掘りごたつ風のスペースも、小上がりならば簡単にDIYすることができます。一番簡単な掘りごたつ風の小上がりは、カラーボックスを4個を中央をあけて組み立てる作り方です。上に小さな机を置けば、すぐに小さな書斎が完成します。
また、掘りごたつ風の小上がりは「くつろぎの空間としてお座敷スペースが欲しいけれど足腰が弱っていて地べたに座るのが辛い方」などに無理のない態勢でくつろいでいただけます。
小上がりDIYの実例③ユニットをベッドととして使う
ユニットの小上がりの上にご家庭にある布団を敷けば、ベッドとしても使えます。布団を片付ければ、くつろぎのスペースや趣味のコーナーとしても使用することができます。ユニットの小上がりは床下が収納スペースになっているので用途も幅が広くて便利です。
日当たりなどの関係で、季節によって眠る部屋を変えたいときなどにも大変重宝します。ベッドとして使っていない時は、季節外れの物を収納するスペースにすれば、無駄なく有効的に使えます。
小上がりDIYの実例④畳のダイニングスペースにする
小上がりを畳やお座敷のダイニングスペースにDIYします。椅子を置かないので部屋の空間を広々と使うことができます。お子様のお昼寝コーナーとしても利用できます。また、掘りごたつを深くすれば椅子のようにも使えます。そこに仕切りを設けることで落ち着いた雰囲気のダイニングを演出することができます。
小上がりDIYの実例⑤収納を意識した小上がりを自作する
小上がりをDIYする際に、収納を意識したものを自作すると部屋がスッキリと片付きます。洗剤やティッシュ、カップ麺など生活感があり部屋の統一感がなくなってしまう日用品を小上がりの下に収納できるようにDIYしてみましょう。
こうすることで、ごちゃごちゃ感のある部屋もおしゃれな空間に作り替えることができます。部屋がスッキリしていると掃除も楽ですし急な来客があっても、片付いていなくて困ることがありません。収納を意識して、小上がりの高さを高くする場合はステップや階段も一緒に作りつけましょう。
小上がりDIYの実例⑥勉強コーナーにする
リビングに一角を小上がりにして、勉強コーナーにDIYします。一段高い位置にあるのでキッチンやリビングにいる親からも勉強している姿を、しっかりと確認することができます。
また、リビングにありながらも別の空間ですので勉強モードに切り替えやすく、集中しやすいのがポイントです。勉強コーナーにする場合は、余計な物を置かずスッキリとした空間にしておくことも大切です。間仕切りやパーテーションを使って、さらに集中できる空間を作ることも可能です。
小上がりDIYの実例⑦趣味のコーナーにする
小上がりを趣味のコーナーにDIYします。リビングの片隅で趣味の物を広げていると、散らかっているように見えますが小上がりを趣味のコーナーにすれば、そこだけは別のコーナーですので散らかっているようには見えません。それでも来客時など、人目が気になる場合は、パーテーションなどを使って目隠ししましょう。
小上がりDIYの実例⑧デッキテラスとつながる空間にする
小上がりをデッキテラスとつながる空間にしましょう。デッキテラスと地続きになっているだけで部屋が広く感じられます。晴れた日は窓を開けておくと開放的です。
友達を呼んでテラスを見ながらくつろいだり子供たちが集まって遊ぶスペースにしたり、また、窓を開放してバーベキューをするなど天気や気分によってさまざまな使い方ができます。
小上がりは可能性が無限!
小上がりは、くつろぎの空間を演出し収納を増やして暮らしをよりよくしてくれます。小上がりは必ず必要な物ではありませんが、限りある空間を有効に使い、気持ちのいい日常を送りたい方に、おすすめのスペースなのです。
ここに、小上がりを自作する際にも活躍するカラーボックスを使った収納のアイデアがあります。DIYやリメイクの仕方も同時に紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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