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卵の保存方法・仕方|使用するアイテム・物は?

卵パックのまま保存する

卵を保存する時にパックから出してしまいがちですが、卵パックのまま保存するのがおすすめです。なぜなら卵の殻にはサルモネラ菌がついている場合があるからです。サルモネラ菌は冷蔵庫内でも死ぬことはなく、体内に入ると食中毒を起こしてしまいます。

卵パックから出しておいた卵が割れると、サルモネラ菌がついた白身が冷蔵庫内に残ってしまう可能性があります。そうすると他の食品がサルモネラ菌に汚染される危険があるのです。卵パックに入れたままなら、卵が割れてもパックごと処分することができますね。そうすれば冷蔵庫内が汚染される危険も減るというわけです。

パックは反対側から開ける

卵パックは反対側から開けると便利です。通常は開けるためのテープなどがついた方向から開けてしまいますよね。しかし、その開け方だとパックのフタがパカパカ浮いてしまってきちんと閉まりません。フタが浮いていると冷蔵庫内で邪魔になりますし、卵パックの上に物を置くのも面倒です。

そこでテープを剥がさず、パックの反対側をハサミやカッターで切ってみてください。この方法だとフタがパカパカせず、しっかりと閉まってくれます。卵パックが閉まらずにイライラしていた方は、この方法を試してみることをオススメします。

卵の保存!おすすめの方法・仕方は?

卵を保存するおすすめの方法・仕方①尖ったほうを下にする

卵を保存するおすすめの方法・仕方1つ目は、尖ったほうを下にすることです。卵の白身にはリゾチームという成分があり、このリゾチームが細菌の侵入や繁殖を防いでくれています。生卵が日持ちしやすのはこのためです。

黄身はこの白身に守られているのですが、卵が古くなると白身が水っぽくなり黄身が浮いてきます。浮いた黄身が殻に触れると、気孔という穴から侵入した細菌に触れ傷みやすくなってしまいます。そこで尖ったほうを下にすると、卵の丸い方にある「気室」という空間が黄身と殻との接触を防いでくれるのです。


また、卵は衝撃に弱く黄身が動くことで劣化が早まります。丸い方を上にすることでカラザで固定されている黄身が動きにくくなり、日持ちが良くなると言われます。

卵を保存するおすすめの方法・仕方②冷蔵庫の奥に保存する

卵を保存するおすすめの方法・仕方2つ目は、冷蔵庫の奥に保存することです。冷蔵庫を開け閉めすると、外の空気によって庫内の温度が上昇してしまいます。この温度の変化で卵は傷みやすくなってしまうのです。卵を日持ちさせたいなら、冷蔵庫の温度は一定に保つ必要があります。

また冷蔵庫の開け閉めによって、その振動が卵に伝わります。卵は衝撃に弱いですから、これも傷みの原因となってしまいます。温度の変化や振動を和らげるためには、卵パックに入れたまま冷蔵庫の奥の方に保存するのがよいでしょう。

冷蔵庫の開け閉めを少なくして温度を一定にするには、冷蔵庫を整理しておくことも大切です。目的のものをすぐに取り出せれば、庫内の温度を上げずにすみますよね。冷蔵庫内をスッキリと保つ収納方法はこちらの記事に詳しく載っています。

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卵を冷凍して長期保存する方法

卵は冷凍することで長期保存することができます。殻ごと冷凍する場合は冷凍用の袋に入れてください。冷凍すると卵が膨張して殻が割れてしまいますから、庫内を汚さないためにも袋には入れておいたほうがよいでしょう。解凍する場合は、1時間ほど自然解凍をします。

卵を冷凍すると黄身がねっとりとするようになるので、生卵のようには使えませんから注意しましょう。冷凍した場合は、卵かけご飯にすると温泉卵のような感覚で食べられて美味しいそうです。生卵と同じ状態で使いたい時は溶き卵にしてから冷凍するようにしてください。冷凍した卵は約1ヶ月保存することができます。

ゆで卵を保存するおすすめの方法


ゆで卵を保存するには煮卵などにしてしまいましょう。卵に火を通すと長持ちするような気がしますが、実は生卵のときよりも日持ちしなくなります。雑菌を防いでくれるリゾチームは火を通すと効果がなくなってしまうのです。ゆで卵は常温保存をせず、かならず冷蔵庫で保存してください。

ゆで卵の保存期間は殻付きだと3日以内、殻にヒビが入っているものは2日以内、殻をむいたものは24時間以内です。ゆで卵にしてしまったら、すぐに料理するほうがよいでしょう。煮卵にすれば、1週間程度は保存できるようになります。めんつゆを使った煮卵が簡単でオススメです。

ゆで卵を作るときに、丁度よい時間をはかるのはちょっと面倒ですよね。でも100均のグッズをつかうことで、ゆで卵を作るのがグッと楽になるんです。こちらの記事ではゆで卵のほか、温泉卵や卵料理に便利なグッズを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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卵の保存方法・仕方|注意するポイントは?

卵の保存方法・仕方の注意するポイント①ドアポケットで保存しない

卵の保存方法・仕方の注意するポイント1つ目は、ドアポケットで保存しないことです。冷蔵庫の扉側には卵用のフォルダーがあるので、そこに卵を保存している人も多いでしょう。しかしドアポケットは開け閉めの時に強い振動が加わりますし、温度の変化も激しい場所です。

振動によって殻が割れたりすると、そこから細菌が侵入することになります。細菌で卵が傷むだけでなく、食中毒の原因にもなりかねません。卵はドアポケットには置かず、冷蔵庫の奥に保存するようにしましょう。

卵の保存方法・仕方の注意するポイント②水で洗わない

卵の保存方法・仕方の注意するポイント2つ目は、水で洗わないことです。卵の表面には気孔という空気を通す穴が無数に開いています。この気孔からは雑菌も侵入してしまうのですが、それをふせいでいるのが卵の表面の「クチクラ」という薄い膜です。

水洗いをするとこのクチクラが取れてしまい、雑菌が入りやすくなってしまいます。ですから水洗いは絶対しないようにしましょう。また温度変化による結露でもクチクラは取れてしまいます。冷蔵庫内の温度変化が激しい場所に置くのは避けましょう。洗ってしまった場合は、早めに食べてしまうようにしてください。


卵の保存方法・仕方の注意するポイント③冷蔵された卵は常温保存しない

卵の保存方法・仕方の注意するポイント3つ目は、冷蔵されていた卵は常温で保存しないことです。卵は通常、常温保存ができます。卵売り場でも常温で売っていることが多いですよね。ただし、冷蔵されて売られていた卵を常温保存すると、傷みが早くなる原因になってしまいます。

冷蔵されていた卵を常温にすると、表面が結露してクチクラが取れてしまうのです。卵は買った時にどんな状態だったか確認するようにしましょう。また常温保存でも、高温のところや直射日光が当たる場所ではサルモネラ菌が繁殖してしまいます。常温の場合は風通しの良い暗い場所で保存するようにしてくださいね。

卵の日持ちする期間

卵の常温保存期間は季節によって違います。12~3月の気温10℃前後の時期は約2ヶ月、4~6月・10~12月の気温23℃前後の時期は約3週間、7~9月の気温25℃以上の時期は2週間となっています。生食する場合は、どの時期でも2週間以内が良いようです。

冷蔵で保存した場合は、加熱して食べるなら冬季と同じで約2ヶ月もちます。常温保存もできる卵ですが、生食をするなら冷蔵庫で保存したほうが安心でしょう。やむを得ず常温保存するなら、なるべく早目に食べてしまうようにしてください。

新鮮な卵の選び方は?

新鮮な卵の選び方①表面がザラザラしている

新鮮な卵の選び方1つ目は、表面がザラザラしているものを選ぶことです。昔から新鮮な卵はザラザラしていると言われますね。これは古くなると卵の表面のクチクラという膜が取れてしまい、ツルツルになるせいです。採れたての卵は表面がザラザラしているのがよく分かります。

ただ最近の卵は洗浄されてから出荷されることが多く、新鮮でもデコボコしていないものが多いようです。卵がザラザラしているかどうかは、新鮮さを判断する仕方の一手段として見ておくとよいでしょう。

新鮮な卵の選び方②光に透かすと透き通って見える

新鮮な卵の選び方2つ目は、光に透かして透き通って見えるものを選ぶことです。卵は古くなると黄身の膜が破れて白身と混ざってしまいます。そのようなにごった卵は、光に透かすと暗く見えるのです。新鮮かどうか確かめるためには照明などに当てて透かしてみましょう。

お店で購入する時はパックに入っていることが多いですから、店内の照明で透かしてみるのはちょっと難しいかもしれませんね。ただ、家で保存していた卵が新鮮かどうかを確認するのには役に立ちますので、覚えておいて損はないでしょう。

新鮮な卵の選び方③水に浮かばない

新鮮な卵の選び方3つ目は、水に浮かばないものを選ぶことです。卵が古くなると炭酸ガスが発生します。このガスが気室に溜まることで、古い卵は水に浮かびやすくなるのです。新鮮なものは水に入れると横になって沈みますが、古くなるにつれて気室のある丸いほうが浮くようになってきます。

卵を購入する時に使える方法ではありませんが、家の卵の新鮮さを確認するのには便利でしょう。新鮮な卵のほうがもちろん良いですが、少し古い卵はゆで卵にした時に殻が剥きやすいというメリットがあります。卵をどう料理するかによって使い分けるとよいですね。

悪くなった卵の見分け方

悪くなった卵を見分けるには割ってみるのが一番よいでしょう。卵の黄身は古くなるほど盛り上がりが無くなってきます。また黄身が崩れて白身と混ざっているものは、悪くなっている可能性があるので食べるのは止めたほうがよいですね。その他、硫黄のような異臭がするものも腐っているので処分してしまいましょう。

卵を割る前でも、初めからヒビが入っている卵は雑菌が繁殖している可能性があります。ヒビの入った卵は処分したほうが無難です。水に入れてみて完全に浮かぶような卵も避けたほうがよいでしょう。

卵の保存方法に詳しくなろう!

卵は手軽に摂れて栄養も豊富な万能食材です。料理方法も多彩で保存もきく、便利な食べ物ですよね。以前はコレステロール値が上がるので1日1個までと言われていましたが、現在は1日2~3個食べるのが良いとされています。この記事で卵の正しい保存方法を知って、ぜひ健康のために役立ててくださいね。


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